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和漢植物エキスの美容効果がすごい!おすすめの和漢コスメも♪
和漢植物エキスが配合された和漢コスメは肌に優しいにも関わらず、本格的なケアが出来る優秀な製品。ですが、そもそも和漢植物エキスとはどのようなものかご存知でしょうか?今回は和漢植物エキスの効果やおすすめの和漢コスメについてご紹介していきます。
和漢植物のすごい力!
和漢植物ってなに?
和漢植物とは、いわゆる漢方薬などに配合されている生薬のことを指します。
ただ、化粧品においては薬事法により「漢方」「生薬」などの言葉を使用出来ないと定められているため、漢方薬と同様に生薬が配合されていても「和漢植物エキス」と表記されているんですね。
和は日本の和薬、漢は中国の漢薬のこと
ちなみに、和漢の「和」は日本に伝わる和薬を、「漢」は中国に伝わる漢薬を示しています。
中国における漢薬の起源はなんと紀元前3000年頃!
その後西暦415年に新羅の漢方医薬が日本に伝えられ、日本独自の発展を遂げてきました。
現在日本で一般的に流通している和漢生薬数は約150種類、このほかに一般にはあまり流通していないものが100種類ほどあるとされています。
漢方薬においては和漢生薬をそのまま煎じて服用する場合が多いですが、化粧品の場合は概ね和漢植物から有効成分を抽出したエキスの形で使用します。
これが化粧品の成分に表示されている「和漢植物エキス」の正体です。
和漢植物エキスの美容効果
和漢植物は、古くから使用されて先人たちの知恵や伝承が生かされているもの。
ですから、現代にも伝わっているものは本当に美容効果の高いものや人々から愛されて使い続けられてきたものが多いんです。
和漢植物エキスの特徴1.配合で効果が変わる
和漢植物エキスの特徴は、配合の組み合わせにより効果が変わること。
化学成分配合の化粧品のように一葉の効果が発揮されるのではなく、組み合わせ次第で個人個人の体質や肌状態に合わせた配合を作ることも可能なんです。
和漢植物エキスの特徴2.穏やかな効き目で低負担
和漢植物エキスの肌へのアプローチは、化学成分に比べて穏やかとされています。
そのため、効果を実感するまでに時間がかかるというデメリットも。
ですが裏返せば、肌に余計な負担をかけることなく肌本来の力を引き出し、肌トラブルを改善して美肌を築くとも言えます。
和漢植物エキス配合のコスメを使用する場合は一時的な使用にとどめるのではなく、ある程度の期間は継続使用して肌質の改善に繋げましょう。
効果が実感出来るようになれば、和漢植物エキスが肌を本質的にケアし始めている証拠です。
じっくり使用して和漢植物エキスの力を実感するようにしてくださいね。
こんな和漢植物エキスが美容に良い♡
- 敏感肌
- アンチエイジング
- 乾燥肌
- ニキビ
など、さまざまな肌トラブルに良いとされている生薬をご紹介します。
敏感肌には…
- 桜(サクラ)
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桜の樹皮は、日本において解毒や鎮咳、去痰、蕁麻疹などへの民間薬として古くから活用されていました。
また、桜の葉にはイソフラボンやフラボノイドなどが含まれているため、肌荒れの改善、美白作用、抗炎症作用などを期待して化粧品に配合されています。
- 柚子(ユズ)
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ゆずに含まれているユズセラミドは、ヒトの皮膚角質層にあるセラミドに近い構造を有しているため優れた美容効果が期待出来る成分。
セラミドは角質細胞の脂質の約50%を占めているため、乾燥肌や敏感肌向けの和漢コスメにゆずは欠かせない成分とも言われているほどです。
アンチエイジングには…
- 葛根(カッコン)
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葛根湯の主成分として有名な葛根ですが、イソフラボン誘導体を含むため化粧品においては美白作用やSOD作用(Super Oxide Dismutase:活性酵素除去酵素)を期待してアンチエイジング効果を持つ化粧品に多く配合されています。
- 黄金(オウゴン)
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画像元:ichonest.com
オウゴンには、環境ストレス(タバコの煙、排ガス、排煙など)の影響を抑制し、肌の老化を防ぐ効果があります。
