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どれを選べばいいの?手軽にコラーゲンを補給する美容食品の選び方
コラーゲンは美肌効果の高い美容食品ですが、Amazonのドラッグストアによれば、「コラーゲン」に関する商品は約16,000件。
サプリメント・ビタミンのカテゴリーに限定しても、約4,000件あります。
美肌のためには最高のコラーゲンを選びたい!ですが、16,000件のコラーゲン商品を試食するには40年以上かかります。
マイ・ベスト・コラーゲンを選ぶには、どういうポイントを抑えればよいのでしょうか?
1. コラーゲンはどこから来たのか?
マイ・ベスト・コラーゲンを探す前に、「コラーゲンがどこから来たか」を知っておいたほうがベターです。
「えっ?意外!」と思うかもしれませんが、コラーゲンの材料を知っていたほうが、ベストを見つけやすいはずです。
コラーゲンは何から作られているの?
美容食品に含まれているコラーゲンは、動物由来の天然成分です。
コラーゲンの名前から、科学者が作り出した美容科学物質みたいなものを考えているかもしれませんが、そういったものではありません。
コラーゲンは私たちのカラダにも、鶏や魚など動物のカラダにも含まれている、自然で身近なもの。皮膚や骨を健康に保つ、カラダにとって重要な成分なのです。
コラーゲンは皮膚や軟骨の材料
コラーゲンは、人間のカラダを構成しているタンパク質の一種です。
人間の体重の60%が水分、20%がタンパク質なのですが、タンパク質の30%はコラーゲン。
そのコラーゲンの40%は皮膚に、20%くらいが骨や軟骨にあります。
残り40%のコラーゲンは、血管や内臓などを構成する成分として、私たちのカラダを構成しているのです。
コラーゲンを食べると、コラーゲンが肌に届く?
皮膚の70%はコラーゲンでできているという説があり、そこから「コラーゲンを食べたり飲んだりすると、美肌に良い」という説が生まれました。
コラーゲンを食べても消化されてしまうから、肌まで届かないのでは?という説もあります。
コラーゲンを飲んだら肌の調子が良いわ!と言う人もいます。このあたり、はっきりしていないのです。
市販のコラーゲンの原材料は、何?
コラーゲン入りの美容食品には、サプリメント・粉末・ドリンクなど、いろいろなものがあります。
しかし、コラーゲンの原材料はすべて、魚・鶏・豚などの生き物です。
コラーゲンの材料が生き物と聞いて、抵抗感を感じる女性もいるかもしれませんが、そもそもコラーゲンは、人間のカラダを作っているタンパク質の一種。人間の骨と同じように、鶏や魚などの骨にも、コラーゲンが含まれているのです。
2. コラーゲンはどこへ行くのか?
食べたり飲んだりしたコラーゲンは肌まで到達する、という説があるようです。これは、コラーゲンの入った美容食品を摂ると、翌朝から肌の調子がよいため。
しかし、ほんとうにコラーゲンが肌まで行くのかどうかは判っていません。
でもまあ・・・コラーゲンで肌の調子が良いという女性が多いんだから。
そう考えてコラーゲンを買おうとすると、今度は「どれを買ったらいいの?」で、困ってしまいます。
あまりにも商品が多すぎるからです。
Amazonのコラーゲンを試食すると、44年かかる?!
Amazonの「サプリメント・ビタミン」のカテゴリーだけで、約4,000件の商品があります。Amazon全体で検索すると、約16,000件ヒットします。
しかし、コラーゲンの品質は多種多様。約16,000件のコラーゲンが、すべてあなたの肌に合っているとは限りません。コラーゲンの原材料や製造方法は、商品によって全て違うからです。
約16,000件のコラーゲンを全て試食できれば、どのコラーゲンが最適か、確実に判明することでしょう。
しかし、16,000件を一日1件ずつ試食したとして、43.8年かかります。試食に必要なコストも、それなりの規模になると思われます。
Amazonで販売している全てのコラーゲン商品を試食するのは、悠長すぎると考えられるのです・・・。
3. コラーゲンを選ぶ時、最大のポイントは?
