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私立と公立学校どっちがいいの?違いやメリット・デメリットを徹底調査!
最近私立中学校を受験する子どもが増えてきています。関東などでは小学校を受験する子どもも多いようですね。
でも、「ぶっちゃけ私立と公立、どっちがいいの?」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか?
そこで、私立と公立、それぞれのメリット、デメリットを私の経験を交えて考えてみました。
これから幼稚園入園や小学校・中学校入学を控えている方の参考になるとうれしいです。
子どもに少しでもいい環境を与えたい!
子育てには不安がつきものですよね。
特に幼稚園に上がり、子どもが自分の目の届かないところに行くと、さらに不安は増します。
「けがをしないかしら」
「お友達と上手くやっていけるかしら」など、不安は尽きません。
しかも今は少子化の時代です。
昔であれば、きょうだいが多い家庭が多く、親が些細なことまで気にしている余裕はありませんでした。
しかし今は一人っ子や二人きょうだいということも多く、細かいところにまで目が行き届きやすいですし、1人にかけられる教育費の額も多くなります。
少しでも不安を解消できるように、また子どもが少しでも良い幼稚園・学校生活が送れるようにと、幼稚園選びや学校選びに熱が入る方が増えているのもうなずけます。
私立と公立の違いは「学費」だけではない
まずは、私立と公立の大きな違いをご紹介します。地域の差や幼稚園・学校ごとの差もありますので、ここでは一般的に言われている違いをまとめました。
学費は圧倒的に公立が安い
学費に関しては、公立が圧倒的に安いです。公立の場合授業料は実質ほぼ無料。(高校の場合、収入等により変わります。)給食費や教材費などの諸経費のみとなっています。
しかし私立の場合、授業料等にもお金がかかります。以下は文科省の調査による、私立幼稚園や小・中・高等学校の年間の納付金の平均額です。
平成27年度私立高等学校等の生徒等納付金平均額(年額)
区分 |
授業料(円) |
入学料(円) |
施設整備費等(円) |
合計(円) |
対前年度増減率(%) |
---|---|---|---|---|---|
幼稚園 |
270,330 |
56,151 |
33,301 |
359,782 |
2.6 |
小学校 |
426,217 |
185,990 |
193,044 |
805,251 |
0.6 |
中学校 |
409,450 |
188,228 |
185,135 |
782,813 |
0.7 |
高等学校 |
390,578 |
162,362 |
169,360 |
722,300 |
0.9 |
また私立の場合は交通機関などで通うことが多く、このほかに交通費がかかる場合もあります。
理念の有無
私立と公立では、「理念」の面でも違いがあります。
公立は平均的な教育、私立は学校により異なった個性がある
公立は、その名の通り「公の教育」なので、万人向けの平均的な教育が行われることが多いです。
一方私立は、それぞれの学校で独自の理念を持っています。
ただし最近は、公立でも中高一貫を取り入れ受験を実施する中学校も出てきています。この場合は一般の公立中学校とはまた異なります。
国立は実践校
同じ公立でも、国立の学校はまた少し違った特徴があります。
国立の学校といえば、国立大学の付属校がほとんどです。
国立の学校は、「教育研究校」としての役割が大きく、他の公立校に比べ、新しい取り組みをおこなっていることが多いようです。
私の住む北海道にも国立大学の付属の学校がありますが、質の高い先生や授業が期待できると大変人気で、受験はかなりの難関と言われています。
国立小学校は教育理論や教育手法を研究する「教育研究校」に位置づけられており、大学や教育学部の先生の研究成果としての充実した授業を受けられる。
引用元:inter-edu.com
教員の移動の有無
公立の学校の場合、教員はそれぞれの自治体の所属になっているので、数年ごとに転勤があります。
しかし私立の場合、関連校間での移動はあるかもしれませんが、基本的には移動はありません。
勉強の進度や内容
私立と公立では、勉強の内容や進度にも違いがあります。
公立の学校の場合、「どこでも同じ教育が受けられる」という考え方が基本となっているため、地域間の差はありますが、学習指導要領にのっとり同じような難易度の学習を、同じような進度で行う場合がほとんどです。(ただし、一部の国立の学校や公立の中高一貫校など例外もあります。)
しかし私立は中高一貫教育を行っているところも多く、中学入学時から大学受験を見据え、早い進度でより難しい内容をこなすことが多いようです。
また私立学校は教育課程も公立の学校とは違い、土曜日にも授業をする場合があります。
違いから考える、それぞれのメリット・デメリット
私立と公立それぞれの違いが、メリットやデメリットにつながります。
そこで、先ほどお伝えしたそれぞれの違いによるメリットやデメリットを、私の経験や周囲の友人たちから聞いた話などを交えながらご紹介します。
まずは私立のメリット・デメリットからお伝えします。
うちの子どもたちは幼稚園は私立でしたが、小・中・高は公立です。そのため私立については、周囲のママたちから聞いた話などを参考にしました。
私立学校のメリット
選ぶ学校や、考え方によってはリーズナブルなことも
私立は費用が高いと思われがちですが、学校によっては、面倒見がよく塾が一切必要ないという学校もあるようなので、公立の学校に行って塾通いをすることを考えたら、意外とリーズナブルかもしれませんね。
私立の幼稚園の場合、幼稚園カリキュラムの中で習い事に近いことを行っているところもあります。英会話などを取り入れている幼稚園もあるようです。
高校の場合は、学校で予備校の講師の授業が受けられる場合もあるそうです。
しかも高校は、特待生制度があったり、収入に応じて補助金が出たりもするので、公立に行くよりもお得な場合もあります。
北海道の私立の高校の中には、特進クラスの子は全員、授業料免除プラス毎年補助金がもらえるという学校もあります。
子どもに合う場所を選択することができる
私立の最大のメリットの一つに、さまざまな教育方針の中から、子どもに合う場所(環境)を選択できるという点があげられるのではないでしょうか?
学校によって、校風も取り組みもさまざまです。その中から、両親の考えや子どもの性格に合わせて選択できるということはとても魅力的ですよね。
子どもの性格や個性に合う考え方の場所を選択できた場合は、子どもの個性を伸ばすことができそうですね。
うちの子どもたちは幼稚園は私立だったのですが、たくさんある中から私の考え方に合い、子どもの性格にも合いそうなところを選択することできたので、親子ともども充実した幼稚園生活を送ることができました。
子どもを私立中学校に行かせた周囲のママたちの話を聞いてみても、親子ともども楽しい学校生活を送っているという方がほとんどです。
一貫性のある指導が期待できる
私立は、基本的に教員の移動がありません。そのため、指導に一貫性があり先生の責任感も強いと感じるママが多いようです。
そしていい先生と出会ったときに、公立のように途中で先生が転勤するということが少ないため、卒業まで付き合いを続けることができますし、卒業後も母校に戻るといつでもその先生に会うことができます。
息子は小学校の時の担任の先生が、今までで出会った先生の中で一番大好きなのだそうですが、公立の小学校なのでもう別の小学校に転勤しています。そのためなかなか会えないことが残念だとたびたび言っています。
「会いたい」と思ったときにいつでも大好きな先生に会いに行ける環境は、うらやましいですね。
私立のデメリット
学費が高い
私立のデメリットといえばまず挙げられるのが「教育を受ける費用が高い」ことです。我が家が私立中の受験をしなかった大きな理由の一つがこれです。
もまれることが少ない
私立の学校は、それぞれに個性がはっきりとしています。その個性を選択した生徒が集まるということは、同じようなタイプの生徒が集まる可能性が高いということです。そのためストレスが少なくすむ一方で、もまれることが少なくなります。
社会に出たら、さまざまなタイプの人間と付き合わなければならなくなります。人間関係でもまれる経験が少ないと、社会に出たときに戸惑うことがあるかもしれませんね。
また私立の良さに、面倒見がよいという点も挙げられますが、あまりに面倒見が良すぎると、自立心が育たないこともあるようです。
子どもに合わなかった場合居心地の悪さを感じる
いざ学校に入学してみたら、「思っていたのと違った」という方もいます。
その場合、私立のメリットである「学校ごとの理念」が、逆に苦痛になってしまうことがあります。
その学校の理念に賛同して入学した子がほとんどなので、親も子も「似たものどうし」が集まっていることが多いです。「合う」場合はそれが心地よく感じますが、合わない場合は自分が「異質」に感じられ、居心地の悪さを感じてしまうようです。
私の周りでも、私立中に入学したものの合わずに結局地元の中学校に戻ったり、友達とうまくいかず、不登校になってしまったりした子もいました。
公立の場合も合わない場合は苦痛を感じますが、多様なタイプの生徒や先生、保護者がいるため、クラス替えを機に環境が変化する可能性もあります。
学校に合わなかった場合のリスクは、私立の方が高いかもしれませんね。
いい意味でも悪い意味でも新しい風が入らない
伝統や理念を守ることが私立の良さではありますが、教員の移動がなく、新しい先生が入ってくることも少ないことから、学校の空気が停滞することが考えられます。
良い伝統や考え方は守るべきですが、時代にそぐわない考えや、悪い習慣は時には変えていく必要もあります。
しかし教員の移動がない環境では、なかなか新しい考えが入ってくる機会がありません。そのため学校によっては、時代にそぐわない教育を行っている場合もあるようです。
校則が厳しいことが多い
一般的に、公立よりも私立の方が校則が厳しいといわれています。
たしかに周囲の私立高校に通う子の話を聞いても、持ち物はほとんど指定ですし、制服の着方や髪型などに細かい決まりがあることも多いようです。
次に、公立のメリット・デメリットです。公立は市区町村の自治会が違う事から地域差も大きいため、筆者が住む北海道を基本にご紹介します。
公立のメリット
費用が安い
費用が安いことは、公立を選ぶ最大のメリットではないでしょうか?