また、SOD作用や光加齢防止作用もあるため、アンチエイジング効果のある化粧品に多く配合されています。
加えて、美白作用や抗炎症作用も期待出来る優秀な生薬です。
- 天人花(テンニンカ)
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天人花という常緑低木の果実から抽出されるエキスを使用します。
果実は甘く、生で食べられるだけではなくジュースやジャムなどの原料として用いられることがあります。
化粧品に配合した場合は、肌環境を整えてくすみのない肌に導くだけではなく、他の和漢成分の効果をサポートする働くも持ちます。
乾燥肌には…
- 茴香(ウイキョウ)
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ウイキョウは香辛料としてリキュールやカレー、ソースなどの食用にも使用されている生薬ですが、漢方薬では胃弱や便秘、腸痙攣、下痢などの改善効果を期待して処方されています。
化粧品に使用される場合は、保湿剤として高い効果を持つほか、紫外線によるDNA損傷修復を促進して健康な肌へ導くサポートをしてくれます。
- 高麗人参(コウライニンジン)
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画像元:高麗美容サプリ.com
高麗人参は漢方薬においても高貴植物として滋養強壮などを目的に珍重されている成分ですので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
化粧品に高麗人参を用いた場合は、高い肌のターンオーバー促進効果と乾燥を予防する効果があるとされています。
- 銭葵(ゼニアオイ)
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ヨーロッパ南部や温帯アジアを原産とする植物です。
日本には1699年頃に伝わったとされており、数ある和漢植物の中でも高い保湿効果があるとして乾燥肌向けの化粧品によく用いられています。
- 当帰(トウキ)
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画像元:kamponavi.com
不妊症や月経トラブルなどの女性特有の疾患に用いられる漢方「当帰芍薬湯」の主成分である当帰。
漢方薬に用いられるだけではなく、高い保湿効果を持つことから入浴剤などにもよく使用されています。
化粧品に用いられる場合は、保湿成分として化粧水や乳液だけではなく、BBクリームやバウダー、石鹸などにも使用されます。
- 白蘞(ビャクレン)
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画像元:1easeshop.com
ビャクレンとは、もともとウリ科スズメウリ属のメロスリアという植物の根のことを言います。
中国では古くから美肌効果があるとして女性に愛されてきた成分で、高い保湿効果を持つアミノ酸(アルギニン)や糖類を豊富に含む生薬です。
肌に潤いを与え、透明感のある肌を引き出すと言われています。
ニキビには…
- 紫蘇(シソ)
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画像元:kampoguide.com
お料理に加える印象の強いシソですが、シソは古来から体力低下時の風邪症状や精神症状、咽頭部の異常を抑えるなどの様々な漢方薬の処方に用いられてきた生薬。
また、栄養面でもカロチン、ビタミン類、カルシウム、鉄、アミノ酸などを豊富に含んでいます。
殺菌効果や防腐効果も高いため、化粧品においては炎症改善やアレルギー改善などの効果を期待して配合されます。
- 紫根(シコン)
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画像元:staff-blog.com
紫根は古来から染料として利用されてきた生薬ですが、漢方においては解熱や解毒剤、また皮膚外用剤であある紫雲膏に活用されています。
化粧品の場合は、色素として利用されるケースが多いですが、紫外線防御作用や抗菌作用なども期待して配合されます。
- 蓼藍(タデアイ)
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画像元:epochtimes.jp
タデアイは古来から染料として使用されるとともに、鎮痛や解熱、解毒の目的で薬用にも用いられてきました。
