ダイエットは女性の永遠のテーマ。太りにくい身体は誰もが欲しい理想像ですよね。
食べても太らない、そんな理想の体質を維持する為には、実は「姿勢」が重要なファクターであることを知っていますか?
猫背など姿勢が悪いと、背は低く見え、お腹もぽっこり出て見え、ネガティブなイメージが先行してしまいます。
一方、正しい姿勢は見た目にも美しくお腹周りもすっきり。
しかも見た目だけじゃなく、骨盤の歪みが矯正されることで、基礎代謝があがり消費カロリーが増え、実際に痩せてくるものなのです。
太りにくい体質は美しい姿勢と正しい骨盤からもたらされます。
骨盤位置を矯正して、あなたもあこがれの身体を手に入れてみませんか。
骨盤ストレッチでどうして痩せるの?
骨盤矯正とダイエットが一見して結びつかないと思う方もいるでしょう。
骨盤というと、脚のモモの骨(大腿骨)と背骨(脊椎骨)をつなぐ、腰の位置にある骨のことです。
骨の位置を直すことが、どうしてダイエットになるのでしょうか。
骨盤を矯正することによって起こる身体の変化として大きいのは、内臓の位置が上にあがるというものです。
骨盤は腸や肝臓、腎臓などを支える骨ですので、骨盤が歪んだり広がったりすると、内臓が下にさがってしまう状態になります。
正しい位置に戻すことによって、ダイエットにおいては大きく3つの効果が得られます。
- 内臓が下がっていることによってぽっこりとしたお腹を、内臓を上げることで見た目をすっきりさせることができます。
- 血流が改善されることによって、代謝が正常化して痩せやすい体質になります。
- 骨盤を支えるインナーマッスルが鍛えられることによって、基礎代謝があがり、消費カロリーが多くなります。
以上のようなしくみで、骨盤ストレッチによりダイエット効果があるというわけです。
お家で出来る!骨盤のゆがみの調べ方
骨盤ストレッチは骨盤の歪みを矯正する為のものですが、では果たして骨盤が歪んでいるのかをまず知っておかなければいけません。
人間というのはよほど気をつけていないかぎり、多かれ少なかれ骨格が歪んでいるものです。姿勢が悪いと自覚している人ならなおさらです!
骨盤の歪み具合を知るのに、クリニックなどで見てもらう方法もありますが、自分でできる簡単なテスト方法もあります。
そのひとつに「足踏みテスト」というものがあるので紹介します。
まず家の中でなるべく広くて平坦な場所を探しましょう。中央に立って周囲2〜3mに何も無いところが良いです。
次に、目印となるものを用意します。テープなどで床にバツ印をつけるのが簡単な方法かと思います。
準備ができたら、目印の上に真っ直ぐに立ち、その場で目をつぶった状態で50回足踏みをします。太ももをしっかり上げて足踏みしましょう。もちろん、自分なりにその場に留まることを意識してください。足踏みの中は手を大きく振ってください。
足踏みが終わったら、目を開けてみましょう。恐らく目印からズレたり、体の向きが変わっているのではないでしょうか。
このズレが1m以上あると、骨盤ゆがみに要注意な状態となります。
また、整体師さんの解説による「自分できる骨盤の歪みチェック動画」があるので、参考にしてみてください。
骨盤歪みを矯正するかんたん骨盤ストレッチ4選
骨盤のゆがみを矯正するストレッチは多くの種類があり、簡単なポーズから複雑なポーズまで多岐に渡ります。ジムのインストラクターさんの中でも色々な観点で様々なストレッチを実践している人がいますね。
その中でも、ゆがみを直す効果が高く、かつ簡単にできる骨盤ストレッチを4つ紹介します。
自宅で出来るストレッチですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
1. 腰まわし
立った状態で行うストレッチで、腰をひねることで骨盤を矯正します。
両足を肩幅より少し広いくらいにして、背筋は地面と垂直にピーンと伸ばし、腰に手を当てます。