私の住む地域には、受験が必要な公立中が2カ所あり、どちらも私立以上のかなりの高倍率になります。これはやはり費用面のことも大きいのではないでしょうか。
さまざまな人と触れ合える
私立とは違い、公立にはさまざまな子どもや保護者が集まっていますし、教師の考え方も十人十色です。
さまざまなタイプや考え方の人と触れ合うことで、子どもの視野を広げることができます。
うちの子どもたちは公立の小学校・中学校でした。
うちの子どもたちが通う学校は、クラスの中に障がいのある子もいて、そういう子たちをサポートするのは当たり前という雰囲気がありました。
さまざまなタイプの友人との付き合いやいろんな考えを持つ先生との関わりの中から、コミュニケーションのとり方や、助け合いの気持ちを学んだ気がします。
放課後、気軽に友人と遊ぶことができる
公立の小学校や中学校を選んだ場合、家の近所の学校に通う場合がほとんどです。そのため放課後は気軽に友人と遊ぶことができます。
うちの子どもたちも、よく公園に集合して友人と遊んでいました。
校則がゆるいことが多い
公立の学校は、私立に比べると校則がゆるいことが多いです。
北海道の場合は、公立の小学校は国立をのぞきすべて私服です。高校も、公立の高校には私服の学校があります。中学校はほとんどが制服ですが、校則はゆるい場合が多いです。
私の子どもたちが通った公立中学校は制服がありますが、持ち物などはすべて自由です。また娘の通う公立高校は私服のうえ、ほぼ校則はなく自由な校風が特徴です。
公立のデメリット
塾などにお金がかかることも
公立の場合、小学校・中学校は特にさまざまな学力層に合わせた授業を行うため、「もっと勉強をしたい」という子や、「難しくて理解できない」という子は塾に通わなければならないことがあります。
実際に、公立の学校に通っている子の多くは塾を利用しています。
うちの子が通う中学校の校区は割とのんびりしていますが、それでも中3になるころにはほとんどの子が塾を利用しています。
塾の料金を考えると、私立に行かせるのと大差なかったということもあります。
個性を生かすことができないことがある
公立の学校は、すべてにおいて「平均的」な教育を行っています。そのため個性を伸ばすことが難しいことがあります。
勉強においてもスポーツにおいても、「普通」のレベルが基準になっているため、そこから逸脱した子たちは、得意なことを学校だけでは伸ばしきれないことが考えられます。
一貫した指導が難しい
教員の入れ替わりが激しいため、一貫した指導が難しい場合があります。
例えば中学校や高校の部活では、せっかくいい先生が入りチームが強くなったとしても、転勤でその先生がいなくなった途端弱くなってしまうこともあります。
先生やクラスの当たり外れが大きい
いろいろな先生や生徒がいるため、当たり外れは大きいです。どんな環境でも対応できる子の場合は問題はないかもしれませんが、環境の変化に対応することが難しい子の場合は、つらいこともあるかもしれませんね。
娘は中2の時、クラスの雰囲気があまり良くなく「学校が楽しくない」と言っていたことがあります。いろいろなタイプの子どもたちが集まっているからこそ、当たり外れは大きくなります。
総合的に判断して選択しましょう
私立と公立には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回は、一般的によく言われていることのみを紹介しましたが、これ以外にも小さなメリット・デメリットがたくさんあります。
しかし、メリットとデメリットは表裏一体で、人によっては「メリット」と感じることも、違う人にとっては「デメリット」になることもあります。
我が家は公立の学校を選びましたが、子どもたちは「公立でよかった」と言っていますし、私もそう思っています。しかし、もし私立を選んでいたとしても、「私立でよかった」と言っていた気もします。
私立を選んだ友人は、「私立でよかった」と言います。結局は「子どもが楽しく通えること」が一番大切なのです。
子どもの幼稚園や学校を選ぶときは、子どもの性格や、それぞれの学校の特徴、私立と公立のメリットやデメリットなどを総合的に判断して選ぶことが大切です。
親の思いもあるとは思いますが、お子さんの性格に合い、楽しく通えそうな場所を選んでくださいね。
子どもたちをとりまく教育環境の変化。昔の学校と今の学校の違い
今回は、「昔と今の学校教育の違い」をテーマに幼稚園(保育園)・小学校・中学校・高校の順に子供をとりまく環境を比べてみます。地域差もあるかもしれませんが、現在小さなお子さんがいる方は、大きくなったときの参考にしてみてくださいね。
我が家には、高2の娘と中3の息子がいます。
子どもたちを、幼・小・中・高と通わせる中で、「え、昔と違う!?」と思うことが多々ありました。そこで今回は、昔と今の教育の違いを挙げてみたいと思います。
地域差もあるかもしれませんが、(筆者は札幌市に住んでいます。)
現在小さなお子さんがいる方は、お子さんが大きくなったときの参考にしてみてくださいね。
幼稚園のここが違う!
まずは、幼稚園の今と昔を比べてみましょう。
昔は近所の幼稚園に通うことがほとんど
私が幼かった頃は、近所の幼稚園に行くことがほとんどで、送迎バスが無い幼稚園もありました。幼稚園ごとのカリキュラムの違いもそれほどなかったように思います。
私が通っていた幼稚園は、家のすぐ近くでした。送迎バスがないため、子どもたちはみな徒歩で通園していました。しかも保護者の送迎がない子どもも多く、かなり遠くからくる子も、1人で歩いて通っていました。今では考えられないですよね。
多彩なプログラムがある今の幼稚園
今は、幼稚園ごとに多種多様なカリキュラムがあり、そのカリキュラムで幼稚園を選択する方も多いですよね。そのため遠くから通うことも珍しくありません。
最近では、子供の送迎が当たり前になってきて、送迎バスはどこの幼稚園にもたいてい完備されているのではないでしょうか?
また幼保一体型※と呼ばれる幼稚園が増えてきており、預かり保育が充実しているところも増えてきています。以前は働くママはそれほど多くはありませんでしたが、最近は働くママが増えてきているためです。
- 幼保一体型施設
- 保育所と幼稚園の一元化を目指す日本政府の政策によってできた施設で、幼稚園と保育園の違いをなくし、高水準の幼児教育と保育をすべての子どもたちに提供できるように目指す試みです。その他にも、近年増加傾向にある共働きの家庭でも、安心して子育てができるよう養育支援の充実などの目的もあります。ライフスタイルの多様化に合わせて、新しい形の育児環境の整備が必要とされています。
参考:幼保一元化|Wikipedia
このように、今はママのニーズや子どもの性格などに合わせて、幼稚園を選ぶことができます。また少子化のためか、先生方の面倒見も昔よりもいいような気がします。
半面、子どもの自主性や自立心は昔よりは育たなくなっているかもしれませんね。少子化により、子ども一人一人に親の目が行き届きやすいことや、昔に比べて心配な事件が増えているといったことも理由なのかもしれません。
小学校のここが違う!
