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働くママ必見!幼稚園と保育園どっちがいいの?それぞれの違いまとめ
子どもが大きくなってくると、幼稚園や保育園選びに頭を悩ませるママも多いのではないでしょうか?実際に働くママだった私が、我が子をどちらにも通わせていた経験を交えて、保育園と幼稚園の違いや園の選び方のコツについてご紹介します。
保育園と幼稚園、どっちがいいの?
子どもを初めて保育園や幼稚園に入れるとき、どこの園に入れると良いのか迷いますよね。
最近は保育園も幼稚園も園によって特色があるので、保育園と幼稚園の違いも気になります。
以前は働くママは保育園を選ぶことがほとんどでしたが、最近は幼稚園も預かり保育が充実しているところが増えてきており、選択の幅が広がりました。
それゆえどちらにすればよいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?
どちらにせよ、子どもが楽しく過ごせてより成長できる場所を選んであげたいと思うのが、どの親にも共通する願いです。
実際に幼稚園と保育園に我が子を通わせたからわかる事
実は私は以前教員として働いており、娘を1歳の頃から保育園に通わせていました。
娘が2歳の頃に息子が生まれ、その後さまざまな事情から退職したため娘は年中から幼稚園に移動しました。そのため保育園と幼稚園、両方経験しています。
その経験から感じたことも踏まえつつ、保育園と幼稚園の違いや、園の選び方、それぞれのメリット、デメリットなどについてご紹介します。
保育園と幼稚園の大きな違い
保育園と幼稚園は、未就学児が通うという点では共通していますが、そのほかの点では異なるところが多いです。
もちろん園ごとの違いはありますが、保育園と幼稚園では基本的に違っている部分があるのです。
管轄の違い
最も大きな違いは、保育園と幼稚園の管轄の違いです。
- 保育園の管轄は厚生労働省
- 幼稚園の管轄は文部科学省
保育園は児童福祉法では下記のように定められています。
保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設である。
(※保育所は保育園の正式名称)
保育園での教育は、子どもの発達の援助であり、
「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育」は行わない。
とされているのです。
一方幼稚園は、文部科学省のホームページの中で下記のように紹介されています。
幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。 3歳から小学校入学前までの子どもは,全国どこでも共通の教育課程に基づく教育が受けられます。
と紹介されています。
つまり保育園は養育、保育園は教育を行う
保育園は、親に代わって子どもを養育する施設と位置付けられているのに対し、幼稚園は教育を行う施設と位置付けられているのです。
保育園と幼稚園の一番の違いはこの点にあります。
対象年齢の違い
保育園と幼稚園では対象年齢も違います。
- 保育園の対象年齢は0歳から小学校入学前の子ども
- 幼稚園の対象年齢は満3歳から小学校入学前の子ども
保育園は生後数か月後からいつでも入園できるのに対し、幼稚園では満3歳になった春から入園できます。
ただし幼稚園によっては「未満児保育」というものを行っており、その場合は3歳になった日から幼稚園に入園することができます。
保育時間の違い
- 保育園の保育時間は一般的に7時半~18時くらいまで
- 幼稚園の保育時間は9時~14時くらいまで
幼稚園の場合は、送迎バスのコースによって登園時間がバラバラだったり、園終了後に預かり保育を行っていたりすることもあります。
保育料の違い
保育園の保育料
保育料は、認可保育園の場合は自治体によって金額が決められており、課税の状況(両親の収入)に応じて支払う保育料は変化します。
母子家庭や低収入の家庭の場合は、保育料がかからないこともあります。
一方両親ともに正社員で収入が高い場合はかなりの保育料を取られることも。
特に3歳未満の保育料はびっくりするほど高額になることもあります。
幼稚園の保育料
幼稚園は、公立の場合は自治体により決められており、私立の幼稚園の場合は幼稚園ごとに異なります。
どちらの場合も収入にかかわらず、保育料は一律です。
私立の幼稚園の場合、これ以外に入園料や進級費、施設費や教材費などが取られる場合があります。
家庭の収入や選ぶ幼稚園などにより、幼稚園のほうが料金がかからない場合もありますし、保育園のほうが料金がかからない場合もあります。
給食の有無
保育園は、給食を出すことが義務付けられています。
一方幼稚園は特に決まりはありません。
幼稚園により、お弁当のところと給食のところがあります。給食の日とお弁当の日が両方あるという幼稚園も多いです。
保育園のメリット
私は保育園と幼稚園、両方経験してみてそれぞれにメリットもデメリットもあると感じました。
まずは保育園のメリットをご紹介しましょう。
保育園のメリット1. ママの負担が軽い
保育園は、両親ともに何らかの事情があり昼間は子どもの養育が難しいということが前提になっています。そのためなるべくママの負担が軽くなるように配慮されています。
給食が義務付けられていることもそうですし、親が参加しなければならない行事も、運動会や学芸会くらいしかありません。
普段の保育における親の手伝いももちろん要求されることはほとんどありません。
働くママにとってはうれしいですよね。
保育園のメリット2. 子どもがたくましく育つ
「保育園育ちはたくましい」とよく言われますが、これは早くから親元を離れ、集団生活を経験することによります。
最近は兄弟が少ない家庭が多く、小さなころからたくさんの人数の中で過ごすといった経験をすることは少ないのではないでしょうか?
