ココナッツオイルのブームが来ていたことは記憶に新しいですね。
そしてココナッツオイルの次に来る!と今話題になっているのが、「ギー」(ghee)というオイル。このオイル、美容や健康にすごいパワーを発揮すると海外セレブや芸能人の間でも人気が高まってきています。
流行に敏感な方は、要チェックですよ!
こんなにすごい!ギーのミラクルパワー
ギーは最近注目されたばかりのオイル。なので、ギーという名前を初めて聞いたという方もまだまだ多いのでは?
実は私も初めて聞きました。
ギーってそもそも何?と思われている方に、まずはギーについて詳しくお伝えしましょう。
ギーはバターを煮詰めたオイル
ギーは、簡単にいうと「バターを煮詰めたオイル」です。
バターを煮詰めることで、水分、糖分、たんぱく質などを取り除くことができ、腐りにくくなり長期間の保存が可能となります。
ギーは純粋な乳脂肪分のみでできたオイルなのです。
このオイルはインドなどの南アジアを中心に古くから利用されていました。長期の保存がきくので、保存食としても重宝されていたようです。
また、食用だけではなく薬としても用いられてきました。
アーユルヴェーダで「最高のオイル」がギー
インドの伝統医療として有名なアーユルヴェーダ。
このアーユルヴェーダの中で「最高のオイル」とされているのがこの「ギー」なのです。
ギーのすごさは、古代の医学書の記述を見てもよくわかります。
古代医学書の「チャラカ・サンヒター」の中で、ギーは
「記憶力、知力、消化力、精力、オージャス、カパ、脂肪を増大させ、ヴァータ、ピッタ、毒物、錯乱、疲労、不幸、発熱を除去し、全ての油脂類の中でもっとも優れている。」
と紹介されています。
これを見てもギーのすごさは一目瞭然。
ありとあらゆるものに効果を発揮すると考えられていたのですね。
ギーは栄養豊富
ギーには健康に大切な栄養素がたくさん含まれています。その中でも特に美容や健康によい成分をご紹介します。
- ビタミン
- ビタミンは美容にも健康にも欠かせないもの。
ギーには特にビタミンAとEが豊富に含まれています。抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果を発揮します。
- 共役リノール酸
- 共役リノール酸は、脂肪を分解し燃焼してくれる働きがあります。
ギーはダイエットにも効果的なのですね。
- 中鎖脂肪酸
- エネルギーのもととなるのが中鎖脂肪酸です。
ただ炭水化物などのエネルギー源と違うのが、脂肪に変わらないという点。それどころか脂肪の燃焼、分解をサポートしてくれます。
ダイエット中の運動にも効果大ですね。
- 短鎖脂肪酸
- 短鎖脂肪酸には腸内環境を改善する働きがあります。
腸内環境の改善は、健康にもとっても大切。
免疫機能も高まり病気にかかりにくくなりますよ。
ギーの効果に海外セレブも大注目
ギーはアーユルヴェーダに取り入れられていたということからもわかるように、その美容、健康パワーは古代から注目されていました。
そして最近そのパワーが改めて見直され、話題になっているのです。
今注目される、ギーの効果をいくつか紹介すると、
- ダイエット効果
- 免疫力をアップ
- 腸内環境改善
- 美容効果
- 傷を回復させる
などがあります。
ざっと上げただけでもこんなに様々な効果が期待されているんですね。
このギーの効果には海外セレブも大注目しています。その中には、マドンナやナオミキャンベルなどの名前も。
日本の芸能界の中でも広まってきており、ローラさんなどが使用しているそう。
美容や健康に人一倍気を遣う海外セレブや芸能人にも注目されるとは、それだけでもすごさがわかりますよね。
自宅で簡単にギーを手作り!
ギーはもちろんお店にも売られていますが、値段がお高め…。でもご安心ください!家庭で手作りすることができますよ。しかも簡単!
