2016.04.21更新 sorasora

イライラなどの生理前の不調を改善!妊活中でもできるPMS(月経前症候群)の対処法

イライラなどの生理前の不調を改善!妊活中でもできるPMS(月経前症候群)の対処法
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生理前に体や心の状態が不安定になるという方はいませんか?
それは、PMS(月経前症候群)という症状かもしれません。

つらいPMSの症状を抑えるために一番有効な方法は、低用量ピルを飲むことなのですが、妊活中の方の場合そうはいきませんよね。
では、ピルを使わずに、かつ妊活に影響を与えずにPMSの症状を軽くするにはどのような方法があるのでしょうか?

PMSには体の症状と、心の症状がある

PMSの症状は多岐にわたり、人によって違います。
しかもその月によっても変化します。

生理前になるとなんだかイライラするという方いませんか?これも実はPMSの症状の一つなのです。

毎回同じ症状ではないため、自分がPMSだということに気が付いていない方もいるかもしれませんね。
思い返してみると生理前に不調を感じることが多いという方は、それはもしかしたらPMSの症状かもしれません。

ここで、起こりやすいPMSの症状をご紹介します。
ご自分の生理前の状態を思い起こしながらチェックしてみてくださいね。

精神的な不調

不安感に襲われたり涙が出てくる

Photo by nath.smith
  • イライラして怒りっぽくなる
  • 情緒不安定になる
  • 気分が落ち込みやすくなる
  • 集中できずボーっとすることが多くなる

身体的な不調

気分がすぐれない

Photo by Mayr
  • 乳房のハリや痛み
  • 肌トラブル
  • 睡眠のリズムが崩れる
  • 疲れやだるさを感じやすくなる
  • 頭痛
  • 腰痛

いかがでしたか?
このほかにも人によって様々な症状が見られます。

では、なぜPMSの症状が起こるのでしょうか?

PMSの原因は人によってさまざま

PMSの原因は、実はいまだにはっきりとはわかっていません。

しかし、今のところ主に3つの原因があるのでは?といわれています。
その3つとは、

  • 女性ホルモンの変化によるもの。
  • 血糖値の異常によるもの。
  • 鉄欠乏性貧血によるもの

です。

そして原因により、その対処法も変わってきます。
血糖値の異常によるものと鉄欠乏性貧血によるものは、対処がしやすく適切な治療を行うことで症状が治まります。

しかし厄介なのが女性ホルモンの変化によりおこるPMS。これはなかなか改善させることが難しいのです。しかもこの女性ホルモンの変化によるPMSは、もっとも多いといわれています。

 

ではなぜ女性ホルモンがPMSの原因となってしまうのでしょう?

女性の美容と健康は女性ホルモンで決まる

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Photo by Nicholas Kennedy Sitton

そもそも女性ホルモンにはどのような役割があるのでしょうか?

女性ホルモンにはエストロゲンと、プロゲステロンの2種類があります。
エストロゲンは女性らしさや若さを保つ働きをし、プロゲステロンは妊娠にかかわる働きをしています。

これらのホルモンは脳の視床下部の指令を受け、卵巣から分泌され血液にのって全身に送られます。
この2つのホルモンの分泌量は、生理のサイクルに合わせて規則的に変動しています。

PMSの症状が起こり始めるのは排卵の頃。
その頃は、ちょうどプロゲステロンの分泌が増える時期と重なります。つまり、PMSにはプロゲステロンの分泌がかかわっていると考えられます。

でも、プロゲステロンが分泌されなければ妊娠をすることができなくなってしまいます。プロゲステロンとエストロゲンの変動リズムや分泌量を、よいバランスで保つことが重要なのです。

しかし、ストレスや生活習慣の乱れなどによりこのバランスはすぐに崩れてしまいます。

このバランスが崩れると、PMSの症状が悪化するだけではなく、美容や健康、妊活に影響することもあるので要注意。女性にとって女性ホルモンのバランスは大変重要なものなのです。

では女性ホルモンのバランスを整えるにはどのような方法があるのでしょうか?

基礎体温で女性ホルモンのバランスをチェック!

体温計

実際に自分の女性ホルモンのバランスがどうなのか、気になりますよね?
実はこれ、基礎体温を測ることでわかります。

基礎体温の変動の仕方により、ホルモンバランスの乱れが分かるのです。

基礎体温とは、朝目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温のことです。女性の体温は、病気や重いストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化しています。
この基礎体温を毎日測定、記録すると、女性の身体には1つのリズムがあることがわかります。そのリズム(体温の変化)を知ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など、身体の状態を把握することができるのです。
引用元:女性のカラダの基礎知識|OMRON

妊活中の方の中には基礎体温を測っているという方も多いのでは?

