毛穴の開きや黒ずみが気になるいちご肌でお悩みの方へ。すぐに実践できるシンプルなセルフケアに加えて、エステや皮膚科で受けられるおすすめの施術をご紹介します。間違った自己流ケアを卒業して、つるつるたまご肌を目指しましょう!
いちご肌の原因
「いちご肌」とは、顔の毛穴に角栓が詰まり、ポツポツと目立った状態を指します。
角栓が特に目立ちやすいのは、頬や顎、おでこなどです。
なかでも鼻の毛穴は目立ちやすく、ぶつぶつとしたイチゴ鼻に悩む人も多いのでは?
イチゴ鼻が気になっている人は、こちらの記事もどうぞ。
角栓の元となっているのは、古くなった角質や皮脂、メイク汚れなどです。
本来は洗顔や皮膚の新陳代謝などで取り除かれるはずのものですが、そのまま残って蓄積することで、毛穴を詰まらせてしまいます。
元は白くて垢のような状態の角質は、皮脂や汚れと混じることで角栓となり、酸化して黄色くなっていきます。
さらに酸化が進むと黒ずみ、毛穴が一層目立つ状態に…!
まずはシンプルな洗顔&保湿ケアを
刺激の強いケアはNG
毛穴に詰まった角栓を、思い切って取ってしまいたい!という衝動に駆られたことのある人は少なくないはず…。
みんな女子は顔の保湿ってどうしてるのだろう、パック?毛穴ケアってどうしてるのだろう?酵素?クレイ?んあー!ピンセットで角栓取りたい!
— ami (@mdeerrl) 2015年2月8日
角栓全部抜きたいガムテープとかで抜ければいいのに
— mebapi🌱💕 (@mebapi0405) 2016年11月14日
しかし、角栓を爪やピンセットで無理やり取ったり、はがすタイプの毛穴パックで取ったりするのは、絶対にNGです!
仮に綺麗に取れたとしても、角栓はまた時間が経つと生えてくるもの…。
無理やり角栓を取ることで、雑菌が入ってニキビが発生したり、毛穴が開きやすくなったりと、さらなる肌トラブルを招いてしまいます。
洗顔は基本をしっかり
いちご肌ケアのポイントは、基本のスキンケアを丁寧に行うことです。
その1つが洗顔です。
丁寧な洗顔で毛穴に詰まった汚れや角質を取り除くことで、後から行うスキンケアの効果を高め、いちご肌を改善していくことができます。
洗顔のコツはどれも基本的なものですが、意外としっかりできていない人が多いはず。
これを機に、正しい方法を見直してみましょう!
洗顔のコツ
- 洗顔時の水温は32℃程度
- 洗顔前に予洗いをして、肌の汚れを流す
- 洗顔料はしっかり泡立てて使用
- たっぷりの泡を指ですべらせるように洗う
- すすぎは30回程度、細かい部分まで丁寧に
- 洗顔は1日2回まで
蒸しタオル活用法
蒸しタオルを使ったクレンジングや洗顔もおすすめです。
肌を温めて毛穴を開くことで、奥にたまった汚れまでしっかり落とすことができます。
蒸しタオルはタオルを水に濡らし、レンジ600Wで約1分、500Wで1分30秒程度温めます。
熱すぎると、肌に余計な刺激を与えてしまいます。
タオルを広げ、少し熱気が飛ぶのを待ってから肌に乗せましょう。肌がじんわり温まる、心地よいくらいの温かさが目安です。
- クレンジング時:クリームタイプのクレンジング料を馴染ませた肌に2~3分ほどタオルを乗せ、その後洗い流します。
- 洗顔前:洗顔前の肌に2~3分ほどタオルを乗せて、その後、通常通り洗顔をします。
保湿が大切な理由
洗顔と同様に大切なのが保湿ケアです。
顔の洗いすぎや角栓ケアのしすぎで、必要な皮脂まで奪ってしまうと、肌は逆に乾燥状態に陥ってしまいます。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下して、余分な皮脂が分泌されやすくなります。
肌が生まれ変わるターンオーバーの周期にも影響するため、いちご肌がなかなか治らない悪循環を招くことにも!
化粧水でたっぷり水分補給
保湿ケアの方法は人それぞれかと思いますが、いちご肌をケアする上で欠かせないのが化粧水です。
保湿というと油分の多い濃密なクリームを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、肌の角層に水分を届ける化粧水で、肌の保湿力をサポートしましょう。
化粧水保湿のコツ
- 化粧水はケチらずたっぷりと使う
- コットンで馴染ませた後、手で静かにハンドプレスする
- 顔の温度がひんやりしてきたら、保湿OKのサイン
- コットンやシートマスクを使ったローションパックも有効
- 水分の蒸発を防ぐ、乳液やクリームで仕上げ
おすすめの洗顔料&化粧水
いちご肌のケアのコツが分かったところで、実際に使用する洗顔料や化粧水はどんなものがいいでしょうか?
