みなさん、布ナプキンってご存知ですか?
最近使う方が増えてきているのですが、その使い心地の良さにリピーターが続出しています。
でも布ナプキンってどんなものなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか?布ナプキンはどうして注目されているの?使い方は?などなど布ナプキンに関する疑問に今日はお答えしていきたいと思います。
これを読んだら、あなたもきっと布ナプキンを使ってみたくなりますよ。
もくじ
紙ナプキンは化学物質のかたまり!?
生理の時、紙ナプキンを使う方がほとんどですよね。
日本の紙ナプキンの機能は素晴らしいものがあり、今や世界一の水準と言われているそうです。薄くて使い勝手も良く大変便利です。
しかしその反面、生理中の不調を訴える方も増えてきています。これは紙ナプキンに含まれている化学物質が原因では?と言われています。
ではこの紙ナプキン、何でできているのでしょうか?
家に置いてあった紙ナプキンの原材料を見てみました。
それには
「表面材:ポリエステル、ポリエチレン」
と書かれています。
ナプキンによってコットンのものもありますが、ポリエステルやポリエチレンが使われているものが多いようですね。
ポリエステルやポリエチレンの原材料は石油です。
また、ナプキンの中には経血を吸うための高分子吸収体が入っています
この高分子吸収体はポリアクリル酸ナトリウムというプラスチックでできています。
さらにこれに加えて香料や脱臭剤が入っている場合も。
どれも化学物質ばかりですね。
ナプキンを使用する部位はデリケートゾーンという呼び方からもわかる通り、とっても敏感な部分です。
化学物質ばかりでできたものを使い続けると、不調の原因になるのもうなずけますね。
紙ナプキンを使うことで起きるかもしれない不調って?
では、紙ナプキンを使い続けることでどんな体の不調が起こるのでしょうか?
子宮内膜症の原因?
紙ナプキンは真っ白なものがほとんどです。しかし、この白い色は塩素による漂白によるもの。塩素は体にとって有害です。
また先ほどもお伝えしたように、紙ナプキンには様々な化学物質が含まれています。
これらの物質が子宮から取り込まれ、子宮内膜症を引き起こすのでは?と言われているのです。
生理痛の原因になることも
紙ナプキンに含まれている高分子吸収体は、冷えピタの原材料にも使われているってご存知ですか?冷えピタは、高分子吸収体に水分を含ますことで冷たい状態を維持する仕組みになっています。
ということは、経血を吸ったナプキンは冷えピタと同じような状態になっているということです。下半身に冷えピタを長時間貼っているのと同じことなのです。これはかなり冷えそうですよね。
冷えによって血行不良を起こします。その結果、生理痛が起こってしまうこともあるのです。
かぶれてしまう
紙ナプキンには化学物質がたくさん含まれているため肌が弱い方には刺激が強く、肌のかぶれを引き起こしてしまうこともあります。また通気性が悪く蒸れやすいものが多いため、蒸れによってかぶれてしまうこともあります。
普段何気なく使っている紙ナプキンが、実は不調の原因かもしれないとは考えたこともありませんでした。しかも生理中の不調だけではなく、子宮内膜症の原因にもなっているかもしれないとは、驚きですね。
もちろん人によっては不調を起こさないこともあるでしょう。しかし今あげたような不調が気になっている方は、もしかしたら紙ナプキンが原因かもしれません。
心当たりがある方は、紙ナプキンをやめて布ナプキンを使ってみてはいかがでしょうか?
