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食べ方と食事の順番で冬太りを解消!冬に太ってしまう理由(原因)
毎年決まって悩まされる冬太り。増えた体重が減らず、毎年少しずつ体重が増えてしまっている方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は冬太りの理由や効果的な解消方法をご紹介していきます。冬太りに悩まされている方はぜひ目を通してみてくださいね。
冬に太る理由
「冬太り」という言葉があるように、一般的に冬は太りやすい季節と言われています。
ですが、その理由は一体何なのでしょうか?
冬太りの解消法の前に、まず冬太りしてしまう理由についてご紹介していきます。
イベントが多く食べ過ぎに
冬太りしてしまう、最大の理由が冬特有のイベントの多さ。
- クリスマス
- 忘年会
- お正月
- 新年会
- バレンタイン
など、冬には様々なイベントが目白押しですよね。
普段ダイエットに励んでいる方でも、イベントの時はちょっとハメを外してたくさん食べたり飲んだりしてしまいがち。
ハメを外すのもたまになら問題ありませんが、短期間の間にこれだけのイベントが続くと、さすがに体重に影響が出てきてしまいます。
また、冬は鍋やおでんなど、この季節にしか楽しめない美味しい食事がたくさんありますから、つい食べ過ぎて太りやすくなってしまうんですね。
運動不足
食べ過ぎに加えて、冬は寒いのでつい家に引きこもりがちになりますよね。
雪かきが必要なエリアならいざ知らず、そうでもなければ家から一歩も出ないで過ごすなんてこともしばしばです。
ただでさえ食べ過ぎてしまいやすい冬なのに、家に引きこもって運動量も激減しているようでは太るのは当然と言えます。
食べ物で蓄えたエネルギーは、適度に消費しないと脂肪として体内に蓄積して、肥満体形になってしまいます。
ちなみにウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、開始から30分程度してから脂肪燃焼が始まります。
普段30分だけランニングをしているという方はあと15分頑張ることでダイエット効果を実感しやすくなります。
代謝の低下
気温の低下により体が冷えて血行が悪くなっているのも太る原因の1つ。
体温が1℃下がると、基礎代謝は13%〜15%ほど減ると言われています。
10代から30代の女性の平均基礎代謝は1100kcal〜1300kcalと言われていますから、普段の基礎代謝が1300kcalの方が体温の低下により基礎代謝が15%低下すると、1日あたり195kcalも消費カロリーが低下することになるんですよ。
ちなみに195kca消費するために必要な運動量は、体重50kgの30代女性場合で2時間弱のウォーキング。
これだけ運動をしてようやく夏と同程度の基礎代謝になると考えると、冬に太りやすくなる理由も分かりますよね。
ボディラインが分からない冬服
夏場はボディラインが見えやすい薄着でいることが多いですが、冬はセーターやニットなどボディラインが分かりにくい服装をする機会が増えますよね。
ボディラインが見えないと体型を意識する機会が減ってしまうので、ダイエットへのモチベーションも低下しがちに。
春に薄着になった途端、これまで隠れていた贅肉が目立ってしまって驚くなんて経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬の服装はボディラインが分かりにくいからと油断するのは絶対NG。
入浴の際などに出来るだけボディラインや体重などをチェックし、夏と変わらない肥満解消へのモチベーションを保つことが冬太りを予防するとても良い方法ですよ。
食事制限ができない時にもできること
冬太りに危機感を覚えてもイベントが続く冬は、どうしても食事制限ダイエットを行いにくいですよね。
そこで食事制限が出来ない時にオススメな冬太り対策をご紹介しちゃいます。
代謝を上げる食材を積極的に摂ろう
前述した通り、冬は運動不足や体温の低下により基礎代謝が低下してしまいがちなので、基礎代謝を上げる食材を活用して基礎代謝向上を目指しましょう。
基礎代謝は生命維持のために使われる消費エネルギーですが、1日に消費される消費エネルギーの約70%を占めるもの。
効率的に基礎代謝を上げられれば、食事制限や運動ができない時でも太りにくい体質を手に入れることが出来るんですよ。
体を温めて基礎代謝UP!