ギーを試してみたい!と思った方は、ぜひ手作りにチャレンジしてみてくださいね。
材料
- 無塩バター 500g
作り方
- ステンレスの鍋でバターを弱火で溶かします。
アルミの鍋やガラスの鍋は避けてください。 - バターが溶けたら火を中火にして沸騰させます。
- 沸騰したら弱火に戻します。
しばらく加熱すると、泡が大きくなり、そのまま加熱するとまた泡が小さくなります。
この時点で油の色は黄金色になり、香りはポップコーンのような香ばしい香りに変わります。 - 火を止めて、キッチンペーパーなどで油をこし冷ましておきます。
出来上がったら容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。半年ほどで使い切るようにしてくださいね。
初めて作る方は、最初から最後まで弱火で作るほうが失敗しないそうです。また、混ぜたりせずに放置するほうが失敗せずにできるようです。
熱しすぎないように気を付けながら火にかけるだけで、簡単に作れちゃうんですね。
これは自分で作ったほうが断然お得ですね。
以下の動画も参考にしてみてくださいね。
毎日の食事に摂りいれよう!ギーのおすすめメニュー
ギーは、インドなどでは調理の際に気軽に用いられています。健康に良いオイルはほかにもいろいろありますが、味にくせがあったり高価だったりして、毎日の調理に取り入れることは難しいことも多いです。
でもギーは、手作りすればそれほどお金はかかりませんし、味も香りも抜群!またバターからできていますが、アレルギーの心配もほとんどないそう。
何か特別なことをしなければならないと思うと続かないことも多いのですが、調理油として使うなら毎日気軽に取り入れられますね。
ここで、ギーを取り入れたおすすめメニューをご紹介します。
ローラいちおし!豆乳と米粉のほっこりシチュー
料理上手で有名なローラ。
クックパッドの中でも様々なレシピを紹介しています。
その中にはギーを使ったレシピも。
このシチューも、ギーを使ったローラのレシピの一つです。
材料(2人分)
- さけ(切り身) 2切れ
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1本
- 豆乳 400ml
- 米粉 大さじ1強
- ギー 大さじ1
- 塩、こしょう 各少々
- 粗びき黒こしょう 少々
作り方
- さけは1切れを4等分にして、塩、こしょうをふる。
- 玉ねぎはうす切りにし、さつま芋とにんじんは乱切りにする。
- 鍋にギーを入れて熱し、2を加えて炒める。玉ねぎがしんなりしたら、1を加えて焼きつける。
- 3に米粉を茶こしなどでふるい入れ、全体をざっと炒める。
- 豆乳を加えて弱火で沸騰させないよう煮て、さつま芋とにんじんがやわらかくなったら、塩、こしょうで調味する。
- 器に盛って黒こしょうをふる。
引用元:cookpad.com
いつものサラダがよりおいしく!レモンバタードレッシング
美容や健康のためにサラダを欠かさず食べているという女性は多いですよね。
毎日のサラダにもギーを取り入れてみてはいかがですか?
いつものサラダがよりおいしく、より健康に効果を発揮するようになりますよ。
材 料(2人分)
- マヨネーズ 大さじ3
- レモン汁 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- コンソメ 小さじ1/2
- 塩コショウ 少々
- ギー 大さじ1
- ブラックペッパー 少々
作り方は、材料をすべて混ぜるだけ。
コクがあるのにさっぱりとしていておいしいドレッシングですので、ぜひお試しくださいね。
このほかにも炒め物に使用してもいいですし、スープに直接たらしてもおいしいです。また寝る前にホットミルクに入れて飲むと、安眠や便秘解消に効果があるそうですよ。
直接塗っても効果あり
ギーは、肌に直接ぬっても効果があります。
ギーの香りが好きな方は、肌に直接塗る使い方も試してみては?
ニキビ予防に
ギーにはビタミンが豊富に含まれています。またデトックス効果や保湿効果などもあるため、ニキビに効果的だといわれているのです。
もちろん食べるだけでも効果が期待できるのですが、肌に直接塗ることでさらなる効果が期待できます。
やり方は、ウコンとギーを1:4の割合で混ぜ、ニキビが気になる部位に塗って30分ほどおき、その後しっかりと洗い流します。
ギーには傷を回復させる力もあるため、直接肌に塗ることでさらに効果がアップします。
ニキビが気になる方はぜひ試してみてくださいね。
マッサージでしわ予防
ギーをマッサージの際に使うと、しわを予防できるといわれています。少量を手に取って顔に塗りマッサージしてみてください。
保湿効果もあるので、つやつやの肌にしてくれますよ。
目の疲れが回復
ギーをおでこやまぶたに塗ってそのまま眠ると、深く眠れて目の疲れもすっきり取れますよ。
コットンにギーを浸してパックをするのも目の疲れに効果的です。
パソコンやスマホを長時間使うと目が疲れますよね。
そんな時はこの方法を試してみてくださいね。
流行の先端!ギーを取り入れてアンチエイジング
ギーにはたくさんの優れた効果があるんですね。
しかもその効果は、美容と健康全般にわたります。
今まではやったオイルに比べると、使いやすそうな点も魅力的ですね。これは流行ること間違いなしです。
爆発的なブームが来る前に、ぜひ試してみませんか?
毎日の生活にギーを取り入れて、手軽にアンチエイジングしちゃいましょう。