約16,000件全てを試食したいところですが、現実には難しいですから、「どんなポイントで選ぶか?」がテーマになります。
コラーゲン選びで最も重要なのは「信頼できるメーカーの商品であること」です。
コラーゲンにかぎらず、ほとんどの美容食品は「どこでどのように誰が作っているか」「どんな材料をどのように管理しているか」実際の作業を見ることはできません。
ですから、美容食品は「信頼できるメーカー」を重視するのがおすすめです。
信頼できるメーカーを探すには?
美容食品でもなんでも、信頼できるメーカーを見つけるのは難しいこと。
でも、一つの手段として「なるべく多くの種類の宣伝をチェックする」という方法があります。
宣伝は、なるべく多く見てみる
コラーゲンを選ぶのに、一つの宣伝だけを見て、「なんかいいような気がする!」と飛びつくのはおすすめできません。
コラーゲンの会社の宣伝をなるべく多くチェックしてから、どれを買うか検討しましょう。
「なにこれ・・・」と思ってしまう宣伝。
「これなら信頼できそう!」と思える宣伝。
「信用できるような・・・できないような・・・」宣伝。
いろいろ見ているうちに、「これだわ!」と思えるメーカーが見つかることでしょう。
4. コラーゲンは、一にメーカー、二に原材料
信頼できるメーカーが見つかったら、原材料をチェックしましょう。
一般的には、魚>鶏>豚の順番で、コラーゲンの品質が良いとされています。
魚の皮からもウロコからもコラーゲンがとれますが、魚の皮からとれたもののほうが良質と言われています。
それで、一般的には魚の皮からとれるコラーゲンがベストと言われているのです。
あなたも目撃しているかも?!目の前のコラーゲン
魚・鶏・豚などのコラーゲンは、身近な料理によって、目の前で見ることができます。
鶏のもも肉を煮たり、カレイなどの煮魚を作ったのが冷めると、スープがプルプルのゼリー状に固まっていることがあります。
そのプルプル感を作り出しているのは、コラーゲンです。
鶏や魚に含まれるコラーゲンが加熱されてゼラチンをつくり、ゼリー状のスープを作り出しているのです。
ちなみに、そのスープを「美味しそう!」と見ている人間の目にもコラーゲンが含まれています。
コラーゲンを摂ることは、目の健康にも良いとされているのです。
5. ペプチド化されているか、されていないか?
吸収率の良いコラーゲンを選ぶには「ペプチド化されているかどうか」もチェックしましょう。
コラーゲンの分子の大きさを小さくしたものが「コラーゲンペプチド」です。コラーゲンは、分子のサイズ(大きさ)が小さければ小さいほど、カラダへの吸収率が良くなります。
分子が大きいコラーゲンは、摂取しても排出されるだけ、カラダに吸収されないのです。
豚や鶏のコラーゲンに較べて、魚のコラーゲンの吸収率が良いのは、分子のサイズ(大きさ)が小さいからです。
そのコラーゲンをペプチド化して、さらに分子を小さくすれば、コラーゲンのカラダへの吸収率が良くなります。
6. コラーゲンは、毎日続けなければ意味がない?
コラーゲンは胃で消化されちゃうから、肌には届かないんだよ。という説がありますが、コラーゲンで肌がきれいになった、という体験をする人も多くいます。
その一方で、コラーゲンをやめたら肌が「・・・?」になった。という体験をする人も多いので、ある日ドリンクを一本飲む!というより、ライフスタイルに合った方法で、毎日継続して摂り続けるのがおすすめです。
コラーゲンというと、美容専門メーカーの通販のイメージがありますが、コンビニでもスーパーでも、手軽に買える商品があります。
コンビニで、スーパーで、コラーゲン・デビュー/コラーゲン入りドリンク
バッグに入れておける美肌効果/粒タイプ(サプリメント)
漢方のプロが提案する本格派/粉末タイプ
コラーゲン・低分子ヒアルロン酸 (井藤漢方製薬株式会社)
Amazonの「ヒアルロン酸サプリメント」というカテゴリーの「ベストセラー1位!!」です。 注目は4,995mgのコラーゲン!5mgのヒアルロン酸と合わせて、高い美肌効果が期待できます。 粉末なので、お茶やコーヒー、料理に入れて楽しむことができます。
詳しくみる自分の皮膚の70%はコラーゲンだし、世の中にコラーゲンと名のつく商品が16,000件!