体温が1度下がれば基礎代謝が約15%低下するということは、1度上がれば基礎代謝は約15%向上するということ。
体を温める成分が含まれた食材や汁物などの温かい料理を積極的に食べて、基礎代謝の向上を目指しましょう。
- 体を温めてくれる代表的な成分と多く含む食材
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- カプサイシン:唐辛子、ししとう、チリペッパー、カイエンペッパー
- ショウガオール:生姜
- 硫化アリル:玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう
- ビタミンE:アーモンド、ゴマ、うなぎ、かぼちゃ、さつまいも
脂肪燃焼作用を高めて基礎代謝UP!
筋肉の構成成分となるアミノ酸の中には、筋肉が持つ脂肪燃焼作用を高めてくれる効果を持つものもあります。
- 脂肪燃焼作用を高めるアミノ酸と多く含む食材
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- リジン:肉類、魚介類、レバー、大豆、白花豆、チーズ、牛乳
- アルギニン:豚肉、鶏肉、カツオ、大豆、落花生、ゼラチン
- アラニン:鶏肉、鮭、アジ、サワラ、しらす、ホタテ、あさり、しじみ、カニ
- プロリン:豚肉、カツオ、チーズ、麩、ゼラチン
脂質や糖質代謝を高めて基礎代謝UP!
- 脂質代謝を高めるビタミンB1
- 糖質代謝を高めるビタミンB2
- たんぱく質代謝を高めるビタミンB6
など、ビタミンB群には代謝をサポートする働きがあります。
このほか、ビタミンB12、パテトン酸、葉酸なども含めてビタミンB群と呼び、同じ食材の中にまとめて含まれていることが多いです。
積極的に活用して代謝を高めていきましょう。
- ビタミンB群を多く含む食材
- レバー、豚肉、青魚、マグロ、カツオ、鮭、鰻、卵、納豆、大豆製品、豆類、玄米、牛乳
エネルギー消費量を高めて基礎代謝UP!
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンには、基礎代謝を高める作用があります。
その甲状腺ホルモンの構成成分となるのがヨウ素。
そのため、ヨウ素不足になると基礎代謝が低下してしまう可能性があるため、しっかり摂取するようにしたいところです。
ヨウ素が補われて甲状腺ホルモンがしっかり分泌されれば、脂質や炭水化物などの代謝が促されてエネルギー消費量が高まりますよ。
- ヨウ素を多く含む食材
- ワカメ、昆布、鮭、イワシ、サバ、牡蠣、ハマグリ、パイナップル
サポートにサプリメントを活用するのも◎
冬太り解消を自力で行うのにも限界がありますから、ダイエット効率を高めるためにサプリメントを活用するのもオススメです。
基礎代謝を上げてくれるものやカロリーカットしてくれるサプリメントなど、様々な製品が市販されているので使いやすいものを選んでみてください。
ここでは、おすすめのサプリメントを2つご紹介しています。
スルスル酵素(Joyful Life)
定期購入3,300円 送料無料
「太りやすく、痩せにくい体」の方におすすめの酵素サプリです。食べ物の消化・吸収・代謝・排泄までを行っている酵素が不足すると太りやすい体質になってしまいます。最近お通じが悪い、食べるとすぐに太る(体重が増える)という方におすすめです。
詳しくみる人間の体の代謝に大きく影響を及ぼしているのが酵素。
ですが体内にある酵素量は加齢とともに減少していくため、外から補ってあげないと基礎代謝は低下していくばかりなんです。
このスルスル酵素には80種類の素材から抽出した野草発酵エキス、1粒に500億個以上の乳酸菌が含まれているため、代謝を高めて腸内環境を改善してくれる効果が期待出来るんですよ。
スルスル酵素が炭水化物を分解する様子はこちらの実験動画でご覧になれます。
カロリナ酵素プラス(オデコマート)
初回限定 990円 送料無料+サプリメントケース付
楽天の総合女性ランキング、ダイエットランキング、サプリメントランキングなど5部門で1位を獲得した実力派のサプリメントがカロリナ酵素プラス。
詳しくみる脂肪の排出を促す3種類の特許成分(リポサンウルトラ、ガーシトリン、レプチコア)を高配合し、冬太りによる影響を小さくしてくれるオススメのダイエットサポートサプリメントです。
さらに基礎代謝を高める89種類の酵素や、整腸作用のあるサラシア・ギムネマも配合。
冬太り解消だけではなく、肥満予防のためにも積極的に活用したいですね。
カロリナが油分を吸着する様子の実験動画。
食べ方・食べる順番に注意して
冬太りの大きな原因は食べ過ぎにありますが、食べ方を少し工夫すれば食べ過ぎによる影響を小さくすることも出来るんですよ。
そのポイントは食べ方と食べる順番。
下記にそれぞれのポイントをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
冬太りを予防する食べ方
- 早食いは絶対厳禁。満腹中枢を刺激するためにも15分以上かけて食べる
- よく噛んで食べれば満腹中枢を刺激しやすくなる。目安は1口に15回〜30回は咀嚼する
- 腹八分目で食べるのをやめる。満腹まで食べない
冬太りを予防する食べる順番
- サラダなどの野菜から食べて、血糖値の急上昇を防ぐ
- 次にメインのおかず(たんぱく質)を食べる
- 最後にご飯などの炭水化物を食べる
- 汁物を組み合わせると満腹感を得やすくなるので食べる量を抑えられる!
