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本気で痩せたいなら5つの太る原因を知ってダイエットを成功させよう!
10代・20代の頃は何もしなくても体型を維持できていたのに、30代になってから脂肪がつきやすくなったと感じませんか?本記事では太る原因を徹底的に網羅した“総集編”としてお送りします。脂肪が落ちやすい体をつくる食事・生活習慣などもまとめてご紹介します。
太る原因1. バランスの悪い食生活
食事はバランスが大切
現代人の食生活のエネルギーは、大きく分けて三つの成分でできています。
「糖質」「たんぱく質」「脂質」この三つです。これらの成分はそれぞれ役割が違い、バランスよく食べることが非常に大切です。
バランスよく食べることが大切な理由についても、以下に説明していきます。
糖質の役割
「糖質=炭水化物-繊維質」です。つまり糖質とは、ほぼ炭水化物のことを指します。
糖質は、もっともフットワークの軽いエネルギーです。食べれば即エネルギーとなり、その日のパフォーマンスを向上させます。
たんぱく質の役割
人間の体を構築する、非常に重要な成分。
内臓や筋肉、髪、歯、細胞に至るまで、体を構築するすべての部位に使用されています。
現代人は糖質が多い代わりに、このたんぱく質が少ない食生活をしています。
脂質の役割
体温をたもち、美肌や血液を生み出す、美しさと健康に不可欠な栄養素です。
ダイエットの敵と思われがちですが、人間が生きていくためには絶対必要な栄養素です。
上記三つ、どれが余っても脂肪になる!
ポイントは、糖質もたんぱく質も脂質も、余ったものから脂肪になるということです。
食べ過ぎないことも重要ですが、それ以上に、バランスの良い摂取でこの三つを余らせず、きれいに使い切ることが大切です。
脂質もやや取り過ぎとなることがありますが、糖質の摂取が突き抜けています。
使われなかった糖質が、そのまま脂肪となって体についていきます。
現代人はたんぱく質が足りていない
「糖質」も「脂質」も「たんぱく質」もそれぞれ体に必要なエネルギーですが、現代人はたんぱく質の摂取が圧倒的に足りていません。
米・パン・めん類など糖質の多い食材の量を半分とし、チーズ・豆腐・納豆といったたんぱく質が多めの食材を増やしていくことで食事のバランスが取れ、それだけで太りにくい食生活を実現します。
糖質を余らせないこと、糖質を減らした分は不足しがちなたんぱく質で補う。
太る原因2. 食べ方
糖質過剰な現代人の食生活に合わせた食べ方
先ほどの項目で説明した通り、現代人は糖質過剰な食生活となっています。
食べるものは同じでも、食べる順番や時間を変えることによって、糖質の吸収を抑え、太りにくくすることができます。
肥満ホルモンを活動させない
肥満ホルモンとは、インスリンのことです。
糖尿病の治療にも使われるため、インスリンをご存じの方も多いかと思います。
インスリンが活発に活動するのは、食後血糖値が急激に上がった時です。
インスリンには血糖値を下げる働きがあり人体には必要なものですが、血液中の糖質や脂肪を細胞に送り届ける役割をしますので、脂肪をため込む働きがあります。
インスリンを活動させないためには、血糖値を急激に上げないことが大切です。
低インスリンダイエットをご存知ですか?GI値の低い食品だけを食べることで、インスリンの活動を抑え太りにくい体質に効果的なのでオススメです。
炭水化物は最後に食べる
米・パン・めん類などの炭水化物は、できるだけ最後に食べるか、最初に食べないようにしましょう。
そうすることによって胃の中にクッションがひかれる効果があり、糖質の吸収を抑える効果があり、血糖値の急上昇を抑えます。
糖質は寝る前に使い切る
糖質は、即効性のあるエネルギーです。
夜にたくさん糖質を摂取すると、寝ている最中に余り、それがそのまま脂肪になってしまいます。
夜は糖質の摂取を最小限に抑え、たんぱく質をより多めに食べるように気をつけましょう。
糖質は朝に摂取する
米やパンが大好きで絶対に量を減らせない、という方もいるかと思います。
そのような場合には、朝に炭水化物を摂取し、夜は控えることを勧めいたします。
朝はエネルギーが必要な時です。糖質は即効性のあるエネルギーとして活躍してくれますので、その性質からいっても朝摂取するのが理想的です。
太る原因3. 運動不足
運動は健康で美しい体をつくる
運動は基礎代謝を向上し、健康な体をつくるのに大切な要素です。
きつい筋トレなどを行って挫折してしまうよりは、食生活の改善に加えて軽めの有酸素運動を取り入れることが効果的です。
有酸素運動で基礎代謝を上げ、太りにくい体をつくりましょう。
