寒くて空気が乾燥しがちな冬。汗や皮脂の分泌が減るので、化粧崩れの心配をしなくてOK!…のはずなんですが、日中にふと鏡を見たら、鼻にアブラが…なんて事ありませんか?冬にお肌がテカってしまう理由と、正しいケアの方法をご紹介します。
冬に肌のテカリが気になる理由は?
冬なのに皮脂の分泌量が多いのには、いったいどんな原因があるのでしょうか?
①脂性肌である
遺伝やホルモンバランスの乱れなど、何らかの原因により皮脂の過剰分泌が起こっている肌を脂性肌といいます。ホルモンの影響で、特に思春期もしくは30代後半~40代くらいの肌に多くみられます。脂っこい食事のしすぎも脂性肌の原因となります。
Tゾーンを中心に、顔全体のテカリが一年中気になりやすく、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビといったトラブルに悩まされることも。
②インナードライ肌である
空気の乾燥や加齢、紫外線ダメージなどが原因で、肌のキメやターンオーバーの周期が乱れると、肌がうるおいをキープする力が低下してしまいます。うるおいが足りなくなった肌は、外的刺激から肌を守るために皮脂を分泌します。
こうして皮脂の過剰分泌が進むと、肌内部はうるおいが不足しているのに肌表面がべたつくインナードライの状態に陥ってしまいます。
元々乾燥肌なのにテカリが気になる…、夏よりも冬のテカリが深刻…といった人は、インナードライ肌の可能性があるでしょう。
脂性肌とインナードライ肌の見分け方
違いが分かりにくい脂性肌とインナードライ肌。Tゾーンだけでは区別しにくいので、他のパーツで判断するといいでしょう。
脂性肌の人は、乾燥しやすい目元や口元も比較的うるおっており、顔全体が皮脂のベールで覆われたような、ツヤっとした感じになっているのが特徴です。
一方、インナードライ肌は、Tゾーン以外のパーツは乾燥しやすく、粉ふきや赤みが出ることも。洗顔後のつっぱりが気になる人も、インナードライ肌の可能性があります。
脂性肌向け冬のスキンケア方法
肌悩みに合わせたケアをして、余分な皮脂の分泌を防ぎましょう。まずは脂性肌の人に向けたスキンケアの方法をご紹介します。
〇○しすぎに注意!
脂性肌の人がやりがちなのが、洗顔のしすぎや、皮脂ケアのしすぎといった間違ったケアです。肌に必要なうるおいまでオフしてしまい、脂性肌からインナードライ肌になってしまう場合も。
洗顔は1日2回までを目安に、洗浄力の強すぎるものは使わないようにしましょう。また、脂取り紙や刺激の強いスクラブ、パックなどは使いすぎないようにしましょう。
脂性肌でも保湿はマスト!
冬は空気の乾燥で肌の水分が失われやすい季節です。脂性肌でべたつきが気になるからといって、しっかりと保湿をしないのはNG!クレンジングや洗顔で余分な皮脂や汚れを落とし、その後のケアで水分や油分をしっかりと補いましょう。
テカリが気になるパーツは油分の少ないアイテムを使ったり、一度につける量を調節したりするといいでしょう。
クレイタイプの洗顔料で皮脂をオフ
余分な皮脂は、毛穴の詰まりやニキビの原因となってしまいます。皮脂や汚れを吸着してすっきりと落としながら、肌に必要なうるおいを守って洗えるクレイタイプの洗顔料がおすすめです。
健康コーポレーション どろあわわ
2種類の天然泥成分が、毛穴に詰まった汚れや古い角質を吸着してすっきりと洗い流します。ヒアルロン酸やコラーゲンなど4種類の保湿成分が肌のキメを整え、洗顔後のつっぱりやうるおい不足を防ぎます。
詳しくみるスキンケアはべたつきにくいさっぱりタイプを
脂性肌の人におすすめのスキンケアは、肌をしっかりと保湿しながら、べたつきや重さがなく、サラッとしたテクスチャーのアイテムです。