学校にあがると、幼稚園以上にその違いが顕著になります。学習指導要領が数年ごとに改訂されていますし、週5日制が導入されたりもしているので違うのは当然なのですが、それだけではない違いも目立ちます。
教科の違い
まず大きく違うのが、教科の違いです。
生活科・総合的な学習の時間ができた
私たちの頃は、小1の頃から国・算・社・理の主要4教科がありました。
しかし今は、社会と理科が小2まで「生活科」となっており、全学年で「総合的な学習の時間」というものが取り入れられています。「総合的な学習の時間」は、中・高でも取り入れられています。
生活科
社会と理科を廃して設置されたため、この両者を統合して授業を行うものであると考えられがちであるが、実際は別の教科である。内容のほとんどが体験的な活動を重視しており、特に体系化された内容は含まれない。
小学校1・2年では、まだ自己中心性が強く、自分の周囲で起きた現象を、自然現象か、社会現象かを識別する能力に乏しいとするのも、生活科創設の目的である。
引用元:生活 (教科)|Wikipedia
総合的な学習の時間
総合的な学習の時間は、変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てることなどをねらいとすることから、思考力・判断力・表現力等が求められる「知識基盤社会」の時代においてますます重要な役割を果たすものである。
引用元:総合的な学習の時間|文部科学省
パソコンに触れる機会が増えた
パソコンやスマホが身近になり、授業の中でパソコンに触れる機会も多いですね。
うちの子どもたちの学校では、調べ学習の中でよくパソコンを使った検索をしていました。「総合的な学習」の一環として取り入れている学校もあるようです。
子供たちがパソコンやスマホに触れる機会が増えたため、情報モラルについて、授業の中で触れることも増えているようです。
英語の時間がある
英語に触れる機会も増えています。子どもたちの学校では、外国人の先生が定期的に来てくれて、英語のゲームなどを楽しんでいたようです。
娘の頃よりも、息子の頃のほうがより英語の時間が増えていました。今後は学習指導要領の改定により、本格的に教科として取り入れられるようですね。
授業のやり方の違い
授業のやり方にも違いがあります。
自主性を重んじる授業
私は大学生の頃、小学校の教育実習に行ったことがあります。この頃はゆとり教育の時代で、「生きる力」が重視されていました。
そのため授業は「子どもたちが受け身な授業ではなく、子どもたちから発信できる授業を作りなさい」と指導されました。最近頻繁に言われている「アクティブラーニング」のはしりですね。
私の子どもたちは、すでにゆとり教育からは転換していましたが、授業のやり方はこども主体のものでした。子どもたちが調べたり、考えたりする時間が授業の大半を占めていました。
これは、子どもたちが自分から考えたり行動したりという、「自主性」を大切にしているためです。そのためか、昔の子どもたちに比べると、自分の意見を発表することが上手な子が多かったように思います。
授業時数が多い
私たちの頃とは違い週5日制が導入されていますが、ゆとり教育からは転換されているためその分1日の授業時数が多くなっています。週当たりの5時間授業や6時間授業の回数が増えています。
危険なことはさせない
体育の授業で特に感じることですが、授業のなかで危険を伴うことが少なくなりました。
例えば、ドッチボールはドッチボール専用のやわらかいボールで行われます。
私が子どもの頃は、ほとんどの場合かたいボールが使われていました。子どもの頃、ドッチボールが嫌いだったという方も多いのでは?私もドッチボールはどちらかというと苦手でした。
しかし現在は柔らかいボールで行われるため、ドッチボールが嫌いな子は少ないようです。娘は体育が得意な方ではありませんが、ドッチボールは大好きでした。
運動会も安全性を優先するようになった
運動会も昔とは様変わりしていますね。
まず、騎馬戦のような危険を伴う競技をやらない学校が増えています。うちの子どもたちの学校は騎馬戦を行っていましたが、先生方が落ちてきた子どもを受け止められるよう、馬の後ろに待機していました。
一方で、組体操は昔よりも危険度が増している学校も一部あるようですが…。
学校によっても取り組み方に差はありますが、どの学校でも授業の中で不要なけががないように、注意を払っていることがほとんどです。
昔よりも性差を意識させず、個性を尊重する
出席番号が男女混合だったり、先生が子どもの名前を呼ぶときに皆一様に「さん」付けで呼んだりと、男女平等が意識されていると感じる場面が多々あります。
また子ども同士がお互いの違いに寛容になってきていると感じました。
例えば、うちの子どもが通っていた小学校にはハーフのお子さんが何人かいました。
私たちの時代だと、残念なことにからかいの的になることもありましたが、子どもたちの学校ではそのようなことはほとんどありませんでした。
これは、子どもたちのランドセルの色にも表れていますね。私が子どもの頃は、暗黙の了解で、女の子は赤、男の子は黒でしたが、今では皆好きな色のランドセルを背負って通学します。
私が小学生の頃よりも、個性が尊重されていると感じる場面が多く、これが違いに対する寛容さを生み出しているのかもしれません。
中学校のここが違う!
中学校は私立の中学校に行く子もいるため、小学校よりもさらに学校ごとの違いが大きいかもしれませんね。
うちの子どもたちは公立の中学校に通っていたので、公立の中学校で感じた違いについてご紹介します。
今の評価は絶対評価
私たちの頃との一番の違いは、学習評価の仕方ではないでしょうか?
私たちの頃は、成績をつけるとき、「相対評価」でつけられることがほとんどでした。しかし今はほとんどの学校で、「絶対評価」が取り入れられています。
学校や先生が示した基準をどの程度クリアしたかで成績がつくのですが、評価の基準があいまいに感じることも多く、「成績に納得いかない」という事態が発生することも。
我が家の場合は、総じて娘のほうが甘くつけられていたように感じます。絶対評価は、テストの点数以外の部分も評価に大きく関わるため、子どもの学校では、女の子の方が良い成績が取りやすいという噂が流れていました。
相対評価から絶対評価になった理由
以下は、文部科学省のWEBページにある、子どもの評価が「相対評価」から「絶対評価」に変わった理由の抜粋です。
Q 子どもの評価が「相対評価」から「絶対評価」に変わったと聞きましたが、どう変わったのですか、また、その理由は何ですか。
A 新学習指導要領においては、基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを重視していることから、
(中略)
「集団に準拠した評価」(いわゆる相対評価)から、「目標に準拠した評価」(いわゆる絶対評価)に改めたところです。
引用元:良くある質問|文部科学省
要約すると、「自主性や個性を重視」する学習の成果を、正しく評価するために「集団と比べて優劣を付ける方法(相対評価)」ではなく「個人が目標をどれだけ達成できたか(絶対評価)」が採用されたということでしょうか。
評価の方法が変わったのは、根本の学習が変わったからと言えます。
今の中学校は校則が昔と比べてゆるい
これは学校差や地域差も大きいとは思いますが、私が通っていた中学校は校則がとても厳しかったです。
持ち物はすべて決められていましたし、コートの色なども指定されていました。
また周囲の中学校も、校則の厳しい学校が多かったように思います。
子どもたちの中学校は、持ち物などはほぼ自由です。
制服の着方に関しても、それほどうるさく言われることはありません。昔よく見た理不尽な校則もありません。
色とりどりのカバンをもって学校に通う子どもたちを見ていると、うらやましく感じます。
「個性を尊重する」という風潮から、このような傾向にあるのかもしれませんね。
授業のやり方や内容が違う
小学校と同様、私が中学生の頃とは授業の内容ややり方にも違いがあります。
体育は男女平等に
体育では、女子も柔道の授業があったり、男子もダンスの授業があったりなど、男女平等が意識されていると感じます。
パソコンに触れる機会が多い
中学校でも小学校同様パソコンに触れる機会が多く、技術の授業の中で、パソコンの使い方を習います。
また子どもたちの学校では委員会活動で作成するプリント類も、すべて学校のパソコンを使って作成していました。
息子が体育委員長だったのですが、前の委員長からパソコンのUSBメモリーを引き継ぎ、それをもとにプリントを作成していました。便利な時代になりましたね。
英語はコミュニケーション重視
英語の授業では私の頃よりもコミュニケーションが重視されており、外国人の先生との授業が定期的におこなわれています。
部活動の種類が昔よりも少ない
少子化の影響もあり、部活動の種類が少なくなっており、部活動に入らない子も増えています。
またサッカーや野球などは、昔は部活動で行うのが当たり前でしたが、今ではたとえ学校の部活動にあったとしても、クラブチームを選ぶという子も多いです。
うちは、娘は吹奏楽部に入っていましたが、息子は習い事が忙しく部活には入りませんでした。部活に入っていないことで困ったことになるということは、特にありませんでした。
高校のここが違う!