以下に心配な基礎体温の変化についてご紹介します。
基礎体温を測ってみたら、チェックしてみてくださいね。

高温相が短い

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高温相が9日以下の場合、プロゲステロンの分泌不足の可能性があります。

二相に分かれない

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低温相が続き、高温相がない場合はホルモン分泌に問題があり、排卵が起きていない状態です。

体温の変動が激しい

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二相に分かれていなかったり、わかれていたとしても日々の変化が激しいという場合は、排卵がないか、プロゲステロンの分泌不足の可能性が考えられます。

 

低温相と高温相の差が少ない

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低温相と高温相の差が0.3℃未満の場合、プロゲステロンの分泌不足の可能性があります。

また、基礎体温以外にも生理周期が乱れている場合は要注意です。

日常生活の習慣から女性ホルモンのバランスを整える

女性ホルモンのバランスを整える方法にはいくつかありますが、まずは一番実行しやすい生活習慣を改善することから始めてみましょう。

仕事や家事、育児などで忙しい女性は、生活習慣も乱れがち。何気なく続けている日々の習慣や癖が、ホルモンバランスを崩す原因となっていることも。

かといって特別なことをする時間も余裕もないといった方も多いのでは?

でも毎日の生活習慣を少し意識することなら、手軽に始められますね。

ファッションに気をつける

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おしゃれは我慢だとも言われますが、女性ホルモンのことを考えるとあまりよくありません。
特に、ヒールの高い靴や下半身を冷やすようなファッションはNG。
ヒールの高い靴や下半身を冷やすファッションは血行を悪くしてしまい、冷えを増長させることになります。

冷えは自律神経を乱し、女性ホルモンのバランスを崩してしまいます。
そして女性ホルモンのバランスが崩れることで、さらに冷えが悪化するという悪循環に。

女性ホルモンのことを考えるのなら、ヒールの高い靴や下半身を冷やすファッションはほどほどにしておきましょう。

食生活に気をつける

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つい食べたくなる菓子パンや揚げ物、砂糖たっぷりの飲料など。
これらはホルモンを作るのに必要なビタミンやミネラルの不足を招きます。

栄養の偏りも良くありません。バランスよく食べること、朝昼晩と、規則正しく食べることが大切です。

時間がなくてなかなか規則正しい食生活が難しいという方は、「大豆イソフラボン」と、「ビタミンE」を意識して取るようにしてみてください。

大豆イソフラボン

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大豆イソフラボンはエストロゲンに似た構造を持ち、エストロゲンの不足を補う働きをしてくれます。
大豆製品全般に含まれています。

ビタミンE

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ビタミンEは体内でプロゲステロンの材料となるとともに、ホルモンの分泌やバランスをコントロールする働きがあります。
血流を良くする効果もあるので、冷えが気になる方にもおすすめです。

ビタミンEは、ウナギ、アーモンド、くるみ、かぼちゃなどに多く含まれています。

睡眠に気をつける

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睡眠不足は女性ホルモンの大敵です。

特に、睡眠前のパソコンやスマホは睡眠の質を落としてしまう元に。できるだけ、寝る1時間までには電源を落とすようにしましょう。

またカフェインの摂取も睡眠の質を落としてしまいます。夕方以降のカフェインの摂取は、避けることをおすすめします。

入浴は寝る1時間前までにすませましょう。そうすることで、寝る時間にちょうど良く体温が下がり眠りに落ちやすくなりますよ。

朝起きた時に太陽の光を浴びることもおすすめです。体内時計がリセットされて睡眠のリズムが整いやすくなりますし、ホルモンのバランスも整います。

ながらエクササイズで、下半身の血流をアップ

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下半身の血流をアップさせることで冷えが改善され、ホルモンバランスも整えることができます。日常生活の中でも十分にエクササイズは可能です。
手軽に取り入れられるので、試してみてくださいね。

信号待ちの間に

信号待ちの間にゆっくりとかかとの上げ下げをしてみましょう。
足元の血行が良くなります。

また、信号が青になるまで下腹部に力を入れてぐっとへこませるのもおすすめです。
腰回りの血行が良くなります。

食器洗いのときに

食器洗いや歯磨きの時に、足を大きく開いてそのままキープしながら行ってみてください。

掃除のときに

掃除機をかけるときに足を大きく前後に開き、前の足の膝を大きく曲げましょう。
後ろ足のかかとが離れてしまわないように注意します。

足の裏側が伸びることで血行が良くなりますよ。

つぼを刺激してPMSの症状を解消!

