顔にシミができてしまうと、産後、復帰した職場で同僚に「なんか老けた?」という印象を持たれることも…。せっかく赤ちゃんを授かってハッピーなはずなのに、それでは心から笑顔になれませんよね。そんなママ達の為に、産後のシミ対策についてご紹介します。
30代40代は特にシミができやすい時期
産後のカラダの悩みは、プチトラブルまで含めると無数ありますよね。
美容分野では「(産後に)顔のシミが増えた」という悩みを持っているママが多くいます。
特に30代40代はシミができやすい時期です。
新たにできてしまったシミもあれば、以前からうっすらあったシミが濃くなってしまうのも、産後のシミの特徴と言えます。
シミに悩む方におすすめの医薬品
シミやそばかすに効果があるとして最近人気の商品が「キミエホワイトプラス」です。
サプリではなく“第三種医薬品”として効果が認められています。
初回一カ月分は半額以下で購入できるので、一度試してみるのもおすすめです。
医薬品として厚生労働省から認可を受けているにもかかわらずいろいろな悪評の多かったキミエホワイトの真相を体を張って筆者が一ヶ月間使用したレビューもご参考にどうぞ。
シミに悩む方におすすめの美容液
シミで悩む筆者が、美白化粧品として有名な「アスタリフトホワイトの5日間お試しセット」を使用し本音でレビューしてみましたので、参考までにどうぞ。
シミに悩む方におすすめの美容液2
あの平子理沙さんも愛用している、話題の『ビタブリッドCフェイス』
化粧水に混ぜて使うだけのカンタン美容パウダーです。
しみ、くすみに悩む35歳主婦の口コミレビューは必見↓
産後のシミの正体は2種類あった!
実は、「シミ」といっても産後の場合、大きく原因の異なる2種類のシミが考えられます。
自分の悩むシミがどちらなのか確認し、正しい対策をすることが重要です。
もちろん、両方とも併せ持ってしまっている場合もあるので慎重に判断しましょう。
その1 妊娠性肝斑(かんぱん)
妊娠性肝斑は、妊娠中のホルモンの影響でできることが分かっています。
紫外線を浴びなくてもできてしまうシミです。
妊娠を維持するための「プロゲステロン」というホルモンがメラノサイトを刺激して、肌のメラニン生成を活発にしてしまうのが原因です。
妊婦の約7割が経験するとも言われていますが、その程度には個人差があるため、気付かない場合もあります。
肝斑の可能性が高いシミの特徴
- シミの輪郭がはっきりしない
- 左右対称に広い範囲にぼんやりとできている
- 頬骨沿い、こめかみ、口の周りなどにできる
- シミの濃さが、季節によって違う
広い範囲にぼんやりとできるので、顔全体の「くすみ」と感じる人もいるかもしれません。
肝斑の場合は、ホルモンによって全身のメラノサイトが刺激されているので、顔だけではなく体のシミも濃くなっていることがあります。
そのような特徴も踏まえて、妊娠性肝斑なのか判断するようにしましょう。
詳しい肝斑についてはこちらから。
その2 老人性色素斑(一般的にシミといわれるもの)
老人性色素斑の特徴
- シミの輪郭がはっきりしている
- 円形
- 薄茶色
- 左右非対称でスポット的にできている(まれに左右同じような部分にできる場合もある)
- シミの濃さは季節によって変わらない(年々濃くなる、大きくなる)
原因は紫外線によるダメージ
老人性と言われると…さらにショックですよね。
このシミ、ご存知の通り、原因は紫外線によるダメージです。
妊娠生活中、注意することがたくさんありすぎて、紫外線対策を怠っていませんでしたか?
一時的な紫外線であれば、ターンオーバーとともにメラニン色素は剥がれおちていき、シミになることは少ないのですが、約1年もの間、紫外線対策が不十分だと、常にメラニンが生成されている状態になり、やがてシミとして定着してしまいます。
ストレスもシミをつくる原因になる
また、妊娠中のストレスを多く抱えすぎていませんでしたか?
ストレスにより、肌のターンオーバーが鈍化して、本来28日周期でされなければいけないところ、40日、60日…と遅くなり、古い角質がどんどん溜まっていきます。
すると、その角質がシミやくすみになってしまいます。
インナーケアが重要!妊娠性肝斑の場合
肝斑はどうやってインナーケアすればいいの?