タデアイで染めた布には殺菌力や防虫効果、止血効果があることでも有名です。
タデアイを化粧品に用いた場合は、抗アクネ菌作用によりニキビの予防効果が期待出来るほか、抗炎症作用や抗酸化作用、美白作用もあることが報告されています。
その他こんな和漢植物もおすすめ
- ハトムギ(薏苡仁:ヨクイニン)
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ハトムギ茶でお馴染の成分ですね。
中国やインドシナ原産の一年生植物の種を脱穀せずにエキスを抽出したものをハトムギ、脱穀してエキスを抽出したものをヨクイニンと呼びます。
ハトムギは保湿や肌荒れ防止効果を期待して化粧品にも活用されています。
また、ハトムギの種を発酵してエキスを抽出した場合は、抗酸化作用や肌のセラミド合成をサポートする効果も期待出来るようになります。
さらにハトムギの種子からオイルを抽出して化粧品として使用すると、肌の乾燥を防いで潤いを守り、柔軟性や透明感を肌に与えてくれる効果も。
- リンゴ
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食用のイメージが強いですが、リンゴの果肉から抽出される成分には保湿効果や肌の柔軟性を高める効果が期待出来るだけではなく、肌のターンオーバーを整えてくすみの原因にもなる角質の肥厚化を防ぐ効果も期待出来るとされています。
和漢植物エキスを使ったおすすめコスメ
瑞花露薬用保湿ローション(イクスラ産業)
イクスラ産業といえば、漢方薬の販売を行っていることでも有名ですが、その経験を生かして和漢コスメ(瑞花露シリーズ)も提供しています。
瑞花露シリーズの保湿ローションは天然由来成分である紫根エキスなどにより肌を整えた後、トウキエキスなどにより肌に十分な潤いを与えて肌を健康な状態に保ってくれる効果が期待出来ます。
弱酸性で無着色、無香料のローションですので、普通肌の方はもちろん敏感肌の方も安心して使用出来るのが嬉しいですよね。
イクスラ産業が提供する製品は日本中医薬研究会に加盟する薬局等で購入出来ます。
カガエハーブエッセンス(薬日本堂)
カガエハーブエッセンスは、日本全国に漢方薬局を展開している薬日本堂が提供している和漢コスメ。
化粧品の原料となる生薬にほぼ手を加えず、天然そのままの効果を大切に生産されています。
- トウキ(血行促進)
- 薬用人参(血行促進)
- シャクヤク(血行促進)
- ヨクイニン(美白・保湿)
- ソウハクヒ(紫外線によるダメージの修復)
- オウゴン(肌荒れ予防)
- チンピ(保湿)
の7つの製品ラインナップがあり、自分の肌状態に合わせて使用することが可能。
そのまま使用するだけではなく、現在使用中のスキンケア製品に混ぜて使用することも出来る、汎用性の高いエッセンスオイルです。
ドモホルンリンクル(再春館製薬)
言わずと知れたドモホルンリンクルも和漢成分を使用した化粧品。
漢方の製薬会社である再春館製薬が、原料を厳選し、製法や検品にまでこだわり抜いた逸品がドモホルンリンクルです。
年齢肌対策に特化した化粧品ではありますが、20代の女性からも多くの指示を受けています。
ドモホルンリンクルの製品は「一度ドモホルンリンクルを使い始めたら、もう他の化粧品は使えない」と口コミされることもあるほど。
価格が高めなのがネックではありますが、無料お試しセットも用意されていますので加齢肌が気になり始めたら使用を検討してみても良いかもしれませんね。
まとめ
内服薬にも用いられる天然の生薬を原料にした和漢コスメ。
肌に優しいため乾燥肌や敏感肌の方でも使用しやすいことに加え、機能面でも十分に期待出来る注目の化粧品です。
上手に使えば自分の肌悩みを解消させられますので、自分の肌が必要としている成分が配合された化粧品を選んで、ぜひ使用してみてください。
ただしいくら天然素材であるとはいえ、人によっては肌や体質に合わない場合もあります。
もし肌に異常を感じたら使用を中止するようにしてくださいね。
イライラなどの生理前の不調を改善!妊活中でもできるPMS(月経前症候群)の対処法
生理前に体や心の状態が不安定になるという方はいませんか?
それは、PMS(月経前症候群)という症状かもしれません。
つらいPMSの症状を抑えるために一番有効な方法は、低用量ピルを飲むことなのですが、妊活中の方の場合そうはいきませんよね。
では、ピルを使わずに、かつ妊活に影響を与えずにPMSの症状を軽くするにはどのような方法があるのでしょうか?
