2016.03.21更新 カイネコカイネコ

男女それぞれが気を付けるべき、妊活中にやってはいけない12個のタブー

男女それぞれが気を付けるべき、妊活中にやってはいけない12個のタブー

妊活を成功させる為には、日常生活を健康的に保つ努力が不可欠です。
受精の妨げとなる活性酸素を発生させないことや、着床・妊娠をした場合にきちんと成長させてあげられる身体作りも意識しなければいけません。そこで、具体的にやってはいけない妊活中のタブーを12個にまとめてみました。

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妊活中に2人で気をつける生活習慣

妊活中に2人で気をつける生活習慣

妊娠・妊活をうまく進めるためには、その妨げとなる要因を作らない生活を心掛ける必要があります。

大きくは以下の3つを意識する必要があります。

  • 体内に活性酸素を発生させない
  • 生殖能力を高める
  • 精神的にリラックスする

そのためには何をしてはいけないのか、説明していきます。

1. タバコ・喫煙は絶対NG

タバコを吸う女性

妊活をするのであればタバコ・喫煙は直ぐに止める事をお勧めします。

タバコの煙に含まれるタールなどの有害物質が体内に入ると、身体は外敵と見なして活性酸素を発生させます。
この活性酸素が、女性にとっては妊娠しづらい身体にしてしまい、男性にとっては精子の質の低下につながります。

また、妊娠した際には、タバコの成分が胎児に与える影響はとても大きく、喫煙による胎児への健康リスクは、非喫煙者の3倍とも言われています。

これはパートナーのタバコの煙、いわゆる受動喫煙でも起こることですので、妊活中は2人で禁煙することが重要です。

2. ダイエットは控える

2. ダイエットは控える

太った方が良いということではありませんが、妊活中は過度なダイエットを控えましょう。

極端な体重低下や痩せすぎの体型では、ホルモンバランスが崩れ、整理周期の不順や排卵障害を起こす可能性があります。
また、食事制限による栄養不足になると、卵子・精子の質が低下し、妊娠しづらくなります。

とはいえ、過度な肥満も妊娠の妨げとなります。肥満体型は排卵抑制・精子障害などのリスクが高まり、妊娠後の高血圧も心配されます。
その場合は、まずは妊活は置いておいて、体重コントロールに集中した方が良いでしょう。

尚、ここで言う肥満とは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったボディマス指数(BMI)が25以上の人を指します。
身長160cmの人であれば、64kg以下であれば大丈夫ということですね。

3. 激しい運動は控える

森の斜面を駆け降りるマウンテンバイク

適度な運動は身体の働きを活発にしてくれ、リラックス効果もありますので、妊活中にも積極的に取り入れていくのが良いでしょう。
息が乱れない程度の運動であれば、活性酸素を抑える効果も期待できます。

しかし、連日スポーツを行ったり、息が切れるような激しい運動は、逆に活性酸素を増やすことになってしまします。

また、男性が特に注意しなければいけないのが、サイクリングです。
日常の自転車移動程度であればあまり心配ありませんが、長時間のサイクリングや、前傾姿勢での自転車は、局部を圧迫し、精子の劣化を引き起こします。

4. アルコールに注意

バーの風景

妊活中のアルコールについては、雰囲気を楽しむ程度のお酒であれば大きな影響はありませんが、飲みすぎ・深酒は禁物です。
大量のアルコールを摂取すると、これまた活性酸素が多く発生することになり、妊娠の妨げとなります。

また、妊娠がわかったら、女性の方はアルコールNGです。
「胎児性アルコール症候群」という病名まである通り、妊娠中の飲酒は低体重・発達障害のリスクが高まります。

実際のところ、妊娠のしやすさとお酒の関係性は、まだあまり解明されていない部分が多いです。
ただ、妊娠後のリスクを考える意味では、妊活中に節酒・禁酒に取り組むべきという意見もあります。

5. パートナーにプレッシャーをかけすぎない

別々の布団に入り緊張するカップル

これは特に女性が注意したい点なのですが、妊活中にパートナーにプレッシャーを掛け過ぎないというのも大切な心得です。

まず、ストレスは身体の不調を引き起こし、妊娠に差し障ることに繋がります。
また、特に男性の生殖機能はメンタル面による影響が出やすく、あまり過度に期待をかけると精子の質が悪くなり、極端な場合にはED(勃起不全)になることもあります。

妊活の中でも多い誤解が、排卵日以外に性行為をしないということがあります。
男性の精子は、実際のところ体内でそれほど長く持ちません。3日周期くらいで新しいものに入れ替えるのが理想とも言われています。
そういう意味では、いわゆる自己処理についても、寛容な姿勢を持つことが妊活につながることも知っておきましょう。

妊娠したら女性が気をつける食べ物

色とりどりの食事を乗せたテーブル

無事に受精ができて、検査により妊娠がわかるのは生理予定日の1週間後以降となります。
ですので、検査結果が正しく出るまでの間は、妊娠しているかどうかわからない期間となります。

胎児に影響のある食べ物は、妊活中であれば極力避けた方が良いでしょう。

6. カフェイン摂取に注意

ポットから注がれるコーヒー

コーヒーや紅茶、日本茶などに含まれるカフェインは、妊娠中に一定量以上摂取すると流産の危険性が2倍に高まると言われています。

摂取量の基準は約200mgというデータがあり、これはコーヒーに換算するとカップ1〜2杯程度ということになります。
しかし、カフェインは胎盤を通して胎児に行きやすい成分とも言われていますので、できれば摂らないことが望ましいです。