ちょっと料理をしただけで、コラーゲンを目撃することもあります。
人間の生活は、意外なくらい多くのコラーゲンに囲まれているのです。
16,000件の中から、あなたにベストのコラーゲンが見つかりますように。
老化防止のスーパーフード!カカオニブを食べて体の中からアンチエイジング
若く美しくあるためには、毎日の努力が大切。今までのアンチエイジングは、そういう感じでしたが。スパーフードと呼ばれるカカオニブをポリポリかじるだけで、効果的なアンチエイジングができると言われています。本記事ではカカオニブの効果やアンチエイジングのしくみをご紹介します。
難しくて根気のいるお手入れをしないと、年より若く見てもらえない。
アンチエイジングを願う女性たちは、そう思っていました。
ところが最近、アンチエイジングの常識をくつがえすスーパーフードが、アメリカからやってきました。
スーパーフードの名は、「カカオニブ」。
おやつにカカオニブをポリポリかじるだけで、効果的なアンチエイジングができると言われているのです。
1. スーパーフード・カカオニブとは?
「カカオニブって何?」と思われる女性も多いことと思います。
アメリカのセレブから流行が始まり、日本でも話題となったのは、わりと最近のことです。
カカオニブは、カカオ豆を焙煎して細かく砕いたもの。
抗酸化力が他の食品よりずばぬけて高いので、スーパーフードと呼ばれています。
カカオ豆を焙煎したら、カカオニブ
カカオ豆を収穫し、熟成・乾燥した後、焙煎するとカカオニブになります。
このカカオニブを加工して、ココアパウダーを作るのです。
焙煎といえばコーヒー豆のイメージですが、カカオ豆も焙煎する食品。
すべてのココアやチョコレートは、焙煎したカカオ豆で作られているものです。
コーヒー豆を焙煎しても、苦くて食べられません。
ホットコーヒーやアイスコーヒー、カプチーノなどのアレンジコーヒーにすることで、美味しく飲むことができます。
しかし、焙煎したカカオ豆、つまりカカオニブは味わい深く風味がよく、そのまま食べられます。
しかも、ただ美味しいだけではありません。
カカオ豆は「神の食べ物」の異名をもつスーパーフード。
その栄養価を損なうことなく、ストレートに摂取できる食品として、カカオニブが注目されているのです。
2. カカオなら、ココアやチョコに入ってるけど??
「神の食べ物」と呼ばれるほど、栄養価の高いスーパーフード・カカオ豆。
カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールは、赤ワイン以上の抗酸化作用があると言われ、アンチエイジングにぴったりの食品です。
さらに、そのカカオ豆の栄養を損なわず、もっとも効率的にに取れるのがカカオニブです。
ココアやチョコは、カカオ豆を使って作るもの。
カカオ豆の栄養が摂りたいなら、それで良いのでは?と、思われるかもしれません。
ですが、カカオニブでなければならない理由があるのです。
ココアでもチョコでもない。カカオニブの理由
ミルクココアやミルクチョコレートは、商品によってカカオの含有量が大きく違います。
ほとんどカカオがはいっていない、砂糖や油脂分だけがたくさん入ったチョコレートがあったりするのです。
そういうミルクココアやミルクチョコレートをたくさん食べたのでは、糖分の摂りすぎになるだけ。
カカオ豆にそなわっている抗酸化力や、アンチエイジングの効果はほとんど期待できません。
一方、カカオニブはカカオ豆を焙煎して砕いたもの。
砂糖など他の材料は何も加えませんから、カカオ豆100パーセント。
カカオ豆のそのものを食べられるのですから、もっとも効率よくカカオ豆の栄養を摂れるのです。
3. カカオニブは、どうやって食べるの?
カカオニブの食べ方は、「カカオニブが入っている袋を開けて、取り出して、食べる」。
それだけです。
いつものスナック菓子を食べる時と同じです。
お好きな時にお好きなだけ、ポリポリ食べてください。
家庭のティータイムでも、職場の気分転換でも、いつでもOK。
それだけでカカオ豆の抗酸化力をカラダに充分取り入れることができます。
そんなの簡単すぎる。アンチエイジングした気になれない。
そうお思いの女性や、もっと他の食べ方はないの?という女性には、ヨーグルトやパンケーキ、サラダへのトッピングがおすすめです。
他にも、カカオニブ入りのクッキーやケーキを焼いたり、スムージーを作ったり。カカオニブの楽しみ方が、どんどん拡大しています。
クックパッドではすでに、カカオニブのレシピがいっぱいです。
4. カカオ豆って、そんなにカラダに良いの?
