二の腕は「たぷん」と呼ばれることがあります。
「ぷよぷよ」と呼ぶ人が大半のようです。よりスペシャルな表現は「ふりそで肉」。
こういう表現が出回っているのは、二の腕が「ほっそり」という女性が少ないからです。
とくに夏場・・・
半袖やノースリープの女性を見かけると、たぷん&ぷよぷよばかり、目につきませんか?
ということは、あなた自身が水着や薄着でいる時も、周囲の人はつい二の腕に目がいっているのです!
おそれることはありません。二の腕のたぷん&ぷよぷよには、原因と対策があります。
たぷん&ぷよぷよを解消して、堂々と露出できるようになりましょう!
もくじ
二の腕はたぷん&ぷよぷよ。原因は?
ほとんどの二の腕は、たぷんとしているか、ぷよぷよのどちらかです。
このままにはしておけませんが、なぜそういう状態になっているのでしょう。
もっとも大きな原因は、二の腕の筋肉は使わないし、使いにくい場所だから。
普段の生活では、ほとんど使わない筋肉なのです。
二の腕を使うのは、腕を後ろに引いた時
500mlのペットボトルを左右の手に一本ずつ握って、腕をまっすぐおろします。
その腕を両方とも、まっすぐ背後に向かって引きます。
この動きをするときは、二の腕の筋肉を使っています。
でも普通の日常生活では、腕を後ろに引くような動作はまずありません。
振り向く時に使う首や肩、歩く時に使う足など。
出番が多くて、しょっちゅう活躍している筋肉はいくらでもあります。
しかし、二の腕の出番といえば、腕を後ろに引いた時くらい。
そんな動作は日常やりませんから、二の腕の出番は回ってこないのです。
さっぱり出番がないまま、「たぷん」とか「ぷよぷよ」とか呼ばれている。
ちょっぴりかわいそうな立場にいるのが、二の腕の筋肉です。
たぷん&ぷよぷよの正体は・・・脂肪!
二の腕は出番がない筋肉なので、ほとんど動かしてもらえません。動かさない筋肉は衰えます。
筋肉が衰えたところには脂肪がつくので、二の腕はぷよぷよの柔かい感触になります。
「ぷよぷよしてるー」と腕の肉をつかんだ時、つかんでいるのは腕の肉のたるみなのです。
柔らかい筋肉?と思っている人もいますが、そこにあるのは脂肪です!
いっそのこと、「たぷん」としている人もいます。
大きく腕を動かした時、二の腕の肉が揺れて、それが自分でも揺れてると判るのです。
二の腕は出番がない!活躍できない!
二の腕に限らず、出番の少ない筋肉は、どんどん落ちていってしまいます。
スポーツマンが毎日エクササイズを欠かさないのは、筋肉の衰えを防ぐため。
それでも油断すると筋肉は落ちるくらい、筋肉の衰えは早いのです。
でも、出番のない二の腕の筋肉は、エクササイズも何もない。
それで二の腕は筋肉がつかず、脂肪がつきやすく、たるみやすくなっています。
二の腕を細くしたければ、二の腕に活躍の舞台を与えなければなりません。
そうすれば二の腕は活発に動き、筋肉がつき、脂肪がなくなり、痩せていくのです。
二の腕を活躍させるにはダンベルが良い?!