PMSには体の症状と、心の症状がある
PMSの症状は多岐にわたり、人によって違います。
しかもその月によっても変化します。
生理前になるとなんだかイライラするという方いませんか?これも実はPMSの症状の一つなのです。
毎回同じ症状ではないため、自分がPMSだということに気が付いていない方もいるかもしれませんね。
思い返してみると生理前に不調を感じることが多いという方は、それはもしかしたらPMSの症状かもしれません。
ここで、起こりやすいPMSの症状をご紹介します。
ご自分の生理前の状態を思い起こしながらチェックしてみてくださいね。
精神的な不調
- イライラして怒りっぽくなる
- 情緒不安定になる
- 気分が落ち込みやすくなる
- 集中できずボーっとすることが多くなる
身体的な不調
- 乳房のハリや痛み
- 肌トラブル
- 睡眠のリズムが崩れる
- 疲れやだるさを感じやすくなる
- 頭痛
- 腰痛
いかがでしたか?
このほかにも人によって様々な症状が見られます。
では、なぜPMSの症状が起こるのでしょうか?
PMSの原因は人によってさまざま
PMSの原因は、実はいまだにはっきりとはわかっていません。
しかし、今のところ主に3つの原因があるのでは?といわれています。
その3つとは、
- 女性ホルモンの変化によるもの。
- 血糖値の異常によるもの。
- 鉄欠乏性貧血によるもの
です。
そして原因により、その対処法も変わってきます。
血糖値の異常によるものと鉄欠乏性貧血によるものは、対処がしやすく適切な治療を行うことで症状が治まります。
しかし厄介なのが女性ホルモンの変化によりおこるPMS。これはなかなか改善させることが難しいのです。しかもこの女性ホルモンの変化によるPMSは、もっとも多いといわれています。
ではなぜ女性ホルモンがPMSの原因となってしまうのでしょう?
女性の美容と健康は女性ホルモンで決まる
そもそも女性ホルモンにはどのような役割があるのでしょうか?
女性ホルモンにはエストロゲンと、プロゲステロンの2種類があります。
エストロゲンは女性らしさや若さを保つ働きをし、プロゲステロンは妊娠にかかわる働きをしています。
これらのホルモンは脳の視床下部の指令を受け、卵巣から分泌され血液にのって全身に送られます。
この2つのホルモンの分泌量は、生理のサイクルに合わせて規則的に変動しています。
PMSの症状が起こり始めるのは排卵の頃。
その頃は、ちょうどプロゲステロンの分泌が増える時期と重なります。つまり、PMSにはプロゲステロンの分泌がかかわっていると考えられます。
でも、プロゲステロンが分泌されなければ妊娠をすることができなくなってしまいます。プロゲステロンとエストロゲンの変動リズムや分泌量を、よいバランスで保つことが重要なのです。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れなどによりこのバランスはすぐに崩れてしまいます。
このバランスが崩れると、PMSの症状が悪化するだけではなく、美容や健康、妊活に影響することもあるので要注意。女性にとって女性ホルモンのバランスは大変重要なものなのです。
では女性ホルモンのバランスを整えるにはどのような方法があるのでしょうか?
基礎体温で女性ホルモンのバランスをチェック!
実際に自分の女性ホルモンのバランスがどうなのか、気になりますよね?
実はこれ、基礎体温を測ることでわかります。
基礎体温の変動の仕方により、ホルモンバランスの乱れが分かるのです。
基礎体温とは、朝目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温のことです。女性の体温は、病気や重いストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化しています。
この基礎体温を毎日測定、記録すると、女性の身体には1つのリズムがあることがわかります。そのリズム(体温の変化)を知ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など、身体の状態を把握することができるのです。
引用元:女性のカラダの基礎知識|OMRON
妊活中の方の中には基礎体温を測っているという方も多いのでは?