カカオニブがきっかけで、「カカオ豆の栄養を、より効率よく摂りましょう」と言われるようになりました。
カカオポリフェノールがアンチエイジングにぴったりと判っていても、そのために大量のチョコレートを食べるのは考えものだからです。
「効率の良い摂り方にこだわるほど、カカオ豆に栄養があるの?」という問題もありますが、カカオ豆の栄養は「ものすごくあります」。
まず、カカオニブで注目され、期待されているアンチエイジング効果。
これは、カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールの威力です。
アンチエイジング効果で有名な赤ワイン以上に、抗酸化力が高いとされています。
抗酸化力とは?
抗酸化力とは、カラダの中にある活性酸素の量を、ちょうどよくするチカラのこと。
カラダの中の活性酸素は、多すぎても、少なすぎてもいけないのです。
適量の活性酸素が体内にある時は、活性酸素が細菌やウイルスを攻撃します。
活性酸素が、人間のカラダにとって良い働きをしてくれるのです。
しかし、なんらかの原因で活性酸素が過剰になると、活性酸素の攻撃力は人間のカラダに向かいます。
生活習慣病の原因となったり、カラダの細胞を痛めつけて、全身の老化を早めたり。
過ぎたるはなんとやらで、活性酸素が悪さばかり働くようになるのです。
そこで必要となるのが、カカオの抗酸化力。
余分な活性酸素を減らして、良い働きをする活性酸素だけを残します。
5. 数え切れない!カカオの健康効果
他にもカカオには、リラックス効果のあるテオブロミン・整腸作用がある食物繊維が含まれています。
カルシウム・マグネシウム・鉄分・銅・亜鉛・カリウムなど、ミネラル各種も豊富です。
整腸作用に美肌作用、貧血予防ができて高血圧に効く、抗菌効果があるので口臭予防になる。
緑茶や中国茶以上に、虫歯予防効果がある。
カカオの健康効果をあげたら、きりがないのです。
人類だったら誰でも知ってる?!カカオ豆の栄養価
カカオ豆が栄養豊富で優れた食品であることは、紀元前の人類も知っていました。
初めてカカオ豆を使った人類は、紀元前1500年前のオルメカ文明の人々。
それ以来、南米を中心とする多くの国で、万能薬として珍重したり、神の食べ物として神前に供えたり。
結婚式のお祝いのお酒の代わりに、ココアを飲んでいた国もあります。
歴史の中で、カカオ豆は実に多彩な使われ方をしているのです。
貨幣といえば金貨や銀貨ですが、大昔にはカカオを貨幣に使っていた国がありました。
その国では、カカオが純金のような役割を果たしていたのです。
貨幣に使うくらいですから、カカオの奪い合いでケンカになったり、カカオの産地を争って戦争する国があったり。
これだけ人々が夢中になるのですから、カカオは人類初のスーパーフードだったのかもしれません。
平成の日本でも、テレビの人気司会者が「朝いちばんに、一杯のココアを飲むと健康に良い」と発言したばかりに、日本全国のココアが売切れたという騒ぎが起きています。
紀元前のオルメカから平成の日本まで、カカオの栄養価は人類に愛されているのです。
そして最新のカカオの話題は、カカオニブの優れたアンチエイジング効果!
おやつの時間に、スナック菓子感覚でポリポリ食べるだけで、抗酸化力が得られます。
もれなくおまけについてくるのが、多彩な健康効果。ぜひお試しください。
美容のスーパーアイテム「オイル」のすごい効果と使い方!
