加齢に伴って増える肌悩み。たるみ毛穴も年齢肌の代表的なトラブルの1つです。たるみ毛穴は、原因に合わせた対策をしなければ悪化するばかり。ここでは、たるみ毛穴に効果的な美容液や正しい使い方、オススメの美容液などをご紹介します。
もくじ
たるみ毛穴ケアに効果的な美容液の選び方
たるみ毛穴を自分でケアするなら、たるみ毛穴ケア成分が配合されている美容液を使用するのがオススメです!
ここではまず、たるみ毛穴に効果が期待できる美容液の選び方をご紹介します。
まず注目すべきは保湿効果!
たるみ毛穴ケアのために、まず取り入れたいのが下記の保湿成分。
肌が乾燥していると肌トラブルを招きやすくなるだけでなく、たるみ毛穴の悪化にも繋がります。
たるみ毛穴ケアを目的に美容液を購入する場合、保湿成分が含まれているかしっかりチェックするようにしましょう!
- ヒアルロン酸
真皮層にある多糖類の一種。高い水分保持機能を持つが水分吸収効果はない - セラミド
表皮の角質層にある細胞間脂質の一種。元々角質層にある成分なので美容液で補いやすい - コラーゲン
真皮層にある網目状構造のたんぱく質の一種。水分を保持し毛穴が開くのを防ぐ - エラスチン
コラーゲンの網目状構造を強化し肌の弾力を高める
ヒアルロン酸の水分保持機能は非常に高く、その作用はなんと1gあたり6Lにもなります。
分子量が大きいので美容液を真皮層まで浸透させるのは難しいですが、表皮に付けるだけでも肌の乾燥を防ぐ効果を期待できます。
ですがヒアルロン酸は自ら水分を吸収することはありませんし、肌の乾燥により水分を放出してしまいます。
そこで必要になるのがセラミドです。
セラミドには細胞の隙間をふさぎ保水力を高める効果があるので、ヒアルロン酸による水分の放出を抑える効果が期待できます。
肌のたるみを抑え、毛穴が縦に広がってしまうのを抑えてくれるんですね。
ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲン、エラスチンなどの成分は元々肌に存在する成分ですが、20代をピークに減少し、40代には20代のときの約半分にまで減少しています。
美容液を活用して、これらの成分を補充するようにしていきましょう。
エイジングケア成分が配合されている
毛穴のたるみは、肌の保水力や弾力をアップさせるだけでは防ぐことができません。
肌の弾力を保つために、表皮を支える真皮層のケアも合わせて行う必要があります。
真皮層を構成するのは、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3つですが、これらの成分は分子量が大きく美容液の成分を真皮層にまで浸透させるのは困難です。
そこでエイジングケアのポイントなるのは、これらの成分を生成させる線維芽細胞を活性化させること。
線維芽細胞を活性化させる代表的なアンチエイジング成分には、下記のようなものがあります。
- ビタミンC誘導体
真皮層にある線維芽細胞を活性化させてコラーゲン生成を促す - APPS(進化型ビタミンC誘導体)
ビタミンC誘導体の100倍の効果があるとされ、肌への刺激も少ない - レチノール
角質層を押し上げ、肌のターンオーバーを促す
APPSは、ビタミンC誘導体の100倍の効果が期待できるとして注目を集めている成分ですが、現在のところドラッグストアなどで売られている美容液にはほとんど配合されていません。
ブランドの直営店やwebサイトなどでAPPSが配合された美容液がいくつか販売されていますので、気になる方はぜひ探してみてくださいね。
レチノールには線維芽細胞を活性化させる効果は期待できませんが、肌のターンオーバーを促してシミやくすみを目立たなくさせるだけではなく、肌の保湿成分の生成を促す効果が期待できます。
レチノールの効果やおすすめのレチノール化粧品については、こちらの記事で詳細にご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
安全性が高く肌への負担が少ない
美容液を購入するときは、つい高い効果を求めて有効成分にばかり注目してしまいがちですが、安全性もしっかりチェックすることが大切です。
特に効果が強いとされている美容液はその分刺激が強いことも多いですので、化学添加物質が多く含まれているものは避けるのが無難です。
特に乾燥肌や敏感肌の人は、美容液による刺激を受けやすい状態になっています。
肌への刺激が心配なときは、まずサンプルやトライアルセットから試したり、使用前にパッチテストをしたりして使用感を確かめてから購入するようにしましょう。
価格が安すぎるものは避ける
エイジングケア用の美容液は高価なものが多いため、安価な製品があると手を伸ばしやすいですよね。
ですが、エイジングケア成分そのものが高価な場合が多いので、極端に価格が安い美容液には有効成分がほんのちょっぴりしか含まれていない可能性があります。
必要成分が配合されていても量が不十分では効果は期待できませんので、価格が安い美容液は配合量までしっかり確認するようにしてくださいね。
海外製品は刺激が強いものもあるので要注意
人種によって肌の強さも異なるため、海外製品の中には日本人の肌には刺激が強すぎるものも少なくありません。
有名なタレントさんや女優さんが使っていると試してみたくもなりますが、海外製品は香りや化学合成添加物の配合量が多いものもたくさんあります。
海外製の美容液を使用する場合は、使用前にしっかり成分表示や使用説明を確認しておきましょう。
可能であればサンプルを取り寄せるのがおすすめですが、難しい場合はパッチテストをしてから使用するようにしてください。
もう迷わない!たるみ毛穴に効果的なオススメの美容液5選!