食べる時のポイントは、いかに「満腹中枢を刺激するか」「血糖値の急上昇を予防するか」という点。
満腹中枢が刺激されるまでには食べ始めてから15分程度かかりますので、食べ過ぎを抑えるためにもゆっくり食べるのが大切です。
また、血糖値の急上昇を抑えるためには食物繊維が豊富な野菜から食べ始めることがポイント。
炭水化物は分解されるとブドウ糖になるため空腹状態で食べると、血糖値の急上昇につながるため注意が必要なんです。
少し食べ方を工夫するだけで太りにくくなりますので、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。
ダイエットにOKなお酒・NGなお酒
ダイエット中のお酒はなるべく避けたいものとはいえ、時期的に難しいこともありますよね。
そこで出来るだけ太りにくいお酒やおつまみを選んで、冬太りへの影響を極力抑えるようにしましょう。
お酒はダイエットを台無しにする?
お酒を飲むと太る、というイメージもありますが、実は最近お酒の種類によっては含まれるカロリーがエンプティカロリーという体に残らないものであることが分かってきました。
つまり、エンプティカロリーを含むお酒を選べば、ダイエットに与える悪影響を抑えられるということ。
ですが、実際にお酒の飲み過ぎで太ってしまった方もいらっしゃいますよね。
その原因は、高カロリーなおつまみや、夜遅くに飲食することで消化に時間がかかることにあると考えられているんです。
お酒やおつまみの選ぶ方を工夫して、冬太りに原因となるイベントを乗り切っていきましょう。
こんなお酒を選ぼう
ダイエット中、お酒を選ぶ時何を基準に選びますか?
カロリーで選んでいる方は一度選ぶ方を見直してみた方が良いかもしれませんよ。
というのも、前述したようにエンプティカロリーを含むお酒を選べば、高カロリーのお酒でもダイエットに悪影響を及ぼしにくいため。
エンプティカロリーとなるのは、アルコール由来のカロリーです。
そのため、蒸留酒や焼酎などの含まれるカロリーがほぼ100%アルコール由来のお酒を選べば、飲んでも太りにくいんです。
さらに蒸留酒であればアルコールから不純物が取り除かれているため、
- 肝臓でのアルコール分解が早い
- 二日酔いしにくい
- 基礎代謝の低下にあまり影響を及ぼさない
とメリットが多いんですよ。
ダイエットにOKなお酒の種類
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- ウイスキー
- 蒸留酒といえばウイスキーですね。ロックでは飲みにくくても炭酸水などで割れば飲みやすくなります。
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- ブランデー
- ブランデーもウイスキーと同じく蒸留酒。飲み慣れないと飲みにくいかもしれませんね
-
- 焼酎
- 焼酎も蒸留酒。芋や麦など数種類ありますのでお好みのものを。お湯割にすると体が温まるので基礎代謝もあがり、より太りにくくなります。
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- 泡盛
- 度数が強いので飲みにくいかもしれませんが、泡盛も焼酎の1種です。
ダイエットにNGなお酒の種類
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- ビール
- 飲み会といえばビールですが、ビールは糖質が多いので出来るだけ控えましょう。カロリーカットのビールもカロリー0ではないので、たくさん飲めばもちろん太ります。
-
- ワイン
- ビールよりは太りにくいですが、やはり糖質を含むので飲み過ぎは避けたいところです。
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- 日本酒
- 最近は飲みやすいものも出てきて人気を集めていますが、日本酒の原料はお米ですからかなりの量の糖質が含まれています。
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- カクテル
- 蒸留酒がベースとなっているものの、割っているものが糖質が多いですからカロリーは高めです。
危険な太りやすいおつまみ