以下に心配な基礎体温の変化についてご紹介します。
基礎体温を測ってみたら、チェックしてみてくださいね。
高温相が短い
高温相が9日以下の場合、プロゲステロンの分泌不足の可能性があります。
二相に分かれない
低温相が続き、高温相がない場合はホルモン分泌に問題があり、排卵が起きていない状態です。
体温の変動が激しい
二相に分かれていなかったり、わかれていたとしても日々の変化が激しいという場合は、排卵がないか、プロゲステロンの分泌不足の可能性が考えられます。
低温相と高温相の差が少ない
低温相と高温相の差が0.3℃未満の場合、プロゲステロンの分泌不足の可能性があります。
また、基礎体温以外にも生理周期が乱れている場合は要注意です。
日常生活の習慣から女性ホルモンのバランスを整える
女性ホルモンのバランスを整える方法にはいくつかありますが、まずは一番実行しやすい生活習慣を改善することから始めてみましょう。
仕事や家事、育児などで忙しい女性は、生活習慣も乱れがち。何気なく続けている日々の習慣や癖が、ホルモンバランスを崩す原因となっていることも。
かといって特別なことをする時間も余裕もないといった方も多いのでは?
でも毎日の生活習慣を少し意識することなら、手軽に始められますね。
ファッションに気をつける
おしゃれは我慢だとも言われますが、女性ホルモンのことを考えるとあまりよくありません。
特に、ヒールの高い靴や下半身を冷やすようなファッションはNG。
ヒールの高い靴や下半身を冷やすファッションは血行を悪くしてしまい、冷えを増長させることになります。
冷えは自律神経を乱し、女性ホルモンのバランスを崩してしまいます。
そして女性ホルモンのバランスが崩れることで、さらに冷えが悪化するという悪循環に。
女性ホルモンのことを考えるのなら、ヒールの高い靴や下半身を冷やすファッションはほどほどにしておきましょう。
食生活に気をつける
つい食べたくなる菓子パンや揚げ物、砂糖たっぷりの飲料など。
これらはホルモンを作るのに必要なビタミンやミネラルの不足を招きます。
栄養の偏りも良くありません。バランスよく食べること、朝昼晩と、規則正しく食べることが大切です。
時間がなくてなかなか規則正しい食生活が難しいという方は、「大豆イソフラボン」と、「ビタミンE」を意識して取るようにしてみてください。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンはエストロゲンに似た構造を持ち、エストロゲンの不足を補う働きをしてくれます。
大豆製品全般に含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは体内でプロゲステロンの材料となるとともに、ホルモンの分泌やバランスをコントロールする働きがあります。
血流を良くする効果もあるので、冷えが気になる方にもおすすめです。
ビタミンEは、ウナギ、アーモンド、くるみ、かぼちゃなどに多く含まれています。
睡眠に気をつける
睡眠不足は女性ホルモンの大敵です。
特に、睡眠前のパソコンやスマホは睡眠の質を落としてしまう元に。できるだけ、寝る1時間までには電源を落とすようにしましょう。
またカフェインの摂取も睡眠の質を落としてしまいます。夕方以降のカフェインの摂取は、避けることをおすすめします。
入浴は寝る1時間前までにすませましょう。そうすることで、寝る時間にちょうど良く体温が下がり眠りに落ちやすくなりますよ。
朝起きた時に太陽の光を浴びることもおすすめです。体内時計がリセットされて睡眠のリズムが整いやすくなりますし、ホルモンのバランスも整います。
ながらエクササイズで、下半身の血流をアップ
下半身の血流をアップさせることで冷えが改善され、ホルモンバランスも整えることができます。日常生活の中でも十分にエクササイズは可能です。
手軽に取り入れられるので、試してみてくださいね。
信号待ちの間に
信号待ちの間にゆっくりとかかとの上げ下げをしてみましょう。
足元の血行が良くなります。
また、信号が青になるまで下腹部に力を入れてぐっとへこませるのもおすすめです。
腰回りの血行が良くなります。
食器洗いのときに
食器洗いや歯磨きの時に、足を大きく開いてそのままキープしながら行ってみてください。
掃除のときに
掃除機をかけるときに足を大きく前後に開き、前の足の膝を大きく曲げましょう。
後ろ足のかかとが離れてしまわないように注意します。
足の裏側が伸びることで血行が良くなりますよ。
つぼを刺激してPMSの症状を解消!