天然クレイ配合の洗顔料
いちご肌の悩みに特におすすめなのが、天然クレイ(泥)を配合した洗顔料です。
天然クレイには、毛穴に詰まった余分な皮脂や汚れを溶かし、吸着して取り除く効果があります。
どろあわわ(健康コーポレーション)
どろあわわ
ミクロ粒子の2種のクレイ成分が、細かい毛穴の汚れまで吸着してオフします。コラーゲンやヒアルロン酸など4種の保湿成分も配合されており、洗う&潤すのバランスに優れた洗顔料です。付属の泡立てネットで、弾力のあるふんわりした泡が作れるので、肌に負担をかけず優しく洗えるのもポイントです!
詳しくみるクレイウォッシュ(ビーグレン)
クレイウォッシュ(ビーグレン)
泡立てずに洗うクレイ洗顔料。柔らかいテクスチャで、肌の上での滑りがよく、負担をかけずに洗えます。肌の汚れを吸着して落とす天然クレイ「モンモリロナイト」と、肌を保護する「スクワラン」、ターンオーバーを整える「カモミラエキス」など4種の美容成分を配合。デリケートな肌をいたわって洗える洗顔料です。
詳しくみる酵素洗顔でスペシャルケア
天然クレイと同じく、酵素を配合した洗顔料もいちご肌ケアに効果的です。
たんぱく質や脂質を分解する酵素の力を利用し、毛穴に詰まった角質や汚れを溶かし出すことができます。
毎日使うには刺激が強いので、週に1~2回を目安に使用し、その後の保湿ケアをしっかり行いましょう。
酵素洗顔料はパウダータイプが多く、湿気に弱いため、1度に使い切れる個包装タイプがおすすめです。
ビューティクリアパウダー(suisai)
ビューティクリアパウダー(suisai)
タンパク分解酵素・プロテアーゼと皮脂分解酵素・リパーゼ)を配合。古い角質や皮脂を分解してしっかりと洗い上げます。単体でも使用できますが、手持ちの洗顔料に混ぜて使用することも可能です。
詳しくみるセラミド配合の化粧水
いちご肌のケアには、保湿力の高い化粧水が効果的です。
特に、角層の細胞間に層を作って潤いをキープし、肌のバリア機能を高める働きもある、セラミド入りの化粧水がおすすめです。
モイスチャライジングローション(エトヴォス)
モイスチャライジングローション(エトヴォス)
セラミドに加え、天然保湿因子(NMF)や、ヒアルロン酸といった高保湿成分を配合。肌の表面と角層をダブルで保湿し、肌のうるおいをキープします。低刺激処方なので、肌荒れが気になる時にも使いやすい化粧水です。
詳しくみるQuSomeローション(ビーグレン)
QuSomeローション(ビーグレン)
美容液のように濃厚なテクスチャのローション。肌にすばやく潤いを届け、長時間保つ、独自技術を採用。また複数のセラミド成分を配合し、化粧水とは思えない保湿力が特長です。ふっくらと毛穴の目立たない肌に整えながら、健康な肌状態へ導きます。
詳しくみるいちご肌用の美容液もおすすめ
化粧水での保湿に加え、毛穴ケアができる美容液を取り入れるのもおすすめです。
リメリー(ハイパービューティーラボ)
リメリー(ハイパービューティーラボ)
※初回1,058円の集中ケアコースがおすすめ 3種のヒアルロン酸に加え、プラセンタや大豆プラセンタなど、保湿成分がたっぷり。皮脂分泌とアクネ菌の増殖を抑える成分や、肌のターンオーバーに働きかけるカモミラエキスを配合し、汚れや皮脂、角質が溜まりにくい肌状態へと導きます。毛穴が気になりやすい鼻を中心に、顔全体に使えます。
詳しくみるオロナインパックは本当に効く?
いちご肌に悩む人の間で話題になっているオロナインパックをご存知ですか?
