海や温泉に行く時や、背中の開いた服を着る時…。いざという時に背中のニキビがあると、恥ずかしい思いをしてしまいます!またケアを怠っていると、ニキビが化膿して痛くなったり、跡が残ってしまうことも…。気になる背中ニキビのケア方法をご紹介します。
気づいていないと悲惨な背中ニキビ
体の中でも背中は特にニキビができやすい場所です。
しかし、自分の目が届かないので、知らないうちにポツンとできてしまっていることが多いはず。
ケアをしにくいパーツなので、悩んでいる人も多いでしょう。
背中開いてる服流行ってんの?( ꒪⌓꒪)背中ニキビまた悪化しててホント無理なんだけど( ;∀;)
— なぉみん(*`∀´*)೨̣̥*♪🐠 (@2007minnie5) 2017年5月5日
私はニキビ体質のせいで背中がやばい 冬はパリパリになるからもっとやばいwwwwwww ケアって大切やんね…
— ユキタ (@Yukitte_bnal) 2017年8月1日
他にも
「温泉に行く前日に、背中ニキビに気づいてショック!」
「結婚式当日までに背中ニキビが治らなかった…」という失敗談や、
「背中ニキビがひどいのに、背中の開いた服を着ている女性はちょっと…」という他人からの辛辣なご意見もありました。
自分の背中を今すぐ鏡でチェックして、ニキビが気になる人は早めに対策を始めましょう!
背中ニキビの原因
背中のニキビは治りにくく、一回治ったとしても、すぐにまたぶり返してしまうことも。そこにはどんな原因があるのでしょうか?
シャンプーなどの洗い残し
シャンプーした髪をすすぐ時、流したお湯が背中についたままだと、シャンプーの成分が毛穴を詰まらせてしまいます。
また背中は目が届かないので、身体を洗った後に、ボディソープの泡をすすぎきれていない可能性も。
シャンプーやトリートメント、石鹸などの成分が皮膚に残ったままだと、肌が刺激物として認識し、炎症を起こしてしまいます。
服での擦れ
服や下着がこすれて摩擦が起きると、肌は防御反応を起こし、古い角質をため込んで毛穴詰まりを起こしてしまいます。
また常に衣服におおわれている背中は汗で蒸れやすく、清潔に保つのが難しいパーツです。
食生活・ホルモンバランスの乱れ
栄養が偏っていたり、睡眠不足や不規則な生活でホルモンのバランスが乱れると、皮脂のバランスが乱れて、背中ニキビの原因になります。
お風呂でできる背中ニキビケア
背中ニキビを改善するためには、背中を清潔に保つ必要があります。
まずは体の洗い方や使うタオル、ボディーソープを見直してみましょう。
背中の洗い方
体を洗うのは最後
まず見直すべきなのが、お風呂で髪や体を洗う順番です。
髪→顔→体の順番で洗うことで、体にシャンプーや洗顔料の成分がついてしまっても、最後に洗い流すことができます。
お湯の温度に注意
体を洗う時に使うお湯の適温は40℃程度です。
熱すぎると、必要なうるおいまで洗い流してしまい、肌が乾燥してデリケートな状態になってしまいます。
逆にぬるいお湯だと、汗や皮脂を落としきれず、毛穴が詰まる原因になるので、気をつけましょう。
シャワーで体をしっかり流す
体を洗った後は、シャワーで念入りに流しましょう。
首筋や背中の中央、腰などはシャンプーやボディソープの泡がたまりやすいので、意識して流すようにします。
また、入浴剤の成分が肌の刺激になる可能性もあります。湯船から出た後は、最後にもう一度洗い流してお風呂を出ましょう。
背中ニキビに優しいボディタオルを使う
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を使ったボディタオルは、ニキビを刺激して、炎症を悪化させてしまいます。
綿100%のボディタオルを使いましょう。
なお、ボディソープはしっかり泡立ててから洗うことで、肌への摩擦や刺激を最小限に抑えることができます!