肥満予防のためにも絶対に避けたいおつまみをご紹介していきます。
基本的には脂質や糖質が多く含まれるおつまみを避ければOKですよ。
唐揚げなどの揚げ物全般
お酒によく合う揚げ物は、つい食べてしまいたくなりますが、揚げ物には脂質が豊富に含まれていますので極力避けましょう。
特にお客さんが混み合う忘年会や新年会時期の揚げ物は、酸化した油で揚げられていたり、油をしっかり切りきれていない可能性も高いですので要注意です。
どうしても食べたい場合は、素揚げや衣の少ない部分を選ぶ、レモンを絞るなどして対策し、少量食べるようにするのがオススメです。
定番!締めのラーメン
飲み会の締めといえば、ラーメンやチャーハンなどが出てくることも多いと思いますが、ラーメンやチャーハンは炭水化物のため糖質が多く、かなり体重増加に影響します。
さらに油の使用量も多く、塩分も多く含まれていることが多いと、ダイエットにはデメリットばかりなんです。
牛すじ煮込み
味が濃くお酒にもよく合う牛すじ煮込みですが、かなり糖質や脂質が含まれていますのでダイエット中は避けましょう。
同様に牛肉のすき焼きなども、牛肉の脂質とたれの糖質により太りやすいおつまみと言えます。
意外な落とし穴!田楽
田楽はこんにゃくが使われているのでダイエット向きのおつまみに感じますが、田楽の上に乗っている甘辛い味噌にたっぷり糖質が含まれています。
田楽を食べる場合は、出来るだけ甘辛い味噌を落として食べるようにした方が良さそうですね。
冬に効果的な運動方法
冬に運動すると痩せやすい
実は冬は夏に比べると、運動で痩せやすい季節と言われているのをご存知でしょうか。
夏の方がたくさん汗をかくので痩せやすいイメージがありますが、実は逆なんですよ。
人間は体温をある程度一定に保つ恒温動物ですから、外が寒くなると体の体温を維持するために多くのエネルギーが使われるようになるんです。
この機能が働きだすのは、外気温が大体10度以下になった時。
体温が下がり続けると生命に危険が生じるので、体内の脂肪を燃やして体温を維持しようとするんですね。
冬の外気温を上手に利用すれば、お散歩などの軽い運動をするだけでも夏よりエネルギー消費がふえて痩せやすくなります。
暖房の効いた屋内に引きこもるのではなく、出来るだけ外に出て体を動かすようにしてみてくださいね。
有酸素運動が効果的
前述したように冬は体温を維持するためにエネルギーが使われますので、外に出てウォーキングやランニングをするだけで夏よりも高いダイエット効果が得られます。
寒い日に外に出ると体がブルブル震えたりしますよね。
実はこれが体温を上げるために筋肉が動いている証拠。
筋肉の震えは基礎代謝にプラスして多くのエネルギーを消費してくれますので、運動で消費されるエネルギーと合わせるとダイエット効率がかなり良くなるんですよ。
とはいえ、冬に薄着で外に長時間いたりすると体調を崩す原因になりますから、無理はしないようにしてくださいね。
せっかくダイエットしようとしても体調を崩してしまっては、元も子もありません。
ストレッチも忘れずに
外気温が低い時、筋肉は寒さから身を守るために固く拘縮して体温を維持しようとします。
寒い日はうまく体が動かなかったり、自然と体が縮こまったりしてしまう経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬は体温維持のために筋肉の消費エネルギーが増えますが、その分筋肉は固くなっています。
つまり、筋肉がほぐれている夏と比べると、同じ運動量でも怪我しやすくなっているということ。
運動する前はしっかりストレッチして体全身の筋肉をほぐしてあげるようにしてくださいね。
また運動後もストレッチを行うことで運動による痛みが発生するのを抑えられるようになりますよ。
まとめ・飲食が盛んになるイベント+運動不足になりがちな冬
冬はどうしてもイベントが多くなりますし、寒さで家に引きこもると運動不足になるので太ってしまいがち。
ですが、冬の寒い外気温を利用して適度に運動したり、食べかたに注意するだけで冬太りの解消や予防に繋げられるんですよ。
毎年冬太りしてしまうという方は、ぜひ今回ご紹介した内容をご自身の生活の中に取り入れてみてくださいね。
しっかり冬太りを解消して、気持ち良く春を迎えましょう。
妊活中のお酒はやっぱりNG?それでも飲みたい時に気を付けたいポイント!