腕の筋肉が活躍する舞台といえば、両手でダンベルを持ち上げて、上げたり下げたりするトレーニング。
二の腕を鍛えて細くするには、あれをやればいいんだわ。と思いつく人が多いのですが、
このエクササイズをいくらやっても、二の腕の筋肉は出番がありません。
このトレーニングで活躍するのは上腕二頭筋といって、力こぶができる場所。
ダンベルの上下は、二の腕には関係ない動きなのです。
腕を動かしても、二の腕の出番はない
ですからダンベルをせっせと上げたり下げたりしても、二の腕は特にやることがありません。
自分ではない別の筋肉が活躍するのを、ぼんやり眺めているだけ。
二の腕に活躍の場を与えるには、腕を上下に動かすより、もっと別の動きをした方が良いのです。
二の腕の筋肉を使う動きとは?自宅でできるエクササイズを紹介
手軽にできる壁腕立て伏せ
道具を使わず自宅で簡単に出来る二の腕エクササイズが壁腕立て伏せです。
壁に向かって背筋を伸ばして立ち、両腕をまっすぐ前に出して壁に当て、壁を使って腕立て伏せと同じ動作を行います。
まっすぐな姿勢を維持したまま、腕だけを動かすのがコツ。
つま先立ちをして行うと、より付加がかかり引き締め効果が増します。
このエクササイズは、二の腕が活躍しています。
毎日10〜30回くらい、好みの回数で行えば、二の腕ダイエットに役立ちます。
ペットボトルで二の腕を動かす
前述した500mlのペットボトルを左右の手に持って、腕を背後にまっすぐ引くというのも、毎日10〜30回くらい行うと、二の腕ダイエットになります。
あんな動作、こんな動作をしても出番がないのが、二の腕の筋肉。
エクササイズでダイエットするときは、日常生活ではちょっとやらないね、というタイプの動作になります。
どちらも普段やり慣れない動きですから、最初はゆっくりと。
回数少なめからスタートして、様子を見ながら回数を増やしてください。
二の腕のためには、シャワーよりお風呂
二の腕は、日常生活では出番の少ない筋肉。
二の腕を鍛えようと思うと、日常生活では行わない動作のエクササイズになります。
そうでもしないと、二の腕に出番を与えることはできないのです。
ところが二の腕には、出番の少なさの他に、もう一つ問題があります。
ずばり、血行の悪さです。
二の腕の第二の問題。血行の悪さ
二の腕は特別なエクササイズでもしないと、動かす機会がない筋肉。
ということは・・・
ほとんど動かさないので、すっかり血行が悪くなっている筋肉なのです。
たぷん&ぷよぷよには、血行の悪さも関係しています。
二の腕のために、シャワーよりお風呂
二の腕は血行が悪いので、リンパの流れも悪くなります。
老廃物が排出されないのでむくみやすくなり、冷えやすくなり・・・何もいいことがありません。
二の腕の血行を良くするため、シャワーで済ませず、しっかり湯船につかりましょう。
腕がよく温まったところで、二の腕をマッサージしてあげると効果的です。
手首から肩へ向かって、充分に血行が行き渡るように、腕全体をまんべんなくマッサージします。
リンパの流れが良くなり、二の腕のむくみやたるみの予防になります。
腕を上にまっすぐ伸ばしたり、腕をひねったりの運動も、温かいお風呂で行うと効果的。
日ごろ二の腕を使っていないことが、実感できるのではないでしょうか。
二の腕を細くするには、買い物中がチャンス?!
日常生活の動作をちょっと工夫すると、二の腕の筋肉の出番を増やしてあげることができます。
仕事や買い物、旅行の時などに、重い荷物を持つ時があります。
その持ち方を少し変えると、二の腕の筋肉を使うことができるのです。
コンビニやスーパーで買い物をした時、レジ袋に買った物を入れて持ちます。
この時、持ち手を握って袋を下にぶらさげるように持つ人が多いのではないでしょうか。
このやり方を、少し変えます。
二の腕が活躍する荷物の持ち方
腕を曲げて、レジ袋を前腕(手首からひじの部分)にかけます。
その状態から、手の甲を上に向けてください。こぶしは握っても握らなくても、どちらでもOKです。
この形でレジ袋を運ぶと、二の腕の筋肉を使うことができます。
レジ袋だけでなく、バッグやウエイトなど、適度な重さがあり、腕にかけられるものなら何でもかまいません。
これを日常、荷物を持つ機会があるごとに行うと、二の腕を細くするのに効果的です。
ただし、普段使わない筋肉ですから、疲れるのが早かったり、無理をするといためる場合もあります。
最初は軽い荷物で、短時間からスタート。少しずつ時間を長くしてください。
めったに出番がなくて、いつもボーッと過ごしているのが二の腕。
けれど、二の腕さえ細くなれば全身スリムに見えるという大きなメリットがあります。
エクササイズで、お風呂で、お買い物の時も。
たぷん&ぷよぷよを解消して、気分よく夏を迎えましょう。