それではここから、たるみ毛穴に効果的なオススメの美容液をご紹介していきます。
どれもイチオシの製品ばかりですので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてくださいね。
贅沢プラセンタケアを実現!フラコラ WHITE’stプラセンタエキス原液
エイジングケア成分の女王とも呼ばれるプラセンタ。フラコラのWHITE’stプラセンタエキス原液はプラセンタエキス100%の原液を使用した、贅沢プラセンタ美容液です。いつものお手入れにプラスするだけで、肌のハリ感や弾力がアップ!プラセンタは美白ケアにも使われる成分なので、肌の透明感アップ効果も期待できますね。たるみ毛穴だけではなく、肌のトータルケアしたい人にもオススメの美容液です。定価30mlで3334円ですが、定期便を利用すると初回980円にもう1本!2回目も特別価格の1530円で購入できます。
詳しくみるこちらの記事で、フラコラWHITE’stプラセンタエキス原液の使用感などを詳細にレビューしていますので、合わせてチェックしてみてください!
本気で毛穴ケアしたい人に!パンベシュ コントロールセラム
毛穴の開きやサイズ、黒ずみ、たるみ毛穴などのエイジング毛穴トラブルに対応する毛穴専用美容液がこちら!毛穴のサイズを縮小してくれるマッシュルームから抽出された新しい毛穴ケア成分「エブリコエキス」を高配合し、さらに皮脂分泌をコントロールしてくれる「エナンチアクロランタ樹皮エキス」も配合。毛穴の開きやテカリを抑制してくれます。毛穴のたるみだけではなく、毛穴の開き、いちご鼻、毛穴の黒ずみや赤みなど、さまざまな毛穴トラブルにコレ1本で対応できるのが嬉しいですね。 定価7236円ですが、継続回数制限のない定期購入なら初回1980円、2回目以降も4342円のお得な価格で購入できます。本気で毛穴ケアをしたくなったら、ぜひ試してみてくださいね。
詳しくみる高濃度ビタミンCで毛穴対策!ナチュラルエレメンツ バランシングセラムC
毛穴に悩んでいる方の93%が、毛穴が小さくなるのを実感したという実力派の美容液。30代以降の大人の毛穴の悩みを解決してくれる、高濃度保湿型ビタミンC誘導体を高配合しています。通常のビタミンC誘導体と比較して1.6倍の持続力があるため、毛穴に長時間働きかけて気になるたるみ毛穴をしっかりケア!また、毛穴ケアに効果的な天然由来成分(プロテオグリカン、グリチルリチン酸2K、ローヤルゼリー)を配合しているため、保湿ケアや毛穴の引き締め、皮脂分泌のコントロールなど、さまざまな毛穴の悩みに複合的にアプローチしてくれます。石油系界面活性剤、アルコール、合成着色料、合成香料、防腐剤、シリコン、鉱物油不使用なので、敏感肌の人でも安心して試せるのが嬉しいですね。 定価5400円ですが、定期便利用なら初回1980円、2回目以降もお得な価格で購入できます
詳しくみるさまざまな肌トラブルをトータルケア!オバジ C20セラム
ロート製薬の独自技術により開発されたオバジCシリーズは、高濃度ピュアビタミンCとビタミンEを配合。毛穴やキメの乱れだけではなく、肌の透明感を高めるなど、さまざまな肌トラブルをトータルケアしてくれるシリーズです。高浸透技術が採用されているため、肌に浸透しにくいピュアビタミンCもしっかり角質層まで届きます。保湿成分としてビタミンEも配合されているため、毛穴ケアにはピッタリ!たるみ毛穴だけではなく、透明感のなさやざらつき、キメの乱れなど年齢肌が気になり出したら試してみたい美容液です。
詳しくみるプチプラなのに驚きの実力!ちふれ 濃厚美容液
高価な美容液は手が出ないけれど、美容液でたるみ毛穴ケアをしたい!そんな人にオススメなのが、ちふれの濃厚美容液です。保湿成分としてシャクヤク根エキスと、潤いを肌に閉じ込めるヒアルロン酸を配合。プチプラなのに、ピンとしたハリ肌が実感できるようになるミルクタイプの美容液です。敏感肌の人でも使いやすいノンアルコール、無着色、無香料なので、肌がデリケートな人でも使いやすいですよ。肌の乾燥が原因のたるみ毛穴に悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。
詳しくみるたるみ毛穴を改善させる!正しい美容液の使い方って?
