麹(こうじ)は美容食品のスーパースターです。マイケル・ジャクソンなみです。あまり知られていないのは、麹が肌に良いなんて、当然すぎて誰も話題にしないから。
「マイケル・ジャクソンは偉大なスーパースターである」こういう話を、あえて世間話に出す人はいません。
「麹は優れた美容食品である」これもわざわざ、話題にする人はいないのと同じなのです!
美容食品のマイケル・ジャクソン、「麹」を放っておくテはありません!
飲むのも食べるのも美肌パックも、麹を使ってみませんか?
もくじ
美容食品のスーパースター!「麹」
麹は、美容食品のスーパースターです。紀元前の中国から古代日本に伝わってきて、江戸時代の江戸っ子の間では、麹で作った甘酒が一大ブームとなりました。
これほどコスパが良くてナチュラルで、肌とカラダに良い食品はそうそうありません。
現代平成の日本でも、麹の美容効果は知ってて当たり前・・・と書きたい所ですが、
麹が肌に良いことを、知らない女性が多いんじゃないかと。
知られざるスーパーフード「麹」!
「麹ほど、肌とカラダに良い食品はそうそうありません」
「麹はビタミンと酵素と食物繊維が豊富。まるでスーパーフードです」
こういった話を聞いたことがありますか?
おそらく、ほとんどの女性が無いと思います。
なぜなら、当たり前すぎることは話題にされないからです。
あまりにも当然だと、話題にされない・・・
「マイケル・ジャクソンは言語を絶する偉大なスーパースターである」
このことをあえて、ご家族やお友達と話したことがありますか?
あまりにも当たり前すぎて、わざわざ語り合ったなんて人は・・・いるんでしょうか。
それと同じように、
「麹は美容食品のスーパースターである」
「麹を食べたり飲んだり、肌につけるのが習慣の人は、みんな色白で美肌!」
あまりにも当然すぎるので、麹の美肌効果を話題にする人は、ほとんどいないのです。
・・・で、麹って、何?
麹が美容や健康に良いことは、当たり前すぎて誰も話題にしません。
麹がなんなのかも、知らない女性が・・・多いかも。
麹はチーズ・ヨーグルト・漬物の仲間?!
麹は、穀類や豆類を特別な菌によって発酵させたもの。
- 米が発酵したら米麹
- 麦が発酵したら麦麹
- 豆が発酵したら豆麹
です。
発酵食品ですから、チーズやヨーグルト、漬物などの仲間といっても良いくらい。
江戸時代には健康効果で、現代では美肌効果で有名な発酵食品なのです。
甘酒でスーパースター「麹」を飲む!
麹を使った食品といえば、代表的なのが甘酒。
甘酒には、だいたい次のような説明がついています。
- 甘酒には2種類のタイプがあります。
酒かすに砂糖を加えて煮溶かしたタイプと、もち米と麹を合わせて発酵させたタイプです。 - ちなみに甘酒は夏の季語です。
江戸時代の人は、栄養豊富な甘酒を、夏場の栄養補給のために飲んでいました。
実は甘酒の存在価値は、そのレベルではありません。真夏の栄養ドリンク剤♪どころの話ではなかったのです。
麹の甘酒が、世界最大都市「江戸」を救った!
世界最大の100万人都市・江戸。
江戸時代には100万人都市というと、世界中さがしても江戸だけ!でした。
江戸の次に大きかった都市がロンドン。それでも約86万人です。
→ 参考: 江戸の人口|wikipedia
その江戸では、体力の落ちやすい真夏が、一年で最も病人が増える季節でした。
しかも夏には、重症の病気にかかる人が多かったのです。
その病人を減少させたのが、甘酒の栄養価でした。
夏場に甘酒で栄養補給すると、夏バテや病気にかかりにくいからです。
世界にスーパーフードは数あれど、世界最大の100万人都市を「健康都市・江戸」に変貌させたレベルの食品が、麹の他にあるでしょうか?
