年々増えていくシミ。服についたコーヒーのシミと同じで早く対処しないと落ちにくくなる一方です。でも美白化粧品を使いたくても、1本ウン万円…。これでは手が出ないし効果があるのかもわからない…。そこで、1ヶ月5000円以下で続けやすく、効果を実感できる美白美容液を紹介していきます。
もくじ
知らないと後悔する!美白美容液選びのポイント
美白美容液は医薬部外品を選ぼう!
医薬部外品(薬用)とは、厚生労働省がシミ・そばかすを防ぐと効果があると認めた有効成分を一定量配合している化粧品のこと。
通常の化粧品よりも高い効果が期待できます。
美白美容液を選ぶときは、美白っぽい化粧品ではなく、医薬部外品表記があるかもチェックしましょう。
継続は必須!続けやすい価格のものを!
美白ケアで大切なのは、年間を通して継続的に使い続けること。
肌内部のメラニンは夏場だけでなく、365日ずっと活動を続けています。
シミのない透明感のある白い肌を目指すなら、油断せず1年中続けることが必須。
また、出来てしまったシミの対策は、これからできるシミを防ぐよりも難しく、時間もかかります。
その為、美白美容液を選ぶときは、続けやすい価格であるかも大切なポイント。
シミケアは、高価な美容液を単発的に使ってもほとんど意味がありません。
続けやすい価格の美容液を、年間を通してしっかり使い続けることが、本当に効果を実感できる賢い美白ケアの方法です。
美白美容液にはこれだけの種類がある
現在発売されている美白美容液は100種類以上!
研究や技術の進歩で、次々と新しい美白美容液が開発されています。
基本的に美白美容液は「予防」として売られている(シミが消えるとは謳えない)ものがほとんですが、実際には出来てしまったシミが薄くなっていくなどの効果が表れるのも事実としてあります。
美白美容液は、質の良いものを選べばしっかりと効果を感じることができるんですね。
ですが、成分の中にはキツすぎて肌を痛めてしまうものもあるため、美白美容液は慎重に選ぶことが必須です。
ただ、これだけの中から自分に合った商品を探すのは時間もかかる上に、お肌へのリスクもありますよね。
何より美白美容液は高価なものが多いので、良い商品にたどり着くまでに出費もかさんでしまいます。
1ヶ月5000円以下のおすすめ最新シミケア美白美容液
そこで、100種類の美白美容液の中から、コスメコンシェルジュがオススメ商品を厳選しました。
しっかりと有効成分が配合され、かつ安心安全に使用できるオススメの10商品をピックアップ。
いずれも、しっかり継続できるよう1ヶ月5000円以下なのに、効果も優秀な美白美容液を選んでいますので、どれがいいのか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
おすすめ(1) 今あるシミの元を分解排出して、メラニンの生成も抑える最強美白美容液!
HAKU メラノフォーカスV(資生堂)
有効成分に4MSKとm-トラネキサム酸を配合した美白美容液。
※資生堂が開発した4MSKは、「シミ部位で生じている慢性的な角化プロセスの乱れ(慢性角化エラー)に作用して、溜まったメラニンを排出する効果」を持つと言われ、これからできるシミの予防はもちろん、今あるシミにもしっかりとアプローチしてくれます。(医薬部外品)
この4MSKとトラネキサム酸は、メラニンに対しそれぞれ別のブロック作用を持っているため、より効率的に美白ケアを行うことができ、高価の実感値も高いです。
12年連続売上No.1の実績を持ち、高い効果と安全性に定評があるところも、イチオシの理由。
シミに対する予防と改善を同時に行ってくれるスグレモノです。
だんだん輪郭がはっきりしてきたシミ、居座り続けている頑固なシミなど、紫外線により出来てしまったシミにお悩みの方にとてもオススメです。
※先日新たにリニューアルされ、有効成分はそのままにより効果的なアプローチを実現。(2018年3月21日)
美白有効成分 | 4MSK、m-トラネキサム酸 |
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独自成分 | アンダーシールダー(整肌・保護成分) |
使用方法・回数 | 朝と夜、化粧水の後 |
使用感 | 滑らかなクリーム状 |
容量/価格 | 45g/10,800円/約2.5ヵ月分 20g/3,996円/約1ヵ月分 10g/2,700円約2週間分 ※ただし、シミの範囲による |
1ヶ月あたりの値段 | 4,000円 |
お得な試しキャンペーン
新しくなったHAKUメラノフォーカスVが、数量限定で10g(約2週間分)のトライアルキャンペーン中!