つぼを刺激することで、女性ホルモンのバランスを整えたりPMSの症状を抑えたりすることができます。
予防にはもちろん、症状を緩和させるのにも役立ちますので覚えておくと便利です。
- 陰交
-
画像元:tsubomaster.com
おなかの中心線上でおへそから指1本分下あたりにあります。
押し方
仰向けになり両膝を立てておなかの力を抜きます。
両手の中指をつぼにあてて気持ちがいいと感じるところまで優しく押します。
- 関元
-
画像元:tsubomaster.com
おなかの中心上で、おへそから指4本分下あたり。
子宮の上に位置し、婦人科系に良く効くつぼです。押し方
陰交の時と同様です。
シャワーでつぼ刺激
下半身には婦人科に効くつぼがたくさんあります。
入浴の際に強めにシャワーをあてることで一度にそれらのつぼを刺激することができますよ。
おしりの骨に
腰とおしりの間にある仙骨には子宮や卵巣の機能を整えるつぼが集中しています。
ここにシャワーをあてることでつぼが刺激されます。
おへそのしたに
おへその下から恥骨にかけて婦人科のトラブルを和らげてくれるつぼがあります。
下腹部にまんべんなくシャワーをあてることでそれらのつぼが刺激されます。
ヨガで女性ホルモンを整える
ヨガには、骨の歪みをとることで自律神経が整えられ、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
またヨガを行う時の呼吸法も自律神経を整えるのに効果的です。
- 床の上で正座をし、頭の後ろで両手を組みます。
画像元:ameblo.jp - 息を吸いながら骨盤を立てるように腰を伸ばし、息を吐きながら肘を後ろに開いて胸を突き出すようにして天井を見ます。
この姿勢のまま5回呼吸を繰り返します。 - 息をはいて正座の状態で膝の前にてのひらを置きます。
画像元:lar-japan.com - 息を吸いながら手のひらを床から離さずに滑らすように前に移動させ、おしりを上げていきます。
- 息を吐きながらあごと胸を床に近づけます。
この姿勢のまま5回呼吸し、息を吸いながら3の姿勢に戻り、息を吐いて脱力しましょう。
画像元:yoga-sapporo.com
漢方で女性ホルモンを整える
漢方は、人間の心と体を一つのものとしてとらえ、全身のバランスを整えながら健康へと導きます。
漢方は難しそう…と考えている方も多いと思いますが、最近は市販の薬の中にも漢方のものがあります。
本格的な漢方は気が引けるという方は、まずは市販の漢方薬を試してみてはいかがですか?
市販のものなら飲みやすいものが多く、手軽に取り入れやすいのでおすすめです。
PMSに効果がある漢方薬を以下にご紹介します。
婦宝当帰膠(イスクラ)
全身のバランスに深く関係しているのが、「気」「血」「水」の3つの要素。
この中でも女性に重要なのが「血」の要素です。
女性は生理などの影響で血が不足しがち。
また血行が悪い女性も多いですよね。
この「血」の不足を補ってくれるのが、「イスクラ婦宝当帰膠」です。
冷え性や生理痛にも効果があります。
トウキを主成分とし、センキュウ、オウギなど9種類の生薬を配合しています。
甘みのあるシロップタイプです。
参茸補血丸(イスクラ)
「腎」の働きが衰えると、生理不順や不妊になりやすくなるといわれています。
「血」を補いつつ「腎」の働きも補ってくれるのが、「イスクラ参茸補血丸」です。
滋養強壮に役立つニンジン、ロクジョウに加え、リュウガン、ニク、カラトウキ、オウギ、ゴシツ、トチュウなど8種類の生薬を配合した丸薬タイプの漢方薬です。
PMSの症状を改善して、妊活も成功させよう
生理前の不調を仕方がないこととほおっておく方も多いのですが、女性ホルモンを整えることで症状を改善させることができるのですね。
また女性ホルモンを整えることは妊活にも良い影響を与えるのでおすすめです。
今症状がない場合でも、女性ホルモンはちょっとしたことで崩れやすいので今回ご紹介した方法を参考にしながら良い状態を保てるようにしてくださいね。
女性ホルモンのバランスを整え、PMSの不快な症状を解消し、妊活も成功させましょう。
東洋医学で肌荒れ改善!安心して使える美肌効果のある漢方まとめ
漢方というとどういうイメージを持たれるでしょうか?