甘酒のすごさは、麹の栄養価のすごさ!
江戸を救った甘酒のすごさは、麹の栄養価のすごさです。
もち米に何もしなければ、もち米のまま。
ところが、もち米に麹を加えて発酵させた甘酒は、驚くほど数多くの栄養を秘めているのです!
麹で作った甘酒の栄養
- 疲労回復効果①
「ブドウ糖」点滴によく使われる材料です。 - 疲労回復効果②
「ビタミンB1・B2・B6・B12」全部入っています。 - 便秘解消効果①
「オリゴ糖」善玉菌を元気にするので、便秘解消に役立ちます。 - 便秘解消効果②
「食物繊維」野菜や果物より豊富な食物繊維が入っているそうです。 - 期待の美肌効果
「コウジ酸」シミの原因であるメラニンの生成を抑えると言われます。 - 甘酒で取れます
「必須アミノ酸」体内では十分な量を作れないアミノ酸です。 - 他にもこんなに
「葉酸・ビオチン・パントテン酸・イノシトールなど」
麹の甘酒には、こうして書いててぐったりするくらい、数多くの栄養素が入っているのです!
もし「甘酒の栄養素を全部しゃべれ」と言われたら、息切れするに違いありません。
スーパースター「麹」で、美肌になる!
麹は栄養価が高いため、肌に塗っても、飲んだり食べたりしても美肌効果を発揮します。
よく知られているのが、杜氏(とうじ)さん(麹を活用して日本酒を作る人)や舞妓さんなど、仕事に麹が欠かせない人の美肌です。
麹に関わる仕事をしてると、美肌になる!
毎日、仕事で麹に関わる杜氏さんの手は、すべすべで色白です。舞妓さんは宴会で日本酒が残ったとき、首筋などに塗って美肌効果を楽しむそうです。
江戸時代のイケメンは、夏の栄養ドリンクとして麹の甘酒を常飲していましたから、推定ですが美肌だったことでしょう。
それでは、麹で化粧品を作りましょう!
自分で使う化粧品を、自分で手作りしてみたことはありますか?
麹を活用した手作り化粧水は、カンタンに作れるので人気です。
→ シミに効く手作り化粧水レシピ|コウジ酸がチロシナーゼを抑制して美白へ
化粧水の作り方だけでなく、自宅で化粧品を作るときの注意点も記載されています。
思わぬ肌トラブルを起こさないために、しっかり読んでから活用しましょう。
塩麹を使って、美容効果の高いパックを作ることができます。
→ 塩麹パックでお肌つるつる!|Will-My style
自宅で、食品を使って化粧品を作る時は?
自宅で食品を使って化粧品を作るとき、気をつけないといけないことがあります。きれいに手を洗ってから、清潔な容器で作ってください。
食品だけで作った化粧品は、食品だけで作った料理と同じ。料理を作って冷蔵庫で保存する時と同じように、衛生面に注意しなければなりません。
自宅で作れば「保存料無添加の化粧品」。でも・・・
市販の化粧水が腐らないのは、衛生管理をしっかり行った上で、保存料を配合しているから。
自宅で作ると保存料完全無添加ですから、保管状態に気をつけましょう。
保存料を嫌う女性もいますが、保存料を入れないと、化粧品が変質するスピードが速くなります。
- A. 保存料入りだが、変質しにくく、品質が安定している化粧品
- B. 保存料は入っていないが、変質が早く、腐りやすい化粧品
デパートの化粧品コーナーで聞いた話ですが、Aの方が肌に良いそうです。
保存料なしの化粧品を使いたい場合は、冷蔵庫など温度が安定した場所で保管し、早く使いきるように心がけましょう。
麹そのものを作る!!
インナービューティ(カラダの中からキレイになる)にこだわる女性の中には、自分で米麹や塩麹を作る人がいるそうです!
