肌のうるおいが不足した乾燥肌。ニキビやくすみなど、あらゆるトラブルの原因となるので、一刻も早く改善したいもの。保湿化粧水は様々な種類がありますが、選ぶ決め手になるのは何でしょうか?注目した保湿成分と、悩み別のおすすめ化粧水をご紹介します。
乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分や油分のバランスが崩れ、肌に必要なうるおいが不足してしまった状態です。
加齢や紫外線ダメージ、ターンオーバーの乱れなどで、肌の潤いをキープする力が減ってしまうのが主な原因です。
乾燥肌のトラブル例
肌のかさつきや、つっぱり感、かゆみなど、様々な肌トラブルを引き起こす乾燥肌。乾燥とは無縁に思える、毛穴トラブルやニキビの原因にもなります。
さらに悪化すると、わずかな刺激に反応して炎症を起こす、敏感肌になる危険性もあります。
乾燥肌の詳しい特徴や原因は、こちらの記事をどうぞ!
乾燥肌におすすめの化粧水成分
乾燥肌を改善するためには、すごく基本的なことではありますが、「保湿」をしっかりすることが大切です!
肌の角質層のコンディションが乱れると、うるおいをキープする力やバリア機能が衰えてしまいます。角質層の働きを補う保湿成分を中心に、おすすめをご紹介します。
セラミド
肌の角質層に存在する成分で、水分をキープする働きがあります。
角質層の水分の約80%はセラミドによって保たれていますが、ターンオーバーの乱れや加齢により、徐々に減っていってしまいます。
ヒト型セラミドがおすすめ!
肌のセラミド不足はスキンケアで補うことができます。化粧水に配合されているセラミドにはいくつかの種類がありますが、特におすすめなのが「ヒト型セラミド」です。
肌内部に存在するセラミドとほとんど同じ構造で作られているので、浸透力に優れ、乾燥が気になる肌を効率よくケアすることができます。
酵母を使って作られていて、肌への負担が少ないのもポイントです。
ヒト型セラミドの種類
「ヒト型セラミド」にはいくつかの種類があり、番号によって区別されています。
それぞれ特長があるので、以下も参考にしてみてください!
セラミド1 (EOP) | 水分をキープし、外部刺激から肌を守るバリア機能を持つ。 |
セラミド2 (NS,NG) | 人間の肌に最も多く含まれるセラミド。保湿力が高い。 |
セラミド3 (NP) | 水分をキープし、シワを目立たなくする。 |
セラミド4 | 肌のバリア機能を高める。 |
セラミド5 | 肌のバリア機能を高める。 |
セラミド6 (AP) | 水分をキープし、シワを目立たなくする。ターンオーバーを促す。 |
セラミド7 | 常在菌バランスを整え、細胞の増殖や分化をコントロールする。 |
保湿力が高いセラミド2をはじめ、いくつかの種類が配合されているものがおすすめです!
天然保湿因子(NMF)
セラミドと同じく角質層に存在し、水分の約18%をキープする働きがある成分です。
約半分以上が複数のアミノ酸系成分で構成され、他には尿素やミネラルなどを含む複合成分です。
他の保湿成分と同様に、加齢などが原因で減っていってしまうため、アミノ酸成分を含む化粧品で働きを補うようにしましょう。
アミノ酸成分の種類
グリシン、アラニン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、プロリン、セリンなど
その他おすすめ成分
以下の成分も保湿力に優れ、化粧水によく使われている成分です。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- リピジュア
- プラセンタエキス
- EGF (ヒトオリゴペプチド)
- グリセリン
など
乾燥肌の化粧水の付け方
適量を数回に分けて付ける
どんなにいい化粧水を使っても、量をケチって少ししか使わないと、本来の効果が得られません。商品に記載された使用量を守るようにしましょう。
適量を2~3回に分けて付け、化粧水を肌に入れ込むようにハンドプレスすると、効率よく肌に浸透させることができます。
洗顔後なるべくすぐ付ける
洗顔後の肌は、いわば裸の状態です。そのまま放っておくと、乾燥や外からの刺激によるダメージを引き起こす可能性があります。化粧水は
洗顔後、なるべくすぐに付けるようにして、水分を補いましょう。
美容液、乳液、クリームをプラス
化粧水をつけた後は、他のスキンケア商品をプラスすることで、保湿効果をより高めましょう。各アイテムの働きについて簡単にご紹介します。
美容液 | 美容成分が高濃度で配合された美容液は、乾燥肌の集中ケアにぴったりです。化粧水と同様に、セラミドをはじめ、保湿成分を複数配合しているアイテムがおすすめです。 |
乳液 | 肌のうるおいを保つには、水分量と油分量の適度なバランスを保つことが大切です。化粧水が水分を補う役割を果たす一方、乳液は油分を補い、水分が蒸発しないようにする働きがあります。 |
クリーム | 乳液と同じく、肌に油分を補う働きがあります。乳液より更に油分が多いので、化粧崩れが気になる朝や、皮脂の量が増える夏などは省いてしまってもOKです。 |
乾燥肌におすすめの化粧水は?