幼稚園に上がるまでは親とマンツーマンで過ごすということがほとんどですよね。
しかし保育園では1歳児さんだとしても先生がマンツーマンでついてくれるわけではありません。
そのため自分のことは自分でしなければなりませんし、子ども同士のいざこざも自分たちで解決しなければならないことが多くなります。
これらのことから自立するのが早く、たくましく見えるのかもしれませんね。
うちの娘は保育園に通っていたのが3歳までだったため、あまり保育園育ちらしいたくましさはないのですが、すぐに友達を作ることができるところは、もしかしたら保育園で過ごした経験が生かされているのかもしれません。
保育園のメリット3. 身の回りのことが早く身につく
先ほどもお伝えしたように、保育園は一人一人にマンツーマンでつくわけではないため一人でやらなければならないことが増えます。
家にいればママが手伝ってしまうことでも、保育園では一人でやらなければなりません。
そのため一人でできることが増え、身辺自立が早くなります。
もちろん自分でできるようになるために、先生方も支援をしてくれます。
うちの娘は2歳でオムツが外れたのですが、家では特に何もしておらず、気が付いたら外れていました。先生様様です。
一方保育園に行かなかった息子のオムツは3歳でようやく外れました。
また保育園に行っていた娘は食べ物の好き嫌いがほとんどないのですが、息子は好き嫌いがかなりあります。
もちろん個人差もありますが、保育園の影響も大きかったのではないかと感じています。
保育園のデメリット
メリットがある一方、もちろん保育園のデメリットもあります。
保育園のデメリット1. 小学校生活になじみにくい
先ほど保育園は厚生労働省の管轄とお伝えしました。
保育園は子どもたちの家庭の代わりになる場所と考えられているため、小学校生活につながるような教育はあまり行われないこともあります。そのため小学校での生活に、最初のうちは戸惑うことも多いようです。
小学校の先生の中には、「保育園育ちの子と幼稚園育ちの子はすぐにわかる」という方もいるそうです。
しかし慣れてしまえば幼稚園育ちの子どもとの違いは感じなくなることがほとんどです。
学力面は気にしなくても大丈夫!
