美容部員さん(ビューティアドバイザー)は美容のプロ。敷居が高そうですが、ちょっとしたコツを使って仲良くなれば、最高の相談役になってくれます。またコスメカウンターの上手な活用方法もお教えします♪
百貨店のコスメカウンター、大好きな女性も多いですが、苦手なタイプの女性も少なくないはず。あの独特の香りを嗅ぐだけで、ドキドキしてしまったり、華やかな雰囲気の美容部員さん(ビューティアドバイザー)に話しかけられてしどろもどろ…。
初めてコスメカウンターを利用する方でも、美容部員さんと上手に付き合うコツさえ知れば、美容のプロから自分に合ったの美容術を伝授してもらえます!
もくじ
おすすめされると断れない人は…
メイクしてもらったら最後?!買わなきゃいけない気がする
洋服を買うついでに来た百貨店。帰り際に、なんとなく雑誌で目にして気になっていたアイシャドウのテスターを見ていたら、「アイシャドウをお探しですか?今ならすぐお色を合わせられますよ」と言われて、言われるがまま鏡の前に着席。
かわいくメイクしてもらったし、断りづらかったので良く考えないままアイシャドウとアイシャドウ下地(発色が良くなると言って一緒に試しにつけてくれたので)を買ってしまった。家に帰ったら同じような色味のアイシャドウは既に持っていた…
あるある!というか、コレは私のコスメカウンター初心者の頃の実体験です。
みなさんも「せっかくやってもらったし…」と「断る勇気がない」ことで、本当は必要なかった商品を購入した経験があるのではないでしょうか。
このような苦い経験から、コスメカウンターへの苦手意識が出てしまうことも多いです。
もちろん、その商品が気に入った場合は良いのですが、もう少し冷静に考えたかったり、要らないと判断した場合は、スマートに断ることが大切です。
こんな時のスマートな断り方例
基本的には、なぜ今回買わないのかを正直に伝えるだけ。
- 気に入ったけれど、手持ち(お金やカード)がないのでまた今度にします
- 色のモチや外での色の発色も見てみたいので、次回にします
- (正直に)思っていた色とは違ったので、今回はやめておきます
- 実は他のブランドも試そうと思っているので、いったん保留にします!
こんな風に伝えるだけで、”今回は購入しない”という意思をスマートに伝えることができます。
美容部員さんも人間ですから、なにも言わずに「要りません」だけでは納得できず、「この色は嫌いでしたか?」「お急ぎでしたか?」など、いろいろな質問をされて、逆に断りづらい雰囲気になってしまうこともあります。
断る理由を素直に伝えるとこんなメリットも
また、理由を正直に伝えるということは、自分のニーズが伝わるので、色違いのサンプルをくれたり、今日試した商品の品番を書きとめたカードをくれたりするので、メリットも多いのです!
相談をしたいのに声をかけてもらえない人は…
私ってお客として見られていないってこと?
そろそろエイジングケアもしたいし、スキンケアを見直したいから肌チェックをするためコスメカウンターへ。自分から声をかける勇気はないから、なんとなく商品を見ているフリをして美容部員さんを待つ…しかし、全然声をかけてもらえない!これって私はこのブランドにふさわしくないと言われているの?!相手にされていないということ?!
先ほどとは逆のパターンですね。これには2つの原因が考えられます。
原因1 興味のあるものが分からないから声をかけづらい
勇気がなくて自分から話しかけられないお客様は、なんとなくモジモジしていたり、落ち着きがなく商品を見ては置き、見ては置きを繰り返しています。
そのような状態では、お客様が何を探しているのか、まったく見当がつかず、言い方は悪いかもしれませんが「営業しづらい」のです。
美容部員さんに目的をわかってもらう必要がある
美容部員さんも、それなりのノルマを持っているので、忙しい場合はできるだけ営業効率のよさそうな、目的がはっきりしたお客様の方を優先しがちになります…。(もちろん、上手に相談に乗ってくれる人もたくさんいます!)