風を引いたときに薬としてや、花粉症の症状を和らげるためなど、病気を治すために服用するものと思われている方が多いと思います。
もしくは冷え性改善、肩こり解消など、病気になる手前の不調にも漢方が効果的と言うのも有名ですよね。
しかし、なんと漢方は美肌維持にも効果があるのです。
どうして美肌に「漢方」?効果はあるの?
美容のために漢方の効果を意識している人は多くないかもしれません。
前述の通り、身体の不調を改善するために漢方があると思うのがほとんどですが、肌荒れや出来物など、肌の不調も立派な身体の不調であることを忘れてはいけません。
「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはもともと漢方の考え方で、五臓とは肺・心臓・肝臓・ひ臓・腎臓、六腑とは胃・胆のう・小腸・大腸・膀胱 (ぼうこう) ・リンパ管を差しています。
このような言葉がある通り、漢方では内臓の働きを正常化することに重きを置いています。
そして美肌と内臓は切っても切れない密接な関係にあります。身体を健康にすることで、肌トラブルは改善することができます。
漢方でも、肌は五臓六腑の映し鏡であると考えられており、身体の働きを最大限に引き出すことで肌不調を改善する「美容漢方」という言葉があるほどです。
肌タイプ別のオススメ漢方はこちら
漢方では、不調の症状によってその人の体質をいくつかの分類に分けて、それぞれの体質にあった生薬・漢方薬を処方します。
ですので、自分の気になる肌荒れ状況から、タイプにあった漢方を選ぶのが良いでしょう。
漢方では、おおまかに言えば、気・血・水のバランスが崩れることで不調が生じると考えられています。
気とは、エネルギー、活力、気力などを指します。
血とは、血液やホルモン、そして血液によって運ばれる栄養のことを指します。
水とは、リンパや潤いなど、血液以外の水分のことを指し、「津液」という呼び方もあります。
自分の不調が気血水のどの部分の不調からくるのか、また、それが足りないのか、多すぎるのか、状態が悪いからなのか、などにも意識してみると、より漢方を深く理解できると思います。
乾燥肌の人は『血虚タイプ』
乾燥肌の人は、血が不足している「血虚(けっきょ)タイプ」に分類されます。
特に女性はこの血虚タイプが多く、出産や生理などで血が足りなくなりがちであることも考えると、乾燥肌に悩む女性が多いというのも頷けます。
血虚タイプにおすすめの漢方は、以下があります。
- 四物湯(しもつとう)
- 当帰飲子(とうきいんし)
- 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
- 四物湯(しもつとう)
- 貧血改善のための代表的な漢方薬で、ホルモンバランスを正常化したり、肌を潤したりする効果が期待できます。
- 当帰飲子(とうきいんし)
- 乾燥肌改善に特化した漢方とも言われ、クチコミでの評判も良く、じわじわと人気を高めている漢方です。
- 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
- 乾燥肌に限らず女性の不調を幅広くケアする、その名の通り女性の為の漢方。今や美容漢方の代名詞的存在です。
オイリー肌・脂性肌の人は『血熱タイプ』
皮脂が過剰に出ていたり、肌に赤みがあるという人は、「熱」が多すぎる「血熱(けつねつ)タイプ」に分類されます。
ニキビなどの肌の炎症も熱が原因とされていますので、過剰な熱を抑えてあげる漢方を選ぶと良いでしょう。
血熱タイプにおすすめの漢方は、以下があります。
- 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
- 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 過剰な皮脂分泌を正常にするのに用いられるもので、顔の熱や炎症を抑える作用があり、ニキビ治療にも処方されるものです。
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
- 吐き気や胃のつかえをとるのに主に用いられるものですが、炎症を抑え熱を取り除く効果のある生薬が含まれています。胃腸の働きを正常化し、身体の熱を取り、油っぽい肌を抑えるための漢方です。
しみ・くすみが気になる人は『淤血タイプ』
シミやクスミ、ソバカスなどが気になる人は、血の巡り、つまり血流が悪い「淤血(おけつ)タイプ」に分類されます。
お血タイプの人はアザができやすい、アザが治りにくいという症状もあります。また血行不良からくるクマ、いわゆる青クマができやすい人も要注意です。