学力面の心配をする方もいるかもしれませんね。
もしかしたら最初のうちは差が出るかもしれませんが、その差はすぐになくなってしまいます。
また最近は保育園でも学習的な活動を行っているところもありますので、学力面についてはあまり気にしなくても大丈夫です。
不登校になってしまうことも
ただ、保育園育ちの子の中には生活環境の変化に慣れず、不登校になってしまう子どももいるようです。
これは幼稚園でも、自由が売りの幼稚園に通っていた子どもは同じような状態に陥ることがあります。
うちの娘は保育園を辞めた後、年中さんから幼稚園に通わせました。
割と自由な雰囲気の幼稚園だったからか小学校に慣れるまでかなり時間を要し、慣れるまではお腹が痛いと学校を休むこともありました。
しかし、学校に慣れてくるとお腹が痛いということもなくなりました。
新しい環境になじみにくい子どもの場合は注意が必要かもしれません。
お昼寝によって生活リズムが崩れる
また保育園にはお昼寝の時間があります。
これがまた曲者で、何歳になってもお昼寝をさせられるため、体力がついてくるとお昼寝のせいで夜眠れなくなり、生活のリズムが崩れてしまうことがあるのです。
また昼寝の習慣がなかなか抜けず、学校で眠くなってしまう子どももいます。
これも小学校の生活になじみにくくなる要因の一つだと感じます。
娘は幼稚園に変えたにもかかわらず、昼寝の習慣がなかなか抜けず、幼稚園から帰ったとたん寝てしまうこともありました。
保育園のデメリット2. 子どもと過ごす時間が少なくなる
これは保育園がというよりは、働くママすべてが感じることですよね。
しかし幼稚園の場合はもともとお母さんが働いていないことが前提のため、行事で幼稚園に行かなければならないことも多いですし、お手伝いをしなければならないことも増えます。
そのため多少無理をしても子どもに時間を割かなければならなくなります。
一方保育園の場合は、子どもと家で過ごす時間が短いうえに、ママが保育園に行かなければならないこともほとんどありません。
しかも身辺自立に関してもほとんど保育園で覚えてきてくれますので、ますます子どもに手をかけることが少なくなってしまいます。
うちの場合も娘は夜早く寝てしまう子どもだったので、保育園に通っている間、家に帰ってきたらご飯を食べてお風呂に入って寝るだけ。みたいな生活を毎日繰り返していました。
まともに向き合えるのは仕事がお休みの時ぐらいでした。これは今でも後悔していることの一つです。
保育園のデメリット3. 子どもが寂しい気持ちになることも
ママと過ごす時間が少ないことで、子どもが寂しい気持ちになることもあります。
それを感じたのは娘の場合は保育園を辞めた後でした。
実は保育園を辞めてすぐに年少から一度幼稚園に入園したのですが、「家にいたい」と幼稚園に行きたがらなくなりました。そのため幼稚園を辞めることにしました。
保育園に行っていたときは本人も寂しい気持ちに気が付いていなかったのだと思いますが、いざ私と家で毎日過ごすようになると、今までの時間を取り戻すかのように私から離れたがらなくなりました。
これは個人差もありますし、両親のかかわり方でも変わることだと思います。
我が家の場合は私のかかわり方が不十分だったのかもしれません。
一年間家で一緒に過ごし、年中から幼稚園に入った後はそのようなことはなくなりました。
子どもが寂しい気持ちになることがあるということを、いつも心の片隅に置いておくといいかもしれませんね。
幼稚園のメリット
一方、幼稚園のメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?
子どもに合う場所を選ぶことができる
幼稚園にはそれぞれに様々な特色があります。
学習を行ってくれたり、自然の中でのびのびと過ごす教育方法が取られていたり。園の活動が終わった後も、預かり保育を行ってくれたり習い事をすることができたりと、園によって行う活動が全然違います。
先生の指導方針も幼稚園によって変わります。
保育園では難しい子供の多様性に合わせられる
私は娘を幼稚園に入れるときに様々な幼稚園を見学に行きましたが、幼稚園によって雰囲気がだいぶ違いました。
保育園の場合は待機児童問題もあり、「この保育園に入れたい!」と思っても難しいことがほとんどです。
しかし幼稚園の場合は、ある程度は選択の余地があります。
子どもの性格はさまざまなので、子どもによって合う方針は変わります。
子どもに合った場所を選択できる点は大きなメリットではないでしょうか?
親が子どもと接する時間がとれる
幼稚園は保育園とは違い、子どもが家に帰る時間が早く親と過ごす時間が十分に取れます。
ママが仕事をしていて預かり保育をしている場合でも、幼稚園では親が参加しなければならない行事が多いため、必然的に幼稚園に行く機会も増えます。
そのため子どもに手をかけなければならない場面が増えます。
意識しなくても子どもに手をかけなければならなくなるため、子どもが放っておかれている気持ちになることは少ないかもしれませんね。
私は下の息子が幼稚園の年長の頃に、パートですが再び仕事を始めました。
正直行事のたびに仕事を休むのは大変でしたが、今考えると息子の幼稚園での様子がわかり、良かったと思います。
仕事をしていると幼稚園は大変なことも多いですが、振り返ってみると頑張ってよかったかなとも感じました。
小学校生活とのギャップが少ない
これは幼稚園によっても違いますが、幼稚園は文部科学省の管轄ということもあり、小学校生活を意識したプログラムが組まれていることが多いです。
幼稚園の中には簡単なひらがなや計算などを練習するところもあります。
うちの子どもたちが行っていた幼稚園は、学習的なことはあまり行いませんでしたが、体育的な活動や音楽的な活動は、小学校を強く意識したものでした。
また「並ぶ」「座って話を聞く」などは卒園するまでにしっかりとできるように指導してくれていました。
もちろん保育園でもこのような指導を行うところはありますし、園によって差はあります。
しかし管轄の違いもあり、どちらかというと幼稚園のほうが、小学校生活になじみやすいプログラムであることが多いようです。
また幼稚園の場合、家の近くの幼稚園を選ぶ方も多いのではないでしょうか?
