赤ちゃんの髪質や肌質は、とてもデリケート。そのため、シャンプー選びに悩んでしまうことも少なくないですよね。そんなときに使いたいのが、赤ちゃんにも安心して使えるオーガニックシャンプー!ここでは、選び方のポイントやおすすめ製品を紹介します。
もくじ
髪質の繊細な赤ちゃんにはオーガニックシャンプーがおすすめ!
赤ちゃんにオーガニックシャンプーがおすすめな理由は、何と言っても赤ちゃんの肌や髪がとても繊細だから!
特に髪質は、3歳を過ぎるまでは大人に比べてとても細く産毛のような細さであることもしばしば。
また肌のバリア機能も未発達のため、着色料や防腐剤によるちょっとした刺激で、頭皮などに肌トラブルを起こしてしまうこともあります。
オーガニックシャンプーの原料は基本的に植物由来で洗浄力もマイルド、無添加製品を選べば肌への余計な刺激を避けることができます。
シャンプーによる刺激で肌がカサカサになり、そこを掻きむしってしまって傷だらけに…という事態を避けるためにも、赤ちゃんの肌に優しいオーガニックシャンプーを活用していきましょう!
赤ちゃん用のオーガニックシャンプーの選び方
「オーガニック」と記載されていれば、オーガニック原料が配合されているのは間違いありません。
しかし、それだけで安全と判断してしまうのはとても危険なんです!
ここではまず、赤ちゃん用のオーガニックシャンプーの選び方を紹介します。
配合成分をしっかりチェック!「オーガニック」表記に騙されない
「オーガニック」と記載があれば、オーガニック原料100%で化学合成成分が入っていないと思っている人も多いかもしれませんが、実はこれは大きな間違い。
日本には、オーガニックコスメ認定団体はありますが、オーガニックや認証マークに関する規定が未だ存在していません。
そのため、オーガニック原料がほんの少しでも配合されていれば、添加物などの化学成分がたっぷり入っていても「オーガニック」を謳うことができるのです。
赤ちゃんの肌を守るために購入したシャンプーの主な成分が、刺激の強い化学合成成分では逆効果になってしまいますよね。
そのため、オーガニックシャンプーを買う際は、パッケージの「オーガニック」表記だけに注目するのではなく、配合成分までしっかり確認することが大切です。
低刺激な洗浄成分が配合されているものを選ぶ
赤ちゃんの肌を守るためには、どの成分が低刺激なのか把握しておくことも大切です。
低刺激なオーガニックシャンプーによく配合されている成分を紹介していきますので、オーガニックシャンプーを選ぶ際はこれらの成分が配合されているかどうか確認してみてくださいね。
アミノ酸系
赤ちゃん用のシャンプーとして最もおすすめの洗浄成分は、アミノ酸系。
洗浄力がマイルドなため、肌のバリア機能を維持する皮脂を取り過ぎることなくシャンプーすることができます。
シャンプーにより頭皮がカサカサになりがちな赤ちゃんには、まずこのアミノ酸系の洗浄成分が配合されているシャンプーを選びましょう。
具体的なアミノ酸系の洗浄成分としては、
- アラニン系(例:ココイルアラニンTEA など)
- グルタミン酸系(例:ココイルグルタミン酸Na など)
- サルコシン系(例:ラウロイルサルコシンNa など)
- グリシン系(例:ココイルグリシンK など)
などが、挙げられます。
このうち、サルコシン系とグリシン系はアミノ酸にしては洗浄力が高め、アラニン系は泡立ちが良好、という特徴があります。
赤ちゃんの肌質に合わせて、洗浄成分を選びましょう。
ベタイン系
ベタイン系は、アミノ酸系と同様に洗浄力がマイルドで肌への刺激も弱い成分で、赤ちゃん・子供用のシャンプーやボディソープなどにもよく使用されています。
また、植物由来の成分であるため、オーガニックシャンプーにはよく配合されている代表的な成分です。
ベタイン系の具体的な成分名としては、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ココアンホ酢酸Naなどが挙げられます。
石けん系
石けん系は、配合成分がシンプルで洗い落ちも良好、肌への刺激も少なめという特徴があります。
ただ、皮脂を落としすぎてしまう可能性があるため、肌が乾燥していたりデリケートな状態になっていたりするときは、使用を避けるようにしましょう。
石けん系の具体的な成分名としては、「石けん」とそのまま名前が付いているものや、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどが代表的です。
刺激が強めな高級アルコール系は避ける