通常価格10,800円の商品が、トライアル価格2,700円(税込・送料無料)でお試しできます。毎年人気の美容液ですので逃さないよう早目のチェックは必至です!※WEB限定
おすすめ(2) シミの骨メラノソームを分解!できはじめのシミ対策に
エッセンス インフィルト(アスタリフトホワイト)
独自成分ナノAMAと、高い美白効果を有するビタミンC誘導体を合わせた美容液で、ビタミンC誘導体単独使用時に比べて、メラニン生成抑制効果も高まる美容液。
美白有効成分ではもっとも歴史のある「ビタミンC誘導体」を配合。
安全性も非常に高く、独自成分「ナノAMA」との相乗効果により、今あるシミの骨(元)を分解してくれる、こちらもオススメの美白美容液です。
うっかりシミを作ってしまった場合のお助けアイテムとしても、強力にサポートしてくれます。(医薬部外品)
また、こちらの化粧水・クリームには美白に有効な「アルブチン」が配合されており、ぜひラインで揃えて使ってみてほしい商品です。
美白有効成分 | ビタミンC誘導体(リン酸L-アスコルビルマグネシウム) |
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独自成分 | ナノAMA、ナノオリザノール |
使用方法・回数 | 朝・晩 化粧水の後 |
使用感 | さらっとしていて肌馴染みが良い |
容量/価格 | 30ml/7,560円(定期便なら6,804円)/1ヶ月半~2ヶ月分 |
1ヶ月あたりの値段 | 定価:5,040~3,780円 定期便:4,536~3,402円 |
お試しができる!お得なキャンペーン:エッセンス インフィルトを含む美白セット5日分を1,080円・送料無料でお試しできます!化粧水もパワーアップしたので、セットで試してみる価値ありです。
実際、頬のシミに試してみたのでこちらも参考に見てみてください↓
おすすめ(3) 新安定型ハイドロキノン使用美容液
ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110(アンプルール)
沈着してしまったシミケアにおすすめのスポット美容液。新安定型ハイドロキノンカプセルが徐々に浸透するので、寝ている間に角層深部までじっくりと効果を届けてしてくれます。紫外線によるシミ・ソバカスだけではなく、肝斑、ニキビ跡、傷・やけどによるシミにも効果的です。(医薬部外品)
美白有効成分 | ハイドロキノン |
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独自成分 | カンゾウ根エキス、ムラサキ根エキス、クズ根エキス、アロエベラ葉エキス(保湿成分) |
使用方法・回数 | 洗顔後シミに直塗り / 夜のみ1日1回 |
使用感 | 肌に密着するテクスチャー。すぐに浸透し、さらっとしたさわり心地に。 |
容量/価格 | 11g/10,000円(本体価格)/ 約2ヶ月分 ※ただしシミの範囲による |
1ヶ月あたりの値段 | 5,000円 |
お試しができるお得なキャンペーン:ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110を含む、美白シリーズの7日分トライアルキット6,500円相当が破格の1,890円で試せます!
