シミやシワ、ニキビと並んで悩んでいる人が多い、顔の毛穴問題。年齢や肌質を問わず、誰もが悩まされる肌トラブルだといえます。一方で、正しくて効果がある毛穴ケアを実践できている人は実は少ないもの…。今回は気軽に実践できてしっかり効果を得られる、正しいセルフケア方法を一挙にご紹介します!
毛穴が開く原因
毛穴の開きは、様々な原因によって引き起こされます。
- 毛穴詰まり
- 皮脂の過剰分泌
- 乾燥
- 老化
毛穴の詰まりを取るために、毛穴パックやスクラブなどの刺激の強いケアを続けていると、皮脂の過剰分泌や乾燥を招いてしまいます。
また老化によって肌が垂れてくると、毛穴の開きも目立つようになります。
こうした原因を知ったところで、具体的なケア方法を学んでいきましょう!
毛穴引き締めケア・食事編
即効性 | ★ |
---|---|
持続性 | ★★★ |
肌トラブルを改善するためにまず大切なのは、食事による体の内側からのケアです。
即効性はありませんが、2~3か月続けていると、肌や身体の調子が変わっていくのを感じられるはずです。
飽きやすい人は、ほかのケア方法と組み合わせることで、効果を実感しながら取り組んでみては?
皮脂の分泌を防ぐ食材
ビタミンB2やB6には、皮脂の分泌を防ぐ効果があります。
皮脂による毛穴の詰まりや開きを防ぐことができます。
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- ビタミンB2
- 納豆、豚肉、さば、うなぎ、アーモンドなど
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- ビタミンB6
- 豆腐、卵、いわし、にんにく、鮭など
肌の老化を防ぐ食材
抗酸化作用が高いビタミンCは、コラーゲンの合成に不可欠な成分でもあります。
老化による毛穴の開きが気になる人に特におすすめの成分です。
鉄分もコラーゲンを合成するのに欠かせません。
女性に不足しがちな栄養素で、他にも様々なメリットがあるので、積極的に摂りましょう。
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- ビタミンC
- ブロッコリー、イチゴ、柿、小松菜、ほうれん草、カリフラワーなど
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- 鉄分
- ひじき、きくらげ、ココア、しじみ、ゴマ、パセリなど
正しい水分補給
肌の乾燥を防ぐために、まめな水分補給を心がけることも大切です。
ミネラルウォーターやノンカフェインのお茶などがおすすめです。
コーヒーやアルコールは正しい水分補給とは言えませんので、ご注意を。
皮脂の分泌を促すNG食材
糖類や脂質の多い食べ物、刺激物などは皮脂の分泌を促し、毛穴が開きやすい環境を作ってしまいます。食べすぎには気をつけてください。
毛穴引き締めケア・スキンケア編
即効性 | ★★ |
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持続性 | ★★★ |
毛穴の引き締めケアには、やはりスキンケアが欠かせません。
しかし高い化粧品を揃えたり、難しいケア方法を実践したりする必要はないんです。
誰もがやっているベーシックなケアに、ちょっとしたコツをプラスして実践しましょう。
肌が生まれ変わるターンオーバーの周期は約90日。
個人差はありますが、1か月ほど続けると、毛穴が目立ってごわついていた肌がやわらかく、扱いやすく変わってくるのを実感できるはずです。
洗顔のコツ
洗顔料はしっかり泡立てて使用しましょう。
きめ細やかな泡なら、毛穴の奥までしっかり洗えますし、摩擦による肌ダメージを抑えることができます。
すすぎはしっかりと行う必要がありますが、大切なのは回数と水温です。
回数の目安は30回程度。水温は低すぎると毛穴の汚れを落としにくく、高すぎると肌に負担がかかってしまうので、32度くらいを目安にしましょう。
顔を洗う回数
皮脂の分泌が気になる人は、1日に3回、4回と洗顔をしていたりしませんか?
