顔のスキンケアばかりに気をとられ、手のスキンケアを怠ってはいませんか?
女性の手は、家事や育児に毎日酷使されがちです。毎日のダメージを放っておいてしまうと、知らず知らずのうちに積み重なって、気がつけばシミだらけでシワシワの手になってしまうことも…。
そこで今回は、家事や仕事、育児に忙しい女性でも簡単にできる手のエイジングケアの方法をご紹介します。
もくじ
女性の手は老化のバロメーター?
「いつまでも若くいたい!」
というのは、女性なら誰もが願うことですよね。
しかし、顔のスキンケアばかりに気をとられ、手のスキンケアを怠ってはいませんか?実は、手こそアンチエイジングを意識しなければならない場所なのです。
人間は、人の年齢を予想する時、その人の一番老けている場所を見て「この人は○○歳くらいかな?」と判断しているという研究結果もあり、シワシワの手のせいで実際より老けて見られている女性も多いのではないでしょうか。
逆に考えれば、手の老化を改善することで、若々しい印象を与えることも十分可能だということです。
では実際に手の老化に関する知識と、エイジングケア方法を見ていきましょう!
紫外線はアンチエイジングの大敵!
日焼け防止はスキンケアの基本。
外出時の日傘や帽子、日焼け止めは欠かさないという方は多いと思います。
では手はいかがですか?
うっかり日焼けどめを塗り忘れるということが多いのでは?
しかし、手も顔と同じように紫外線を浴びています。
しかも子育て中は特に紫外線を浴びる機会が多いですよね。外でベビーカーを押す手には、さんさんと日の光が降り注ぎますし、公園で子どもを見守る間も、太陽の光を浴び続けなければなりません。
光老化で紫外線がシワの原因になる
紫外線がシミの原因になることは良く知られていますが、実はシワの原因にもなるのです。
それは、紫外線がコラーゲンを破壊してしまうためです。
それにより「光老化」が引き起こされ、シワやたるみの原因に。
紫外線をなるべく浴びないようにし日焼けを防ぐことが、手のアンチエイジングに繋がりますよ。
紫外線対策には、塗り忘れや面倒な塗り直しが不要な、飲む日焼け止めが注目されています。
日焼けどめクリームはこまめに塗り直す
手の紫外線対策には、顔と同じく紫外線カットには日焼け止めクリームが有効です。
手の日焼け止めクリームを選ぶ際に重視して欲しい点は、「刺激が少ない」ということです。
手は刺激を受けやすい場所のため、日焼け止めクリームもすぐにとれてしまいがち。効果を持続させるためにはこまめに塗り直すことが大切です。
紫外線防止効果の高い、顔やボディ用のクリームを使うよりも、紫外線防止効果も兼ね備えたハンドクリームを使うほうが、手荒れケアもできるため一石二鳥です。
紫外線防止には手袋が有効
紫外線防止に一番有効なのは、なんといっても「太陽の光を浴びないこと」です。
そのために有効なのが、手袋を付けること。
「気温が高いときに手袋なんて、暑くてイヤ!」という方もいることでしょう。
しかし、現在紫外線防止専用の手袋にはさまざまな種類があり、暑さに配慮されているものもあります。
通気性の良い手袋を選ぶと、暑い時期でも快適に使用することができますよ。
この手袋は、手のひらがメッシュになっているので夏でも快適に使用することができます。
こちらは指から腕まですべて覆うタイプの手袋。手だけでは無く、腕の紫外線も防止してくれます。100%シルク製なので、肌触りも優しく吸水性も抜群です。
顔のついでに手も保湿ケアする習慣を!
みなさん、顔の保湿は毎日入念に行なってますよね?
そのついでに手も保湿する習慣をつけると、簡単にエイジングケアすることができますよ。
育児中は子どもが優先になることが多いため、特別なケアとなると時間がとれずなかなか難しいですよね。
でも顔のケアのついでなら、時間もとられず続けられそうですね。
洗顔後の化粧水や乳液は手に塗っても効果的
洗顔後、乾燥防止や肌荒れケアのためにたいてい化粧水や乳液を顔に塗りますよね。
そのときに余った化粧水や乳液を、そのまま手にも塗りましょう。
顔に効果のあるものは、手にも効果があります。
美白効果のある化粧品を使っている方も多いと思いますが、それらはもちろん手の美白にも効果アリです。
これなら新たに購入するものも無いですし、手軽に始められますよね。
手のケアにはハンドクリームと思いがちなのですが、顔と同じスキンケア化粧品を行うことでよりみずみずしい手に生まれ変わりますよ。
今日から顔のケアと一緒に手もケアすることを始めてみませんか?
ハンドクリームは塗り方で効果が変わる
手のケアのためにハンドクリームを塗っている方は多いですよね?
でもその塗り方まで気をつかっている方は少ないのでは?