幼稚園の中に同じ小学校に入学するお友達がいると、やはり親子ともに心強いですし、学校に慣れるのも早いかもしれませんね。
幼稚園のデメリット
子供の教育の面では幼稚園はとても有用ですが、デメリットもあります。
ママの負担が大きい
先ほどメリットのところで「ママが子どもと接する機会が多い」とお伝えしましたが、これは同時にデメリットにもなります。
特に働いているママにとって、仕事で忙しいうえに子どもの幼稚園のことにまで時間が取られることは大変ですよね。
忙しさのあまりイライラしてしまい、子どもにイライラをぶつけることになっては元も子もありません。
そういう場合は、少しでもママの負担が少ない園を選ぶことが子どもにとっても良い結果になることも。
子どもにも負担が大きい
うちの子どもたちが通っていた園長先生が、「幼稚園のプログラムは、子どもが幼稚園終了後に家に帰ることを前提に作られている。幼稚園終了後に預けられることは、子どもにとって負担が大きい」と言っていたことがありました。
確かに、保育園の場合は長時間過ごすことが前提なので、子どもが負担を感じないプログラムになっていたかもしれません。
両親が共働きの場合は子どもに寂しい思いをさせる可能性がある
また幼稚園の場合、共働きの家庭は少なく行事に親がくることは当たり前です。
その中で自分の親だけ来ていないという事態になると、子どもは寂しい気持ちになるかもしれませんね。
保育園の場合は同じ立場の子どもばかりなので、そういう気持ちにはなりにくいかもしれませんね。
園選びのポイントは?
幼稚園にも保育園にもそれぞれにいいところも悪いところもあります。
また最近は、幼稚園も保育園も独自のプログラムを打ち出しており、保育園でも学習を取り入れている場合がありますし、幼稚園でも遊びを中心に行っているところもあります。
また幼稚園でも保育園並みに預かりが充実しているところもあり、結局のところ保育園を選ぶか、幼稚園を選ぶかというよりも、「どこの園を選ぶか」ということの方が重要かもしれません。
では園選びの際、どのような点に気を付けると良いのでしょうか?
ポイント1. 子どもの性格を考慮する
園によってさまざまな方針があります。
両親の「こういう園に入れたい」という希望もあるかもしれませんが、まずは子どもの性格を考慮し、子どもに合った方針の園を選ぶことが大切です。
適応力の高い子どもの場合はどんな園に入れてもそれなりになじむので、あまり考えなくても大丈夫かもしれませんが、新しい環境になじみにくい子どもの場合は園選びを失敗すると、幼稚園生活が苦痛になってしまうことも。
ポイント2. 先生方の雰囲気はどうか
どんな方針の園だとしても、先生方の雰囲気が良い場合は子どもも楽しく通えることが多いです。
うちの子どもが通っていた園は、保育園も幼稚園も先生方の雰囲気が良く、どちらも楽しく通っていました。
園体験を利用して縁の様子を観察する
体験に行った際は、先生方が楽しそうにしているか、また先生方の子どもに対する接し方をよく観察してみてくださいね。
ポイント3. 園の子どもたちの表情
園の子どもたちの表情も、見学の際によく観察しておきましょう。
子どもたちが元気でのびのびしていると安心です。
また子どもたちが落ち着きすぎている場合は、しつけが厳しすぎる可能性もあります。
あまりにきちんとしすぎている場合は先生方の指導の様子をよく観察してくださいね。
ポイント4. 親のライフスタイルに合うかどうか
いくらいい園でも、ライフスタイルと合わなければママの負担が大きくなってしまいます。
保育園の場合は、立地条件は特に大切です。ママやパパの通勤時間と保育園の送迎時間を考えて、家から近いほうが良いのか、職場の近くが良いのか考慮しておきましょう。
幼稚園の場合は、行事が多すぎたり親の手伝いが多すぎたりすると、働くママには大変かもしれません。
預かり保育が充実しているか、お弁当と給食の割合はどうかなどもチェックしておきましょう。
幼稚園と保育園を兼ね備えた認定子ども園
待機児童問題を受けて、「認定子ども園」というものが最近あちこちに作られています。
認定子ども園とは、幼稚園と保育園の機能を併せ持った施設です。
年齢は0歳~5歳まで通うことができ、幼稚園に通う年齢になると、幼稚園の子どもたちと一緒に活動をすることができます。
幼稚園に通わせたいけど、仕事との兼ね合いで難しいという方には魅力的な施設ですね。
認定子ども園は最近できた施設なので、園によって質に差があります。
認定子ども園を選ぶときは、先ほどお伝えしたポイントに加え、