肌になじんでしっかりと保湿できるセラミドやNMF(天然保湿因子)、コラーゲン、エラスチンといった成分が入っているものを選ぶといいでしょう。
化粧水はさっぱりタイプを、美容液や乳液はジェルタイプやオイルフリーのものがべたつきにくく、おすすめです。
花王 キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル
セラミドの力で肌内部の角質層をしっかりうるおしながら、皮脂対策成分が過剰な皮脂の分泌を抑えます。水ベースのオイルフリー処方で、さっぱりとした使い心地です。皮脂によるニキビや毛穴トラブルが気になる人にもおすすめです。
詳しくみるインナードライ肌向け冬のスキンケア方法
インナードライ肌は、皮脂ケアと乾燥ケアが同時に必要です。正しいスキンケアの方法を知っておきましょう。
肌のうるおいキープ力を取り戻すケアを
肌の角質層には、セラミドやNMF(天然保湿因子)といったうるおいを維持する成分が備わっていますが、これらは加齢や外的ダメージなどが原因で減っていってしまいます。
そこで、こうした成分の働きをスキンケアで補うことで、肌本来のうるおいをキープする力を取り戻し、インナードライ肌から抜け出すことができます。
石鹸タイプの洗顔料をチョイス
インナードライ肌におすすめなのが、固形石鹸の洗顔料です。天然由来の洗浄料で、肌に負担をかけず、余分な汚れを落とすことができます。
洗顔時は肌への刺激をなるべく少なくするために、たっぷりの泡を作り、36℃程度のぬるま湯を使って洗いましょう。
牛乳石鹸 カウブランド 無添加洗顔せっけん
無添加、低刺激処方で、きめ細かな泡が作れる洗顔石鹸。植物由来のアミノ酸系洗浄成分が、余分な皮脂や汚れをマイルドに洗い流します。保湿成分セラミド入りで、洗い上がりの肌がもっちりと、つっぱりにくいのもポイントです。
詳しくみる洗顔後すぐスキンケアで保湿
洗顔後すぐの肌は、肌の水分が蒸発しやすい状態です。すぐにスキンケアで水分や油分を補いましょう。
化粧水や美容液で角質層をしっかりとうるおした後は、乳液やクリームなどの油分系アイテムでしっかりとフタをすることが大切です。
エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングローション
ヒト型セラミドや天然保湿因子(NMF)を配合し、肌のうるおいをキープする力を優しくサポート。低刺激処方なので、乾燥による炎症が気になる肌でも安心して使用できます。
詳しくみる冬のテカリが気になる肌に…おすすめの保湿アイテム
脂性肌とインナードライ肌でケアの方法は異なりますが、いずれも重要なのが、スキンケアでたっぷりうるおいを補給してあげることです。そこで、冬の保湿ケアにおすすめのアイテムをご紹介いたします。
オールインワンなのにしっかり保湿
1本で化粧水から美容液、クリームまで、様々な機能を補えるオールインワン化粧品は、忙しい女性の味方!しかしその一方で、しっかり保湿できているのか不安…と感じる人が多いのも事実です。
最近は、十分な保湿力を兼ね備えたオールインワンアイテムも沢山登場していますよ。
メディプラスゲル
ヒト型セラミドやヒアルロン酸、2種のコラーゲンや14種のアミノ酸など、たっぷりの保湿成分を中心に、全66種類の美容成分を配合。これ1本でスキンケアが完了するので、肌への刺激や摩擦を最小限に抑えられます。多少べたつきを感じる場合もありますが、肌になじみやすいゲルタイプなので、オイリー肌にもおすすめです。
詳しくみるメディプラスゲルの口コミ体験レビューについてはこちらも参考してみてください!