きちんとたるみ毛穴に効果の期待できる美容液を選んでも、使い方が間違っていてはその効果も半減してしまいます。
美容液を使用する前に、しっかりと正しい使い方を覚えておきましょう!
使うタイミングは化粧水の後!
スキンケアアイテムの使う順番は、水溶性のものから脂溶性のものへ。
つまり、洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液 → 保湿クリーム の順番が基本です。
これは、クリームなどの脂溶性のアイテムを使うと、肌に油分の膜が出来ているので水溶性のスキンケアアイテムの成分が浸透しなくなってしまうためです。
ただ、ラインのアイテムを使用する場合、説明書などに使用順番が記載してある場合がほとんどですので、まずは説明書を確認しましょう。
使用量は説明書を目安に。気になる部分は重ねづけ
美容液は、たくさんつければ効果が高くなるというわけではありません。
あまりたくさんつけても肌が吸収しきれずに無駄になってしまいますので、初めは説明書の使用量を目安に使用してみましょう。
多すぎると感じたら少しずつ減らし、足りないと感じる部分は少量ずつ重ねづけしていきます。
ただ目元や口元などの皮膚が薄い部分は重ねづけで効果も期待できますが、頬などの部位ではあまり重ねづけによる効果は期待できないのでおすすめできません。
目元や口元に重ねづけする場合も、目安は2回まで。
それ以上は、無駄になることが多いので注意してくださいね。
優しく浸透させるのがポイント!肌トラブルがあるときは使わない
美容液は、まず気になる部分に指の腹で優しく抑えるようにして浸透させます。
そのあとに、手のひらで顔全体を覆ってハンドプレスで温めながらしっかり浸透させていきましょう。
このとき、ゴシゴシ顔をこすってしまうと肌へのダメージになります。
肌のたるみやシワを悪化させる原因になりますので、肌への刺激は極力抑えるようにしてください。
開封後は3ヶ月を目安に使い切ろう!
美容液にも鮮度がありますので、あまりに古いものは使わないようにしてください。
酸化して成分が変化していたり、効果が劣化していたりする可能性があります。
美容液を開封したら、記載の使用期間+2〜3ヶ月までに使い切るよう心がけましょう。
1ヶ月分の容量と記載されていたら、3ヶ月〜4ヶ月が使用期間の目安になります。
そもそもたるみ毛穴はどうして起こるの?
ここまで、美容液によるたるみ毛穴ケアについてご紹介してきましたが、そもそもどうしてたるみ毛穴が生じるのかご存知でしょうか。
ここから、たるみ毛穴ができる原因についてご説明していきます。
肌の乾燥による過剰な皮脂分泌
肌が乾燥すると、表皮の潤いを保つために皮脂の分泌が起こります。
皮脂の分泌が正常であれば毛穴が目立つようにはなりにくいのですが、何らかの原因により皮脂が過剰分泌されてしまうと毛穴が開いたままになってしまうのです。
さらに皮脂を何とかするために、洗顔や角栓取りパックなどを過剰に行ってしまうと、余計に肌が乾燥して皮脂の分泌が増えてしまう可能性が高いです。
これを改善するためには毛穴からの皮脂分泌を正常に戻す必要がありますが、自己流の対策では効果が実感しにくいことも多いため、あまりに気になるようであれば皮膚科や美容クリニックなどで相談するのもおすすめです。
加齢による肌の弾力成分の減少
肌のハリや弾力は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸により保たれています。
しかし、これらの成分は加齢に伴い生成量が減っていくため、だんだんと肌の網目状構造が崩れ、肌のたるみの原因となってしまうのです。
頬の毛穴周りの肌がたるむと、たるみ毛穴が目立ちやすくなります。
表情筋の衰え
皮下組織の下には、表情を作る表情筋があります。
しかし、表情筋は加齢とともに衰えますし、あまり使われない状況が続いても筋肉量が減ってしまいます。
特に劣化しやすいのは目元や口元の筋肉ですが、頬はその中間に位置するため、それらの筋肉の劣化の影響を受けてたるみやすくなっています。
自己ケアの限界を感じたら?クリニックで治療を受けてみよう!