妊娠中のお酒はNG!ということは、皆さんご存じですよね?
では、妊活中のお酒はどうなのでしょうか?
「妊娠してないからいいんじゃない?」
と思われる方も多いかもしれませんね。
でも妊活中のお酒が原因で、妊娠しにくくなる可能性もあるそうなのです。
お酒が好きな方にとっては、妊娠中のみならず妊活中まで我慢しなければならないなんてつらいですよね。
そこで今回は、なぜ妊活中のお酒がNGなのか、また飲みたくなったときはどうすれば良いのか、知っておきたいポイント等をお伝えしていきましょう。
妊活中の大敵は活性酸素とアセトアルデヒド
お酒を飲むことが、妊活中は良くないといわれている理由は大きく二つあります。
一つが、「飲酒によって活性酸素を発生させてしまう」ということ。
もう一つが、「飲酒によってアセトアルデヒドを発生させてしまう」ということです。
では、なぜこれらが妊活に悪影響なのでしょうか?
活性酸素は卵子の質を低下させる
飲酒によって活性酸素が増えるのは、体内に入ったアルコールが分解される過程で、活性酸素を発生させてしまうためです。
では、なぜ活性酸素が増えると良くないのでしょうか?
活性酸素は、増えすぎてしまうと病気をもたらしたり老化を促進させたりと、私たちに悪影響をもたらします。
皆さんは理科の時間に「鉄は酸化してさびる」と聞いたことはありませんか?
この「酸化」という現象は、実は私たちの体の中でも起こっています。
この酸化の原因となるのが「活性酸素」なのです。
この「酸化」によって細胞がさび付き、老化や病気をもたらすというわけなのです。
妊活中もやっぱり活性酸素はNG!
これは妊活中も例外ではありません。
活性酸素がさびさせて、老化を促進させるものには、「卵子」ももちろん含まれます。
年齢とともに、肌の張りやつやが失われていくように、卵子も年齢とともに老化が進んでいきます。
しかし、同じ年齢でも見た目の若々しさに違いがあるように、卵子の老化具合も人それぞれ。この違いは、活性酸素の発生量にあります。
活性酸素をなるべく発生させないように気をつけると、卵子の老化も防ぐことができ、妊娠にもつながりやすくなります。
もちろんあなた自身の体にも、活性酸素は良くありません。
良い妊娠のためには、健康ももちろん大切です。
ですから妊活中は、体のためにも卵子のためにも、活性酸素をなるべく発生させないような生活習慣が大切なのです。
妊娠中に悪影響を与えるアセトアルデヒド
飲み過ぎてしまったときに二日酔いになった経験はありますか?