高校は義務教育ではないため、学校ごとの違いがかなり大きいのですが、どの高校も共通するのが、小学校・中学校同様授業の内容や、やり方の違いです。
その中でも昔と大きく違うと感じたのが、以下の教科です。
英語はコミュニケーションが中心に
中学校同様以前のような文法中心ではなく、コミュニケーション中心の英語に転換してきているようです。
娘の学校では、英語を使って自分の意見を述べたり、外国人の先生と会話をするテストなどもあるそうです。
家庭科は男子も一緒に
私の頃は、男子は家庭科をしていませんでした。今は女子と一緒に調理実習などをするそうです。
「男子が使えなさ過ぎてウケる」とよく娘が言っていました。男子と一緒のグループで調理実習をするのは、なかなか新鮮で楽しいそうです。
情報の授業でパソコンを
私の時にはなかった情報の授業というものがあり、パソコンの使い方を学びます。娘は授業の中でパワーポイントで資料を作ったそうです。
学校により取り組み方は違います。
体育は男女一緒に
娘の学校では、女子と男子が一緒に体育の授業をします。授業内容は選択制で、時間ごとに好きな種目を選択しているようです。
私の頃は男子と女子はまったく別のカリキュラムでしたし、種目も皆同じものを取り組んでいました。
習い事も様変わり
人気の習い事も昔と今では様変わりしています。
私たちの頃は、習い事といえばピアノや習字、そろばんくらいでした。そもそも習い事をしている子自体がそんなに多くはなかったですよね。
しかし、今では習い事の種類も多いですし、ほとんどの子が何らかの習い事をしています。
定番は授業に役立つ習い事
私の子どもたちの周りでよく聞く習い事は、
- 体操
- 水泳
- 英会話
- ピアノ
- 公文
などです。「授業中に困らないように」と始めさせることが多いようです。
そのため水泳や体操は、ある程度できるようになったら辞めるという子も多いです。
ダンスが授業に取り入れられるようになり、ダンスを習う子も増えました。
うちの子どもたちは授業に取り入れられる以前からダンスを習っていましたが、授業に取り入れられるようになってから、明らかに教室に通う子の数が増えています。
将来を見据えた習い事も
日常生活のIT化により、最近はプログラミング教室なども人気を集めています。
将来の就職などを見据え、小さなうちからパソコンに親しませるだけではなく、プログラミングもできるようにしておこうと考えるママが増えているようですね。
また大きくなったらスポーツ選手にしたいとか、ピアニストにしたいなど、子どもに夢を託し、小さいうちから習い事を始めさせるママも多いようです。
昔と今の違いを楽しんで
私たちの時代と今の子どもたちの時代では、生活スタイルの違いはもちろん教育環境も様変わりしています。
私も最初は戸惑うことが多かったのですが、子どもたちが大きくなった今では「え、今ってそんななの?」と子どもたちと会話をしながら違いを楽しむようになりました。
教育に対する考え方も変化しており、「本当に大丈夫?」と時折不安になることもありますが、時代に合わせて親の考え方も柔軟に変化させる必要があるのかもしれませんね。
これからも、生活環境、教育環境ともにどんどん変化していくことが考えられます。
昔の考え方のいいところを残しつつ、その時その時の違いの変化を楽しんでみてくださいね。
100均グッズを使った収納アイデア。子どもがいても片付け楽々♪
「部屋が片付かなくてイライラする!」なんていうことはありませんか?
特に子どもがいると時間が無くて、なかなか片づけがはかどらないということも多いのではないでしょうか?
そんな時、上手な収納に役立つのが100均グッズ。100均なら便利なものからおしゃれなものまでさまざまな便利グッズがプチプラで購入できます。そこで今回は、100均グッズを使った収納例をご紹介します。
部屋をスッキリしたい!
子どもがいるお家の収納は、
- 時間がないときでもすぐに片づけられる
- 出しやすい
- ものがたくさん入る
などがポイントです。
そのためにはデッドスペースをうまく活用したり、わかりやすく分類して片づけることが重要です。
片づけをスムーズに進めるために
部屋の片づけをスムーズに進めるためには、まずは片づけたい場所のものをすべて外に出しましょう。
出したものは、要るものと要らないものに分け、要るものをさらに同じ種類ごとに分類します。
片づけをするときは、狭い範囲ごとに少しずつ終わらせていきましょう。
例えば、「今日はこの棚の引き出しだけを片づける」という風に、1日1カ所ずつと決めて取り組むと、無理なく取り組めますよ。
子ども部屋の収納は、子どもが片づけやすいように
子ども部屋の収納は、子どもが自分でお片づけをしやすいことがポイントになります。
子どもが自分でお片づけができるようにするためには、物が取り出しやすいということが大切です。
どこに何が入っているのかわかりやすく、ワンアクション(ふたを開けるだけ・棚を引くだけ)で取り出すことができると小さな子どもでもスムーズに必要なものを取り出すことができますよね。
ものが取り出しやすいということは、しまいやすさにもつながります。
子どものお片付けの習慣づけにも効果的ですよ。
では「子どもが片づけやすい収納」の例を、ポイントごとにご紹介しましょう。
子供の年齢に合わせた収納方法を
子どもの年齢により、よく使うものが変わります。
小さなころはおもちゃの収納が中心になりますが、小学校入学を境におもちゃの量は減り、その種類も変化します。
文房具や参考書類などが増え、おもちゃの収納に加え学習机周りの収納にも頭を悩ませるのではないでしょうか?
また年齢によってできることも変化します。
小さなうちは大雑把にしまうことで精いっぱいですが、大きくなるにつれて、細かい分類をしながら片づけることも可能になります。
子どものできることを考慮しながら収納方法を考えることが大切です。
小さい子どものおもちゃの収納例
子どもが小さいうちは、大きなかごをつかってポンポン入れられるような収納がおすすめです。写真のように取っ手の付いたかごを使えば持ち運びにも便利です。
子ども部屋以外の場所で遊びたいときも、かごごとおもちゃを移動させることができるので場所を選びません。
子どもが大きくなって来たら、少しずつおもちゃを種類ごとに分けるようにしましょう。
こちらはダイソーのランドリーボックス。さまざまな大きさがあるので、おもちゃの量や種類によって使い分けることができます。
見た目もおしゃれなので、無造作に置いておくだけでもステキに見えますね。
幼稚園までの子どものおもちゃの収納例
子どもが大きくなってくると、おもちゃの種類が増えそれぞれのおもちゃの細かいパーツも増えていきます。
大雑把にしまうとどこに何があるのかわからなくなってしまい、おもちゃ箱をすべてひっくり返さなければならなくなることも。
そうならないためにも、おもちゃを種類ごとに分けて収納することが大切です。
その際便利なのが100均のプラスチックのかご。
大きさもさまざまなものがあるので、棚の大きさに合わせてかごを選択するとすっきりと収納することができますね。
おままごとセットの収納には、キッチンなどに見立てた場所を作り、そこに細かいパーツを収納するのも楽しくてかわいいアイデアです。
子どもの想像力を掻き立て遊びながらお片付けもできるので、自然とお片付けの習慣がつきそうですね。
小学生以上の子どもの収納例
100均のブリキバケツとS字フックを組み合わせた技ありアイデアです。学習机のそばに引っ掛けておけば、いつでも使えますし、どこに何が入っているのかわかりやすいのでさっと取り出すことができますね。
特に大きくなるにしたがって使う文房具の種類が増えますし、カラーペンなどを使うことも増えます。
これならいくら増えてもごちゃごちゃせずにすっきり収納することができますね。
教科書の収納は、教科ごとに使うものをまとめて収納するのがおすすめです。
こうしておくと準備がしやすいですし、忘れ物も少なくなりそうですね。
ちなみに上の収納で使われているものがこちらです。
持ち出しフォルダ(PLUS)|楽天市場
100均の商品ではありませんが、1つ98円で購入できます。
プリント類の整理にも使えそうですね。
中身をわかりやすく
いくらジャンルごとに分けてわかりやすくしたとしても、中身が一目でわからないと子どもはお片付けの意欲をそがれてしまいます。
子どものものをジャンルごとに分けたら、中身がわかりやすいように収納しましょう。
ジャンルごとに分ける作業は、子どもに手伝ってもらいましょう。
自分で分けることでよりわかりやすくなりますし、片づけのやる気もアップするかもしれません。
ラベルをつけてわかりやすく
この引き出しは、100均のプラスチックのかごの前面に板を貼ってリメイクしたものです。
ジャンルごとに分けて、ステンシルなどで文字と絵をつけています。
絵も一緒に添えてあるとまだ字が読めない子どもでもわかりやすいですね。
子ども部屋が無く、おもちゃを居間などに置いている場合は一目でおもちゃだとわかるよりも、中身が見えないほうが居間の雰囲気を壊さずに済むためおすすめです。
わかりやすさを重視するなら、ラベルを写真にすると小さい子どもにはよりわかりやすいです。
中身が見えやすくする