内服薬で取り入れられる「トラネキサム酸」という成分が、肝斑に効果的といわれています。
血液を介して皮膚の色素沈着を抑制してくれます。
外からのケア(化粧品)では、メラニンを生成するメラノサイトまで作用させることは困難です。
そのためインナーケアが効果的なのです。
また、原因がホルモン変化ですので、ホルモンバランスを整えることが重要です。
実は、早い人で産後2~3ヶ月でホルモンバランスが安定し、自然と肝斑も薄くなっていく場合があります。
しかし一方で、産後1年経っても肝斑が消えない、という人もいます。
そのため、ある一定期間様子を見てからケアに取りかかるのがベターです。
注意したいのが、まだ妊娠中で肝斑に気付いたプレママさんや、授乳中のママさんは、インナーケアできる範囲に限りがありますので、必ず医師と相談のうえ、ケアをするようにしましょう。
肝斑にやってはいけないケアはこれ!
肝斑は普通のシミのように、レーザー治療はできません。ますます肝斑が悪化してしまいます。
また、マッサージや洗顔で肌を刺激しすぎることも肝斑を進行させてしまいますので要注意です。
紫外線・日焼けは厳禁!
紫外線が大きな要因ではない肝斑でも、日ごろの紫外線対策は非常に重要です。
肝斑はデリケートなので、紫外線にも敏感に反応し、さらに濃い肝斑にしてしまうことも考えられます。
日ごろ、季節に関係なく、日焼け止めクリームや帽子、日傘なども忘れずに使うように心がけましょう。
あきらめないで!老人性色素斑の場合
スキンケアで悪化を防ぐ
年々大きく、濃くなっていくシミですが、しっかりとお手入れをすれば、これ以上濃くなることを防いだり、薄くすることも。
シミに有効な化粧水や美容液を使う
特に有効なのが、「ビタミンC誘導体」という成分です。
メラニンの産生を抑制するのと同時に、ターンオーバーの活性化もしてくれるので、透明感のあるお肌へと導いてくれます。
ただし、ビタミンC誘導体といっても、様々な型があってその効果やデメリットは様々です。
中でも表示名が「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」という新型のビタミンC誘導体が効果的でおすすめです。
一般的にビタミンC誘導体は刺激の大きい成分でしたが、このAPPSは、低刺激なので、産後のデリケートなお肌でも安心して使うことができます。
もともと化粧水に配合されていたり、単体で美容液として売られていたりします。
普段の化粧水や美容液と同じように使うのも良いですが、より効果的にするならコットンにヒタヒタに染み込ませて、気になるシミ部分だけをパックすることです。
約1分間、浸透させたらOKです。シミ部分はデリケートですので、決して擦ったり、叩いたりしないように注意しましょう。
洗顔方法に気を付ける
産後のシミを悪化させないためにも、洗顔はとても大切です。
刺激の少ない洗顔料を使う事、手による摩擦を防ぐためによく泡立てて洗顔するなど、普段以上に洗顔に気をつけましょう。
具体的な洗顔法はこちらのページも参考どうぞ。
美容皮膚科・美容クリニックでキレイさっぱり!
美容皮膚科や美容クリニックへの相談も検討しましょう。
残念ながらホームケアでシミを完全に消すことは非常に困難です。
そのため、美容皮膚科でのレーザー照射や、ハイドロキノンクリームの塗布で、メラニンを産生している根源のメラノサイトそのものを破壊する方法が効果的です。
治療方法は様々あり、日進月歩ですので、専門の医師に診てもらうことで適切かつ効果的にケアができます。
ただし、費用や考え方も様々な場合がありますので、いくつかのクリニックを比較検討することをおすすめします。
シミケアは産後だけではなく、継続したケアが大切
あなたは、どちらのタイプのシミでしたか?
ここまで述べてきたように、妊娠性肝斑と老人性色素斑は、原因が全く違うものなので、適切な対策をするようにしましょう。
シミは産後にだけではなく、これからも、どうしても付きまとって来る肌悩みです。
日ごろから「紫外線対策をする」「ストレスを溜めない」事が大切です。
特に、産後は体の変化が大きく、お肌だけに気をつかうのは難しいと思います。肌悩みがストレスになっては本末転倒。
焦らず、でも着実にケアをして、復帰後に「老けた?」なんて言わせない、むしろ「若くなったね!」と言わせるくらいの肌づくりをしていきましょう!