つぼを刺激することで、女性ホルモンのバランスを整えたりPMSの症状を抑えたりすることができます。
予防にはもちろん、症状を緩和させるのにも役立ちますので覚えておくと便利です。

陰交
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画像元:tsubomaster.com

おなかの中心線上でおへそから指1本分下あたりにあります。

押し方
仰向けになり両膝を立てておなかの力を抜きます。
両手の中指をつぼにあてて気持ちがいいと感じるところまで優しく押します。

関元
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画像元:tsubomaster.com

おなかの中心上で、おへそから指4本分下あたり。
子宮の上に位置し、婦人科系に良く効くつぼです。

押し方
陰交の時と同様です。

シャワーでつぼ刺激

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下半身には婦人科に効くつぼがたくさんあります。
入浴の際に強めにシャワーをあてることで一度にそれらのつぼを刺激することができますよ。

おしりの骨に

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腰とおしりの間にある仙骨には子宮や卵巣の機能を整えるつぼが集中しています。
ここにシャワーをあてることでつぼが刺激されます。

おへそのしたに

おへその下から恥骨にかけて婦人科のトラブルを和らげてくれるつぼがあります。
下腹部にまんべんなくシャワーをあてることでそれらのつぼが刺激されます。

ヨガで女性ホルモンを整える

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ヨガには、骨の歪みをとることで自律神経が整えられ、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
またヨガを行う時の呼吸法も自律神経を整えるのに効果的です。

  • 床の上で正座をし、頭の後ろで両手を組みます。
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    画像元:ameblo.jp
  • 息を吸いながら骨盤を立てるように腰を伸ばし、息を吐きながら肘を後ろに開いて胸を突き出すようにして天井を見ます。
    この姿勢のまま5回呼吸を繰り返します。
  • 息をはいて正座の状態で膝の前にてのひらを置きます。
    pms-yoga2

    画像元:lar-japan.com
  • 息を吸いながら手のひらを床から離さずに滑らすように前に移動させ、おしりを上げていきます。
  • 息を吐きながらあごと胸を床に近づけます。
    この姿勢のまま5回呼吸し、息を吸いながら3の姿勢に戻り、息を吐いて脱力しましょう。

    画像元:yoga-sapporo.com

漢方で女性ホルモンを整える

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漢方は、人間の心と体を一つのものとしてとらえ、全身のバランスを整えながら健康へと導きます。
漢方は難しそう…と考えている方も多いと思いますが、最近は市販の薬の中にも漢方のものがあります。
本格的な漢方は気が引けるという方は、まずは市販の漢方薬を試してみてはいかがですか?
市販のものなら飲みやすいものが多く、手軽に取り入れやすいのでおすすめです。

PMSに効果がある漢方薬を以下にご紹介します。

婦宝当帰膠(イスクラ)

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詳細はこちら

全身のバランスに深く関係しているのが、「気」「血」「水」の3つの要素。
この中でも女性に重要なのが「血」の要素です。

女性は生理などの影響で血が不足しがち。
また血行が悪い女性も多いですよね。

この「血」の不足を補ってくれるのが、「イスクラ婦宝当帰膠」です。
冷え性や生理痛にも効果があります。

トウキを主成分とし、センキュウ、オウギなど9種類の生薬を配合しています。
甘みのあるシロップタイプです。

参茸補血丸(イスクラ)

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詳細はこちら

「腎」の働きが衰えると、生理不順や不妊になりやすくなるといわれています。

「血」を補いつつ「腎」の働きも補ってくれるのが、「イスクラ参茸補血丸」です。

滋養強壮に役立つニンジン、ロクジョウに加え、リュウガン、ニク、カラトウキ、オウギ、ゴシツ、トチュウなど8種類の生薬を配合した丸薬タイプの漢方薬です。

PMSの症状を改善して、妊活も成功させよう

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Photo by Victoriia Z

生理前の不調を仕方がないこととほおっておく方も多いのですが、女性ホルモンを整えることで症状を改善させることができるのですね。
また女性ホルモンを整えることは妊活にも良い影響を与えるのでおすすめです。

今症状がない場合でも、女性ホルモンはちょっとしたことで崩れやすいので今回ご紹介した方法を参考にしながら良い状態を保てるようにしてくださいね。
女性ホルモンのバランスを整え、PMSの不快な症状を解消し、妊活も成功させましょう。

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