ウォーキングが効果的
効果的な有酸素運動といえばウォーキングですが、1日10分程度でも継続することで効果があります。
運動だけで痩せようとせず、食事内容の見直しと並行して行っていきましょう。
太る原因4. 加齢による基礎代謝量の低下
基礎代謝量とは
基礎代謝量とは、安静にした状態で自然に消費されるエネルギーの量のことです。
基礎代謝量は年をとるごとに低下していく
年を重ねていくことに、基礎代謝量は落ち込んでいきます。
若いころは何もしなくても基礎代謝が高いですが、年をとると基礎代謝が下がった結果、以前と同じ量を食べているのに脂肪がつきやすくなります。
基礎代謝量を上げるには
加齢とともに基礎代謝が低下するのは仕方のないことですが、できるだけ基礎代謝を維持することが大切です。
体幹トレーニングを行うことによって、基礎代謝量を上げていきます。
体幹トレーニング
なんと一分間でできてしまう体幹トレーニングです。
普段使いにくい筋肉を活性化させることができます。
太る原因5. 隠れた病気のサイン
甲状腺機能低下症の疑い
小食なのに急激に体重が増加する場合、甲状腺機能低下症の疑いがあります。
この病気は首にある甲状腺の機能が低下する病気です。女性に多く、成人女性の2~5%が発症するといわれています。
この病気にかかると新陳代謝が急激に低下し、食べ物を食べてもエネルギーに変換されにくくなり、小食でも太りやすいようになります。
多嚢胞性卵巣症候群
生理があまり来なくなったことに加え、急激に体重が増加していたら、多嚢胞性卵巣症候群が疑われます。
多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣にある細胞の成熟に時間がかかるようになり、排卵がスムーズに行われなくなります。
重い多嚢胞性卵巣症候群は不妊症の原因にもなりますので、妊娠を希望している場合は早めに受診して治療を開始することが大切です。
卵巣のう腫
女性特有の病気である卵巣のう腫は、下腹部をポッコリと膨らませ、どんどん大きくなっていってしまいます。
成人女性の5パーセント程度はかかる病気といわれ、小食なのに下腹部だけが膨らんでいる場合は、この病気を疑ってみた方がよいです。
症状がなく気付きにくい病気ですので、少しでも気になったら産婦人科での受診を考えましょう。
腎臓病
急激にむくみがひどくなり、体重が増加してしまった場合は腎臓病の疑いがあります。
腎臓の役割は血液の老廃物をきれいにろ過し、余分な水分を尿に変えます。腎臓の機能が低下すると、体に必要なたんぱく質まで尿に排出してしまいます。
たんぱく質が体の外に出ていくことによって血液中のたんぱく質が足りなくなり、血液中の水分が細胞にしみ出していき、体がむくむようになります。このむくみが体重増加の原因です。
腎臓病は重症化すると人工透析で血液をろ過しなければ生きていけなくなってしまいます。
腎臓病の疑いがある場合は、早めに医療機関で診察をしてください。
女性に多い下半身太りの原因は?
セルライト
セルライトとは、水分や老廃物を取り込んで肥大化した脂肪組織のことを言います。
セルライトの発生には食生活の乱れが大きく関連していますので、前項目「太る原因・バランスの悪い食生活」を参考に、食生活の見直しをすることで少しずつ改善が期待できます。
骨盤のずれ・ゆがみ
体の重心がずれていることによって、下半身太りの原因となることがあります。
長時間座りっぱなしだったり、あまり動かないような仕事をする場合において、骨盤のずれやゆがみが起こりやすくなります。
意識的に軽いストレッチを行い体をほぐすことによって、体のずれを直し、血行を改善していきましょう。
冷え性
女性の体は冷えやすく、脂肪は冷たくなると固まる性質があります。
冷え性の方の場合は、脂肪が冷たく固まり、その脂肪がさらに保冷剤の役目をすることで体の芯まで冷えた状態を維持してしまいます。
この悪循環を改善するためには、温かい状態をキープすることが大切です。
ゆっくりとお風呂に入ったり、体を温める効果があるココアを飲んだり、食事にショウガやトウガラシを取り入れたりなど、体を冷やさないようにする工夫が必要です。
下半身ダイエットを始めたい方にこちらの記事がおすすめです。
記事後半のトレーニング動画はとても参考になります!
まとめ
本記事では、女性の永遠のテーマである「太る原因」について徹底的に網羅してきましたが、いかがでしたでしょうか。
太る原因といっても様々な要因があるので、その人その人で対応策はいろいろですが、多くの場合は食生活の見直しと、軽い有酸素運動の導入で変化が見られるでしょう。
本記事が、皆様のダイエットの助けとなれば幸いです。