おすすめ(4) 高い密着性と保湿力が強力なハイドロキノン美容液
ブライトニングナイトセラム(オバジHQ)
肌の生まれ変わりに注目した夜専用美容液。安定化したハイドロキノンが濃密なバーム状になっているから、寝ている間でもしっかりシミ部分に留まりケアしてくれます。(医薬部外品)
美白有効成分 | ハイドロキノン |
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独自成分 | ミクロコッカス溶解液、ジオウ根エキス(保湿成分) |
使用方法・回数 | 全てのスキンケアの最後に使用/夜のみ1日1回 |
使用感 | 高い密着性 |
容量/価格 | 10g/9,000円(本体価格)/ 約2ヶ月分 ※ただしシミの範囲による |
1ヶ月あたりの値段 | 5,000円 |
おすすめ(5) POLAオリジナル美白有効成分ルシノール®配合の美白美容液
ホワイトショットSX(ポーラ)
10年10億円以上かけて開発したポーラオリジナルの美白有効成分「ルシノール®」が、メラニンの元となるチロシンとチロシナーゼの合体を防ぎ、シミ・ソバカスを防ぎます。(医薬部外品)
美白有効成分 | ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)、ビタミンC誘導体(アスコルビン酸2-グルコシド) |
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独自成分 | ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)、SCリキッド(保湿成分) |
使用方法・回数 | 朝晩2回/朝晩ローションで肌を整えた後、顔のシミ・ソバカスが気になる部分にやさしくなじませる |
使用感 | なめらかで肌馴染みが良い |
容量/価格 | 20g/12,960円/約3ヵ月分 10g/7,020円/約1.5ヵ月分 ※ただし、シミの範囲による |
1ヶ月あたりの値段 | 4,230円~4,680円 |
ほんの少量で効果絶大、シミの範囲によってかなり長持ちします。人によっては半年以上持っている人も。特定のシミ、出来始めのシミを集中的に薄くしたいという人におすすめ。
おすすめ(6) 小さい分子のコウジ酸が肌奥までケアする美容液
白澄XX(コーセー)
シミの根源細胞を直撃するコウジ酸配合。コウジ酸は一般的なビタミンC誘導体やアルブチンよりも分子が小さいため、表皮の奥まで浸透し、メラノサイトまでしっかりと届きます。浸透の良さ、保湿感にもこだわりを感じる美容液です。(医薬部外品)
美白有効成分 | コウジ酸 |
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独自成分 | 月見草エキス、牡丹エキス、百合エキス、ヒアルロン酸DPG(保湿成分) |
使用方法・回数 | 朝晩2回/化粧水の後、顔全体またはシミ部分に馴染ませ、乳液やクリームで仕上げる |
使用感 | ジェルの様な柔らかさでしっとり |
容量/価格 | 40g5,000円/シミ2~3か所なら約2ヶ月分 |
1ヶ月あたりの値段 | 2,500円 |
お試しができるお得なキャンペーン:抽選で3万名にサンプル2包が当たります。使用感が合うか試すのにおすすめです。
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おすすめ(7) 24時間美白ケアをしたい人におすすめの美容液コンシーラー
オンメーキャップ スポッツコレクティング セラム(ホワイトルーセント/資生堂)
SPF25・PA+++のコンシーラー機能で気になるシミや色ムラをカバーしながら、美白ケアできるメイクの上からもケアできるアイテム。メイク直しの時にも使えるので、日中もしっかり美白ケアをしたい人におすすめ。(医薬部外品)
美白有効成分 | 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩) |
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独自成分 | – |