ライスビギン オールインワンエマルジョンNo.11
肌の水分保持機能の改善効果が世界的に認められているという米由来の美容成分ライスパワーNo.11を配合。肌のセラミドを増やし、ダメージに負けないすこやかな状態へと導きます。乾燥による小じわや毛穴の開きを改善し、ふっくらと若々しい肌へ。
詳しくみる保湿+エイジングケア
皮脂によるテカリが気になる一方、徐々に目立つしわやたるみといった年齢サインも気になりますよね。
肌内部までしっかりと保湿しながら、エイジングケアまでできちゃう欲張りなスキンケアラインをご紹介します。
富士フイルム アスタリフト
肌への浸透や働きが異なる3種のコラーゲンと2種のヒト型セラミドを配合し、肌をしっかりと保湿。抗酸化力に優れ、肌にハリを与えるアスタキサンチンも配合されています。ケアの一番はじめに使うジェリーはみずみずしいのにしっかりとうるおいを届けてくれるので、べたつきが気になる肌にもおすすめです。
詳しくみるディセンシア アヤナス プレミアムエイジングケア
乾燥肌の原因となる角質層の乱れをケアして、うるおいキープ力やバリア機能の回復をサポート。肌の真皮層に存在する繊維芽細胞を活性化させるビルベリー葉エキスなどが、コラーゲンの生成をサポートし、肌のハリや弾力を高めます。オイル配合の美容液やクリームは肌馴染みに優れ、変なべたつきが気になりません。
詳しくみる化粧崩れを防ぐメイクテクニック
冬のテカリを防ぐためには、毎日の丁寧なスキンケアが大切です。しかし、気になる皮脂や化粧崩れは今すぐ何とかしたいもの。
メイクをする時には、どんな点に気をつければいいでしょうか?
テカリ防止下地を使う
Tゾーンなど皮脂が気になるところには、テカリ防止下地を部分使いしましょう。たくさんの種類がありますが、保湿効果がプラスされているものがおすすめです。
余分な皮脂を抑えてサラサラとした状態をキープしつつ、肌がパサパサと乾燥するのを防げます。
草花木果 化粧下地(テカリ知らず)
植物由来の皮脂吸着パウダーやくすみを防ぐ色素パウダーを配合。ミネラル豊富な温泉水をベースに3つの植物エキスや保湿成分グリセリンを配合し、皮脂崩れを防ぎながら、肌のうるおいをキープします。
詳しくみるメイク直しには保湿スプレーを活用
日中のメイク直しをする時におすすめなのが、ミスト状の化粧水です。乾燥しがちな肌にうるおいを与えることで、夜までメイク崩れを防ぎます。
スプレーしたあとに軽くティッシュで顔全体を抑えることで、余分な皮脂やファンデの浮きをオフしながら、肌のコンディションを整えることができます。
RMK ハーブミスト
メイクの上からシュッと一吹きすることで、うるおいを補給しながら、肌表面をなめらかに整えます。写真のリフレッシングタイプのほか、脂性肌におすすめの毛穴引き締め効果があるカーミングタイプも。
詳しくみるクレンジングしやすいファンデーションがおすすめ
洗浄力が強いクレンジング剤や洗顔料を使うと、肌のインナードライが加速してしまいます。なお冬は空気が乾燥しているので、脂性肌の人も知らず知らずのうちに乾燥肌に陥ってしまう可能性が。
そこでおすすめなのが、ミネラルファンデーションです。洗浄力がマイルドなクレンジング剤でも、肌にメイク汚れを残さずすっきりとオフすることができます。
テカリが気になる場合は、パウダータイプを選ぶといいでしょう。肌への負担が少ない原料で作られており、薄づきでもしっかりとカバーできるので、皮脂が原因のニキビや肌荒れが気になる人にもおすすめです。
ヴァントルテ ミネラルシルクファンデーション デビューセット
3,564円(税込価格)
保湿力が高いシルク成分を配合。また、皮脂をはじく特殊コーティング技術を採用し、乾燥や皮脂による化粧崩れを長時間防ぎます。天然ミネラル成分100%で洗顔料だけでオフすることができます。
まとめ
冬のテカリ対策では、皮脂ケアだけに捉われるのはNG!スキンケアで肌をしっかり保湿することで皮脂の過剰分泌を抑えることが大切です。
この冬は今回ご紹介したケア方法を組み合わせて、乾燥やテカリ知らずのしっとり美肌を目指してください!