お塩やお米など、一つ一つの材料を自分で厳選すれば、「マイ・べスト・麹」が出来上がります。
この3つのレシピを掲載しているのは「 丸ごと小泉武夫 食マガジン」です。
発酵食品のスーパースターがいる?!
小泉武夫さんは、発酵食品に詳しい学者さんです。
とかいうグレードではありません。
日本の食のこと・世界中の食のこと、中でも発酵食品に関して、この学者以上の人は(私の記憶が確かなら)日本に存在しません!
「発酵食品のスーパースター」どころか、
「発酵食品の神!!」と言いたくなるような存在。
発酵食品とは何か、古代の日本人は何を食べていたかなど、食の面白話が尽きない学者さんなのです。
(はまるとキリがない人なので、やめてしまいました・・・)
(それくらい勢いがあります)
丸ごと小泉武夫 食マガジン「著書」 読み出すと止まらないタイプの本です。
発酵食品の魔法の力
やっぱり美味しく食べたい!こだわりの有機塩麹
麹で化粧品を手作りして、毎日肌につけるなんて面倒くさい。
麹はやっぱり食べた方がいい!という意見の女性も多いことと思います。
麹は栄養豊富な上、疲労回復や便秘解消効果があります。
食品として食べた時も、インナービューティに役立つのです。
塩麹にも「有機JAS認定」がある!
数年前には、あの「塩麹」が大ブームを起こしました。
今ではすっかり日常の調味料として定着しています。
海の精株式会社 有機JAS認定 こだわり塩屋の有機塩麹 170g
日本最大の健康関連通販サイト「ケンコーコム」で、最も売れている塩麹です。
実は、こちらの塩を作っている会社の有機塩麹です。
スーパーなどで見たことある!という女性が多いことでしょう。
塩を知りつくした会社の塩麹ですから、味がバツグンなのです。
「麹・塩麹のレシピ」驚異の24000品!
では麹を使って、どんな料理を作るかですが・・・何から作りましょうか?
クックパッドには、米麹と塩麹だけで、24000品のレシピがあります!
クックパッド 米麹のレシピ 1000品以上あります。
→ 米麹レシピ|cookpad.com
クックパッド 塩麹のレシピ 23000品!あります。
→ 塩麹レシピ|cookpad.com
穀物アレルギーや、アルコールが心配なあなたに
麹の化粧品やお料理は気になるけど、穀物アレルギーだから心配・・・
そういう女性も、いるかもしれません。
穀類や豆類などが苦手な女性は、麹を使う前に、皮膚科に相談すると安心です。
使いたい化粧品のサンプルや、現品を見せて相談するとベストです。
お酒のアルコールが苦手な女性は、麹の甘酒なら大丈夫です。
甘酒という名前で発酵食品ですが、ノンアルコール飲料だからです。
ただし、酒かすと砂糖で作ったタイプの甘酒は、普通にアルコール飲料です。
香りで気づくと思いますが、そちらを間違って飲まないように、気をつけてください。
おしまいに「美味しい」スーパースター・麹によく似た(?)、「惜しい」スーパースターのお話を書きます。
麹のお話を書いてて、思い出したからです。
麹は「美味しい」スーパースター。「惜しい」スーパースターは・・・
知られざる美容食品のスーパースター「麹」。
甘酒として飲んでも、料理して食べても、化粧品を作っても「美味しい!」思いができます。
ところで、「ジャーニー (Journey) 」というアメリカのロックバンドをご存じでしょうか。
1983年のアルパム「フロンティアーズ」で、連続9週間もの間、全米2位にいたことがあります。
JOURNEY – SEPARATE WAYS (LIVE IN MANILA)
ジャーニーは9週間がんばりましたが、全米1位にはなれませんでした。
「フロンティアーズ」が発売されたとき、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が、連続37週間全米1位!!を続けてたからです。
「美味しい!」ではなく「惜しい!」と言われているバンドです。
レコードの発売日を、「スリラー」と違う日にすれば良かったのに!