二日酔いの原因の一つが、「アセトアルデヒド」という物質です。
このアセトアルデヒドは、アルコールに含まれているエタノールが代謝される際に発生します。この物質は人体に有害なので、アルコールを飲み過ぎてしまうと気分が悪くなってしまうことがあるのです。
大人でも有害な物質なので、胎児にとってはかなり悪影響なのは言うまでもないでしょう。
アセトアルデヒドは、赤ちゃんの遺伝子情報を壊してしまう恐れがあります。
しかも、妊娠初期の頃が最も影響を受けやすいといわれています。
また妊娠中にお酒を飲み過ぎてしまうと、「胎児性アルコール症候群」というものを発症する危険性があります。
胎児性アルコール症候群についてはこちらを参考にしてください。
胎児性アルコール症候群 | e-ヘルスネット
妊娠初期と言えば、妊娠に気がついていないことも多いですよね。
妊娠に気がつかずに飲酒をしてしまい、知らないうちに赤ちゃんに悪影響を与えてしまうということにもなりかねません。
このようなことを避けるためにも、妊活中の飲酒は避けた方が良いと言われているのです。
でもお酒が好きな方にとって、長い期間お酒を一滴も飲まないというのはつらいもの。
ストレスがたまってかえって悪影響になってしまうということも考えられます。
そこで妊活中にお酒が飲みたくなってしまったときに、どうすれば良いのかをお伝えしましょう。
それでもお酒が飲みたいときは
妊活に悪影響を与えるものはいろいろありますが、「ストレス」もそのうちの一つです。
妊娠中も妊活中もお酒が飲めないのであれば、かなり長い期間お酒を飲めないことになります。お酒が好きな人にとっては、そのことがかなりのストレスとなることも。
そうなると、かえって悪影響にもなりかねません。
妊娠中のお酒は避けなければなりませんが、妊活中はいくつかのことに気をつければ大丈夫。どうしても我慢ができないという方は、これからお伝えすることを参考にしてみてくださいね。
赤ワインのポリフェノールには抗酸化作用がたっぷり
お酒は、すべての種類が活性酸素を発生させるわけではありません。
種類によっては、「抗酸化作用」という活性酸素を退治してくれる成分を持つものも。
そのお酒とは、「赤ワイン」。
赤ワインには、ポリフェノールという成分が含まれています。
このポリフェノールが抗酸化作用を持つのです。
飲み過ぎなければ、赤ワインは妊活に良い影響をもたらすという研究結果も。
お酒が飲みたくなったときは、赤ワインがおすすめです。
抗酸化作用を持つ食品を多くとる
赤ワインが持っている、「抗酸化作用」。抗酸化作用を持つ食品は、もちろんワインだけではありません。
「赤ワイン以外のものが飲みたい」「ビールも飲みたい」という方は、抗酸化作用を持つ食品を意識的にとることで、活性酸素の悪影響を受けにくくなります。
抗酸化作用を持つ食品には、緑黄色野菜全般、お茶、ニンニク、レンコンなど様々ですが、中でも高い抗酸化力と、食べやすさでおすすめなのが「バナナ」です。
バナナは数ある抗酸化食品の中で、一番の抗酸化力を発揮するとも言われています。
バナナは身近にある食品の中で最も抗酸化力が高い食品であることが分かりました。
研究は食品が活性酸素を消去する時に発生するエネルギーの大きさを光の強弱で測定したもので、抗酸化力が大きいほど強く発光します。
研究の結果、バナナが最も強く光ることが明らかになりました。
バナナ大学
飲酒をする、しないに関わらず、活性酸素を除去することは妊活にとっても健康にとっても良いことです。
ですから、普段から抗酸化作用をもつ食品を意識的にとることは、大切なことですね。
お酒を飲むなら、生理中から低温期にかけて
妊活中の飲酒を避けた方が良い理由の一つに、妊娠に気がつかずにお酒を飲んでしまうと、胎児に影響が出る危険性があるということを先ほどもお伝えしました。
妊活中の方はよくご存じだと思いますが、女性には、妊娠しやすい時期と、妊娠しにくい時期があります。
ですから妊娠しやすい時期を避けてお酒を飲むと、妊娠に気がつかずにお酒を飲んでしまう危険性を減らすことができます。
一般的に高温期は妊娠しやすく、低温期は妊娠しにくいと言われています。
生理中から低温期は通常排卵は行われず、妊娠しにくい時期です。
お酒を飲みたいときはこの時期にしておくと、妊娠に気がつかずに飲んでしまうというリスクは低くなるでしょう。
このようにどうしても飲みたいときには、お酒の種類や飲むタイミング、とる食品に気をつけることで影響を受けにくくすることができます。
だからといって飲み過ぎはもちろん禁物。たしなむ程度にとどめておいてくださいね。
生活習慣を見直して、良い妊活ライフを
妊活に影響を及ぼすのは、飲酒だけではありません。
ですから良い妊活のためには、今までの生活習慣や、食生活自体を見直す必要があります。
妊活に限らず普段の健康のことを考えても、生活習慣や食生活を変えることは大切なことですね。原因がわからなかった不妊の場合、食生活や生活習慣を変えることで解消されることもあるそうです。
飲酒だけに着目するのではなく、生活全体の見直しが大切なのですね。
お酒と上手に付き合いながら、健康で楽しい妊活ライフを過ごしましょう。