使用方法・回数 | 朝のメイク時にコンシーラーとして使用。 |
使用感 | 柔らかいヘラ部分に液体が出てきて直接塗れるから密着しやすい |
容量/価格 | 4g/4200円 |
1ヶ月あたりの値段 | – |
おすすめ(8) 人気のフレンチオーガニックブランド最新の集中美白美容液
ネクターブラン コンセントレイト セラム(メルヴィータ)
ビタミンC誘導体を新配合した、人気の美白濃縮美容液。白ゆりオイルやホワイトシーリリーのコンディショニング効果で、美白成分をしっかり浸透させてくれます。柔らかで透明感のあるお肌が期待できます。
美白有効成分 | ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド) |
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独自成分 | 白ゆりオイル、ホワイトシーリリー(スキンコンディショニング成分) |
使用方法・回数 | 朝晩/化粧水の後、顔全体に馴染ませ、気になるシミ部分には重ねづけを。 |
使用感 | 肌に滑らかに広がるジェルタイプ |
容量/価格 | 30ml/7,800円(本体価格) 約1.5~2ヶ月分 ※ただしシミの範囲による |
1ヶ月あたりの値段 | 5,200~3,900円 |
おすすめ(9)流れやすい目元のシミの集中シミ予防に
ホワイトプロフェッショナル集中美白スティック(ソフィーナ)
有効成分が崩れたキメをつたって流れないよう、集中浸透のための独自技術を採用。より密着しやすいスティックタイプでメラニンの生成をおさえ、シミ、ソバカスを防ぎます。(医薬部外品)
美白有効成分 | カミツレエキス、カモミラET |
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独自成分 | カモミラET |
使用方法・回数 | 朝・晩 化粧水、美容液の後 |
使用感 | スティックタイプ |
容量/価格 | 3.7g/4,000円 |
1ヶ月あたりの値段 | – |
おすすめ(10) 予算オーバーだけど今注目のシミ撃退美容液
ホワイトロジスト ブライトエクスプレス(コスメデコルテ)
2004年の発売から進化を続けてきた人気美白美容液の5代目。メラニンの塊メラノコアを、メラニン分解をしてくれるリソソームに素早く輸送。肌の隅々まで均一で透明感のある肌が期待できる美容液。(医薬部外品)
美白有効成分 | コウジ酸 |
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独自成分 | ブライトイコライザー(スイカズラエキス、サフランエキス、ゼニアオイエキス・タイムエキス・濃グリセリンの独自複合成分) |
使用方法・回数 | 朝晩2回/化粧水のあと顔全体に馴染ませ、乳液やクリームで仕上げる |
使用感 | みずみずしく軽やか |
容量/価格 | 40ml/15,000円(本体価格)約1.5ヶ月分 |
1ヶ月あたりの値段 | 10,000円 |
おすすめ(11) 12時間連続美白!くすみ・肌荒れが気になる人に
ビタブリッドCフェイス
モデルの平子理沙さんや美香さんも愛用の、美白美容液。
こちらは、手持ちの化粧水と混ぜて使う「パウダー状」の美容液で、その美白持続時間は12時間!
顔全体のくすみや肌荒れ、ニキビ跡が気になる人におすすめです。
美白成分 | アスコルビン酸 |
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独自処方 | ビタミンCが12時間浸透する特殊技術 |
使用方法・回数 | 朝晩2回/手持ちの化粧水に混ぜて使用、その後乳液・クリームで仕上げる |
使用感 | 粉末状。化粧水のテクスチャーを損なわない |
容量/価格 | 3g/6,200円(本体価格)約1月分 定期継続の場合20%OFF |
1ヶ月あたりの値段 | 定価:6,200円 定期便:1回目1,500円 2回目以降4,960円 |
ビタブリッドCフェイスを2週間使用してみたレビューはこちら↓
【番外編】ラクなケアで美白したい人に。皮膚科医監修の実力派オールインワン美白美容液!