【第2類医薬品】オロナインH軟膏
昔懐かしいオロナイン軟膏。多くの人が実践しているオロナインパックの方法は、オロナイン軟膏を毛穴が気になる肌に塗って10分ほど放置し、洗い流すというものです。
続けてはがすタイプの毛穴パックをすると、鼻の黒ずみや角栓がびっくりするほど取れるんだとか。
てかやっぱあの、オロナインパックやばい。鼻パック前にオロナイン塗りたくって10分待ってから洗い流してその後に鼻パックするんだが、角栓とか角質とかとる酵素洗顔後でもごっそり取れてくれるから真面目に気持ちがいい(*´ω`*)
— 蜜柑。猫@むいちゃいました (@n_e_k_o5aris) 2016年12月20日
オロナインの成分
オロナイン軟膏の主成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という殺菌・消毒薬として使われるものです。
これに加えて、グリセリンやワセリン、オリーブオイルといった保湿成分が配合されています。
オロナインは、本来はニキビや吹き出物、傷やあかぎれのための治療薬です。
殺菌成分は炎症を沈めてくれますが、通常の肌には刺激が強く、逆に肌トラブルを起こしてしまう可能性もあるでしょう。
オロナインパックはおすすめできない方法
オロナインは油分が多いので、洗い流す時にヌルヌルを取ろうと、必要以上に洗顔しすぎてしまう可能性もあります。
またオロナインパックの後に、はがすタイプの毛穴パックをするのは、もってのほか!冒頭でも述べた通り、肌へ強いダメージが加わり、いちご肌を逆に悪化させてしまいます。
こうしたリスクを考えると、オロナインパックは、おすすめのケア方法とは言えないでしょう。
エステや皮膚科でスペシャルケア
いちご肌との闘いは、長期戦になりがちです。
長年悩んでいる人は、思い切ってエステサロンや美容皮膚科に相談してみましょう。
コストはかかるものの、早くて確実に効果を得られますし、正しいケア方法を教えてもらえるので、間違った自己流ケアを卒業できます。
エステサロンで受けられる毛穴ケア
エステサロンでは、いくつかのケアメニューがセットになった毛穴コースが用意されています。
- 毛穴吸引:スチームを使って毛穴を広げ、専用の吸引機で毛穴に詰まった汚れを取り除く施術です。
- スクライバー:超音波を発生させる機械を使った毛穴洗浄で、普段落としきれない汚れや角質までしっかり取り除く施術です。
- イオン導入、エレクトロポレーション:電気の力で、美容成分を肌内部まで届ける施術です。ポレーションのほうが、分子量の大きい成分も浸透させることが可能です。
新生毛穴ケアコース(フェイバリックスグループ)
【FAVORIX】フェイシャル 新生毛穴ケア
60分3000円(通常14,040円)※初回、WEB予約限定
洗顔やスクライバーで、セルフケアでは落とせない汚れをしっかり洗浄。
汚れを落とした素肌にポレーションやパックで、肌に美容成分をたっぷり浸透させ、毛穴の目立ちにくい肌に導きます。顔だけでなくデコルテケアもついた、贅沢な毛穴ケアコースは、肌も心もリフレッシュできそうです!
美容皮膚科で受けられる毛穴治療
美容皮膚科では、毛穴悩みの種類や程度に合わせて、いくつかの治療方法を提案してもらえます。
- ピーリング:薬剤の力で古い角質や毛穴汚れを溶かして除去するケミカルピーリングや、黒いカーボンを塗ってレーザーを当て、毛穴を引き締め目立ちにくくするカーボンピーリングが主流です。
- フラクショナルレーザー:毛穴が気になる肌にレーザーを点状に照射し、皮膚に微小な穴をわざと開けることで、肌を新しく再生させる治療。毛穴の開きやニキビ跡など、凹凸が気になる肌に効果的です。通常のレーザーより負担は低いものの、赤みや炎症が回復するまで時間がかかります。
- イントラセル:0.1mmの極細の針で、皮膚の奥の真皮層にラジオ波を照射し、コラーゲンやエラスチンの産生を活性化するもの。肌表面にダメージを与えずに、肌の凹凸や、しわやたるみを改善できます。フラクショナルレーザーより痛みが少なく、ダウンタイムも短い治療法です。
グロスピール (品川スキンクリニック)
果実エキスの抗酸化作用で潤いたっぷりの柔らか肌へ!グロスピール
1回 15,000円
ブルーベリーやクランベリーなど抗酸化作用に優れた果実エキスを組み合わせたピーリング剤を使用。
ケミカルピーリングよりも肌への刺激が低く、保湿効果も高いので、ピーリングを初めて使用する人でも安心の治療法でしょう。
イントラセル(聖心美容クリニック)
聖心美容皮膚科
顔全体1回 189,000円
毛穴の開きやたるみが気になる肌におすすめの治療法です。
顔全体に照射することで、毛穴ケアだけでなく、リフトアップなど、様々な美容効果が期待できます。ピーリングと組み合わせたり、メディカルコスメを併用したりすると、更に効果的です。
まとめ
普段から丁寧な洗顔とたっぷりの保湿を心がけつつ、サロンや皮膚科での集中ケアをプラスすることで、効率よくいちご肌を改善することができます!
エステサロンはリラックスして優雅な気分にも浸れるので、日ごろのケアを頑張った自分へのご褒美に行ってみるのもいいかもしれませんね!