「妊活したいのに生理不順だわー、心配だわー」とか、思ってませんか?
「生理不順が、すごく妊活に影響しちゃった!」という女性は少ない。
なのになぜか生理不順に悩んで、ストレスためてる妊活女子が多いのです。
「生理不順だわ」「きっと妊活に影響するわ」と悩む前に、自分が本当に生理不順かどうか、チェックしてみましょう。
「いつも生理日が3、4日ずれるから、自分は生理不順だと思ってる」
こういう女性、かなりに多いはずなのです!
① 生理不順は妊活に影響する?
まず、生理不順が妊活に影響するかどうかです。
生理不順は、妊活に影響しません。
もちろん、生理不順になんのケアもせず、病院へ相談にも行かず、どうでもいい食生活をして、毎日スマホ漬けでゲーム三昧で・・・という生活をしていれば、妊娠しにくいかもしれません。
しかし生理不順というのは、
妊活に懸命な私の前に、生理不順という途方もなく厚い壁が待ち構えていた。
世界最高峰エベレストの8,848メートルより高く、世界最深のマリアナ海溝10,911メートルより深い。
神よ!なんでまたこんな厚い壁を私の目の前に!
というような、厚い壁ではないのです。
生理不順のほとんどは「極端な難関」ではない
人によるといえばそれまでですが、生理不順のほとんどは「極端な難関」ではありません。
どちらかといえば、ケアしやすいほうのトラブルなのです。
栄養・睡眠・運動という、いつもながらの健康の基本。
この3つをきちんとやるように心がけただけで、解消することが多い。
女性によっては「むしろそっちの方が厚い壁だわ・・・」とか、思っちゃうかもしれませんが。
次の項目から「生理不順で妊活が心配なときに、やった方がいいこと」のお話を書きます。
「ムダに悩んでたわ!」「今までの悩みはなんだったの?」の展開も、ありえます。
② あなたは、生理不順ですか?
「生理不順だわ」「妊活に影響するかしら」と心配している、あなた。
あなたは生理不順ですか?
もちろん私は生理不順よー!
いつも3日早いとか、4日遅いとか、バラバラなの。
1日のずれもなく生理が来る友達がうらやましいわー!
とか、思ってませんか?
3~4日のずれは、生理不順ではない!
これ、かなり多くの女性がショックを受けるのではないかと想像してるのですが、生理日が3~4日ずれても、生理不順ではないです。普通です。
もちろん体質には個人差があるので、「絶対にそうだ!」とは言い切れません。
正式な診断は病院のお医者さんに診てもらわないといけないのですが(これ重要)
基本的には「7日以上、生理日がずれるのが生理不順」なのです。
びっくりされる女性が、さぞかし多いことと思います。
「生理日が3、4日ずれてばっかりいる。生理不順だわ。病院に行くほどじゃないけど」
そう考えている女性が、すごく多いのではないでしょうか。
ムダに悩んでいる可能性あり?!
ですから、もし次のように考えてる女性がいたら・・・
「いつも生理日が3、4日ずれる。生理不順だわ」
「妊活に影響しないか心配だわ」
実はこれ、ムダな悩みかもしれないのです!
いつでも良いので、基礎体温表持って、婦人科などに行って、「自分は生理不順ですか?妊活に影響しますか?」と確認しましょう。
もしかしたら、お医者さんに「この程度のずれは生理不順じゃないですね」「妊活にぜんっぜん影響ないですね」と言われるかもしれないのです!
③ どこからが「要注意の生理」なの?
通常は「7日以上、生理周期がずれるのが生理不順」とされています。
いつも3、4日ずれるという女性は、基本、生理不順でもなんでもないのです。
それ以外にも生理には「ここまでは普通」「ここからは要注意」という数値があります。
主要な項目は次の通りですが、全部が「かも」なのは、医師の診断の代わりにはならないから。
自分の生理が正常範囲かどうかは、病院で正式に診察を受けてください。
もしこうだったら、要注意の生理かも?のリスト
- 初潮が10歳の誕生日より前だと「早発月経」かも。
- 初潮が16歳の誕生日より後だと「遅発月経」かも。
- 初潮が18歳の誕生日になっても来ないと「原発性無月経」かも。
- 月経周期が24日以下だと「頻発月経」かも。
- 月経周期が39日以上だと「稀発月経」かも。
- 月経周期が7日以上変動すると「不正周期月経」かも。
- 2日以下の月経は「過短月経」かも。
- 8日以上の月経は「過長月経」かも。
- ナプキンの取替えが忙しすぎて、ストレスになるレベルだと「過多月経」かも。
- 月経は来ているが、基礎体温が一相性だと「無排卵月経」かも。
- 3ヶ月以上、月経が来ていないと「無月経」かも。
- 強い腰痛や腹痛など、日常生活に支障が出ていると「月経困難症」かも。
これ、女性によっては本当にたいへんだそうです。
生理中に強い腹痛や腰痛、身体の一部がマヒする人もいます。日常生活ができないほど、負担がかかってしまうのです。
- 生理中はイライラするー! 「月経前症候群(PMS)」じゃないかと。
生理前後や生理中に、頭痛や食欲不振など、いろいろな不調が起こります。
それに、原因がないのにイライラします。自分でPMSだと判ってるのに止められません。
男性が「生理中の女性は怖い」と恐れをなしているのは、PMSのなせるわざです。
解決策はありません。原因のないイライラですから。逃げるのが一番です。
④ 生理不順最大の原因はストレス?!