安価なシャンプーによく配合されている高級アルコール系の洗浄成分は、洗浄力が高い分、肌への刺激もかなり強めです。
大人でも乾燥肌や敏感肌の人なら、頭皮の乾燥やフケなどのトラブルを招きやすい成分ですので、赤ちゃんに使用するシャンプーに使われていないかしっかり確認しましょう。
- 硫酸系
- スルホン酸系
- スルホコハク酸系
- カルボン酸系
特に、「ラウリル硫酸〜」「〜スルホン酸」と成分名が表記されているものは、刺激がかなり強めです。
大切な赤ちゃんの肌を守るためにも、洗浄成分はしっかり確認するようにしてくださいね。
ノンシリコン+無添加で安心♪
シリコンは、髪の表面に付着して髪同士の摩擦を防いだり、指通りを滑らかにしてくれる成分。
シャンプー後のキシキシ感を防ぐためによく配合されている成分ではあるのですが、ごく稀にアレルギー反応としてかゆみやかぶれを生じることがあります。
赤ちゃんの肌はとても敏感なので、できればシリコンが配合されていない製品を選びましょう。
また、オーガニックシャンプーでも防腐剤や合成香料などが配合されていることがありますが、こちらもアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
防腐剤や合成香料自体は、製品の品質を維持したり使い心地を良くしたりするために配合されているもので、体への悪影響はほぼ心配ありません。
とはいえ、まだまだ未発達な赤ちゃんのためにはできるだけ無添加の製品を選ぶと安心です。
シリコン成分の代表的な具体名としては、
- 〜メチコン
- 〜シロキ〜
- 〜シリル
- 〜シラン
また、防腐剤の代表的な具体名としては、
- 〜パラベン
- パラオキシ〜
などが挙げられます。
ポンプ式+泡タイプが便利!
こちらは絶対条件ではありませんが、赤ちゃんにシャンプーするときの容器の形状は、ポンプ式がおすすめ。
ポンプ式なら片手で使えるため、赤ちゃんを抱っこした状態でも使いやすいです。
また、泡タイプのものは泡立てる必要もないため、さらに便利!
ふわふわの泡で優しく洗うことができるので、赤ちゃんの髪や頭皮への刺激を抑えることもできます。
赤ちゃんにぴったりのオーガニックシャンプー3選
それでは早速、赤ちゃんにぴったりのオーガニックシャンプーを紹介していきます。
どれも口コミなどで評価が高く、安心な成分を配合したおすすめの製品ばかり!
赤ちゃんのオーガニックシャンプー選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
きめ細かい泡でしっとり洗いあげる♪「ベビーブーバ ヘア&ボディシャンプー」
植物由来の界面活性剤、ベタイン系洗浄剤、ノンシリコン&無添加、ポンプ式の泡タイプと、赤ちゃんにぴったり!ベビーブーバは、子供向けのスキンケア商品を開発しているブランドで、世界規模のオーガニック認証機関ECOCERTのナチュラルコスメティック認証を取得しています。オーガニックラベンダー花水をベースにした天然由来成分を99%以上(オーガニック成分:5.38%)配合した弱酸性シャンプーで、赤ちゃんを優しく洗ってあげましょう♪
詳しくみる泡立ち・泡切れに定評あり!「アロベビー オーガニックベビーソープ」
植物由来の界面活性剤、ベタイン系洗浄剤、ノンシリコン&無添加、ポンプ式の泡タイプ、純国産と、こちらも赤ちゃんに安心して使えるオーガニックシャンプーです。子供向けのオーガニックスキンケアブランドであるアロベビーの商品で、ECOCERTのナチュラルコスメティック認証を取得しています。また、開発から生産まで日本で行われている純国産なので、日本人の肌にぴったりなのも嬉しいですね。便利な詰め替え用も販売されているので、経済的なのもおすすめのポイントです。
詳しくみるこれ1本で頭の先からつま先まで!目にしみにくい「WELDA カレンドラ ベビーウオッシュ&シャンプー」
アミノ酸系洗浄剤を配合した、肌に優しいオーガニックシャンプーです。ポンプ式の泡タイプではありませんが、無添加、ノンシリコンと肌に優しい処方のため、新生児から使用可能!また、キープラントとなるカレンドラは、古代エジプト時代から肌荒れ予防や敏感な肌のケアに使用されてきた植物で、保湿・保護・肌荒れ防止効果が高いのが特徴。ヨーロッパでは敏感肌のケアにも使用されており、大人の敏感肌に悩む人にもおすすめの製品です。ナチュラル・オーガニック化粧品に関する厳格な審査基準の維持を目的とする国際非営利団体ネイトゥルーの認証を受けているので、安心して使うことができますよ。
詳しくみる赤ちゃんを上手にシャンプーする4つのポイント!