透明なかごなどに入れて中身が見えやすいようにすると、ラベルなど貼らなくても一目で何が入っているかわかりますね。
写真のように透明の容器にすべてのおもちゃをいれて棚に並べて収納すると、容器の奥まで一目で見えるので、何がどこに入っているのかがすぐにわかります。
ふた付きの容器を使うと重ねて収納できるため、無駄な空間を作らずすっきりと収納できますね。
棚をDIYするのもおすすめです。
写真の棚は、すのこに突っ張り棒を組み合わせてかごが斜めになるようにしています。
すべての材料が100均で購入可能です。
かごが斜めになっていると中身が見えやすいですし、ものも取り出しやすいですね。
衣類の収納は出しやすく
皆さん頭を悩ませる収納の一つに「衣類の収納」があります。
洋服はしまい方を間違えると、着たい洋服がどこにあるのか見つからず、探しているうちにぐちゃぐちゃになってしまいます。
また季節が変わるたびにやらなければならない衣替えも面倒ですよね。
衣類の収納は、時間や手間がかかることが多いですよね。
衣類はどこに何があるのかすぐにわかり出しやすい収納にすると、時間をかけずに片づけることができます。
デッドスペースを作らない
デッドスペースがあると、おのずと収納できるスペースも少なくなってしまいます。
空間をうまく使って収納場所を増やすと、たくさんの衣類を無駄なく収納することができますよ。
収納スペースに余裕があると衣類を出すときも出しやすいですし、何がどこにあるのかわかりやすくなりますね。
壁をうまく使って収納スペースを増やす
壁にはデッドスペースがたくさんあり、それをうまく利用すると収納場所を増やすことが可能です。
100均に行くとスチール製のかごやネットなどがあります。それを壁にくっつけることで収納場所にすることが可能です。
ウォークインクローゼットの中も、これでいつでもすっきり保つことができますね。
壁収納には、ワイヤーネットが役立ちます。
ワイヤーネットを使うと、壁をあまり傷つけずに収納場所を作ることが可能です。
帽子類は、しまい方を間違えると形が崩れてしまいます。
ワイヤーネットを使って壁にかけて収納すると、型崩れもしませんし、もともとデッドスペースだったところを利用しているため場所も取りません。
どこに何があるのかも一目でわかりやすいですね。
インテリアの役割もしてくれて、お部屋がおしゃれな雰囲気にもなりますね。
S字フックをうまく使って
S字フックは長さを変えて段差をつけると厚みが少なくなりたくさん収納することができます。
またどこに何があるのか見やすくもなりますよ。
S字フックにクリップが付いた便利グッズもあります。
アイデア次第でデッドスペース収納に役立ちますね。
かごや箱を使って小分けに収納
かごや箱を使って小分けに収納することで衣類が取り出しやすくなりますし、衣替えの時は箱ごと出し入れができるので手間もいりません。
衣類の種類や使う季節ごとに分類して箱にしまい、そのまま棚などに収納できるのでタンスも不要です。
タンスを購入するとなるとお金がかかりますが、箱を入れておくならカラーボックスなどでも十分に代用できます。お金もかからず手軽に収納できるのでおすすめです。
こちらはダイソーのスクエアボックスにインデックスステッカーを貼った収納です。
スクエアボックスはサイズが数種類あり、用途に応じて大きさを選択することができます。
ふたがついているのでほこりなども入らないですし、重ねて置いておくこともできます。
プラスチックの衣装ケースよりも小分けにできますし、見た目もおしゃれです。
衣替えもケースごと移動するだけでできますので楽ちんですね。
100均にはさまざまな種類のふた付きのペーパーボックスがあります。
これに衣類を入れて収納するのもおすすめです。
紙製なので直接中に何が入っているのか記入しておくことができますし、ふたがついているので衣替えの時にこのまま入れ替えることも可能です。
たたみ方やしまい方を工夫して取り出しやすく
タンスに洋服をしまうと、どこに何があるかわからなくなってしまうことがあります。
そんな時は少したたみ方を工夫すると、どこに何があるのかわかりやすくなり取り出しやすくなりますよ。
しまう場所やしまうものによって適したたたみ方は変わります。
便利なしまい方やたたみ方の例をご紹介します。
よく使うものは取り出しやすく
Tシャツや下着など、よく使うものは丸めて立てておくとしまいやすく取り出しやすいです。
こちらは100均のファイルケースに小さく丸めて収納しています。
これなら一目で何がどこに入っているかわかりやすいですね。
棚に並べておくこともできますし、衣装ケースの中などにそのまましまうことも可能です。
しわになりやすいものはファイルケースに収納
しわが付きやすい洋服はハンガーにかけておく方が多いのですが、着る機会の少ない服は、ファイルケースを使って収納すると、しわにならずに収納することができます。
重ねて収納することもできるため、収納場所にも困りません。
Yシャツも、ファイルケースでの収納がおすすめです。
Yシャツに合うネクタイもセットで収納しておくと、準備に時間がかかりませんね。
出張などの際はこのままスーツケースに入れて持ち運ぶことができ便利です。
タンスの中は小さく仕切って
タンスの中に洋服を入れるときは、中を小さく仕切って入れるとすっきり収納できます。
牛乳パックや100均の小さなかごなどで区切るのもおすすめです。
洋服は小さく丸めて立てて入れるようにしましょう。
重ねて入れると、何がどこに入っているのかわかりにくく取り出しにくいため、すぐにぐちゃぐちゃになってしまいます。
タンスの中を突っ張り棒で区切っています。
斬新ですが良いアイデアですね。
キッチンの収納は、使うものと使わないものを分けて
キッチンは、狭い場所にたくさんのものを収納しなければなりません。
効率よく収納するためには、よく使うものとあまり使わないものは収納の仕方を変えると効果的です。
よく使うものはすぐに取り出せるように壁などを使って見せる収納をし、あまり使わないものはシンクの下や棚の中などにしまいましょう。
見せる収納は、壁を使って取り出しやすく
壁にすのこを2枚重ねたものを立てかけて、収納に使っています。
すのこの隙間にふきんをしまったり、すのこにフックや棚などを取り付けて調味料やキッチンツールなどを収納したりと、アイデアが広がりますね。
レンジ周りにステンレス部分がある場合は、マグネットを使った収納がおすすめです。
調味料のふたにマグネットを取り付けてステンレス部分にくっつけておくと、すぐに取り出せますし置き場所も取らないのでおすすめです。
調理に使うものは、すぐに手の届く場所に収納すると使いやすいですね。
また見えるところに収納するとしまいやすいので、散らかることを防ぐこともできますよ。
100均のワイヤーネットなら、S字フックを引っかけておくだけで見せる収納場所を簡単に作ることができます。
100均の容器を使ってすっきり収納
見えない場所の収納は、細かく仕切って収納すると何がどこにあるかわかりやすく、乱雑になりにくいです。
100均のプラスチックのかごや容器はいろいろな形や大きさのものがあります。
棚の大きさや入れるものなどによって使い分けることができるので、収納に大変便利ですよ。
100均の、冷蔵庫用の仕分けケースや、ファイルケースを使い、お皿を収納しています。
お皿を食器棚に重ねて収納している方も多いですよね?
でもお皿を重ねると取り出しにくいですし、地震などが来た時に心配です。
このように縦に収納すると、さっと取り出しやすいですし、しまうときも簡単ですよね。
100均のかごにカトラリーを分類してしまっています。
タグに種類が書いてあるので、中身が見えなくてもわかりやすいですね。
キッチン周りがおしゃれな雰囲気になる、ステキなアイデアですね。
100均の積み重ねボックスは、収納にとっても便利です。
重ねておいておくこともできますし、このようにしきりに使うこともできます。
冷蔵庫の整理にも使えそうです。
どこに何があるのかわかりやすいので、食品の使い忘れも少なくなりそうですね。
100均グッズをうまく使ってデッドスペースを有効活用
キッチン周りの収納棚などは、一つ一つの収納場所が大きいことが多く、デッドスペースが生まれがちです。
でも100均のグッズを上手に使うと、デッドスペースを作らずに、たくさんのものを収納することができますよ。
100均のワイヤーネットを使ってシンク下に料理本を収納する場所を作っています。
料理本をしまう場所って意外と頭を悩ませますよね。
これなら使いたいときにすぐに取り出せますね。
つっかえ棒とかごを使って、棚の上部のデットスペースに収納場所を作っています。
斜めになっているためものが取り出しやすいですし、中身も見えやすいですね。
棚の下のスペースは、100均のつりかごを利用すると、ラップなどの収納に便利です。
100均グッズを活用してお家をスッキリと
いかがでしたか?
すぐにまねできるアイデアばかりでしたね。
今回ご紹介したアイデアを参考に、オリジナルの収納術を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
100均に行った際に収納グッズを探してみてはいかかでしょうか?
