ひじ・ひざの黒ずみ・乾燥、かかとのひび割れ等、ファッションに露出が多い季節になるにつれて気になる部分が増えてきます。ノースリーブや半袖は肘がばっちり見えちゃうし、ミュール、サンダルなど踵が見えるアイテムも気兼ねなく身に着けたいですよね。ひじ・ひざ・かかとの悩みは、薄着の季節になる前に解決しちゃいましょう。
もくじ
ひじ・ひざの黒ずみの原因は“刺激”だった
ひじ・ひざの黒ずみは、摩擦や圧力などの刺激に肌が対抗するために、メラニンを生成しているのが原因です。
間接部分は衣服による摩擦が起きやすい部分です。
寒い時期に長袖やストッキングが必需品ですが、薄着前の季節はどうしても黒ずんでしましがちになるジレンマですね。
また立ち膝をする生活習慣や、立て肘・頬杖をしてしまう癖など、体重や重さをかけるのもひじ・ひざの角質化につながる原因となります。
黒ずみ予防を考えるなら、圧力をかけないようにするのも大切な心掛けです。
肌の黒ずみは放っておくと消えなくなってしまう
メラニン生成は皮膚が細胞を守るための防衛機能なのですが、日常的な摩擦・圧力などの刺激には注意が必要となります。
表皮の色素沈着の範囲であればただの黒ずみなのですが、このメラニン沈着が真皮にまで及ぶと「摩擦黒皮症」という症状になり、こうなるとなかなか黒みが落ちなくなります。
ですので、美肌のためには、肌の黒ずみは黄色信号、早めの対策が必要となります。
ひじ・ひざに限らず、下着の締め付けなど、日常的に肌に刺激を与えている自覚があれば、改めることが賢明と言えるでしょう。
ひじ・ひざ黒ずみ解消角質ケア方法
ひじ・ひざの黒ずみを解消するには、古くなった余分な角質を取り除いてあげる必要があります。
黒ずみ解消の角質ケア方法は「保湿」と「除去」です。
- まずは固く厚くなった角質に、保湿化粧水で毎日水分を与えて柔らかくしてあげることが必要です。
柔らかく保つことで角質除去がしやすくなし、また刺激を緩和し、メラニン生成を抑える効果があります。 - さらに、お肌はターンオーバーにより、古い角質は外側へとどんどん押しやられていきます。
週に1回程度、ピーリングジェルやスクラブクリームで色素沈着した角質を除去していきます。
保湿と除去により、黒くなった余分な皮膚を徐々に取り除いて、黒ずみを解消することが出来ます。
黒ずみ対策の関連記事
ひざの黒ずみの原因と美白クリームの選び方をご紹介しています。
ひじの黒ずみの対策はこちらの記事をご覧ください。
脇の黒ずみが気になる方はコチラの記事参考にどうぞ。
角質除去はやりすぎると新たな黒ずみの原因に
使う化粧品によりますが、理想の黒ずみケアは保湿は毎日、角質除去の頻度は1週間に1回程度です。
効果は短時間では見えてこないかも知れませんが、根気良くケアしていくことが大事になります。
あせって角質除去の頻度を増やしたり、強くゴシゴシ擦ってしまうと、新しい角質まで傷つけてしまい、悪化する可能性が高いです。
必要な角質まで傷つくと、それが刺激となって黒ずみの原因となりますので、やりすぎには注意しましょう。
ひじ・ひざの粉吹き・カサカサ・乾燥には保湿ケアを
ひじ・ひざは乾燥しやすいので、薄着でも自信が持てる美肌のためには、こまめに保湿ケアをしてあげることが大切です。
方法は保湿化粧水を塗ること。これだけでも何もしないより大きな差があります。
顔用の化粧水でもよいのですが、説明した通り、ひじ・ひざは顔などと比べて肌質が全然ちがいます。
ひじ・ひざの保湿ケアに特化した成分が配合された専用の保湿美容液などを使うとさらに効果が期待できます。
保湿ケアのタイミングは、ターンオーバーが活発になる夜の睡眠前が良いでしょう。
また、入浴後は、肌も柔らかく血行もよくなっているので、美容成分が浸透しやすい状態です。
以上を考えると、ひじ・ひざのケアは夜の入浴後がベストと言えるでしょう。
ひじ・ひざがガサガサ乾燥しやすい理由
肘や膝は顔や他の肌と比べても、毛穴が少なく汗腺・皮脂腺が少ない部位です。
皮脂腺が少ないため、分泌される皮脂の量も必然的に少なくなります。