実は塗り方に少し気をつけるだけで、ハンドクリームの効果をもっと引き出すことができますよ。
ハンドクリームは温めてから塗ると効果的
ハンドクリームを手にとったらそのまま塗るのではなく、手のひらにのせて包みこむようにして温めてから塗るようにしましょう。
そうすることでクリームが柔らかくなり、より肌になじみやすくなります。
ハンドクリームの有効成分が浸透しやすくなるため、保湿効果もさらにアップしますよ。
手も温めるとより効果大
女性は冷え性の方が多く、手が冷たい方も多いですよね。
ハンドクリームだけではなく、手も温めるとより成分が浸透しやすくなり効果が期待できますよ。
ハンドクリームを手に取る前に手をやさしく擦ったり、手首を軽く回すなどして、手を温めましょう。
手を温めるツボ
さらに冷え性の方は、手のツボを刺激すると温まりやすいですよ。
手を温めるツボには、虎口(ここう)、指間穴(しかんけつ) 、命門(めいもん) などがあります。
- 虎口(ここう)・指間穴(しかんけつ)
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画像元:hieshokaizen.org
指間にある虎口(ここう)・指間穴(しかんけつ)は血行不良を改善し、自律神経の乱れを整えてくれます。人差し指と親指で少し強めに挟み外側に引っ張るように離します。指先が暖まるまで左右交互に繰り返すのが目安です。
- 命門(めいもん)
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小指の第二関節の中央にある命門は、冷え性や無気力などに効果があるツボです。血行促進に効果があるツボですので、血行不良によっておこる不調を感じたときにも押してみましょう。
乾燥がひどいときはハンドクリームプラス手袋でふっくら肌に
乾燥や手荒れがひどい時には、ハンドクリームプラス手袋のスペシャルケアが効果的です。
スペシャルケアといっても、就寝前にハンドクリームを塗ったら手袋をして寝るだけ。
これなら忙しい方でも簡単にできますね。
オススメの手袋の素材
手袋は、絹や綿などの天然素材がおすすめです。
特に手荒れが気になる時にお試しください。
ちょっと余裕があるときにはハンドマッサージで血行促進
手のアンチエイジングのポイントの一つに、「血行を良くする」ということがあります。
血行を良くすることで栄養や酸素がすみずみまで行き渡りやすくなり、刺激により荒れてしまった肌の補修が促進されますよ。
先ほどもご紹介した手のツボを刺激するのも効果的ですし、手のマッサージもおすすめです
育児の合間の時間ができたときに、ぜひお試しくださいね。
マッサージのやり方は、下の動画を参考にしてみて下さい。
爪のケアもお忘れなく
育児中はネイルアートをしたり、爪を伸ばしたりすることはなかなか難しいですよね。
でも日ごろのお手入れを怠らず、きれいに保つことでマニキュアなしでも若々しい印象になりますよ。
手のケアとともに、爪のケアも忘れずに行いましょう。
健康な爪を育てるためにキューティクルオイルが効果アリ
健康な爪を育てるためには、これから生えてくる爪に目を向けることが大切です。
キューティクルオイルで血行を促進し、栄養を与えることで、これから生えてくる爪を健康な爪に育てることができますよ。
また、今生えている爪もキューティクルオイルを塗ることで割れにくくなります。
ハンドマッサージのついでに、キューティクルオイルを使って爪のマッサージも行いましょう。
爪のオイルマッサージのやり方
- まずは爪の甘皮をマッサージします。
オイルをつけたら軽く押しましょう。 - 次に爪の横も同様にマッサージしましょう。
- オイルを爪全体に伸ばし、全体的にマッサージしましょう。
甘皮や爪の横は乾燥しやすく、ささくれができやすい場所です。特に念入りにマッサージを行なって下さいね。
香り付きのものを使うと、リラックス効果も期待できますよ。
毎日の家事や育児にストレスを感じたときには、好きな香りのオイルを使ってゆっくりと手や爪のマッサージを行なうことで、穏やかな気持ちになれるかもしれないですね。
爪の切り方も大切
爪への負担が最も大きいのが、「爪切り」です。
でも、切り方によって負担を減らすことができますよ。
正しい切り方を覚えて美しい爪を保ちましょう。
爪を切るときは、少しずつ切る
爪を切るとき、ついつい真ん中からいきなり「パチン」といきがちです。
しかしこの切り方では爪に大きな負担がかかってしまいます。
爪を切るときは、端から少しずつ切ることで、負担を減らすことができますよ。
時間がないときに切ると、つい切り方が乱暴になりがちです。
爪を切るのは、時間に余裕があるときにしたほうが良さそうですね。
爪の角は丸くしない
爪を切るとき、爪の角を切り丸くする方が多いのでは?
でも、それはNG。
爪の角を残してまっすぐに切るのが正解です。
爪の角を残さず切ってしまうと、爪が弱くなり割れやすくなってしまいます。
丸く整えたほうが、形はきれいに見えやすいのですが、爪のためにはあまり良くないのですね。
かといって、角が尖っていては危ないですよね。
そこで、爪の角を丸く整えるときは、爪切りで切るのではなく、ヤスリで削って整えるようにしましょう。
爪の角を少し丸くする程度に整えることで、割れにくい爪に仕上げることができます。
切り過ぎには要注意
深爪にならないように適度に切ることも大切です。
少し伸びてくると気になって切ってしまう方もみられますが、爪切りは多くても2週間に1度程度にとどめるのが良いでしょう。
しかし、伸び過ぎてしまっても爪が割れやすくなってしまいますので適度な間隔で切るようにしましょう。
手の見た目も意識して、さらなるアンチエイジングを
忙しい毎日の中で、手のケアにまで意識を向けることはなかなか大変ですよね。
しかし、毎日のちょっとした工夫だけでも手をきれいに保つことは可能です。
毎日のちょっとした習慣の積み重ねが、後々大きな違いとして現れます。
今からでも遅くはありません!
今日から少しずつ、手のためのアンチエイジング習慣を始めてみませんか?