大掃除のついでに、ぜひ100均グッズでお家の中のものもスッキリ片づけてみてくださいね。
我が家の子どもたちもぶつかった、中1を悩ます「2学期の壁」
最近ネットサーフィンをしている中で気になる言葉を発見しました。 それが、「中1の2学期の壁」という言葉です。 「中1の壁」は良く聞きますが、「中1の2学期の壁」という言葉は初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、「中1の2学期の壁」の原因や対処法についてご紹介します。
中1を悩ます2学期の壁とは?
中1ギャップ・中1の壁という言葉は、中学生のお子さんをお持ちの方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
中1の壁は、小学校生活と中学校生活との違いになかなか対応できない状態のことを言います。
中学校は小学校と比べると自由が少なくなりますし、勉強も大変になります。また部活動が始まったり、先輩との付き合い方も小学校とは変わったりなど、学校生活が大きく変化します。
これらすべての変化になじむことはなかなか大変なことで、この状態をこじらせると、不登校になってしまうこともあります。
うちの子どもたちは「中1の壁」と言えるほどのことはありませんでしたが、完全に中学校の生活に慣れるまでには時間がかかりました。
では、中1の2学期の壁とはどのような状態をいうのでしょうか?
中学1年生の2学期にそびえ立つ勉強の壁
中学生になると、小学生の頃よりも勉強がぐっと難しくなります。それでも1学期まではまだ序の口。本格的に勉強が難しくなってくるのは2学期からです。
2学期になると、小学校の頃にそこそこ成績が良かった子どもたちでも、成績がガクッと落ちることがあります。
これを「中1の2学期の壁」と呼ぶのです。
中1の壁の一種として扱われることも多いようです。
この現象は、 2013年の「AERA」の記事で特集され広く知れ渡りました。
ベネッセ教育総合研究所調査によると「できるはずの中1」が2学期を境に学習面で苦しむケースが多いことが明らかになった。
「中学に入って最初の夏休みに中だるみをしてしまうのと、2学期にあらゆる教科で難易度が高まることが原因と思われます」(主任研究員・樋口健さん)
私はこの記事を最近ネットで読んだのですが、これを見たとき、「あ、うちの子どもたちだ」と思いました。
当時「中1の2学期の壁」なんていう言葉は知らなかったのですが、今思い返してみると思い当たる節がたくさんあります。
うちの子どもたちはなんとか壁を乗り越えることができたようですし、周りの子どもたちの中にも壁にぶち当たったものの乗り越えることができた子もいました。
ではこの2学期の壁は、どうして起こるのでしょうか?また、どのようにすると乗り越えることができるのでしょうか?
私の子どもたちの経験も交えながらご紹介します。
中1の2学期の壁の原因
中1の2学期の壁は、主に学習面がうまくいかないことを指しています。
実はうちの子どもたちも、小学校の頃は勉強がわからずに困るということはありませんでした。塾などにもいっていませんでしたし、家で勉強をすることもほとんどありませんでした。
そんなうちの子どもたちの成績がガクッと下がったのはやはり中1の2学期でした。
では2学期の壁の原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか?
1. 学習の内容が難しくなる
中一の2学期の壁の原因に、まず一番に上げられるのが、学習の内容が難しくなることです。
小学校の頃の勉強はそれほど難しいものはなく、授業中に理解できるものばかりでした。しかし中学校に入ると教科書が厚くなり、一つの教科で勉強をする内容が増えます。
しかも小学校では無かった「英語」が増えます。(2016年現在)
うちの娘の場合はこの英語が曲者でした。
英語を習ったこともありませんでしたし、小学校での英語学習もまだそれほど盛んではなかったため、中学校でほぼ初めて英語に触れたのです。
それでも1学期は単語を覚える程度だったためまだ何とかなりましたが、2学期になると内容が本格的になり、定期テストの範囲もさらに広くなったためなかなか対応できず悩んでいました。
質問しにくい授業環境
小学生の頃は、わからないことがあっても授業中に質問がすぐにできる雰囲気だったため、その場ですぐに解決することができました。しかし中学校に入ると先生が一方的に進める授業が多く、なかなか授業中に質問をすることができません。
教科ごとに先生が変わる中学校のシステムは、先生に慣れるまでに時間がかかるため、個人的に先生に質問をしに行くのも気が引けることが多かったようです。
うちの娘と同様に、中学校での学習内容に戸惑う子どもは多いようです。
2. 授業だけでわかった気になってしまう
学習内容をしっかりと理解していないということに、子ども自身が気が付いていないという場合もあります。
これはまさに息子がそうでした。
小学校では成績が良かったのに・・・
息子は小学生の頃は、授業中にすべて学習内容を理解できていました。
といっても小学校のテストは簡単だったため、本当に理解していたのかどうかは定かではありません。それほど悪い点数を取ってきたことはなかったため私も安心しきっていましたし、特に勉強を促したこともありませんでした。
それが中1の2学期にかなり成績が落ちてしまったのです。
息子自身もこの結果には大変ショックを受けていました。
自分では「理解している」と思っていたのに、実はわかっていなかったということがテストを通して突き付けられたのです。
授業中の先生の話は理解できたとしても、家庭学習をしていないため頭の中には入っていない状態だったのですね。
うちの息子のように、小学校の頃に勉強をあまりしていなかったけれど特に困ったことはなかったという子は、学習内容を理解したつもりになりやすいかもしれません。
3. 家庭学習の習慣がついていない
中学生になると学習の内容が増えるため、学校での演習の時間がなかなか取れません。
小学校では授業中にある程度は演習の時間をとってくれていました。先ほども述べたように、うちの子どもたちは家庭学習をせずに何とかなっていました。
そのため「家庭学習をする」という習慣がついていませんでした。
しかし中学生になると、家庭学習なしでは理解を定着させることは難しくなります。
また中学校の定期テストは範囲が広いため、テスト前に少し勉強をしたぐらいではなかなか点数を取ることは難しくなります。
子どもに家庭学習の習慣をつけることは、中学校での学習には不可欠なのです。
4. 定期テストの対策がうまくいかない
家庭学習をしていたとしても、定期テストの対策の仕方がわからずにテストの成績が落ちてしまうことも良くあります。
うちの娘はまじめな性格なので、中学校に入ってから家庭学習をするようになりました。
しかし今まで勉強をしたことが無かったため、どのように勉強をしたら良いのかわからなかったようでした。
特に定期テストは範囲も広く、どこから手を付けて良いのかわからない状態でした。
一方息子は要領が良く、勉強の仕方はわかったようでしたが、毎日コツコツやっていないためテストの日までに範囲内の勉強が終わらない状態でした。
それでも1学期は範囲もそれほど広くないですし、内容もまだ難しくはないので2人とも大丈夫だったのですが、2学期になるとテストの範囲も広くなりますし、内容も難しくなります。
小学校のテストは単元ごとに行いますので範囲が狭く、しかも学習内容が記憶に残っているうちにテストが行われます。
範囲の広い中学校のテストには、なかなか対応できなかったようです。
壁を乗り越えるカギは、親のかかわり方
では、この「中1の2学期の壁」を乗り越えるためにはどのようにすると良いのでしょうか?
実は保護者がかかわり方を変えることで、2学期の壁を乗り越えるきっかけになることがあります。
「勉強は学校でやるもの」と考え、子どもの学習に興味を持たない方も多いかもしれませんね。
実は私もそうでした。
元気に学校に行っているし、テストでもそれほど悪い点数を取ってこないからそれでいいと思っていました。
しかし子どもの学習に親が関わることは、子どもの意欲を向上させるためには欠かせないようです。
だからと言って、子どもの成績にのみ言及するのはNG。
私は子どもが良い点数を取ってきたときだけ「すごいね!」とほめていたのですが、これもあまり良くなかったようですね。
かといって「勉強しなさい」とガミガミ言うのではさらにやる気が失われてしまいます。
では、親はどのように関われば子どもの学習意欲を高めることができるのでしょうか?