- お昼までの子どもと、夕方までの子どもが仲良く遊べているか
- 就労家庭に対する理解はあるか
- 幼稚園のプログラムが終了した後の過ごし方はどうか
- 料金が高すぎないか
などをチェックしましょう。
子どもが楽しくすごせる場所を選択しましょう
保育園を選んだほうが良いのか幼稚園を選んだほうが良いのかは、子どもの性格によっても変わりますし、家庭の考え方によっても変わります。
私は保育園に入れていた時は保育園のほうが良いと思っていましたし、幼稚園に入ったときは幼稚園のほうが良いと感じました。
結局のところ子どもが楽しくすごしてくれていれば、親は安心して預けることができるのです。
子どもは自分で園を探せませんし選べません。子どもの代わりにママが責任をもって子どもが楽しくすごせる場所を探してあげてくださいね。
頑張るママ必見!ベビーシッターを上手に利用するためのポイント
最近は、お仕事と子育ての両立に奮闘するママが増えてきています。
でも一方で保育所不足が問題になっていたり、保育所のサービスだけでは仕事をこなすことが難しかったりいったことも…。
そんな時にママたちの強い味方となってくれるのが「ベビーシッター」です。
海外では一般的なベビーシッターですが、日本ではまだまだ浸透しておらず、実際に預けたことがあるという方は少ないかもしれませんね。
そこで今回は、ベビーシッターを頼んでみたいけど不安!という方のためにベビーシッターについてまとめてみました。
ベビーシッター、どんな時に頼むの?
まだまだ日本では浸透していないとはいえ、ベビーシッターを利用したことがあるという方も増えてきているようです。
では、どんな時に利用をしているのでしょうか?
この表は、どんな時にベビーシッターを利用したのか、ある会社が調査した結果をまとめたものです。
これを見ると、やはり利用目的の1位は「仕事」のようですね。
通常は保育園に預けて、保育園のお迎えに間に合わないときにシッターさんにお願いするというかたが多いようです。
またお子さんが病気になったときは、保育園をお休みしなければなりません。
そんな時にシッターさんにお願いするという方も。
そして意外だったのが、2位の「リフレッシュのため」
自分の時間を持ちたいけれど、預けられる人がいないという方にとってシッターさんは強い味方のようです。
またシッターさんは未就学児を預けるイメージでしたが、最近は小学生のお子さんをお願いする方も増えているのだとか。
児童会館が不足していたり、習い事をさせたいけど送迎が難しかったりといった場合に利用するようです。
習い事は、小さいうちは特にママの送り迎えが必須です。
仕事をしていると送迎は難しいため、習い事をあきらめなくてはならないということも多いですよね。
でもお子さんが「習い事をしたい!」といった場合は、なるべくかなえてあげたいと思うのが親心。
ベビーシッターなら、そんなママの願いもかなえてくれるのですね。
ベビーシッターは上手に利用すると、頑張るママたちの強い味方になってくれそうですね。
こんなにある!ベビーシッターを頼むメリット
実際に利用している方の利用目的を聞くと、なんだかとっても便利で手軽な感じがするベビーシッター。
ベビーシッターの大きなメリットには、何といっても自由度が高い点が一番に挙げられます。
自由度が高いから、仕事に集中できる
保育園はお迎えの時間も決まっていますし、家の近所に保育園がない場合は送迎に時間がとられてしまうことも。また、待機児童が問題になっていることからもわかるように、入りたいときにすぐに入れるというわけでもありません。
病気の時はもちろんお休みをさせなければなりません。
私も子どもを保育園に預けて仕事をしていました。
理解がある職場でしたが、それでも子どもが熱を出すたび申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
でもベビーシッターなら、こちらの要望に合わせて預かってもらえるため周りに気兼ねをすることが少なくなります。
これなら送迎の時間やお子さんの病気に頭を悩ませイライラすることなく、安心して仕事に集中できますね。
また最近では家事代行サービスも同時に行ってくれるシッターさんもいるようです。
夕飯の支度もしておいてくれたら、帰ってきてから忙しくばたばたすることがなくなり、その分お子さんとゆっくり過ごすこともできそうですよね。
仕事をしていなくても大丈夫
保育園は基本ママがお仕事をしていなければなかなか預けることができません。
でもお子さんを預けて自分の用事を済ませたいというときもありますよね?
