お肌の乾燥を気にする女性は多いですよね。肌のカサカサはみなさん共通のお悩みかと思います。
とある化粧品会社が実施したアンケート(※)でも、女性の美容の悩みは「乾燥」という意見が圧倒的にランキング1位でした。
保湿を気にする女性の間で、基礎化粧品の使い方や、特に「美容液」に対しての関心が高まってきています。
乾燥肌対策のためにも、美容液の塗り方を見直してみてはいかがでしょうか。
株式会社ネイチャーズウェイ:「美容の悩みについてのアンケート結果」
もくじ
美容液ってやっぱり必要?何のために塗るの?
基礎化粧品のなかでも、化粧水と乳液は使っているけど、美容液はいまいち使っていないという方も結構多いです。
しかし、真剣に保湿対策・美肌対策に乗り出すのであれば、美容液は必須と言って過言で無いでしょう。
そもそも、美容液にはどのような効果があるの?
化粧水は、洗顔後のお肌の状態を整えるために使用します。乳液は、お肌の水分や油分などを閉じ込めて乾燥を防ぐために使用します。
では美容液は何のために使用するのでしょうか。
それはというと、化粧水だけでは不十分な保湿成分や、美肌効果・アンチエイジング効果のための美容成分を、お肌に補給してあげる役割が美容液にはあります。
美容液はお肌のサプリ
美容液は言うなればお肌のサプリメント。
保湿を重点的にケアしたい、美白に特化してケアしたい、など、タイプに合わせた成分を含む色々な種類の美容液があります。
各種ビタミン、コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分をはじめ、しみの原因のメラニンを抑制するアルブチン、しわ対策としてアンチエイジング効果が期待されるエラスチンなど、様々な美容成分の名前を耳にすることがありますよね。
それらの有効成分を高濃度で配合し、美容成分を補うことに重点を置いている美容液だからこそできる特別なスキンケアがあるのです。
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乾燥やシワで悩む方にぜひ試してみてほしいのが、大人気の美白オールインワンゲル「メディプラスゲル」です。
ほうれい線と敏感&乾燥肌で悩む52女性女性フォトグラファーに、実際に使ってみてもらいました。
美容液を塗るタイミングはココだ!効果を高める使用法
美容液をまだ使っていない人が多いという話をしましたが、その中には美容液の使い方がわからないから、という人もいます。
美容液は、化粧水や乳液など他の基礎化粧品と比べると価格もちょっと高め。肌に良さそうな成分が多く入っているのはわかっているんだけれども、うまく使えないかもしれない・・・、そんな不安から美容液に踏み出せない女性も多いはずです。
しかし美容液の塗り方にそんなに難しいことはありません。
お肌の仕組みをちょっとだけ頭に入れておけば、きっと自信が湧いてくるでしょう。
乾いた肌にいきなり美容液は間違い!潤いの中に成分を浸透させるイメージ
美容液の塗り方の間違いで多いのが、乾いた状態のお肌にいきなり美容液を塗ってしまうことです。
おそらく、乾いたタオルが水を吸うように、乾いたお肌なら有効成分をグングン吸い込むのでは、というイメージを持ってしまっているのかと思いますが、実際はその逆です。
美容液の成分は、目には見えない極々小さいものであると言っても、乾いた肌ではただ跳ね返してしまうだけです。
そうではなく、「浸透させること」のイメージを持ちましょう。
水分で潤ったお肌に、じわじわとただよい、肌の奥へ奥へ染み込んでいく、というようなイメージをすると良いでしょう。
ですので、ペチペチ叩くのも、お肌を痛めるだけなので止めましょう。
基礎化粧品の順番は 洗顔 → 化粧水 → “美容液” → 乳液
美容液は肌が水分で潤っている状態で使わないと効果が薄くなります。
ですので、タイミングとしては化粧水の直後がベストです。
まず洗顔で余分な油脂を落とし、落ちすぎた水分を化粧水で補い、美容成分が浸透しやすいお肌を整えます。
そして美容液を浸透させた後、乳液で美容成分とお肌の水分を閉じ込め、乾燥しにくいお肌に仕上げます。
乳液はお肌に蓋をする効果があるので、乳液やクリームの後に美容液を付けても、ガードされて効果は無くなってしまいます。
ですので、化粧水と乳液の間が最良というわけです。
手順としては化粧水の直後となりますが、化粧水を付けたあと、お肌に水分が馴染むまで少し待つのがベターです。
といっても、時間を空けすぎると水分は蒸発してしまいますので、数分程度が良いでしょう。
冷えた状態は効果半減!美容成分を浸透させるには温度も大切です
美容液を塗る際には、美容成分をできるだけ余さず浸透させられるよう、温度についても意識しましょう。
お肌が冷えていると毛穴も角質層も固く締まってしまい、成分の浸透を阻害する要因となってしまいます。
適度に温めて角質をやわらかくしてあげることが、美容液成分の浸透促進に繋がります。
お肌の冷えすぎに注意
冷たいお水で洗顔していませんか?
ついついお水で顔を洗ってしまいがちになりますが、保湿成分を取り込むには、ぬるま湯で洗顔するのが大切です。
温度としては26度~32度が理想で、これより低すぎると前述の通り成分浸透に影響がでますし、熱すぎると皮脂が落ちすぎたりお肌を痛めたりして、かえって乾燥や肌の赤みの原因になってしまいます。
化粧水の後に手のひらで頬や顔を軽く抑えるのも、肌温度を保つ方法です。
濡れた皮膚は水分蒸発による冷却効果で温度が奪われてしまいますので、人肌で温めると良いでしょう。
美容液も人肌に温めて
美容液を顔に塗る際に、手にとって使用する方法と、コットンを使用する方法がありますが、温度管理という点でおすすめは、手で塗る方法です。
美容液を手のひらにとって、もう一方の手の指で少し混ぜて、馴染んだら両手のひらを合わせて手全体に広げます。
このように液自体を人肌の温度に近くしてから塗ることで、肌の温度が急激に下がるのを防ぐことができます。
手の上で温めるのは美容液に限らず、化粧水を使うときにも有効です。
化粧水にも保湿成分が含まれていることも多いですので、少し温めてから付けることで、肌への浸透効果を高めることができます。
リンパマッサージも兼ねた美容液の塗り方
美容液にも大きく分けて2種類のタイプがあり、目元やしみのある箇所など気になるポイントにのみ付けるためのものと、顔全体に美容成分を補給するためのものとがあります。
顔全体に塗るタイプの美容液であれば、リンパマッサージを取り入れた塗り方をすれば、滞ったリンパも解消できて一挙両得です。
リンパの流れを正常化することで、顔のむくみを防ぎ、お肌を元気に保つことができます。
トロミのある化粧水ならこのマッサージを応用できますので、ぜひ自分で出来る顔のリンパマッサージを覚えておきましょう。
下から上に塗ってリフトアップ
まずは顎先から手を当てて、顔に手のひらで覆いながら、ゆっくりとおでこの部分まで上げていきます。
これを下から上に、顔全体をカバーできるように数回繰り返します。
この方法ですと手で塗っても液ダレしにくく、下に溜まったリンパの流れを促し、さらに顔の筋肉をリフトアップして見た目年齢を若くする効果が期待できます。
顔全体に美容液が行き渡ったら、今度は中心から外へマッサージしていきましょう。
両手の中指・人差し指・薬指で、鼻を中心とした線から、耳の付け根の後ろ部分へ、優しくなでます。リンパの通り道である耳の付け根の後ろまで指を持っていくのがポイントです。
あまり強くなでると肌を痛めますので、力加減は「小鳥の頭をなでるような」イメージが良いと言われています。
また、メーカーが適量としている使用量の1.5~2倍の量を使用すると肌を傷めにくいので、マッサージの時はたっぷり使いましょう。
最後の仕上げに首筋をマッサージ
首元も年齢が出やすいところなので、手に残った美容液は首にも塗ると効果的です。
リンパの通り道を意識して、今度は耳の付け根の後ろから、首筋にそって下へマッサージしましょう。こちらも強さは小鳥をなでる程度が良いです。
2、3度首筋をなぞったら、次は首全体に、上から下へ、残った美容液を使い切りましょう。
リンパマッサージを取り入れることで、夜のむくみ防止、朝のむくみ解消にも一役買いますね。
乾燥肌を解消したいなら、肌荒れ前に美容液導入を
いままで美容液を使っていなかった人も使っていた人も、塗り方を見直すことで美肌へのヒントが見えて来たかと思います。
化粧水にも保湿成分が入っているから、と思うかも知れませんが、化粧水に含められる成分には限りがあります。
美容液であれば、水溶性保湿成分に限らない、乾燥対策・エイジング対策に有効な様々な美容成分をお肌に与えてあげることができます。
乾燥した状態を放置して、あまりにも肌荒れが進んでしまうと、今度は肌に合う美容液がどんどん無くなってしまう可能性も。
肌に合わないから止めてしまって、止めてしまったからさらに肌が荒れて、という負のスパイラルに陥ってしまうと大変です。
なかなか改善しない乾燥・肌荒れ・カサカサ対策には、早めの美容液導入をオススメいたします。