若く美しくあるためには、毎日の努力が大切。今までのアンチエイジングは、そういう感じでしたが。スパーフードと呼ばれるカカオニブをポリポリかじるだけで、効果的なアンチエイジングができると言われています。本記事ではカカオニブの効果やアンチエイジングのしくみをご紹介します。
難しくて根気のいるお手入れをしないと、年より若く見てもらえない。
アンチエイジングを願う女性たちは、そう思っていました。
ところが最近、アンチエイジングの常識をくつがえすスーパーフードが、アメリカからやってきました。
スーパーフードの名は、「カカオニブ」。
おやつにカカオニブをポリポリかじるだけで、効果的なアンチエイジングができると言われているのです。
もくじ
1. スーパーフード・カカオニブとは?
「カカオニブって何?」と思われる女性も多いことと思います。
アメリカのセレブから流行が始まり、日本でも話題となったのは、わりと最近のことです。
カカオニブは、カカオ豆を焙煎して細かく砕いたもの。
抗酸化力が他の食品よりずばぬけて高いので、スーパーフードと呼ばれています。
カカオ豆を焙煎したら、カカオニブ
カカオ豆を収穫し、熟成・乾燥した後、焙煎するとカカオニブになります。
このカカオニブを加工して、ココアパウダーを作るのです。
焙煎といえばコーヒー豆のイメージですが、カカオ豆も焙煎する食品。
すべてのココアやチョコレートは、焙煎したカカオ豆で作られているものです。
コーヒー豆を焙煎しても、苦くて食べられません。
ホットコーヒーやアイスコーヒー、カプチーノなどのアレンジコーヒーにすることで、美味しく飲むことができます。
しかし、焙煎したカカオ豆、つまりカカオニブは味わい深く風味がよく、そのまま食べられます。
しかも、ただ美味しいだけではありません。
カカオ豆は「神の食べ物」の異名をもつスーパーフード。
その栄養価を損なうことなく、ストレートに摂取できる食品として、カカオニブが注目されているのです。
2. カカオなら、ココアやチョコに入ってるけど??
「神の食べ物」と呼ばれるほど、栄養価の高いスーパーフード・カカオ豆。
カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールは、赤ワイン以上の抗酸化作用があると言われ、アンチエイジングにぴったりの食品です。
さらに、そのカカオ豆の栄養を損なわず、もっとも効率的にに取れるのがカカオニブです。
ココアやチョコは、カカオ豆を使って作るもの。
カカオ豆の栄養が摂りたいなら、それで良いのでは?と、思われるかもしれません。
ですが、カカオニブでなければならない理由があるのです。
ココアでもチョコでもない。カカオニブの理由
ミルクココアやミルクチョコレートは、商品によってカカオの含有量が大きく違います。
ほとんどカカオがはいっていない、砂糖や油脂分だけがたくさん入ったチョコレートがあったりするのです。
そういうミルクココアやミルクチョコレートをたくさん食べたのでは、糖分の摂りすぎになるだけ。
カカオ豆にそなわっている抗酸化力や、アンチエイジングの効果はほとんど期待できません。
一方、カカオニブはカカオ豆を焙煎して砕いたもの。
砂糖など他の材料は何も加えませんから、カカオ豆100パーセント。
カカオ豆のそのものを食べられるのですから、もっとも効率よくカカオ豆の栄養を摂れるのです。
3. カカオニブは、どうやって食べるの?
カカオニブの食べ方は、「カカオニブが入っている袋を開けて、取り出して、食べる」。
それだけです。
いつものスナック菓子を食べる時と同じです。
お好きな時にお好きなだけ、ポリポリ食べてください。
家庭のティータイムでも、職場の気分転換でも、いつでもOK。
それだけでカカオ豆の抗酸化力をカラダに充分取り入れることができます。
そんなの簡単すぎる。アンチエイジングした気になれない。
そうお思いの女性や、もっと他の食べ方はないの?という女性には、ヨーグルトやパンケーキ、サラダへのトッピングがおすすめです。
他にも、カカオニブ入りのクッキーやケーキを焼いたり、スムージーを作ったり。カカオニブの楽しみ方が、どんどん拡大しています。
クックパッドではすでに、カカオニブのレシピがいっぱいです。
4. カカオ豆って、そんなにカラダに良いの?
カカオニブがきっかけで、「カカオ豆の栄養を、より効率よく摂りましょう」と言われるようになりました。
カカオポリフェノールがアンチエイジングにぴったりと判っていても、そのために大量のチョコレートを食べるのは考えものだからです。
「効率の良い摂り方にこだわるほど、カカオ豆に栄養があるの?」という問題もありますが、カカオ豆の栄養は「ものすごくあります」。
まず、カカオニブで注目され、期待されているアンチエイジング効果。
これは、カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールの威力です。
アンチエイジング効果で有名な赤ワイン以上に、抗酸化力が高いとされています。
抗酸化力とは?
抗酸化力とは、カラダの中にある活性酸素の量を、ちょうどよくするチカラのこと。
カラダの中の活性酸素は、多すぎても、少なすぎてもいけないのです。
適量の活性酸素が体内にある時は、活性酸素が細菌やウイルスを攻撃します。
活性酸素が、人間のカラダにとって良い働きをしてくれるのです。
しかし、なんらかの原因で活性酸素が過剰になると、活性酸素の攻撃力は人間のカラダに向かいます。
生活習慣病の原因となったり、カラダの細胞を痛めつけて、全身の老化を早めたり。
過ぎたるはなんとやらで、活性酸素が悪さばかり働くようになるのです。
そこで必要となるのが、カカオの抗酸化力。
余分な活性酸素を減らして、良い働きをする活性酸素だけを残します。
5. 数え切れない!カカオの健康効果
他にもカカオには、リラックス効果のあるテオブロミン・整腸作用がある食物繊維が含まれています。
カルシウム・マグネシウム・鉄分・銅・亜鉛・カリウムなど、ミネラル各種も豊富です。
整腸作用に美肌作用、貧血予防ができて高血圧に効く、抗菌効果があるので口臭予防になる。
緑茶や中国茶以上に、虫歯予防効果がある。
カカオの健康効果をあげたら、きりがないのです。
人類だったら誰でも知ってる?!カカオ豆の栄養価
カカオ豆が栄養豊富で優れた食品であることは、紀元前の人類も知っていました。
初めてカカオ豆を使った人類は、紀元前1500年前のオルメカ文明の人々。
それ以来、南米を中心とする多くの国で、万能薬として珍重したり、神の食べ物として神前に供えたり。
結婚式のお祝いのお酒の代わりに、ココアを飲んでいた国もあります。
歴史の中で、カカオ豆は実に多彩な使われ方をしているのです。
貨幣といえば金貨や銀貨ですが、大昔にはカカオを貨幣に使っていた国がありました。
その国では、カカオが純金のような役割を果たしていたのです。
貨幣に使うくらいですから、カカオの奪い合いでケンカになったり、カカオの産地を争って戦争する国があったり。
これだけ人々が夢中になるのですから、カカオは人類初のスーパーフードだったのかもしれません。
平成の日本でも、テレビの人気司会者が「朝いちばんに、一杯のココアを飲むと健康に良い」と発言したばかりに、日本全国のココアが売切れたという騒ぎが起きています。
紀元前のオルメカから平成の日本まで、カカオの栄養価は人類に愛されているのです。
そして最新のカカオの話題は、カカオニブの優れたアンチエイジング効果!
おやつの時間に、スナック菓子感覚でポリポリ食べるだけで、抗酸化力が得られます。
もれなくおまけについてくるのが、多彩な健康効果。ぜひお試しください。