前述のとおり、乾燥肌には、まずはしっかりとセラミドを補給できる化粧水やアイテムが必要です。
極度の乾燥は、シワやたるみなどの老化を早める原因にも。
そのため、その場限りの保湿ではなく、なるべく長時間潤いをキープできるものがおすすめです。
とにかく乾燥肌を何とかしたい!という方に、保湿力に優れたおすすめ化粧水をご紹介します。
メディプラスゲル
化粧水だけでなく、乳液・クリームの役割も果たしてくれるオールインワンジェル。ヒト型セラミド1,2,3のほか、全66種類もの美容成分を配合。ベースの水は、ミネラル豊富な出雲の温泉水が使用されています。「乾燥肌が改善された」「ほうれい線が消えた」など、カサカサ肌に悩む女性から高い口コミ評価を得ています。
詳しくみるヒフミド エッセンスローション
こちらも乾燥肌におすすめのヒト型セラミド1、2、3を配合。満足度94.4%でリピーターも多数の、乾燥肌におすすめの化粧水です。 今ならヒト型セラミド1,2,3が配合されたヒフミドの化粧品一式を980円で購入できるヒフミドトライアルセットがお一人様1個限定でお試しできます。
詳しくみる乾燥×ニキビ肌におすすめの化粧水は?
乾燥はニキビの原因にも
乾燥肌に悩む人の間でよく聞かれるのが、ニキビの悩みです。
肌のうるおいが不足すると、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまい、余分な皮脂がアクネ菌のエサになるためです。
そこで、肌にうるおいを与えながらニキビケアもできる、おすすめの化粧水をご紹介します。
ルナメアAC 1週間お手入れキット
ヒアルロン酸よりも保湿力に優れた成分「リピジュア」が配合されています。うるおいを与えながら、有効成分のサリチル酸がニキビの元となるアクネ菌を殺菌。肌のpHバランスを整え、ニキビが悪化しにくい肌へと導きます。またビタミンC誘導体も配合されており、こちらもニキビ対策が期待できる成分です。
詳しくみるオルビス クリアミニセット
100%オイルカット処方で余分なべたつきを防ぎつつ、浸透型コラーゲンが潤いをしっかり補給。カサつくのにニキビができてしまう肌にぴったりの処方です。炎症を抑える有効成分グリチルリチン酸2Kを配合するほか、注目成分・紫根エキスは、肌のバリア機能を高め、ニキビや肌荒れに負けない肌へと導きます。
詳しくみる美白対策でおすすめの化粧水は?
美白化粧水は保湿できない?
紫外線によるダメージを受けやすい春夏は、美白ケアを取り入れる人が多いと思います。
しかし、美白系の化粧品はさっぱりした使い心地のものが多いため、乾燥肌の人が使うとつっぱりが気になったり、保湿力の物足りなさを感じたりすることがあるでしょう。
そこで、保湿効果にも優れたおすすめの美白化粧水を紹介します。
サエルトライアルセット
美白有効成分、アスコルビン酸を配合。さらっとした使い心地ですが、べたつかず必要なうるおいをしっかり補うことができる、敏感肌・乾燥肌向けの美白スキンケアシリーズです。セラミドの産生を促す成分「白様雪」や5種のアミノ酸成分が、自らうるおいを保つことができる健康な肌作りをサポートします。
詳しくみるビーグレン QuSomeローション
肌のくすみやシミの原因となるメラニン色素の生成を抑える、ビタミンC誘導体を配合。角層のすみずみまで潤いを届けてキープする独自技術「Charged QuSome」のおかげで、肌の潤いをなんと17時間も持続させる効果があるのだそう。美白のみならず、肌のバリア機能やハリをアップさせる効果も期待できる、オールマイティな高保湿化粧水です。
詳しくみるプチプラでおすすめの化粧水は?
プチプラ化粧水でたっぷり保湿
化粧水を使うときは、ケチらずたっぷりの量を使うことが大切だとお伝えしました。
とはいえ、お値段が高いものだと、そこまで贅沢には使えないですよね…。
そこでおすすめなのが、手頃な価格の化粧水を多めに使う方法です。最近はプチプラ商品でも高機能のものが沢山あります!
M mark アミノ酸浸透水
アミノ酸成分のプロリンとグリシン、そしてPCAナトリウムの3種類の天然保湿因子(NMF)を配合。余計なものを排除したシンプルな処方ながら高い保湿力を誇る、コストパフォーマンス抜群の化粧水です。パッケージからも、中身への自信が伺えます!
詳しくみる菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿
昔の女性たちは、肌のコンディションを整えるために、余った日本酒を使っていたんだそう。日本酒の保湿力に注目して作られた化粧水には、1升あたりに含まれるのと同量のアミノ酸成分が配合されています。1,000円以下のプチプラながら、2種類のヒト型セラミドやプラセンタエキス、アルブチンなど、様々な保湿成分が配合されており、ひどい乾燥で悩む人も満足できる使い心地です!
詳しくみるまとめ
その場限りの保湿ではなく、肌がうるおいを維持する力自体を高めていくには、土台となる角層を整えることが大切です!
角層で不足しがちなセラミドや天然保湿因子(NMF)を化粧水で補って、うるおいバランスのとれた健康的な肌を目指しましょう!