BIHAKU(ビハク)
敏感肌でもしっかり美白したい、ラクチンに美白したいという人におすすめの『BIHAKU』
こちらは美白美容液はもちろん、乳液・クリームの代わりとしても使える処方。乾燥が気にならない人であれば化粧水も省略してコレ一本でOKのオールインワン型美白美容液です。
ノーベル化学賞を受賞した「フラーレン」、美容家の間でも注目を集めている「ヒト型肝細胞」、美白&老化防止と言われている「APPS」など、最新美容成分を配合した、独自のホワイトバイタライジング処方。
さらに4つの無添加で、肌への刺激が気になる人にもおすすめです。
最新美容成分が高濃度配合されているため、少々価格は張りますが、オールインワンとして使えばコスパも悪くないでしょう。
独自処方 | フラーレン、APPS、ヒト型肝細胞 |
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使用方法・回数 | 朝・晩 化粧水の後 |
使用感 | 軽いとろみのある化粧水感覚。軽い付け心地 |
容量/価格 | 30ml/8,900円(定期初回1,980円)約/1ヶ月分 |
1ヶ月あたりの値段 | 定価:8,900円 定期便:2回目以降7,900円 |
BIHAKUを実際に試してみたアラフォー主婦のレビューはこちら↓
美白美容液の前にシミの種類を見極めよう
シミの種類によっては、化粧品で効果が得られない場合があります。
美白美容液を効果的に使うために、まずはあなたのシミの原因を見極めましょう。
シミの種類と特徴
- 老人性色素斑(日光黒子)
-
原因 紫外線 特徴 数㎜~数十㎜の平らなシミ。 美容液の効果有無 ◎あり
- 肝斑
-
原因 女性ホルモンのバランス 特徴 左右対称でシミのふちがぼんやりとしている。頬、額、口の周りなどに表れやすい。 美容液の効果有無 △成分による
- 雀卵斑(ソバカス)
-
原因 遺伝性のもので、紫外線により悪化する 特徴 顔全体に数ミリの小さなシミが散らばっている 美容液の効果有無 △成分による
- 炎症性色素沈着
-
原因 ニキビ、火傷、虫刺されなどの炎症悪化 特徴 褐色のシミ。全身にできる。 美容液の効果有無 ○色素沈着には効果あり
- 脂漏性角化症
-
画像元:スキンケア大学
原因 老人性色素斑の悪化 特徴 他の皮膚部分に比べ盛り上がっている 美容液の効果有無 ×難しい
美容液の効果が得られない、脂漏性角化症や雀卵斑(ソバカス)はレーザー治療、肝斑は内服によるケアなど、別のケアをおすすめします。
こちらを参考にしてください。
自分にピッタリの美白美容液の選び方
ここでは、冒頭でお伝えした美白美容液選びのポイントの他に、コスメコンシェルジュの筆者がオススメする美白美容液の選び方を、もっと詳細にお伝えしていきます。
自分にピッタリの美白美容液を選ぶために、以下をしっかりと理解しておきましょう!
シミができるメカニズムを知れば美容液が選びやすくなる!
シミができるのは紫外線のせい。
ここまでは多くの女性が知っているでしょう。
でも、実際に肌のシミとして現れるまでに、皮膚では様々なプロセスを経ています。
シミができるメカニズムを知っていることで、「この成分はシミ予防になる」 「今あるシミを薄くしたいからこの成分」と的確に美容液を選ぶことができるのです。
シミができるメカニズム
- 紫外線や肌荒れなどの刺激により、「メラニン生成」を指令する情報伝達物質(プラスミンやプロスタグランジン、エンドセリン)が発生。指令はメラノサイトに伝わる。
- 指令を受けたメラノサイトの中でメラニンが生成される。メラノサイトの中では、指令を受け活性化したチロシナーゼという酵素が作用し、チロシン → ドーパ → ドーパキノン → メラニンと変化していく
- 角化細胞がメラニンを受け取る
- メラニンを抱えた角化細胞が表皮表面に押し上げられていく(シミとして肌の表面に表れる)
- やがて不要な角質として剥がれ落ちる(新たな刺激がない場合は次第に薄くなっていく)
本来はメラニンが一時的な紫外線や様々な刺激から肌を守ってくれる役目をするため、シミとして濃く色素が残ることはありません。
しかし、過剰な紫外線などを浴びることで、メラニン生成スピードにターンオーバーが追い付かなくなるため、何層にもメラニン色素が溜まり、シミになってしまうのです。