女性のためのボディタオル(今治タオル)
デリケートなお肌をやさしく洗う、コットン100%のボディタオル。繰り返し使用しても固くなりにくく、ふわふわの感触で肌を優しく洗い上げます。
詳しくみるおすすめのボディソープ
ボディソープは、炎症を抑える成分が入ったものを選びましょう。
汚れを吸着し、毛穴詰まりを解消する効果があるクレイ入りのものもおすすめです。
アロボディ ACクレンジングソープ(ハウスオブローゼ)
抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kに加え、アロエエキスやクマザサエキスなど植物由来の保湿成分を配合した薬用ボディソープ。古い角質や皮脂をすっきり洗い上げます。
詳しくみるねんどのソープ(ボディクレイ)
火山灰からとれる天然クレイ「モンモリロナイト」を配合。肌や傷めずに、毛穴に詰まった皮脂汚れや古い角質を吸着して、優しく洗い流します。グリセリンや植物由来の保湿成分も配合し、しっとりすべすべの洗い上がりに。
詳しくみる背中専用アイテムでケアを
背中ニキビを早く治すためには、専用アイテムを使ったケアがおすすめです。
注目すべき成分や、おすすめのアイテムを紹介します。
こんな成分配合のアイテムがおすすめ
ニキビを鎮める抗炎症成分に加え、保湿成分が配合された化粧品がおすすめです。
不足しがちなうるおいを補うことで、肌のバリア機能やターンオーバー機能を高める効果が期待できます。
おすすめの抗炎症成分
- グリチルリチン酸2K
- サリチル酸
おすすめの保湿成分
- セラミド
- NMF(天然保湿因子)
- ヒアルロン酸
- コラーゲン・エラスチン
- グリセリン
背中ニキビケアにおすすめのアイテム
クリアボディ スムースローション(オルビス)
炎症を抑える薬用成分薬用成分グリチルリチン酸2Kに加え、肌を保湿し、バリア機能を整える2種の和漢植物エキスを配合したボディ用化粧水です。ニキビが気になるところにシュッとひと吹きするだけで、ニキビや炎症を予防します。ボトルを逆さにしても使えるので、手が届きにくい背中も簡単にケアできます。
詳しくみるスムーストーニングローション(ミックコスモ B3)
肌に残った古い角質を優しくオフする天然酵素パウダーを使ったボディローションです。ローヤルゼリーやセージエキスなど植物由来成分を配合し、保湿力もばっちり。パッティングスポンジが付属しているので、背中全体をしっかりケアできます。
詳しくみるジッテ+(Belle Eau)
背中ニキビケア専用に開発された薬用ボディジェルです。顔の5倍の厚さがあるという背中の皮膚にもしっかり浸透してうるおいを補う3種類のヒアルロン酸と、ナノセラミドを配合。抗炎症成分や、ニキビ跡の改善に効果がある美白成分も配合されています。添加物フリーの肌に優しい処方もポイント。ひどい背中ニキビにはこちらがオススメ。
詳しくみる背中ニキビを悪化させない服選び
通気性の良い素材を
天然の綿やシルク100%のものは、通気性に優れ、また汗をかいたときの吸湿性にも優れています。
逆にポリエステルやアクリルなどの化学繊維は、通気性が悪く、背中ニキビの原因になります。
刺激にならない下着選び
締めつけの強いブラジャーは避けましょう。
また、服の下に1枚肌着を着ることで、服の摩擦が皮膚にダイレクトに伝わらず、背中ニキビを防ぐことができます。
通気性の悪い化学繊維の服を着る時にもおすすめです!
肌着も通気性や吸湿性のいい綿かシルクのものを選んで、背中を清潔に保ちましょう。
背中ニキビを予防する食事
背中ニキビ対策には、食生活の見直しが非常に重要です!
バランスのよい食事を心がけ、ニキビに効果がある栄養素を積極的に摂ることで、体の内側からもしっかりケアしていきましょう。
常に食事を気にするのは難しいかもしれませんが、ニキビが治まるまでの間だけでも食事を意識するようにしましょう。
背中ニキビを悪化させる食事
おいしいものに必ず含まれている脂質や糖質…。摂り過ぎるとニキビの原因になってしまいます。
野菜不足
炭水化物や肉中心の生活をしている人は、野菜の量を増やすようにしましょう。
ビタミンやミネラルといった栄養素が十分に摂れていないと、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
脂っこい食べ物
脂質の多い食べ物は、皮脂を過剰に分泌し、毛穴詰まりを起こしてしまいます。
脂肪分の多い肉や揚げ物、ファーストフードやスナック類が好きな人は要注意です。
糖分の摂り過ぎ
甘いお菓子や炭水化物の食べ過ぎも、皮脂の過剰分泌の原因です。
なお、チョコレートや生クリームは脂質も多いので、なるべく控えるようにしましょう!
刺激の強い食べ物
香辛料の効いた辛い食べ物やカフェイン、アルコール類も、摂り過ぎると皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
背中ニキビに良い栄養素
ニキビケアにおすすめなのは、皮脂の分泌を抑え、肌代謝をサポートする効果があるビタミン類です。
これらの栄養素は野菜や果物を中心に、魚や肉にも多く含まれています。まんべんなくバランスのいい食事を心がけることが大切です!