皮脂には肌の水分の蒸発を抑えて、水分を閉じ込めておく働きがあります。
皮脂量が少ない肘・膝は水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい部分となるわけです。
また、お肌が乾燥していると弾力がなくなり、刺激に対しても影響を受けやすくなります。
ひじ・ひざが黒ずみやすいのも、乾燥しやすいのも、同じ理由というわけですね。
かかとのひび割れ対策にもやっぱり保湿
かかとのひび割れは見たくないですよね。ひび割れは放置しすぎると痛みを伴うこともあります。
かかともひじ・ひざと同様、乾燥しやすい部分です。さらに、常に体重が、つまり圧力が掛かっている状態なので、とても角質化しやすいです。
かかとは普段、人に見られることは少ないですし、自分でもあまり見る機会が無いところかと思います。
なので、乾燥してても結構放置されやすいんですよね。
ストッキングを履くときや、手で触ったときに、ガサガサと摩擦を感じたら注意信号です。
薄着の季節は足元のファッションも露出が多くなります。ひび割れを起こす前に、ひじ・ひざ同様に毎日保湿ケアをしましょう。
かかとのひび割れは水虫が原因かも
潤った健康なお肌は、カビやハウスダストから皮膚を守るバリア機能を高めます。
しかし、肌が乾燥すると、このバリア機能が低下して、肌トラブルを起こす菌に感染しやすくなります。
皮膚のバリア機能が低下すると、白せん菌、いわゆる水虫菌の感染リスクも高まります。
そして、水虫はひび割れをさらに悪化させるという悪循環を引き起こします。
一度、水虫に感染してしまうと、保湿だけではなかなか改善できません。
ちゃんとケアしていてもひび割れを繰り返すような状態であれば、皮膚科での治療が必要かも知れません。
水虫を予防するには、お肌を保湿してバリア機能を高めること、靴などを清潔に保つことが大切です。
プチプラ化粧品の新星!ニベアは肘・膝・踵の黒ずみ解消に効果がある?
高級クリーム「ドゥ・ラ・メール」と成分が似ているということで一躍脚光を浴びた「ニベアの青缶」ですが、ひじ・ひざ・かかとのケアに効果はあるのでしょうか?
結論から言うと、ニベアは黒ずみ・乾燥の予防に効果があります。
ただし、ニベアは基本的なスキンケアクリームなので、ドゥ・ラ・メールに含まれている栄養などはニベアには含まれていません。
肌本来のうるおい機能を守る働きはありますが、水分を補う成分などは含まれていないのです。
ですので、黒ずみの解消となると、ニベア単体では少し効果が薄いと言わざるを得ないでしょう。
ニベア × 保湿美容液で黒ずみ解消効果アップ
ニベアは本当にシンプルなスキンケアクリームなので、他の美容液や保湿化粧品との親和性が高いです。
ひじ・ひざ・かかと専用の美容化粧水とニベアクリームを混ぜて使用するという方法があります。
ニベアが保護膜を張って水分の蒸発を抑えることで美容成分の浸透を高めて、美容化粧品との相乗効果を狙うことができるのです。
乾燥がとてもひどいという人であれば、ニベアと保湿美容液の混合を試してみる価値はあるかと思います。
配合は、混ぜる化粧品にもよるのですが、1:1を基準として、お肌の状態と効果を見ながら調整していくと良いでしょう。
ニベアを多くするとカサ増しにはなりますが、その分、美容成分の配合率が少なくなります。
またここで一点注意が必要なことがあります。
それは、脂性肌、オイリー肌の人は、ニベアを使用するとアブラが過剰になって、毛穴に詰まってしまう可能性があります。
ひじ・ひざ・かかとの角質ケアは保湿がカナメ!
ひじ・ひざ・かかとの肌トラブルは、黒ずみもガサガサも粉吹きも、現況を探ると乾燥状態に行き着きます。
身体の中でも特に乾燥しやすいこのパーツをどう保湿ケアしていくのかが、美肌の鍵になるでしょう。
黒ずみに関しては、肘・膝を突くような癖を改善するということもありますが、やはり基本としては保湿です。
予防も解消も、水分を補って健康な肌を保つことが基本となることを覚えておきましょう。