そのままゆっくりと腰をぐるんと円を書くようにまわします。最初は時計回りに10回、次に反時計回りに10回。
骨盤周りをやわらかくしてあげることで、自然と骨が正しい位置に戻るのをサポートします。
2. ももあげ
寝た状態で行うももあげは、骨盤の前後を正しくするためのストレッチです。
仰向けに真っ直ぐ寝て、背筋を伸ばします。
膝を曲げながら、右モモをゆっくりお腹に近づけて、すねを両手で持ち、さらにお腹の方へ近づけて30秒キープします。
このとき、もう片方の足のかかと・膝が浮かないように気をつけましょう。
キープしたら、手を離してゆっくり元の仰向けの姿勢に戻ります。次は同様に左モモを30秒キープします。
3. 脚ひねり
脚ひねりも寝た状態で行います。身体をひねり骨盤周りをやわらかくストレッチします。
仰向けの状態で、背中をつけたまま両膝を立てます。手は左右に大きく広げると良いでしょう。
肩甲骨が床から離れないよう、両膝をゆっくりと右へ倒します。膝同士が離れないようにも気をつけましょう。
床についたら5秒間キープ。キープ後に元の立てひざの姿勢に戻しますが、ここもゆっくりと戻しましょう。
最初に姿勢に戻ったら、ひといきついて、次は左に倒して5秒キープ。これを5セット行います。
ストレッチ効果に加えて、ゆっくりとした動きでインナーマッスルを鍛える効果もあります。
4. 骨盤ひらくとじる
次は座った状態でのストレッチです。骨盤を開閉するストレッチで、正しい位置に矯正します。
まずは開くストレッチ。背筋を伸ばして座ります。あぐらをかくように膝を曲げて両足の裏同士をぴったりとくっつけます。
足の裏が離れないように手で膝を床に押して、30秒キープします。
つぎに閉じるストレッチ。お尻の後ろに手を置いて、両モモをくっつけます。そのまま足を肩幅より少し広いくらいに外側にずらします。
いわゆる女の子座りの変形のようなポーズです。背筋を伸ばすことを意識して、太ももをつけて30秒キープします。
ちなみに、このときに膝の高さに違いを感じる人がいるかもしれません。実はこれ、歪みの証拠です。
身体は真っ直ぐに膝の高さを揃えるように意識してみましょう。
骨盤ストレッチのベストタイミングは「お風呂あがり」
ホットヨガなどのエクササイズがある通り、ストレッチは身体が温まっているときに行うのが良いです。筋肉が温まっている状態は、やわらかく伸ばしやすい状態であるからです。
身体が冷えている状態で無理にストレッチを行うと、筋や腱を痛めてしまう可能性もあります。
自宅で出来るストレッチのベストなタイミングは「お風呂あがり」です。
お風呂上りは血流もよくなり身体も温まっていますし、リラックスしているので筋や腱を伸ばしやすいタイミングと言えます。
緊張した状態だと、筋肉が固く硬直しているために、無理に伸ばすことは危険ですので、リラックス状態が良いというわけです。
ただひとつ注意したいのは、脱水状態にならないように気をつけることです。
これはストレッチをするしないに関わらずですが、入浴により汗をかくことで脱水状態になることは様々な健康リスクが伴います。
入浴前には、コップ一杯の水分摂取を心掛けましょう。
骨盤ストレッチで痩せ型体質のメリハリボディに!
現代人にとって骨格のゆがみは生活習慣病ともいえるほど一般的なものです。
仕事や生活のストレスで凝り固まった状態で、悪い姿勢でいることで骨格は歪んできます。
しかし本来、筋肉や腱をやわらかくして、姿勢を正しくすることで骨格は自然と最適な位置に戻っていくものです。
骨盤ストレッチも同じく、ストレッチによって骨盤の自然治癒力を高める効果があります。
産後ダイエットにも効果的な方法なので、ぜひ実践してみて欲しいダイエットエクササイズです。
ストレッチでの骨盤矯正は早くても2週間かかると言われていますが、継続して行うことで効果が現れてきますから、諦めずに続けていく気持ちが大切です。
骨盤ストレッチで身体の歪みを矯正して、太りにくい体質を手に入れましょう!