そのため、エイジングケアの相談をしたいなら、とにかくエイジングケア美容液などを熱心に見たり、価格を探してみたり、実際にテクスチャーを試してみたりして、「何に興味があるのか」を分かりやすく示しましょう。きっと、「美容液をお探しですか?」「エイジングサインで気になるところはありますか?」ときっかけを作ってくれるはずです。
原因2 そこにいる美容部員さんの接客レベルが低い
あなたはなにも悪くありません。ただ単純に、そこの美容部員さんの意識が低いという場合も声はかかりません。どうせ買わないだろう、という決め付つけをしていたり、疲れているなどのどうしようもない理由で声をかけない美容部員さんもいます。
そのようなレベルの低いカウンターは、相談してもあまり良いアドバイスは期待できません!行かないほうが無難です。他の店舗やブランドで再チャレンジしてみましょう。
事前予約がおすすめ
一部のコスメブランドでは、事前にカウンセリング予約ができることをご存知でしょうか?これなら、混雑している店舗でも優先して対応してくれますし、見るフリもしなくて済みます(笑)
資生堂店舗カウンセリングの予約
有料のレッスンから、無料のトライアルまで全国の店舗から検索できます。
estカウンセリング予約(電話予約のみ)
無料で肌解析、ビジュアル解析、ファンデーションカラー解析など5~10分でできるカウンセリングを受けられます。
SKⅡマジックリング肌分析予約
マジックリングの分析結果に基づきSK-IIのビューティ・カウンセラーがあなたの肌に必要なスキンケアを提案してくれます。
コスメコンシェルジュの活用もおすすめ
また、百貨店によっては、ブランドの枠を越えて第三者(もちろんプロ)が診断、ぴったりのコスメブランドを選んでくれたり、アドバイスしてくれるサービスもあります。
相談内容に沿った総合的な商品を紹介してくれる
相談内容を元に、フェイスケアだけではなく、ボディケア、インナーケアまで総合的に商品を紹介してくれる。(肌診断機等の器機を使用してのカウンセリングはなし。希望をするなら受けられるブランドを聞いてみるのが◎)
無料でできる肌チェック!
ビューティアドバイサーが専門機器を使って、無料で20分または50分コースで肌のチェックをしてくれます。
有料のコスメコンシェルジュはきめ細やかなメイクアドバイスを提供
肌色測定器を使ってお似合いの色を分析したり、骨筋を分析して顔のバランスにぴったりなメイクアドバイスを受けることができる。基本的には有料。
味方につける美容部員さんを見極めるコツ
見極めるコツ① 身なりやヘアメイクに好感が持てるか?
友達やビジネスパートナーにふさわしいかを見極める時と同じです。身なりやヘアメイク、しゃべり方など、その美容部員さんに好感が持てるのかどうかが大きなポイントです。
メイクの技術や知識が豊富でも、生理的に合わないと、気持ち良く相談や購入ができないですよね。これは個人個人の相性になるので、自分の直感を信じるのが良いでしょう。
見極めるコツ② 個人的な趣味が合うか?
たとえば、口紅の色で悩んでいる場合、美容部員さんはコスメブランドとしてその時期おすすめしたいものを推してくることが多いです。
しかし、そこで美容部員さんに「個人的にはどっちが好き?」と聞いてみましょう。するとその人好みや趣味、ちょっとした本音を聞けることがあり、美容部員さんと仲良くなり易くなります。趣味が合いそうなら、どんどん相談して味方になってもらいましょう♪
最初にも触れましたが、美容部員さんも人間です。趣味の合うお客様の方が断然お仕事がしやすいはずです。
見極めるコツ③ いつも行く店舗にいるのか?
色々相談したい!と思える美容部員さんに出会えたとしても、もしかすると、その日だけその店舗にヘルプで入っていただけかもしれません。勇気を出して、「また相談に来ても良いですか?」「○曜日はいつもいますか?」などと尋ねてみましょう。
常駐している美容部員さんならいつもいる曜日や時間を教えてくれたり、空いている時間も教えてくれるかもしれません。そして残念ながらヘルプスタッフだったとしても、気の利く美容部員さんなら、デキる常駐美容部員さんを紹介してくれたり、より詳細にカルテを残してくれるので安心です。
コスメカウンターを最大限に活用するには行くタイミングも大切!
空いている時間・曜日
基本的に土日祝日や平日夕方は混雑しているため、美容部員さんとゆっくり相談することは難しいかもしれません。できれば午前中か閉店1~2時間前が余裕のある時間帯です。
どうしても土日にしか行けない場合は、先ほど紹介したカウンセリング予約をするのがおすすめです。
自分の肌の状態が良い時を見計らって
女性の肌は、ホルモンの関係で1か月の中でも大きく変化します。生理が終わって1週間がベストな状態の人が多いようです。できるだけ自分の肌状態が良い時に見てもらい、試した方が、実感しやすく適切なアドバイスを受けることができます。
どうしても肌の状態が良くない時に訪れる際には、普段の肌の様子や悩みをスムーズに伝えられるように準備しておきましょう。
美容部員さんを味方にして美容レベルをどんどんUPしよう♡
美容のプロを味方にするコツや、コスメカウンターを最大限に活用する方法はお分かりいただけましたでしょうか?美容部員さんと仲良くなると、新作の話やセールなどのお得情報も早めに教えてくれる場合もあります!もちろん、コスメブランドによってサービスは異なるので、どんどん足を運んで試してみてください。
個人的には百貨店のコスメカウンターに行く場合は、それなりにおしゃれをしていくからか、美容部員さんのようなキレイな人を触れ合うからか分かりませんが、自分の美容意識は少しずつ上がると思っています。
ぜひ美容部員さんを味方につけて、スキンケアやメイク、そして美容レベル全体のUPをどんどん図りましょう♡