ここ数年、オーガニックオイルをはじめとした「オイル美容」のブームに火がつき、年々その種類が豊富になってきました。しかし、増えてきた分、どれが自分に合っているのか、どのように取り入れたら効果的なのか、正しく理解し、選べている女子は多くありません。美容オイルを買ってみたものの、効果がなく、やめてしまったあなたも、正しく使えていなかっただけかもしれません。
しっかり理解して使えば、美容オイルは頭の先から足の先まで全身の美容に使えるスーパーアイテムですので、これを機にオイルに詳しくなっちゃいましょう♪
どうしてオイルがいいの?
肌には必ず「皮脂」が必要
「皮脂」と聞くとテカテカの悪いモノというイメージですが、肌には絶対に必要な成分です。皮脂は、肌の水分の蒸発を防いでくれるだけではなく、角質に入り込み、肌内部の水分キープもしてくれます。また、肌に薄い膜を張り、外部刺激(紫外線やほこりなど)から肌を守ってくれるバリアの役割をします。さらに、皮脂が肌の表面にいる常在菌のエサとなり、肌のpHを一定に保つことで細菌の繁殖を防いで肌トラブルを予防します。皮脂は美肌を保つためには必ず一定量、必要な成分なのです。
しかし、残念ながら30代以降、急激に皮脂分泌量が減ります。また、皮脂の質が変わり、バランスが崩れていくことが分かっています。そのため、本来の皮脂のはたらきに支障が出て、様々なトラブルに見舞われます。
オイルが皮脂の代わりになってくれる
もうお気づきの通り、こういった女性の皮脂の代わりになってくれるのがオイルです。しかし、ここからが重要です。ただオイルを塗ればいいというものではありません。美容オイルはできるだけ本来の皮脂に近い成分にすることで、肌に負担なく効果を発揮することができます。そのため、少し難しいですが、まずは肌と皮脂の構造を理解することが重要です。
皮脂の構造をカンタンに知りたい!
三大構成成分とはたらき
本当は、様々な成分で構成されていますが、まずはこの三大成分、とだいたいの構成割合を知っておけば大丈夫です。
- 脂肪酸系成分(約60%)
→保湿、肌に柔軟性を持たせる、紫外線の吸収などのはたらきを持つ。 - ロウ(ワックスエステル)(約20%)
→肌表面を滑らかにして、外部刺激から保護する。 - スクアレン(約10%)
→保湿成分。非常に酸化されやすい性質。 - その他(約10%)
→コレステロールやミネラル、有機物など
脂肪酸は2種類に分けられる
皮脂の半分以上を占める脂肪酸は、さらに飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分けられます。年齢と共に少しずつ不飽和脂肪酸の比率が減るため、この補てんが大切になってきます。
- 飽和脂肪酸
- 常温では固体。酸化されにくい。バターの様な動物性油脂に多い。
パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸など
- 不飽和脂肪酸
- 常温では液体。酸化されやすい。オリーブオイルや魚の脂に多い。
オレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸など
では、ざっくりと皮脂について理解したところで、どんなオイルを使えば、皮脂の補填ができるのか、肌悩み別に見ていきましょう。
肌悩み別!おすすめ美容オイルと正しい使い方
保湿にホホバオイル
ホホバオイルは、皮脂の構成成分の中で言う、ロウ(ワックスエステル)が主成分なので、セラミドを守り、乾燥した肌を修復させるはたらきがあります。また、紫外線から肌を守る役割も持ち、SPF値は5あると言われています。
朝晩のスキンケアの最後にホホバオイルを追加するのがおすすめです。
柔軟性UPにスイートアンモンドオイル
適度な粘度を持ちながらも、肌への浸透率が非常に早く、化粧水の前にブースター(導入剤)代わりに使うのがおすすめです。肌を柔らかくして、化粧水や美容液の浸透をよりUPさせてくれます。面倒な場合は化粧水に1~2滴混ぜて一緒に付けてもOKです。
シミ・シワのケアにローズヒップオイル
赤いオイルでこの色は抗酸化力を示すカロチノイド由来。不飽和脂肪酸のリノール酸やαリノレン酸を豊富に含んでいるので、潤いを与えるのはもちろん、ターンオーバーを活性化するのでシワやシミの予防・改善が期待できます。
独特の香りと粘度があるので、キャリアオイルで伸ばすか、クリームなどに数滴混ぜて使うのがおすすめです。
総合的なアンチエイジングには低温圧搾オイル
オイルの種類ももちろんですが、オイルの精製工程が大切です。
アンチエイジングには「抗酸化力」のあるオイルが必須ですが、オイルを圧搾する際に、熱を加えているとその効果は激減してしまいます。できるだけ低温圧搾(30℃以下)されているオイルを選ぶようにしましょう。
髪と頭皮のケアにもオイルがイイ!