では、具体的にどのようにシミをケアすれば良いのでしょうか。
シミへのアプローチ方法は大きく3つ
①メラニン生成を阻害する(シミの根源にアプローチする)
- ビタミンC誘導体
- アルブチン(チロシナーゼの活性阻害)
- プラセンタエキス(チロシナーゼの不活化・活性酸素の除去)
- カミツレエキス(エンドセリンの伝達阻害)
- マグノリグナン(チロシナーゼの成熟阻害)
- コウジ酸(チロシナーゼの活性阻害)
- エラグ酸(チロシナーゼの活性阻害)
- ルシノール(チロシンの受容部を塞ぎチロシナーゼと反応させない)
- リノール酸(チロシナーゼの活性阻害)
- トラネキサム酸(プロスタグランジンの生成抑制)
②メラニンの排泄を促進する(できたてのシミや予備軍にアプローチする)
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- リノール酸
③メラニンを還元する(できてしまったシミにアプローチする)
- ビタミンC誘導体
- エラグ酸
このように、シミ消しには大きく3つのアプローチがありますが、できてしまったシミを消したいから③のアプローチだけで良いかというと、そうではありません。
日々受けている紫外線などの刺激や、まだ目に見えていないだけのシミ予備軍を撃退するために、総合的にアプローチする必要があるのです。
さらにこんな成分に注目!
近年の研究では、できてしまったシミにも、より効果が期待できる成分が徐々に開発されてきました。
メラノソームを分解する成分
- ナノAMA
- ナノオリザノール
メラノサイト内にあり、メラニン色素が蓄積する、シミの骨とも言われるメラノソーム。それを分解し、メラニン色素が蓄積しないようにする成分です。
AMA自体にも美白効果があり、さらに、ビタミンC誘導体やアルブチンなどと併用すると、メラニン生成抑制効果が高まります。
安定性のあるハイドロキノン
もともとハイドロキノンは、ビタミンC誘導体と比較して約100倍のメラニンを還元する力を持っていますが、不安定で刺激になりがちな成分であるため、化粧品に用いることが難しく、良い商品が出回るまでに時間がかかりました。
しかし、現在では、安定性のあるハイドロキノンが開発され、美白化粧品に投入されてきています。
詳しくはこちらも参考に
4MSK
研究から実用化まで13年を要している美白有効成分。
メラニンの生成阻害とメラニン色素の排出促進の2役を担ってくれます。
サリチル酸の誘導体で、4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略称。酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制するだけはなく、シミ部位で生じている慢性的な角化プロセスの乱れ(慢性角化エラー)に作用して、溜まったメラニンを排出する効果を持つ。資生堂が開発した厚生労働省認可の医薬部外品有効成分。
引用元:shiseido.co.jp
本気のシミケアに大切なポイント!
シミに効果的な成分が入っていれば良いというものではありません。
本気でそのシミを解決したいなら、こういったことも注意して美容液を選びようにしましょう。
継続して使える価格じゃないと意味がない!!
ありがちなのが、2週間ほど使った所で、本当は美容液が肌奥で効き始めているのにも関わらず、表面のシミがなかなか薄くならないことで、「この美容液は効果がない」と決めつけてしまうこと。
シミの濃さにもよりますが、2~3サイクルを目安に続けることで、シミへの効果を実感できるでしょう。
また、高価な美容液だとついチビチビ使ってしまうことも、効果を得にくい方法です。
つまり、2~3本は継続して購入できる価格の美容液を選び、しっかりと適量を使うことが本気でシミケアをしたいなら注意したいポイントなのです。
“医薬部外品”なら何でもいいとは限らない
医薬部外品の化粧品は、薬用化粧品と呼ばれ、医薬品と化粧品の間に位置しています。
化粧品が持つ美化やすこやかに保つ目的に加え、シミやニキビ・肌荒れ・潤いなどへの効果が認められた有効成分が規定量配合されている化粧品の事です。
医薬部外品の方が効きそうですよね!