女性の生理日は、ちょっとしたことでずれます。
体調不良や睡眠不足、強いストレスでもかかったならともかく、
「あー、忙しい!」とか、「生理日と旅行の日が重なりそうだわ」とか、ちょっと思っただけなのに、生理日が何日か遅れることがあるのです。
あのー、そこまでシビアに忙しいと思ったわけではないんだけど。
そりゃあ、あの時、ちょこっと忙しいなとは思ったけど・・・。
でも基礎体温表を見ると、他に原因が思い当たらない。
「ちょっと忙しいと思っただけで、ずれたってことー?!」
こんなことは、ちっとも珍しいことではないのです。
ましてや「生理不順かも」「妊活に影響するかも」とウツウツすごしていたのでは・・・「生理不順かも」のストレスで、自ら生理不順になってる可能性があります。
生理不順かもと思ったら、5つの手順
「生理不順かも」「妊活に影響するかも」と思ったら、次の5つの手順を行うのがおすすめです。
- 自分は生理不順かも、妊活に影響するかも、あーかも、こーかもと考えるのをやめる。
- 自分はステキなママになる!赤ちゃんといっぱい楽しむ!と決意する。
ストレスが原因の生理不順の場合、この2つだけで改善する可能性があります。
さらに、次の3つの手順も行います。 - 自分が本当に生理不順なのか、病院に行って確認する。
- 深刻な生理不順は少ない。どういうケアをしたら良いか、お医者さんと相談する。
- 必要な治療があれば行う。自分でケアできる範囲なら、自分でケアする。
以上の5つの手順の中で、たぶん誰もが引っかかるのが「いつ病院に行くか」です。
病院に行く日を決められないときは?
「病院はいつ行こうかなー」でグダグダしがちですが、今日行ってください。
人間、「いつ行こうかな?」と迷って決められない場合があります。
そういう時って、いつ行っても同じことだから、決める手がかりがなくて決められないのです。
だから、今日すぐに出かけてください。
「今日なんて困るわ!明日でないと!」と思いついた場合は、明日に出かけてください。
「今日なんて困るわ!○日でないと!」と思いついた場合は、○日に行ってください。
そうやって直感した日にちって、たいがい適切な日にちです。
⑤ 生理不順ですと診断されたら?
生理不順は、思い込み生理不順が多い。
とは言っても、病院で「ほんとの生理不順ですね」と診断されることもあります。
うわあ、ほんとの生理不順だったんだ・・・。
びっくりしたり、ショックで頭いっぱいになるかもしれません。
しかしこういう時こそ「あたし、落ち着けー!」と、自分に言い聞かせましょう。
もしそうなった場合、忘れずにやらなければいけないことがあるからです!
まずは落ち着いて。医師の説明を聞きのがさない!
医師は「生理不順です」と診断した次に、「だから、こういうことに気をつけてください」と、生活の注意点を説明してくれるはずです。
この注意点をしっかり聞き取っておけば、妊活に最適なライフスタイルが見つかります。
しっかりメモを取って、書いたメモは医師に見てもらって、聞き間違いなどがないか、確認してもらいましょう。
生理不順と診断された瞬間は、うわっと思ってしまうかもしれません。
でも、「どーせ生理不順だから、どうでもいいわ」と、コンビニ三昧、スマホ三昧、夜更かし三昧していると、ますます生理不順が治りにくくなります。
栄養・睡眠・運動、ついでにストレス。こういったことを見直せば、ほとんどの生理不順は治ると言われています。
生理不順解消に向かって、新しいライフスタイルをスタートしてください!