せっかくオーガニックシャンプーを使用しても、上手にシャンプー出来なければそのメリットを最大限に引き出せません。
ここでは、デリケートな赤ちゃんの肌を守るシャンプーのポイントを紹介します。
事前にブラッシングしておく
赤ちゃんをお風呂に入れる前に、まずブラッシングをして髪表面の汚れを浮かし、髪の絡まりをほどいておきましょう。
このひと手間を加えるだけで、シャンプーやすすぎがぐっと楽になります。
シャンプーの前にぬるま湯で汚れを洗い流す
シャンプーは、汚れがあるほど泡立ちが悪くなります。
泡立っていない状態でシャンプーをゴシゴシ擦ると、頭皮に余計な刺激を与えてしまい、肌トラブルの原因になってしまいます。
特に赤ちゃん用のオーガニックシャンプーは泡立ちが弱めですので、シャンプーを使用する前にぬるま湯またはお湯で汚れを洗い流しておきましょう。
シャンプーは泡立ててから髪に乗せよう
ポンプ式の泡タイプの製品であれば、そのまま頭に乗せればOKですが、そうではない製品を使用するときは、髪に乗せる前にしっかり泡立ててから使用しましょう。
手の平だけで泡立てるのが難しい場合は、洗顔用の泡立てネットなどを使用すると便利です。
赤ちゃんの髪の毛はかなり細く、髪の上でシャンプーを泡立てようとシャカシャカ洗ってしまうと、すぐにもつれて切れてしまうこともあります。
赤ちゃんの髪の毛を洗うときは、優しく頭全体をなでるようにモミモミとマッサージするイメージで行うのがポイントです。
すすぎ残しが肌トラブルの原因に!しっかりすすごう
デリケートな赤ちゃんの肌には、シャンプーのすすぎ残しが大きなダメージとなってしまいます。
しっかりとシャワーで流す、洗面器などにお湯をためてゆっくりかけ流すなどして、念入りにすすぐようにしてください。
また、首(特にあごの裏部分)や耳の裏などは汚れやすすぎ残しに気付きにくいですので、シャワー後にお風呂の中でタオルなどで優しく洗ってあげると安心です。
赤ちゃんの肌はとてもデリケート!オーガニックシャンプーで肌トラブル予防
1歳半を過ぎると赤ちゃんの肌も大分強くなりますし、3歳を超える頃になると髪質も変わって大人用のシャンプーでも問題なく使えるようになっていきます。
ですが、それまでは肌質も髪質もとてもデリケート!
できるだけ刺激の少ないオーガニックシャンプーなどを活用して、赤ちゃんの肌や髪を守りましょう。
今回は、おすすめの赤ちゃん用オーガニックシャンプーとして、
- ベビーブーバ ヘア&ボディシャンプー
- アロベビー オーガニックベビーソープ
- WELDA カレンドラ ベビーウオッシュ&シャンプー
の、3点を紹介しました。
どれもデリケートな赤ちゃんの肌でも安心して使える高品質な製品ばかり!
赤ちゃんのシャンプー選びに悩んでいるときは、ぜひ一度試してみてくださいね。