お血タイプにおすすめの漢方は、以下があります。
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- 冠元顆粒(かんげんかりゅう)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 血行障害に対して古くから用いられてきた、お血改善の代表的な漢方薬です。
- 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- お血タイプ用の漢方の代表ですが、こちらは便通を良くする効果もあり、体力が十分にある人向けとされています。
- 冠元顆粒(かんげんかりゅう)
- 漢方薬としては比較的新しいものですが、中国では古来から使われている丹参(たんじん)という血行改善の生薬を含んでおり、お血改善に大きな効果が期待できます。
顔がむくみやすい人は『陽虚タイプ』
顔がよく“むくむ”という人は身体を温める力が弱くなってしまっている「陽虚(ようきょ)タイプ」の可能性があります。
このタイプの人は身体が過度に冷えてしまう為、ひどい冷え症を感じている人が多く、また身体全体の機能が下がっているために、色々なところにも不調を感じている人も多いです。
陽虚タイプにおすすめの漢方は、以下があります。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 血行を改善して身体を温める効果があり、冷え性や生理不調など女性ならではの症状改善によく使用される漢方薬です。特に、やせ型で虚弱体質の人のむくみに向いています。
- 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
- 中国では有名な滋養強壮薬で、まだ日本で馴染みのないものですが、気力と血液を補充し、体を芯からポカポカにする力をサポートするものです。
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 身体が弱く体力が衰えている人、手足が冷えやすいという人におすすめで、弱った身体機能を元気にする効果があります。
ストレスからくる肌荒れは『気滞タイプ』
ストレスを溜め込んでいる、イライラが落ち着かない、その結果、生活リズムが乱れたり、肌荒れを起こしたり、という人は、「気滞(きたい)タイプ」かも知れません。
気滞とは、気力・気のエネルギーの循環が滞っている状態であり、西洋医学で言うと自律神経のコントロール機能が低下している状態を指します。
気滞タイプにおすすめの漢方は、以下があります。
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
- 血行改善により倦怠感や不眠などを解消するのに用いられる漢方で、血虚による乾燥肌や、お血によるしみ・くすみにも効果が期待できます。女性のイライラにおすすめです。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 神経を鎮めて精神を落ち着かせるのに役立つものです。呪文のように長い名前ですが、主成分である柴胡(さいこ)、竜骨(りゅうこつ)、牡蛎(ぼれい)に分けてみると覚えやすいかと思います。(「さいこ・か・りゅうこつ・ぼれい・とう」というワケですね。)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 鎮静作用によりイライラを鎮めるもので、不安感や緊張感の緩和、抑うつ状態の改善に用いられます。
漢方薬で美肌ゲット!正しく使うには医師の診断を
肌トラブルのタイプ別に美肌効果の期待できる漢方薬を紹介してきましたが、ここで一点気をつけたいのが、複数の漢方薬を使うときには注意が必要という点です。それぞれの漢方が影響しあって、効果が出すぎたり、逆に効果がなくなったりすることもあります。
西洋薬との併用や、複数の漢方薬を使う場合には、漢方に詳しい医師に相談したほうが良いです。
よく「漢方には副作用が無い」というようなことも聞きますが、それは誤った考え方です。たしかに西洋医学での薬に比べると、漢方の副作用は比較的穏やかと言われています。
西洋薬、いわゆる細菌やウイルスを駆除したり、熱を下げたり痛みをとったり、というピンポイントな効果を期待する薬と違い、漢方薬は様々な種類の生薬により身体全体に働きかけるものなので、主作用と副作用の線引きが難しいという点もあります。
ですが、漢方薬にも副作用というものはありますので、なにか予期しない不調や変な感じがしたら、医師の診断を仰ぐのが良いでしょう。