自分だけでのたるみ毛穴ケアに限界を感じたら、皮膚科や美容クリニックなどで治療を受けてみるのもおすすめです。
過剰な皮脂分泌などは自分では改善しにくいので、一度専門家に相談してみても良いでしょう。
クリニックでは背術前にカウンセリングを行ってくれるため、自分の肌に合った最適な治療法を提案してもらえます。
スキンケアやアフターケアも指導してもらえますので、徹底的にたるみ毛穴ケアしたい人にはおすすめです。
お得な価格で施術を受けられるお試しプランを用意しているクリニックも多いですので、気になるクリニックがあったらまずはHPをチェックしてみましょう!
ここでは、クリニックでたるみ毛穴ケアに行われる代表的な治療内容をご紹介します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、専用のピーリング剤を使用して肌の新陳代謝を高めてメラニンの排出を促し、主にくすみやシミ、肝斑の治療に使われる方法です。
古い角質の除去、皮脂分泌の抑制、毛穴の詰まりを改善する効果なども得られるので、毛穴ケアではケミカルピーリングに吸引やイオン導入、レーザー治療を組み合わせることが多くなっています。
イオン導入
イオン導入は、電気の力を利用して肌に浸透しにくい美容成分を肌の奥まで届ける方法です。
たるみ毛穴には毛穴縮小作用を持つグリシルグリシン、美白ケアには美白・抗炎症効果のあるトラネキサム酸、ニキビには抗酸化作用のあるビタミンCなどが使用されます。
肌状態に合わせて、2成分を同時に導入することも可能です。
赤外線治療
近赤外線のフラッシュランプをたるみの原因となる真皮層に照射し、コラーゲンやエラスチンを収縮させて肌を引き締める方法です。
また、線維芽細胞を刺激してくれるため、長期的なコラーゲンやエラスチン産生の促進効果も期待できます。
フラクショナルCO2レーザー
微細なレーザーを皮膚深部に照射し、コラーゲンの再構築と皮膚の再生を促す方法です。
毛穴の開きだけではなく、目の周りのハリやたるみ、小じわ、ニキビ跡の改善にも効果が期待でいます。
鼻や鼻周辺、頬など、部分的な毛穴の目立ちがある場合におすすめの治療方法です。
リフトアップレーザー
真皮層に集中して熱エネルギーを与え、コラーゲンを刺激する方法です。
肌のハリや弾力アップ効果があるため、毛穴が目立たなくなり化粧のりも良くなります。
血管縮小効果もあるため、加齢による赤みやくすみ、赤ら顔の改善効果も期待できます。
加齢によるたるみ毛穴は早めの対策が吉!原因と対策を把握しておこう
加齢に伴うたるみ毛穴は、放置していても悪化するばかりで改善する可能性は非常に低いです。
たるみ毛穴に気が付いたら、出来るだけ早めに対策をして悪化を防ぎましょう。
早い段階からしっかりケアできれば、たるみ知らずの若々しい肌も維持しやすくなりますよ。
今回は、たるみ毛穴ケアにオススメの美容液として、
- フラコラ WHITE’stプラセンタエキス原液
- パンベシュ コントロールセラム
- ナチュラルエレメンツ バランシングセラムC
- オバジ C20セラム
- ちふれ 濃厚美容液
の5点をご紹介しました。
どれもたるみ毛穴に効果が期待できるオススメの美容液ばかりですので、気になる製品があったらぜひ試してみてくださいね。
定価は少し高めの製品でも、定期コースを活用するとかなりお得になることも多いです。
ぜひ自分に合った美容液を見つけて、しっかりたるみ毛穴ケアしてくださいね。
また、自己ケアに限界を感じたら、皮膚科や美容クリニックで相談するのも1つの方法です。
ケミカルピーリングやレーザー治療など、自分では絶対にできない効果的な治療方法でたるみ毛穴をしっかりケアしてもらえます。
トライアル価格を設定しているクリニックも多いですので、徹底的にたるみ毛穴ケアをしたくなったらクリニックの受診も選択肢に加えてみてくださいね。
しっかりたるみ毛穴をケアして、いつまでもハリのあるキメ肌をキープしていきましょう!