もちろん用事はなくても、たまにお子さんから離れてリフレッシュしたいという気持ちになることもあるでしょう。
そんな時にもベビーシッターは役立ちます。
少しの時間お子さんから離れて自分の時間を持つことで、お子さんにイライラすることなく優しい気持ちで接することができるかもしれません。
このように保育園とは違い、利用する方が利用の仕方を自由に選択できるのが、ベビーシッターの最大のメリットといえるのではないでしょうか?
シッターさんは変更可能
保育園の場合、担当の先生と子どもの相性が良くないからといって変更をしてはもらえません。しかしシッターさんなら変更可能です。
人間だれしも相性があるように、お子さんと、先生やシッターさんの間にも相性はあります。どんなに良い先生やシッターさんであったとしても、お子さんとの相性が良くなければお子さんはストレスを感じてしまうかもしれませんね。
でも変更が自由にできれば、お子さんに無理なストレスがかかることなく預けることができますし、ママも安心して預かってもらうことができますよね。
また1対1で預かってもらっていることもあり、お子さんへの接し方などの要望を細かく伝えやすい点も安心できますね。
でもデメリットも…
ベビーシッターは保育園よりも手軽に利用できそうですし、便利でよさそうですよね。
でも残念ながらデメリットもあります。
これからベビーシッターを利用しようと考えている方は、メリットだけではなくデメリットも知っておいてくださいね。
料金が高い
ベビーシッターといえば「料金が高い!」というイメージを持たれている方は多いですよね?
実際に料金を比べてみても、保育園での一時預かりなどよりもやはり高額なことが多いよう。初めて利用する場合は特に「どれくらいかかるの?」とドキドキしてしまいますよね。
かといって、あまりにも安い料金だと「本当に大丈夫?」と心配になってしまうことも。
ベビーシッターを利用する際の相場は、大体1時間2000円〜3000円ほど。
それに家事代行や夜間料金などのオプションが加算される仕組みのようです。
また幼稚園教諭などの資格を持っているシッターさんの場合、料金が加算されることもあります。交通費などもお願いする方の実費になります。
最初に利用するときに入会金が必要になる場合も多いようです。
以下は、保育園では足りない分を継続的にシッターさんにお願いした時の料金の例です。
・2009年5月〜2010年3月:週5日、1日2時間で104,000円/月(20日標準)
・2010年4月〜2015年3月:週1日、1日2時間で23,040円/月(月4回利用)
最初の1年は0歳児が保育園の延長保育が使えないため毎日の利用、
1歳児になって延長保育が利用できるようになり19時15分まで延長できるようになったので週1の利用にしました。
引用元:電子書籍ガイドさんの電子書籍の外側
この料金に保育園の料金もプラスされます。
継続的な利用となると、やはりかなりの割高になってしまうようですね。
しかし長期的に考えると、出産のために仕事を辞めて再就職をするよりも生涯賃金は増えることが多いため将来的にはプラスになります。
ベビーシッター代は先行投資と考えて、利用している方も多いようですね。
なお相場よりも料金が安すぎる場合は、要注意です。
ベビーシッターの場合、料金と保育の質が比例する場合が多いのです。
信頼できる人が見つからない
ベビーシッターをするのには、特に資格は必要ありません。
そのため専門的な知識がないままベビーシッターをしている方も多いのが現状です。
また保育園の場合は、複数の先生がいるため保育の内容や安全面などで信頼できることが多いのですが、ベビーシッターの場合は1対1のため、ほかの人の目がありません。
そのため安全性や保育の内容に疑問を持つ方も。
信頼できるシッターさんを選ぶためには、事前の確認を怠らないことが大変重要です。
そこで次に、信頼できるシッターさんを選ぶために重要なチェックポイントをお伝えします。
ベビーシッターをお願いするときのチェックポイント
大切なお子さんを預けるのですから、信頼できる方にお願いしたいですよね。
信頼できるシッターさんを選ぶためには事前のチェックが大切です。
では、どのような点に注目して選択すると良いのでしょうか?