それでもコーヒーや紅茶が好きという場合には、ノンカフェインのものを選ぶと良いでしょう。

7. 豚レバー・鳥レバーに注意

レバニラ炒め

レバーはビタミンAが豊富で、美容にも健康にも栄養価が高い食品とされていますが、妊娠中は気をつけなければいけません。

レバーに含まれるビタミンAは「レチノール」という成分なのですが、このレチノールの過剰摂取により、胎児に先天性の身体障害が引き起こされる可能性が高いことがわかってきました。

特に豚レバー、鳥レバーはレチノールの多く含む食品ですので、妊娠中は避けた方が無難かと思います。

同様に、ビタミンAを含むサプリメントについても注意が必要です。

8. ナチュラルチーズ・生ハムなどの生食に注意

お皿に乗った様々なチーズ

加熱殺菌していない「生もの」には「リステリア菌」という食中毒菌がついている可能性があります。
妊娠中はリステリア菌の感染リスクが20倍と言われていて、母体が感染すれば胎児にも感染が広がりますので、妊婦さんは特に注意が必要です。

ナチュラルチーズや生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテは、特にリステリア食中毒の原因として多いということで、厚生労働省でも注意喚起しています。

お刺身については、日本では厳しく管理されていますので基本的には大丈夫ですが、それでもリスクはゼロではありません。

リステリア菌は塩分や低温に強く、冷蔵庫の中でも平気で増殖すると言われていますが、熱にはとても弱い菌です。
妊娠中・妊活中は、赤ちゃんのことを考えると生モノは控えたほうが良いでしょう。

ちなみに、同じチーズでも、加熱殺菌されているプロセスチーズであれば問題ありません。

妊活中に女性がやってはいけないこと

妊娠検査キット

妊活中は、女性の身体は特に気をつけなければいけません。

妊娠すれば、自分だけの身体ではありません。
赤ちゃんをきちんと育てる為の母体として、身体作りをしていくことを心掛けましょう。

9. 重いものは極力持たない

段ボールを運ぶ女性

重たいものを持つなど、腰や骨盤、お腹に負担の掛かる動作は控えるようにしましょう。
腰に負担がかかると血流が滞って、卵巣や子宮に良くない影響があります。

重いと感じない程度のものであれば大丈夫ですが、重たいものを運ぶときは旦那さんに手伝ってもらったり、バッグの中身は整理して軽くするなど、必要以上に身体に負担の掛からない生活を意識しましょう。

10. 冷たいものは控える

寒そうに手に息を吹きかける女性

Photo by ๖ۣۜG-Dragon

妊活中の女性が気をつけたいのは、身体を冷やさないことです。
身体の冷えはお腹回り、つまり子宮・卵巣など妊娠に直結する臓器の冷えに大きく影響します。

やっぱりアイスクリームが好きという方は多いですよね。

しかし、妊活中・妊娠中であれば、アイスクリームやカキ氷など冷たい食べ物、冷たい飲み物はできるだけ控えなければいけません。
反対に、生姜や温かい飲み物など、身体を温めるものをとると効果的です。

妊活中に男性がやってはいけないこと

頭を抱えて落ち込む男性

妊活中に男性が気をつけるべきことは、精子の質を高めて、生殖能力を高くすることですね。

現代の男性はストレスを溜め込みがちです。普段よりも多く休む時間をとることを心掛けましょう。
また、妊活中は「振り回されている」という感情を持つ男性も多いのですが、女性のことを暖かく見守って、信じてあげる気持ちも必要ですよ。

11. 身体を温めすぎない

サウナ

女性は冷えに気をつけなければいけませんが、男性は身体を温めすぎないことに気をつけなければいけません。
精子は熱に弱く、また精子を作るのも低温状態でなければ作れない仕組みになっています。男性の睾丸が体外にあるのはこのためです。

暑いお風呂やサウナに入ると、睾丸の温度が上がって精子が作れない状態になり、結果的に精子の量が少なくなります。
高熱の風邪をひいたときも同様です。

習慣的に行っている場合には、正常な量の2〜4割減少するとも言われていて、精子の量が正常に戻るのに半年ほどかかるというデータもあります。
妊活中の男性は、身体の温めすぎには注意しましょう。

12. AGA治療は妊娠の妨げになる

沢山の錠剤

薄毛対策でAGA(男性型脱毛症)の治療を行っている男性に限定した話ではありますが、AGA治療は妊活の妨げとなることを覚えておきましょう。

AGA治療では、男性ホルモンを抑制して髪の成長を促す方法をとりますが、治療薬であるプロペシアによって、精子量が10分の1になるというデータがあります。

妊活中には薬の服用を中止するなどの対応が必要となるでしょう。

妊活でやっていけない事まとめ

手をつなぐ男性と女性の後ろ姿

以上、妊活中の12個のやってはいけないことを紹介してきました。

今までの生活を変えることはとても大変なことだと思います。
しかし、これらのことは、生殖活動ができるほどに健康的な身体作り、とも言い換えることができます。

妊娠・妊活はパートナーとの二人三脚で行うもので、どちらか一人だけが頑張っても意味がありません。
パートナーと話し合い、納得した上で、協力し合って妊活を進められると良いですね。

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