実際に、シミに有効な成分が入っていた方が早く効果を実感できます。
でも、医薬部外品だからと言って飛びつかず、それは「何に有効な成分であるか」、しっかりと見極めましょう。
たとえば、美白をうたっている薬用化粧品があったとしても、実はその有効成分はニキビを防ぐ有効成分が入っているだけかもしれません。
「薬用●●美容液」、「医薬部外品」と書かれていても、有効成分が何なのかまで確認することが、選ぶ時のポイントです。
毎日使える使いやすさ
毎日使える使いやすさがないと、効果も実感しづらくなります。
しかし「使いやすさ」と言っても、人それぞれ。
あなたのライフスタイルに合った美容液の使い方かどうか、使用方法もチェックして購入するようにしましょう。
使いやすさの例
- 夜だけのケア(1日1回)
- 化粧水と混ぜて使える
- 容器の形状(ポンプ式、チューブ式、ジャータイプなど)
- 使用している他化粧品との相性(使用感・香りなど)
美白美容液のシミに効果的な使い方
事前の保湿が重要!
様々なタイプのシミ用美容液を紹介しましたが、使い方も非常に重要です。
シミの根源であるメラノサイトは、表皮層の一番奥に存在しているため、有効成分がメラノサイトまで到達しなければ効果は半減してしまいます。
各化粧品メーカーも、肌の奥まで到達させようと様々な技術を搭載していますが、それをより効果的にするには肌の保湿が最も重要です。
化粧水で肌をひたひたに潤すことで、その水分が呼び水となり、肌の奥まで成分を届けることができます。
美容液にばかりとらわれず、事前の保湿ケアもしっかりと行いましょう。
紫外線を防ぐ方法は複数用意する
せっかく美容液でケアしても、紫外線に当たってしまってはまたシミの元を作るだけ。
新たなシミを作らせないためにも、日常の紫外線をしっかり防ぐことが必要です。
紫外線対策は日焼け止めを塗ることだけではありません。
他にもこんな対策方法があります。
- 飲む日焼け止め
- 欧米では当たり前になっている飲む日焼け止め。
本気でケアをするならぜひ取り入れてみましょう。
- お化粧直し
- 化粧直しは見た目をキレイにするだけではなく、紫外線カットをし直すという意味でも非常に大切です。
UVカット効果のあるフェイスパウダーでさっとメイク直しをするだけでOKです。
- サングラス、UVカット機能付きの帽子やアウター、日傘を
- サングラスで目からの紫外線カットも大切。
顔だけではなく首元や腕の美肌対策にもUVカット機能付きの帽子やアウター、日傘をおすすめします。
紫外線カットに加え、オシャレ度もアップするのでぜひ取り入れてみてください。
部屋の中にいても、紫外線は透過してきます。
外出時だけではなく、窓際にいることが多い場合には、気をぬかずにしっかりと対策をしましょう。
美白美容液・シミケアまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した効果的でお値段も続けやすい美容液のおさらいです。
- HAKUメラノフォーカスV
- エッセンス インフィルト(アスタリフトホワイト)
- ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110(アンプルール)
- ブライトニングナイトセラム(オバジHQ)
- ホワイトショットSX(ポーラ)
- 白澄XX(コーセー)
- オンメーキャップ スポッツコレクティング セラム(ホワイトルーセント/資生堂)
- ネクターブラン コンセントレイト セラム(メルヴィータ)
- ホワイトプロフェッショナル集中美白スティック(ソフィーナ)
- ホワイトロジスト ブライトエクスプレス(コスメデコルテ)
特に、頑固なシミのケアにはHAKUメラノフォーカスVがオススメ!
また、出来はじめのシミやのトータル的な美白ケアにはエッセンス インフィルト(アスタリフトホワイト)のセット使いがイチオシです。
最初にお伝えした通り、顔のシミは、シャツについたコーヒーのシミと同じく、時間が経てばたつほど取れにくくなるものです。
一刻も早くあなたに合った美白美容液でシミをケアして、均一でキレイなお肌を手に入れましょう♡