布ナプキンを使ってみたい!と思った方のために、布ナプキンの詳しい使い方についてご紹介しますね。布ナプキンはめんどくさそうと思われている方も多いと思いますが、意外と簡単なのでぜひチェックしてみてください。
こんなにあった!布ナプキンを使うメリット
布ナプキンは体に優しいのはもちろん、そのほかにもまだまだメリットがたくさんあります。
環境にやさしい
紙ナプキンは、使い捨てのためごみがたくさん出ますよね。
でも布ナプキンなら繰り返し使えるので、ごみの量が少なくて済みます。
お財布にも優しい
布ナプキンは高いというイメージがありますが、毎回紙ナプキンを購入することを考えると長い目で見れば節約になります。
また布ナプキンは手作りも可能なため、手作りするとさらに節約になりますね。
(作り方は後程ご紹介します)
おしゃれでかわいいものが多い
布ナプキンを見たことがない方も多いと思いますが、実はかわいくておしゃれなものが多いのです。
下の写真を見てもわかるように、おしゃれでかわいい柄の布で作られたものがたくさん。
生理中はさえない気分になりがちですが、こんなかわいい生理用品なら生理も楽しい気分で乗り切れそうですよね。
布ナプキンは種類もさまざま
一口に布ナプキンといっても、いろいろな種類のものがあります。
よく使われているタイプのものをいくつかご紹介しますので、まずは使いやすそうなものをチェックしてみてください。
布ナプキン3つのタイプ
布ナプキンは、大きく分けて3つのタイプに分かれています。
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- プレーンタイプ
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プレーンタイプの布ナプキンは、一枚の布を細長く折りたたんで使います。
経血の量によって、三つ折りタイプや四つ折りタイプなど選んで使うことができます。
安くて使い方も簡単なので手軽に使えますが、ずれたりよれたりしやすいのが難点です。
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- 一体型タイプ
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紙ナプキンと同じ感覚で使えるので、布ナプキン初心者さんにおすすめです。
ショーツに固定できるため、ずれたりよれたりしにくいです。
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- ホルダータイプ
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羽のついたホルダーに、吸収体をセットして使います。
プレーンタイプのものと組み合わせて使われることが多いです。ホルダーと吸収体がバラバラになるため、洗濯後乾きやすいのが利点です。
また、経血の量によって吸収体を調節しやすいのも使いやすい点です。
生地によっても特徴はさまざま
布ナプキンは、形だけではなく使われている生地によっても使い勝手が違います。
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- ネル
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多くの布ナプキンの素材として使われています。
柔らかくて経血もよく吸ってくれるため、ナプキンとして使いやすいです。
しかし夏場は蒸れやすいため注意が必要です。
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- ワッフル
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肌触りが良く、冬は暖かく夏は涼しく使い心地が良いのですが、水分をあまり吸い取ってはくれないため多い日には向いていません。
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- ガーゼ
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通気性が良く肌触りも良いのですが、吸水力に劣ります。
多い日には向きません。
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- パイル
タオルでおなじみのパイル地。
吸水力は抜群です。
しかし肌触りがあまり良くないこともあります。
このように、布ナプキンは形や生地の組み合わせによって様々な種類があります。
自分に一番ぴったりくる布ナプキンを選ぶと、より心地よく使うことができますね。
布ナプキン、使い方も簡単!
布ナプキンを使ってみたいけど、わからないことばかりで躊躇してしまう…。という方もいますよね?そもそも使い方からしてよくわからなかったり、何枚くらいそろえればよいのかもよくわからなかったり….。
そこで安心して布ナプキンが使えるように、使い方を詳しくお伝えします。
初めて使うときは、軽い日から
布ナプキンを初めて使う方は、「本当に漏れないの?」という不安を覚えると思います。
そこで、まずは軽い日やライナー替わりとして使うところから始めてみませんか?
これならもれる心配がないため初めてでも気軽に使えますね。
何枚そろえればいいの?
布ナプキンをそろえるとき疑問に思うのが、「何枚そろえたらいいの?」という点。
毎日洗濯をする場合、一体型の布ナプキンなら
軽めの人 ライト…2枚 スモール…3枚 ミディアム…1枚
普通の人 ライト…2枚 スモール…1枚 ミディアム…3枚 ラージ…2枚
重めの人 ミディアム…4枚 ラージ…3枚 マキシ…2枚
引用元:布ナプキン生活
これくらいあればOKです。
もっと安く済ませたい場合は、ホルダー型を2〜3枚、プレーン型を自作して使うことをおすすめします。
交換の頻度は?