目標を決め、達成までの行動を具体的に示す
子どもの学習の意欲を高めるために親ができることの一つに、「やらなければならないことを具体的にする」ということがあります。
「やりなさい」とただ指示をするだけでは、子どもは何をすればよいのかわからずただ「うるさいな」と感じるだけです。
どうせ「やりなさい」というのであれば、何をどれだけやればよいのかを具体的に示すほうが効果的です。
そのためにはまずは子どもに目標を設定させることです。
子どもの意見を尊重しながら行動計画を一緒に考える
そして次に、目標を達成するためには、何をどれだけやればよいのかを決めます。
例えば次の定期テストに向けての目標を子どもに聞き、それを実現させるためには具体的にどの教科をどれくらい、どのようなやり方でやればよいのかを子どもと確認します。
ここで大切なのが、きっかけ作りは親が行いますが、やり方を決めるときは子どもの意見を大切にするということです。
親にやらされることよりも、自分で決めたことの方がやる気が出そうですよね。
着かず離れずで見守ってあげる
そして行動を具現化した後は、やるかやらないかはなるべく本人に任せましょう。
放任しすぎず、過干渉せず、ちょうどよい距離感でサポートをすることが大切なのかもしれませんね。
自分で問題を解決する力を身につける
小学生のころまでは、なんとなく授業の内容を暗記していれば解けるようなテストが多かったかもしれませんが、中学校に上がると、深く理解し考える力が必要になってきます。
中学生になると、自分で考えて問題を解決する力を身につけることが重要になるのです。
そしてこの力を身につけることで自分の課題を自分で見つけることができるようになり、学習意欲の向上にもつながります。
この問題解決の能力を向上させるために親にもできることがあります。
以下に例を挙げてみたので、参考にしてみてくださいね。
「今日はどんな勉強をしたの?」と子どもに質問をする
今日の学習内容を思い出して自分の言葉で伝えることで、問題解決能力が高まるのだそうです。
これならすぐにでも実践できそうですね。
会話の中に出てきた事柄に対して、質問する
子どもと会話をする中で、さりげなく「それはどうしてそうなるの?」と質問し、子どもに考える機会を頻繁に与えるようにしましょう。
答えが合っているかどうかではなく、問題に対して考えることが大切です。
これを繰り返すことで、自分で考える習慣がつくようです。
聞かれたことに対してすぐに答えない
「この漢字ってなんだっけ?」などと子どもに聞かれること、ありますよね?
そういう時はすぐには教えず、まずは「調べてみようか?」などと促してみてください。
その際どうすれば調べられるか、子どもと一緒に確認するとより効果的です。
間違いを指摘するのではなく、間違えなくなる方法を一緒に考える
間違いを指摘したところで間違いがなくなるわけではありません。次にどうすれば間違いがなくなるのか、一緒に考えることが大切です。
うちの息子は計算ミスが多いのですが、責めても仕方がないので、息子に「計算ミスが多いのはどうすれば治るのかな?」と聞いてみました。
すると、「見直しをすればいいけど、見直しをする時間がないんだよね。」と。
そこで、「じゃ、早く解くことができればいいのかな?」と聞くと、「そうだよね」と返ってきました。
そこで一緒に、問題を早く解けるようになる方法を考えました。
今はそれを実行している最中なのですが、少しずつ計算ミスが少なくなってきています。
塾にお任せしたほうが良い場合も
うちの子どもたちは中1の2学期の壁を乗り越えることができたのですが、うちの場合は恥ずかしながら親の力ではどうにもならず、塾にお任せしました。
その当時子どもたちは思春期真っただ中で親の言うことに聞く耳を持たない時期でしたし、「勉強がわからない」と聞いてきたにもかかわらず、教えると怒るということを繰り返していたためです。
中学生は難しい時期です。
親とは口もきかないというお子さんもいることでしょう。
そんなときは潔く塾にお任せするのも良い方法かもしれません。
では、塾を選ぶときにどのような点に気を付けると良いのでしょうか?
うちの子どもたちを例にあげてご紹介します。
子どもに合うやり方の塾を選ぶ
子どもたちの塾選びをした際、私が重視した点は、まず子どもたちの性格に合うやり方の塾を選ぶということです。
塾には主に「集団指導」と「個別指導」があり、それぞれにメリットデメリットがあり、子どもの性格により向き不向きがあります。
集団指導塾の特徴
集団指導塾の最大の魅力は、「レベルの高い授業内容」にあります。
さらに受験指導に関する豊富な情報とノウハウも魅力です。
集団で行うため、周りの子どもたちと切磋琢磨しあえるというメリットもあります。
しかし集団授業がメインなので、そこについていけない子どもは結局置いてけぼりになってしまうことも。
集団指導の塾は、一定の学習内容を理解する力があり、今以上の成績向上を目指したい子どもに向いています。
性格的には負けん気が強く、周囲との競争でモチベーションが上がるタイプは集団指導塾向きです。
個別指導塾の特徴
個別指導塾は、マンツーマンや、多くても2~3人に先生一人が付く形で進めていくため、オーダーメイド式の指導が受けられる点が最大の魅力です。
わからないままに授業が進んでしまうということもありませんし、わからないことはすぐに質問することができます。
しかし、塾によってはアルバイト講師が教えていたり、行くたびに違う講師がついたりする場合もあり、質は塾によってまちまちです。
個別指導塾は、部活で忙しい子どもや勉強が苦手な子ども、勉強の意欲が少ない子ども、勉強の計画を自分で立てることが苦手な子どもにおすすめです。
性格的にはマイペースな子どものほうが、個別指導塾に向いています。
うちの娘の場合、わからない問題を聞きたいというのと、勉強のやり方を教えてもらいたいという2点があり、個別指導の塾を選びました。
息子の場合は性格的にマイペースなのと、習い事も忙しかったため個別指導を選びました。
塾講師との相性が重要
親が「塾に入れよう」と考える背景には、「勉強をわかるようにしてほしい」ということだけではなく、「勉強のモチベーションを高めてほしい」という気持ちもあります。
どんな塾を選んだとしても、講師との相性が合わなければ学習意欲は上がりません。
集団指導塾の講師の特徴
集団指導塾の場合はプロ講師の場合が多く、さまざまな子どもの意欲を高めるテクニックを持っていることが多いです。
しかし性格的に合わなかった場合、講師を交代してもらうというわけにはなかなかいきません。
個別指導塾の講師の特徴
一方個別指導の塾の場合、バイトの講師がいることも多く子どもの指導が十分ではないこともあります。
しかし子どもと相性が合わないと感じた場合、担当の講師を変えてもらえることがほとんどです。
またアルバイト講師のほうが、子どもとの距離が近く打ち解けやすいという良さもあります。
塾は体験入塾をして子どもに選ばせた方が良い
どちらの塾に入れるにしても、子どもに体験をさせてみて、子ども自身に選択させることが大切です。
息子を塾に入れるときは、二つの個人塾を体験させました。
どちらも先生が一人で切り盛りする個人塾です。
一つは先生が熱血な塾。
もう一つは娘が入っていた塾。
私は熱血な塾のほうが息子のやる気が出るかと思っていましたが、体験した後に、「あそこの塾は絶対嫌だ」と言ったのです。
そこで次に娘の塾を体験させると、「あそこがいい」と。
息子は人見知りなので、あまりがつがつせずに放っておいてくれたのが心地よかったのかもしれません。
塾に入れた結果、うちの子どもたちは中1の2学期の壁を乗り越え、かなり成績が上がりました。
勉強に対する意欲が出始め、自分から勉強をするようにもなりました。
子どもたちが通っていた塾が特別な塾だったわけではなく、たまたま子どもたちに向いていたのだと思います。
親が何とかできなかったとしても、うちの子どもたちのように良い先生との出会いが中1の2学期の壁を乗り越えるきっかけになることもあります。
子どもに応じたやり方で、壁を乗り越えさせよう
現在うちの子どもたちは中3と高2です。
娘は無事に志望校に合格し、息子も志望校合格に向けて自分で計画を立てながら勉強をしています。
こんなダメ母な私の子どもたちでも壁を乗り越えることができたのですから、きっかけさえあればどんな子どもでも中1の2学期の壁を乗り越えることができるはずです。
お子さんに合ったやり方を見つけて、中1の2学期の壁を乗り越えるきっかけづくりをしてくださいね。
子どもも安全に使えるおすすめネイルアイテムと使用時の注意点
ネイルをやってみたいとあこがれるお子さんは多いのではないでしょうか?でも、子どもにネイルって大丈夫なのでしょうか?今回は、子どもにネイルをするときの注意点やおすすめの道具などをご紹介します。
子どもにネイルはOK?
女の子はおしゃまさん。
すぐにママの真似をしたがりますよね。
特にメイクに興味を持つお子さんは多いのではないでしょうか?
中でも「ネイル」にあこがれるお子さんはたくさんいそうですね。
自分が子どもだった時のことを考えても、ネイルにあこがれて爪にマジックで色を塗ったり絵を描いたりしたものでした。
子どもの気持ちがわかるだけに、ネイルをしてあげたいなーと思ったりしますよね。
でも、子どもにネイルって大丈夫なのでしょうか?