インターネットの情報のみで安易に選ばない
今やインターネットを見ればたいていの情報が手に入ります。
もちろんベビーシッターの業者もネットを検索するとたくさん出てきますよね。
でも、ネットに出てくる情報はすべてが正しいとは限りません。
ですからネットのみで安易に情報を集めるのではなく、自分の足で情報を集めることが大切です。
そこで、役所の子育て支援課に相談することをおすすめします。
地域の子育てに関する情報が集まる場所なので、ベビーシッターについても情報を持っている可能性があります。
また、友人、知人の口コミも有力な情報です。
正直な感想を聞くことができるので、業者の良い面だけではなく悪い面も聞くことができます。
自分の足で情報を探したほうが、信頼できるシッターさんと出会える確率も高くなりますよ。
事前に面談する
預けるシッターさんとは事前に面談をしましょう。
もし面談する機会が持てない方であれば、やめたほうが無難です。
事前に面談をすることでシッターさんの人柄もわかりますし、不安なことを確認することもできるので、より安心して預けることができます。
面談の際は、お子さんも一緒に連れていきましょう。
お子さんもいきなり知らない人に預けられると緊張してしまいますが、事前に会っておくことで安心して過ごすことができますね。
資格の登録書の確認も忘れずに
ベビーシッターは資格がなくてもなれますが、もちろん資格を持っている方もいます。
また最近は、ベビーシッターの民間資格もあり、そちらを持っている方もいます。
資格を持っているベビーシッターさんをお願いした場合は必ず資格の登録書を確認しましょう。
悪質な業者の場合、資格がないのに「ある」と偽っている場合もあるためです。
もし確認ができない場合は、お願いするのはやめておいたほうがよさそうですね。
予想外の事態への対応がしっかりしているか
小さいお子さんには不意の事故がつきもの。
気を付けていたとしても、けがなど不測の事態が起こってしまうことが考えられます。
そのようなときに、どのような対処をしてくれるのかを確認しておきましょう。
その時、保険に加入をしているかもチェックしてくださいね。
きちんとしたベビーシッターであれば、マニュアルがしっかりとあるはずです。
あいまいな返答しか返ってこないようであれば、やめておいたほうが無難ですね。
預けている間、子どもの様子を定期的に確認する
預けている間は、定期的に子どもの様子を確認しましょう。
そうすることでママも安心できますし、シッターさんもより気を引き締めて保育に当たってくれるのでは?
最近はシッターさんのほうから定期的に報告をしてくれる場合もありますので、そのような方にお願いするのもおすすめです。
個人にお願いするのではなく、業者にお願いするほうが安心
フリーランスで活躍しているシッターさんもいますが、そのように個人で活躍するシッターさんの質はピンからキリまでさまざま。
また何か気になることがあったときも、個人の場合はなかなか言い出しにくいといったこともあるかもしれませんね。
しかし業者に登録しているシッターさんであれば、しっかりと研修を受けていて質もよいことが多いためおすすめです。
要望なども、業者のほうに伝えることができるため気軽に伝えやすいですよね。
業者を選ぶときは、「全国保育サービス協会」に登録している老舗の業者であれば安心なことが多いようです。
全国保育サービス協会のサイトはこちらです。
→ 日本公益社団法人 全国保育サービス協会
実際預けてみたらこんな感じ!ベビーシッター利用者の口コミ
では実際にベビーシッターを利用してみた方は、どのような感想を持っているのでしょうか?