髪の乾燥ケアに
パサパサ・広がる髪にもオイルは効果的です。
シャンプーをした後、タオルドライをして、オイルを毛先から揉みこみます。その後ドライヤーで乾かすだけで纏まりのある、艶やかな髪になります。
頭皮の皮脂も減っている
頭皮は顔の皮脂よりも早く10代後半から皮脂量は減少しています。そのため、オイルで皮脂を補うことで、頭皮を健康な状態に保ち、健やかな髪を作り出すことができます。
オイルを直接付けるのがおすすめですが、正直面倒ですよね…。そういう場合には、オイルインシャンプーがおすすめ。最近ではドラックストアでも買えるようになったので、ぜひ試してみてください。
週に1回の頭皮クレンジングですっきり!
毛穴に詰まった酸化した脂は、メイクを落とすのと同じように、オイルで落とせます。
*方法
- 頭皮を軽くマッサージしながらブラッシング
- 髪は濡らさずに、オイルをたっぷり手に取って、頭頂部の頭皮に付ける
- 指の腹でマッサージしながら頭皮全体にオイルを揉み込む(1~3分)
- お湯ですすいだ後、いつも通りシャンプーをする
ボディにも効果的にオイルを使いたい
マッサージオイルですべすべ!
皮膚は顔だけではありませんので、全身の皮膚にオイルは使えます。マッサージ専用のオイルもありますが、もちろん顔用のものでもOK。
腕や脚は顔よりも皮脂腺が少ないので乾燥しやすい部分です。オイルでマッサージすることで、血流が良くなるのと同時に、しっとり感が長続きし、すべすべのお肌に導いてくれます。
また、お風呂上がりの濡れたままの肌にオイルを馴染ませることで、すっと浸透して内側からしっとりします。ぜひ試してみてください。
お風呂に数滴垂らして全身しっとり
バスオイルを湯船に数滴垂らして入ることにより、肌の乾燥を防ぎ、また柔らかな肌にしてくれます。香りのあるオイルを使うことで、リラックス効果も得られるのでおすすめです。
オイル美容でよくある勘違い
オイリー肌・ニキビ肌には向かない
頭皮クレンジングでも述べましたが、脂は脂で良く落ちます。オイリー肌の方におすすめなのが、オイルクレンジングです。酸化した余分な皮脂は肌トラブルの原因になります。しっかりと汚れを落として常にキレイな皮脂状態を保つことが大切です。
ただし、ニキビの原因であるアクネ菌は、オレイン酸が好物です。炎症を起こしやすくなるので、成分には注意をしてください。
油焼けするから日中使えない
これも勘違いです。純度の高い美容オイルなら大丈夫です。昔はオイルの精製技術が低かったので、オイルの中の不純物が紫外線で酸化し、油焼けすると言われていたのが名残です。現在の美容オイルのほとんどは高純度なので心配ありません。むしろオイルは紫外線防止にも一役買ってくれますので、日中も使うのがおすすめです。
オイルはスキンケアの最後に付ける
オイルの種類によっては、洗顔後すぐに付けた方がいいものもあります。最初に説明した、皮脂の構成成分のどの役割をするオイルなのかによって、使う順番を決めることができます。
食用オイルなら肌につけても安心
これは間違いです。食用のほうが安全そうに感じますが、実は逆。化粧品に使われているオイルのほうが純度は高く、不純物が少ない状態です。また、化粧品の基準は厳しいので、肌専用の美容オイルを使用するようにしましょう。
もちろん、内側からの美容として、オイルを食事に取り入れることも方法の一つです。この件はまた別の機会に紹介しましょう。
オイルがあれば万全!ハリツヤのある女性に♡
いかがでしょうか?オイルを理解すると、「こういう時にはあのオイル!」と選んで使うことができるので女性として美容知識がワンランクアップした感じですよね。とっても便利なオイルを味方につけて、ハリツヤのある素敵な女性になりましょう!