子ども用の雑誌の付録にもネイルが
ネイルをしてみたい!というお子さんはたくさんいるようで、最近では子ども用の雑誌の付録にまでネイルが登場しています。
「子ども用の雑誌の付録にまでなるんだから大丈夫じゃない?」
と思われた方もいるかもしれませんね。
でも少し前に子ども用の雑誌の付録についていたネイルでこんな気になる事態が発生しています。
講談社は、一昨年に発売した子供向け雑誌の付録のマニキュアから発がん性物質ホルムアルデヒドが検出されたと発表した。健康被害は報告されていないが、「肌が一時的に赤くなるなどアレルギーのような反応を起こす可能性がある」として、使用中止を呼びかけている。近く回収を始める。
引用元:産経ニュース
子ども用のものなのだから安全に留意されているかと思いきや、このようなことが起こっているのです。
これはちょっと心配ですね。
ネイルには危険がいっぱい
実は、大人と同じようにネイルをすることは子どもにとって危険がいっぱいなのです。
子どもの爪は成長段階で大人に比べて薄い
子どもの爪は大人の爪と違い発展途上。薄くてもろいのです。
そんな薄い爪をやすりでさらに磨くのはおすすめできません。
またマニキュアや除光液を使うと爪が乾燥してしまいます。
子どもの爪は薄いため、大人よりもさらに乾燥しやすくトラブルも起こしやすいのです。
ネイルに使う薬剤には化学物質がたくさん!
マニキュアや除光液など、ネイルに使う薬剤には化学物質がたくさん含まれています。
この化学物質によってアレルギー性の皮膚炎を起こしてしまうことがあります。
特に問題視されているのが除光液に含まれている「アセトン」という物質。
アセトンは、吸い込むと頭痛や気管支炎を起こす可能性のある強い刺激のある薬剤です。
除光液を使わないと落とせないマニキュアは使わないほうがよさそうですね。
大人と違い、子どもはいろいろな刺激に敏感です。
大人と同じ方法でネイルを楽しむことは難しそうですね。
もちろんジェルネイルもNG
サロンなどで行うジェルネイルももちろんNGです。
マニキュアや除光液などよりもさらに強い薬剤を使っているため、中学生ぐらいの大きなお子さんでも避けたほうが良いかもしれませんね。
サロンによってはお子さんにもジェルネイルをしてくれるところもあるようですが、大人になってからのお楽しみにしておきましょう。
安全に楽しむためには?
「じゃあ子どもにネイルはできないの?」と残念に思われた方もいることでしょう。
ご安心ください!子どもでも安心なネイル用品が最近はたくさんあります。
そういったものを利用することで、子どもでも安全におしゃれなネイルを楽しむことができますよ。
ネイルシールなら小さなお子さんでもOK
小さなお子さんに一番おすすめなのがネイルシールです。
ネイルシールには子どもの好きなキャラクターの柄などさまざまな種類がありますし、シールを貼ったりはがしたりするだけなので、手軽に楽しむことができます。
100均などでも購入できますので、リーズナブルですね。
これは爪全体に張り付けるタイプ。
本格的に楽しみたい場合はこのタイプがおすすめです。
100均などでも手に入れることができます。
手軽に楽しみたい場合は、ワンポイントタイプがおすすめです。
はがれやすいのが難点ですが、子ども用なのではがれやすいくらいのほうが安心かもしれませんね。
ネイルチップでマニキュア気分
ネイルチップなら、実際にマニキュアを塗らなくてもマニキュア気分を味わうことができます。
ネイルチップも100均などで購入可能です。
これは子どもに大人気のアナと雪の女王のネイルチップ。
アナと雪の女王のキャラクターが最初からネイルチップについています。
チップを落とすときはお湯にしばらく浸すだけなので簡単です。
ただしつけっぱなしにするのは爪のためにあまり良くないため、注意してくださいね。
これなら安心!子ども用マニキュア
子ども用のマニキュアにもさまざまな種類があります。
できるだけ化学物質の含んでいない、刺激が少なく安全なものを使いたいですよね。
また落としやすさも重要なポイントです。
除光液を使わなくても簡単に落とせるものを選んでください。
いくつかおすすめのものをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
なめても大丈夫!アメリカ発の食用マニキュア「Kid Licks」
アメリカで作られたこのマニキュアは、原材料が野菜や果物なのでなめても害がありません。
しかも原材料はすべてオーガニックなものを使用するという徹底ぶり。
これなら何でも口に入れてしまうお子さんでも安心して使うことができますね。
ママの真似をしたい子どもでも一人で安心して使える
ママが塗ってあげるだけではなく、子どもが自分で塗る場合も安全です。
落としたいときは、石けんで洗うだけで簡単に落とすことができます。
色は全部で3種類。
野菜や果物そのものの色なので派手さはありませんが、素朴でナチュラルな雰囲気です。
子どもが楽しむには十分ですよね。
日本ではまだ直販はされていないようなので、気になる方はKid Licksのサイトを見てみてくださいね。
天然素材で安心。京都発のマニキュア「胡粉ネイル」
ホタテの貝殻から作られた顔料でできたマニキュアです。
天然素材なので、刺激臭もなく子どもでも安心して使うことができます。
速乾性があり水溶性なので、じっとしていられない子どもでも大丈夫!
また速乾性なので、じっとしているのが苦手なお子さんにはうれしいですね。
水溶性なので除光液いらず。除菌用のアルコールでふくだけで簡単に落とすことができます。
色の種類も豊富で、色の名前が京都らしくかわいらしいのもステキです。
1個1000円以上するので少し割高ですが、もともとは大人用のものなので、ママも一緒に使うと考えるとそれほど高くないのではないでしょうか?
水で落とせるアメリカ発「ピギーペイント」
ボトルのブタさんがかわいい「ピギーペイント」は、アメリカ発のマニキュアです。
安全性が高い商品に贈られる「MATC賞」を受賞したことからも、その安全性の高さがうかがえます。
色も鮮やかでかわいいので、おしゃれに敏感な子どもが喜びそうですね。
しかも落とすときは水洗いでOKなのもうれしいですね。
カナダ発!はがして落とせるマニキュア「BO-PO」
お肌に優しく、落とし方もはがすだけで簡単!
色もポップでかわいいものが多くウキウキしちゃいそうですね。
通信販売でも購入可能ですし一つ500円ちょっとと比較的リーズナブルなので、手軽に試すことができますよ。
安全に楽しめる、かわいいネイルデザイン集
では、実際にネイルをしてみましょう。
大人の場合はベースコートを塗ったりトップコートを塗ったりという作業が必要になりますが、子どもの場合はなるべく余計なことをしないほうがいいかもしれませんね。
そのため大人のようにきれいに仕上げることは難しくなりますが、工夫次第でかわいくデザインできますよ。
元気な色でかわいデザインく
子どもの爪は小さいので、手の込んだネイルアートは難しいですよね。
また安全性を考えてもあまり凝ったことはできません。
そこで、元気な色のマニキュアで子どもらしさをアピールしてみてはいかがですか?
ビタミンカラーのマニキュアを、爪ごとに色を変えて塗っています。
子どもならではの配色ですね。
マニキュアは、先ほどご紹介した胡粉マニキュアを使っています。
ペディキュアとの統一感を出したデザイン。
夏にピッタリですね。
親指につけた星のシールがかわいいですね。
ネイルチップをデコレーションして使う
子どもの爪は小さいので凝ったデザインは難しいです。
どうしても大人みたいにしたい!という場合はネイルチップをデコって爪につけてみてくださいね。
手が器用なお子さんは、自分で作ってみてもいいかもしれませんね。
ネイルチップなら、こんなにかわいい爪にすることもできます。
色の使い方といいデコレーションの仕方といい、女の子が好きそうな要素が満載ですね。
ネイルチップならこんな凝ったデザインもOK。
ぶきっちょさんは最初からデコってある市販のものを購入してもいいですね。
ネイルシールでアレンジ
マニキュアと組み合わせたり、そのまま爪にペタッと貼ったりいろいろなシールを組み合わせたりいろいろなアレンジが楽しめるのもネイルシールのいいところです。
子どもの爪は小さいので、絵を描くのはなかなか大変。
でもシールなら貼るだけなので、爪が小さくてもきれいに仕上げることができます。
ピンセットやつまようじなどを使って貼るときれいに貼ることができますよ。
これはプリキュアのシールを爪に貼っただけの簡単アレンジ。
これだけでも十分大人な気分が味わえます。
これもシールを貼っただけです。
キラキラの飾りを使っているのでシールだけでも華やかな雰囲気です。
こちらはマニキュアとシールを組み合わせているデザイン。
キャラクターのシールもマニキュアと合わせるとおしゃれになりますね。
黄色のマニキュアに、小さなシールを合わせています。
赤いハートがポイントになっていてかわいいデザインですね。
安全な道具を使ってマニキュアを楽しんで
いかがでしたか?子どもにも害のない安全な道具を使えば、安心してマニキュアを楽しむことができますね。
「ママとおなじにしてみたい!」というお子さんの気持ちを大切にしながら思いっきりおしゃれを楽しんでくださいね。