仕事に集中できる
「保育園に預けているので基本時短勤務だが、キャリアップも視野にいれ、週に1回は好きなだけ仕事をするようにした。
通常手をつけられない仕事をまとめてできたり、同僚とのコミュニケーションができたり、時短の焦りも多少緩和されメリットを感じている」(30代女性)
引用元:株式会社カラーズ
週2で保育園お迎えから私か夫が帰宅するまでの3〜4時間をレギュラーでお願いしてます。
その間、図書館寄ってくれたり、様子によっては昼寝を挟み、私が用意した夕飯を食べさせてもらい、食後遊んでいるところで帰宅する感じです。
シッター会社を幾つか比較して、シッターさんも面接(私が在宅してのお試し)を何回か繰返し決めました。
早めに子供を帰宅させられ、かつ週2日時間に追われず会社で仕事出来るのはとても良いです。
引用元:30代女子きりたんの働く妊娠出産育児ブログ
会社に理解があるとしても、より仕事に集中するためにベビーシッターを利用するという方もいるようですね。
仕事に集中できることで、ママの気持ちにもゆとりができそうですね。
シッターさんの子どもとの接し方が良かった!
年子の乳幼児2人、自分の仕事も忙しく、実親が病に倒れた時、3年間ばかり、利用しました。
さすがプロ! パーフェクトでした。
ずっと子どもにつきっきりで、丁寧に対応してくださいました。
親は、つい合間に家事を片付けたいし、自分のこともやりたいし、こんなに100%、子どもと正面から向かい合うことは、実はなかなかできないかも・・・と、いろいろ学びました。
引用元:女性の為の健康生活ガイド『ジネコ』
子供も慣れるまでは泣きましたが、親の知らない歌や遊びをいろいろご存じなので、今はすっかり喜んで遊んでいます。
同じおもちゃや絵本でも、使い手が変わると新鮮なんですよ。
私もそばで見ているときはとても参考になります。
引用元:女性の為の健康生活ガイド『ジネコ』
一番気になるのがシッターさんの質。
しかししっかりとした方にお願いすれば、プロの対応が期待できるようですね。
シッターさんの子どもへの接し方を見て、ママも勉強になることもあるよう。
また保育園と違って1対1で子どもと向き合ってくれるため、お子さんがなれるのも早いかもしれませんね。
お子さんにとってもママ以外の大人と接する良い機会になるのでは?
業者によって対応はさまざま
保育園に通わせているのでとってもお熱を出すのでその際や、週末は月に一回リフレッシュで朝10時から4時までシッターサービスを利用しています。
●●●はどちらかというとお上品な対応ですよね?
うちはいくつか試して今は●●●を利用しています。ここはお勧めですよ!皆さん何十年とシッターさんをやっていらっしゃるのでとても安心して預けられます。
引用元:ベビカム
料金体系が会社によってまちまちです。
WMの方で、保育園の送迎とかを頼みたいとかいうのがあれば、送迎は可能か、また別料金かなどということや、基本時間帯が9-17時だったり9-20時だったりと色々なのでそのあたりもチェックするといいと思います。
あとは、全国保育サービス協会に加入しているところで選ぶのがいいかもしれないですね。
引用元:教えて!goo
業者によってシッターさんの質や対応してくれる事柄などに違いがあります。
情報を集めて一番ぴったりとくるところを選択することが大切ですね。
口コミを見てみると、大手の業者は料金は少々高いですが、シッターさんの質が良く安心して預けられることが多いようですね。
プロに徹している方がほとんどで、ママが忙しくてお子さんとゆったりと過ごす余裕がないときは、かえってシッターさんと過ごすほうが、お子さんにとってもよい影響があるかもしれませんね。
ベビーシッターを賢く利用して、ストレスフリーに
お子さんを他人に預けるということに不安を持っていたり、かわいそうに思ったりという方も多いかもしれません。しかし、しっかりとしたシッターさんを選ぶことができればママにとってもお子さんにとっても良い影響がたくさんあるようです。
仕事をしているママは仕事にしっかりと集中できることで、気持ちに余裕をもってお子さんと過ごすことができるのでは?
仕事をしていないママも、常にお子さんと二人きりでは息が詰まってしまうこともあるでしょう。そんな時はベビーシッターを利用して息抜きをすることで、また新たな気持ちでお子さんと向き合うことができますね。
お子さんにとってもママ以外人と関わることが刺激となり、成長を促すきっかけになるのではないでしょうか?
自分の時間がなかなか取れずに悩んでいるママは、一度ベビーシッターを利用してみてはいかがですか?