1日の洗顔回数の目安は2回まで。
それ以上洗ってしまうと、肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、肌は逆に皮脂の分泌を促進させてしまうんです。
肌の乾燥がひどい人や、肌荒れが気になる人は、洗顔料を使わない「水洗顔」で肌を落ち着かせるのも1つの方法です。
それ以外の人は、マイルドなタイプの洗顔料で優しく洗い上げましょう。
週に1回のスペシャル洗顔
週に1度、スペシャルアイテムを取り入れた洗顔を行いましょう。
例えば、たんぱく質や脂肪を分解する力に優れた酵素洗顔料。
毛穴に詰まった頑固な皮脂や古い角質を落とし、汚れの大掃除ができます。
洗浄力が強いので、アフターケアの保湿をしっかりと行いましょう。
肌極 つるすべ素肌洗顔料(コーセー)
たんぱく質分解酵素を配合し、肌に残った余分な皮脂や古い汚れをしっかりオフ。 米ぬか由来の保湿成分が潤いをしっかり与えてくれます。
詳しくみる保湿のキーワードは“水分保湿”
乾燥による毛穴の開きを改善するためには、肌をしっかり保湿することが大切です。
ここで重要なのは、油分の少ないアイテムを選ぶこと。
化粧水、美容液を使った“水分保湿”を心がけましょう。
油分の多い乳液、クリーム類は、乾燥が気になる箇所にポイント使いします。
また、手持ちの化粧水や美容液に数滴垂らすだけで、保湿力を高めてくれるこんなアイテムもおすすめです。
ホワイトラベル 金のプラセンタ原液ミックス(ミックコスモ)
ヒアルロン酸やプラセンタ配合の高い保湿力がプチプライスで手に入る人気の美容液。べたつかず、乾燥が気になる肌をしっかり潤すことができます。
詳しくみる毛穴引き締めケア・身近なアイテム編
即効性 | ★★ |
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持続性 | ★★ |
毛穴の引き締めケアは、身近なアイテムを使ってできることも沢山あります。
今回ご紹介するのは、「温冷トレーニング」です。
温冷トレーニングって?
毛穴はもともと、温度に応じて開閉する機能があります。
例えば、サウナやエステのスチーマーで肌を温めた時、毛穴が開くのを感じますよね?
毛穴を引き締めるには、温冷の刺激を適度に与えて、毛穴のトレーニングをすることが大切です。
蒸しタオルで温めケア
温めケアには、毛穴を開き、汚れを落としやすくする効果があります。
手持ちのフェイスタオルを水で濡らし、電子レンジ(500Wか600W)で30秒~1分ほど加熱します。やけどにはご注意を!
あとは温めたタオルを3分ほど顔全体にのせ、その後クレンジングやスキンケアを行います。
入浴前や洗顔前がベストタイミングです。
保冷剤で冷やしケア
スキンケアを一通り行った後は、毛穴を引き締めることが大切です。
家の冷凍庫に1つは常備されているであろう、保冷剤を毛穴が気になる部分に当て、肌がひんやりするのを実感できればクーリング完了です。
この保冷剤ケアは、朝のメイク前にも行うことで、化粧モチが良くなる効果もあります!
毛穴引き締めケア・メイクアップ編
即効性 | ★★★ |
---|---|
持続性 | ★ |
様々なケア方法をご紹介してきましたが、気になる毛穴の開きはやはりすぐに改善したいですよね。
最後に、メイク前に塗るだけで毛穴の開きを目立たなくするメイク用下地をご紹介します。
皮脂による毛穴の開きが気になる人は、余分な皮脂を吸収しながら、毛穴の凸凹をフラットに整えてくれるタイプがおすすめです。
老化や乾燥による毛穴の開きが気になる人は、保湿効果やエイジングケア効果もプラスされたものがおすすめです。
デイスワット セラム NR(レストジェノール)
老けた印象をあたえる、たるんだ毛穴の凸凹をカバー。同時に肌をしっかり保湿し、キメを整えるスキンケア効果も期待できます。
詳しくみるまとめ
毛穴ケアは毎日コツコツと。難しいテクニックや高い化粧品、エステだとなかなか続けにくいですが、気軽にできるセルフケアなら、無理なく継続できるのではないでしょうか?
毛穴レスの赤ちゃん肌を目指して、ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください!