2017.09.12更新 Emina AdachiEmina Adachi

もしや私も敏感肌?気になる原因と悪化させないスキンケアの方法

もしや私も敏感肌?気になる原因と悪化させないスキンケアの方法

元々肌が弱くない人でも陥りやすい、敏感肌の悩み。間違ったケアをしてしまうと、肌荒れや炎症をさらに悪化させてしまいます。敏感肌に関する基礎知識として、原因やスキンケアのポイント、上手な治し方を紹介します。

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敏感肌の特徴

敏感肌とは、どのような肌のことをいうのでしょうか?

一般的には、肌が外からの刺激に対して敏感になり、肌荒れや炎症をおこしやすい状態のことを指します。

遺伝や体質で、元から肌が弱い人もいますが、肌のバリア機能が何らかの原因で低下してしまうことでも引き起こされます。

敏感肌に多い悩み

よくある肌トラブルとしては、肌のかさつきや、ヒリヒリとした痛み、かゆみ、赤み、ニキビや吹き出物などがあります。

慢性的に悩まされることもあれば、突然トラブルが発生し、しばらくすると治ったりするような、一時的なものもあります。

敏感肌チェック

肌トラブルに心あたりがある人は、以下の項目をチェックしてみましょう。

  1. 化粧品で肌トラブルを起こしたことがある
  2. 髪の毛などのわずかな刺激でも肌荒れを起こしやすい
  3. アトピーやアレルギーの診断をされたことがある
  4. 肌のかさつきがひどく、粉をふいたような状態になる
  5. 肌が極度に乾燥してヒリヒリしたり、赤みやかゆみを感じたりする
  6. 季節の変わり目に肌が荒れやすい
  7. いつも使っている化粧品で、突然赤みやかゆみを感じる
  8. 汗や日光によってかゆみや肌荒れが発生する

①~③に当てはまる場合

遺伝や体質が原因で、元々肌が弱い可能性があります。
まずは皮膚科で相談することをおすすめします!

④~⑧に当てはまる場合

1つでも当てはまれば敏感肌予備軍、当てはまる項目が多い人は敏感肌だといえます。

敏感肌の詳しい原因や、スキンケアで気をつけるべきことをチェックしていきましょう!

敏感肌の原因

敏感肌の原因

画像元:stylecraze.com

敏感肌は、普段のスキンケアや生活習慣が原因で引き起こされます。

肌の乾燥

肌が持つバリア機能は、肌の水分と油分のバランスによって保たれています。

しかし、スキンケア不足や紫外線の影響、加齢などで肌が乾燥すると、このバランスが崩れてしまい、ちょっとした刺激にも敏感になってしまいます。

ターンオーバーの乱れ

肌のバリア機能が乱れると、肌が生まれ変わるターンオーバーのサイクルが異常に早まってしまいます。

乱れたサイクルは、通常の半分程度の10~14日ほどに。まだ準備が整っていない、刺激に弱い細胞が、肌表面に押し出されてしまいます。

すると、肌のキメが乱れたりニキビが発生したりと、敏感肌以外にも様々な肌トラブルを招いてしまうのです。

季節の変わり目

季節の変わり目は、何かと体調を崩したり、風邪をひきやすかったりしますよね。

肌も同様に、様々なトラブルを起こしやすくなります。

気温の変化や空気の乾燥具合などに合わせて適切なケアを行わないと、肌の水分・油分バランスが乱れてしまいます。

間違ったスキンケア

肌に合わない化粧品を使い続けたり、間違った使い方をしたりすると、肌に余計な刺激が加わり、炎症や肌荒れを起こしてしまいます。
決められた量や方法を守って使い、トラブルが起きたらすぐに使用を中止しましょう。

生活習慣の乱れ

寝不足などの不規則な生活やストレスが続くと、自律神経の乱れや免疫力の低下を招き、肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。

また、栄養バランスが偏った食生活や、体を冷やして血行不良を招く食べ物にも要注意です。

こんな食生活に注意!

  • 野菜の量が少なく、肉中心の食生活
  • 麺や丼など炭水化物メインの一品料理が多い
  • インスタント食品やコンビニ食品に頼りがち
  • 野菜は主に、サラダのような生野菜で摂っている
  • 甘いものをよく食べる
  • お酒やカフェイン飲料をよく飲む

ホルモンバランスの乱れ

女性の体は、ホルモンバランスの影響を受けやすいといえます。

特に、生理前や妊娠中、更年期といったホルモンバランスが変化しやすい時期は、一時的ではあるものの、肌がデリケートな状態に陥りやすくなります。

敏感肌におすすめの洗顔方法

敏感肌におすすめの洗顔方法

敏感肌は治すのが大変なイメージですが、基本的なクレンジングや洗顔を正しく行うことで、改善することができます!

クレンジング・洗顔のポイント

刺激の低いマイルドな洗顔料を

クレンジング料は、洗浄力の強いオイルタイプや、肌をこすってしまうシートタイプのものは避けましょう。

おすすめは、ミルク、クリーム、バームタイプのクレンジング料です。

肌が必要としている皮脂は残しながら、メイク汚れを落とすことができます。

洗顔料のおすすめは、固形石鹸です。

肌に必要な皮脂を残しながら、優しく洗う事が出来ます。フォームタイプや泡タイプと違って、添加物が少なめなのも特長です。

時間をかけすぎない

メイク落としから洗顔までは、2分以内で済ませるのが理想です。

洗浄料の洗い残しは肌荒れの原因になるので、すすぎはしっかり行うようにしましょう!

水温やタオルの質にも注意を

洗顔時の水は、36度程度のぬるま湯がベストです。

タオルで顔を拭くときは、ゴシゴシこすらず、ポンポンと軽く押しあてるようにして拭くようにします。

タオルは常に清潔に保ち、肌触りが悪くなってきたら、定期的に取り替えましょう。

敏感肌に悩む方にクレイ(天然の泥)洗顔がおすすめ!

クレイ洗顔は、天然の泥を利用する洗顔方法で、低刺激なのに高い洗浄力を持ちます。

合成界面活性剤が使われていないので、洗顔後の肌のつっぱり感の原因となる皮脂の落としすぎも起こりません。

クレイ洗顔についてはこちらでまとめています。

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敏感肌におすすめのスキンケア方法

敏感肌におすすめのスキンケア方法

画像元:stylecraze.com

敏感肌を改善するためには、肌のうるおいを高めながら、外的刺激から肌を守るスキンケアが重要です。

化粧水のポイント

保湿力の高いセラミド入りがおすすめ

化粧水を選ぶ際、まずは保湿力の高さを重視しましょう。

特におすすめの成分は、セラミドです。様々な種類があるなか、肌に存在するセラミドとほぼ同じ構造で作られた「ヒト型セラミド」は、浸透力が高く、刺激が少ないのが特長です。

セラミド以外の、代表的な保湿成分は以下の通りです。

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • NMF (天然保湿因子)
  • EGF (ヒトオリゴペプチド)
  • グリセリン

など

炎症を抑える成分

特に肌の炎症が気になる場合、抗炎症成分が配合されたアイテムを選ぶと、より効果的です。

グリチルリチン酸2Kは、肌への刺激が低めなので、ニキビや吹き出物が気になる肌にもおすすめです。

植物由来のカミツレエキス、コウキエキスも敏感肌用のスキンケア商品で多く使用されている抗炎症成分です。

なお、症状が悪化したり、なかなか治らない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。

つける時は手を使って

コットンも刺激の原因になることがあるので、避けるのが無難です。手を使って優しくなじませましょう。

霧状になって出てくる、スプレータイプのものもおすすめです。

美容液のポイント

保湿、アンチエイジング系を

美容成分が凝縮された美容液は、効率よくケアをすることができるので、ぜひスキンケアに取り入れましょう!