ビタミンA
肌のターンオーバーを促進し、古い角質の代謝を助けます。野菜類に含まれるカロテンを中心にとりましょう。
レバーやうなぎからは、化粧品の成分としてもおなじみのレチノールというビタミンAが摂取できます。
ビタミンAを含む食べ物
かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、レバー、うなぎ
ビタミンB2
脂質の代謝をサポートし、毛穴詰まりの原因となる皮脂の量をコントロールします。
肌のターンオーバーをサポートする働きも。
ビタミンB2を含む食べ物
ナッツ類、のり、チーズ、卵、豚肉、納豆
ビタミンB6
肌のターンオーバーをサポートし、脂質の代謝も助けます。
お酒が好きな人は積極的に摂るといい栄養素です。
ビタミンB6を含む食べ物
マグロ、かつお、レバー、アボカド、大豆
ビタミンC
皮脂の分泌量をコントロールし、抗炎症作用もあります。
熱に弱く、水に溶けやすい水溶性の成分なので、生で食べられる果物がおすすめです。
ビタミンCを含む食べ物
レモン、アセロラ、キウイ、パプリカ、ゴーヤ
背中ニキビを防ぐ簡単レシピ3つ
最後に、おすすめの栄養素を使った簡単レシピをご紹介します。
1.豆乳ベースのビタミンスムージー
しっかり栄養が摂れて腹持ちもいいスムージーは、忙しい朝の味方です!
ビタミンBが摂れる豆乳に、ビタミンやミネラルが豊富な野菜とフルーツをプラスした美肌スムージーです。
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材料(1人分)
- 小松菜 1/3束
- りんご 1/2個
- バナナ 1本
- キウイ 1/2個
- 豆乳 大さじ3
- 氷 5〜6個 ※寒い季節は氷なしでもOK
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作り方
- バナナは皮をむき、キウイはスプーンで中身をくりぬきます。りんごは皮を残して芯だけとっておきます。
- 全ての野菜とフルーツを適当な大きさに切ります。
- ミキサーに野菜とフルーツ、豆乳とミキサーを入れて、なめらかになるまで回します。
2.かぼちゃとクリームチーズのサラダ
栄養満点のかぼちゃに、ビタミンB2豊富なクリームチーズとくるみをプラス!
クリームチーズは脂肪分が低いものを選べば、一層ヘルシーにいただけます。
見た目も華やかなので、お弁当のおかずやホームパーティの前菜にも!
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材料(2人分)
- カボチャ 100g
- クリームチーズ 36g
- マヨネーズ 大さじ1
- ヨーグルト 大さじ1
- くるみ ひとつかみ
- くるみはトースターにアルミホイルをしき、600wで4〜5分程度焼いてロースト状にする。
- かぼちゃは皮と種を取り除き、レンジ対応皿にのせてラップをかける。600Wのレンジで2分程度温め、柔らかくする。
- かぼちゃをフォークで粗めにつぶし、クリームチーズ、マヨネーズ、ヨーグルトを混ぜる。
- 皿に盛って、ローストしておいたくるみを散らす。
3.豚バラと小松菜の中華風炒め
ビタミンCやビタミンEを含む小松菜は天然のマルチサプリと呼ばれているほど。
また豚肉は栄養価も高く、ビタミンBもたっぷり含まれています。
慣れてしまえばサクッと作れる炒め物なので、ヘビロテもおすすめ。
- 豚バラ肉(薄切り) 200g
- 小松菜 1束
- パプリカ 1/2個
- 生姜 1かけ
- 塩 少々
- ごま油 適量
※タレ(混ぜておく)
・オイスターソース 大さじ2
・しょう油小さじ1
・酒小さじ1
- 豚バラ肉は3㎝に切り、塩を振っておく。
- 生姜は皮のまま千切りにする。
- 小松菜は4㎝に切り、パプリカは種を取って縦に細切りにする。
- フライパンを熱してごま油をひき、生姜を入れる。香りがたってきたら豚肉を炒める。
- 肉の色が変わったら野菜を入れる。火が通ったら、タレを入れ、全体になじませて完成。
まとめ・背中ニキビは早目のケアを
いかがでしたか?
いざという時に慌てないように、背中ニキビができてしまったら、早めにケアを始めましょう!
またニキビができないように、日頃から予防をしておく事も大切です。
今回ご紹介したスキンケアや生活習慣の工夫を参考にしてみてくださいね。