実は布ナプキンは、紙ナプキンのように蒸れないためにおいがあまり気になりません。ですから少ない日はついつい変え忘れてしまうということも…。
しかし、衛生上どんなに長くても8時間ほどで交換するようにしましょう。
また多い日は横漏れの原因にもなりますので、早めに取り換えてくださいね。
工夫次第で使い方いろいろ
自分なりにいろいろ使い方をアレンジできるのも、布ナプキンの便利な点です。以下の動画を見ると使い方がわかりやすいので参考にしてみてくださいね。
おすすめの洗い方は”つけ置き洗い”
布ナプキンで心配な点には「洗濯」も挙げられます。
血液ってなかなか落ちないですよね。
でも、つけ置き洗いをすれば簡単に汚れを落とせますよ。
- 使用した後の布ナプキンは、血が乾かないように水で濡らして持ち帰ります。
スプレーボトルなどで血の付いたところにだけ水を吹きかけておくといいですね。 - 持ち帰ったらすぐにつけ置き。
体温より低い温度のぬるま湯や水に「アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)」を入れてつけ置きしましょう。これでごしごし洗わなくても汚れが落ちますよ。
セスキ炭酸ソーダは100均でも購入できます。
- あとは手洗いか洗濯機で洗えばOK。
柔軟剤は使用しないでくださいね。吸い取りが悪くなってしまうようです。
自作の布ナプキンで、お金をかけずに
布ナプキンは、何度も洗って使えるためごみが少なく環境にやさしい点も魅力です。
しかし布ナプキングッズをすべて購入してそろえようとすると、やはり最初はお金がかかってしまいます。長い目で見ればお得ではあるのですが、今お金がない方は、ちょっと躊躇してしまうかもしれませんね。
「今お金はないけどすぐに布ナプキンを使ってみたい!」
という方は、手作りに挑戦してみてはいかがですか?
直線縫いだけでできる簡単なものもありますので、チャレンジしてみてくださいね。
いらなくなった服をリサイクル
いらなくなった服や下着をリサイクルすれば、お金をかけずに布ナプキンができますよ。
綿100%の服や下着をハサミでちょきちょき切ります。それを折りたたんで生理の時にホルダーと一緒に使えばOK。
使い捨て感覚で使うなら、縫う必要もありません。
洗って繰り返し使う場合は、四角く切ってはじをほつれないように縫っておくといいですよ。
これならホルダー型の布ナプキンを何枚か購入するだけですみますよ。
また、四角い袋を作り、その中に端切れを詰め込んでライナーを作るという作り方もあります。
型紙があれば、羽根つきナプキンも作れちゃう
ホルダーも手作りできればますますお金をかけずに済みますよ。型紙の通りに布を切断し、あとは縫えばいいだけ!
ミシンがない場合は手縫いでもできます。意外と簡単なので試してみてくださいね。
型紙は、こちらのサイトで無料でダウンロードができます。
→ 布ナプキンの型紙
こちらのサイトも作り方がわかりやすいです。
→ 布ナプキンの作り方|ポップでかわいい布ナプキンCandy
なお、ホルダーは間に防水性のある生地を挟んで作ると漏れ防止になりますよ。
(おねしょシーツのような感じです。)
ただし、まったく湿気を逃さない生地を使ってしまうと蒸れてしまうので注意が必要です。
布ナプキンに最適な防水生地は、こちらのサイトで購入できますよ。
→ Suzume Lounge|オンラインショップ
布ナプキンは自作すると、自分が一番使い心地が良いと感じるものを作ることができるのでおすすめです。
手作り好きな方はぜひ試してみてくださいね。
手作りが苦手な方も、プレーンタイプなら直線縫いだけなのでできそうですよね。
布ナプキンで生理中の不快感とおさらば
布ナプキンを使うと、生理中の不快感が軽減されたりごみが少なくなったりとメリットがたくさんあります。
でも紙ナプキンの便利さも捨てがたいという方は無理に布ナプキンのみを使わなくても、おでかけの時や多い日は紙ナプキンを使うなど、臨機応変に使用してみてはいかがでしょう?
上手に布ナプキンを取り入れて、生理中の不快感をなくして快適に過ごしたいですね。