保湿成分セラミドのほか、年齢と共に減っていく、コラーゲンやエラスチン入りのアイテムもおすすめです。

乳液・クリームのポイント

皮脂バランスをキープ

化粧水や美容液が主に肌の水分バランスを整える一方、油分を補う働きを果たすのが、乳液やクリーム類です。

肌の水分の蒸発を防ぐ働きがあるので、ケアの最後に使うのをおすすめします。

パーツごとの乾燥具合に合わせて塗る量を調節し、優しくのせるように馴染ませましょう。

特に敏感肌には、クリームよりも、水溶性成分と油性成分のバランスが適度な乳液がオススメです。

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日焼け止めのポイント

日焼け止めは肌への負担が大きいものが多いので、敏感肌にはおすすめできません。

とはいえ紫外線は肌の乾燥を招くので、UVケアは必須です。

日常生活で使う場合は、SPF20程度で十分です。紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。

高いUV効果を備えながら、負担が少ないミネラルファンデを使うのもおすすめです。

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敏感肌がやってはいけないNGケア

肌荒れをこれ以上悪化させないために、避けるべきケア方法を知っておきましょう!

刺激の強い化粧品を使う

敏感肌用に作られたものや、アレルギーテスト済みのもの、配合成分がシンプルなものなどを選ぶと安全です。

初めて使用する場合は、腕の内側などに試し塗りをして、自分の肌に合うかどうか、パッチテストで確認するようにしてください!

美白化粧品や、シミ、しわ、たるみ対策用の化粧品などは、美容効果を高めるために、強めの処方になっている場合が多いです。

肌がデリケートな時は、ひとまずお休みしましょう。

気をつけるべき成分

  • ビタミンC誘導体
  • レチノール
  • 添加物類(合成界面活性剤、鉱物油、合成香料・色素、パラベン、シリコン、紫外線吸収剤など)
  • アルコールの含有量が多いもの

ずっと同じ化粧品を使う

年齢や体質、環境の変化に応じて、肌の状態も変わっていきます。

「私の肌にはこれが合っているから…」と信じて、同じ化粧品を使い続けていると、ある日突然トラブルが発生してしまう場合があります。

肌質の変化に、柔軟に対応していきましょう。

敏感肌を改善する生活習慣

敏感肌を改善する生活習慣

敏感肌を治していくために、スキンケアに加えて、生活面の見直しも行いましょう。

バランスの良い食事

健康な肌作りに欠かせない、ビタミン類を中心に、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。

以下、おすすめの栄養素と食材を参考にしてみてください!

ビタミンA

皮膚や粘膜を作り、また肌のターンオーバーを助けます。

  • 緑黄色野菜(かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリーなど)
  • 鶏、豚レバー

ビタミンC

肌内部でコラーゲンを生成、抗酸化作用やエイジング効果に優れています。

  • 果物(アセロラ、レモン、キウイなど)
  • 緑黄色野菜(ピーマン、ほうれん草、ブロッコリーなど)

ビタミンE

血行を促進し、肌のターンオーバーを助けます。

  • ごま油
  • ナッツ類
  • アボカド

質のいい睡眠

肌のターンオーバーは夜22時~2時に促進されると言われています。最低でも0時~2時の間は睡眠にあてるようにしましょう。

睡眠時間は6時間以上を目安に、寝る前はリラックスして過ごすことで、深い眠りにつけるようにするのも大切です。

代謝を高める生活

血行不良を解消して体の代謝を高めるのも、肌の生まれ変わりを助けるのに非常に効果的です。

適度な運動やストレッチをしたり、40℃くらいの湯船につかってリラックスするのがおすすめです。

刺激の少ない化粧品やケア方法で肌へのダメージを最小限に抑えつつ、しっかり保湿をすることが、敏感肌ケアのポイントです。

スキンケアや食事、生活習慣の見直しをして、健康的な肌作りを目指しましょう!

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