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病院へ行かずに自分でできる!赤ちゃんが欲しいあなたへ“妊活知識・基礎編”
子供を望んでいるのになかなか授からない…でもまだ病院へ行くほどでもないかも知れない…。そんなお悩みを抱えるご夫婦は多いことかと思います。
子供は、いてもいなくても色々と論議される“オトナの人生のカギ”ともいえる存在。早く孫の顔を見せてくれと親からせっつかれたり、挨拶のように友人から「まだ子供作らないの?」と聞かれたり。その手の何気ない言葉がいちばんのプレッシャー。周りから無邪気につつかれる上、自分でも「子供が欲しい」という思いが強くなればなるほど焦ってしまいがちですね。
本記事では、病院に行かなくても自分で手軽に始められる妊活をテーマに“妊活知識・基礎編”をお送りしていきます。『排卵検査薬』と『妊娠検査薬』の使い方、また妊活中に摂取するとよいものについてまとめました。
病院の不妊治療でもまず使われる、排卵検査薬
ベストタイミングを逃さないための排卵検査薬
排卵検査薬は、妊娠率を高める基礎的な方法として、不妊治療クリニックでも一般的に使われています。
妊娠確率を上げるためには、タイミングを逃さないことが大切です。子供を授かるために性行為をするベストタイミングは排卵日と思われる事が多いですが、実はこれは間違い。子供ができやすい期間は、排卵日の二日前から二日後まで。ここを逃さないためにも、正確に排卵日を知る必要があります。
デジタル式の排卵検査薬は精度が高いですが、初めての方にはお手軽な『ワンステップ排卵検査薬』をお勧めしたいです。
排卵検査薬は薬事法改正で入手が難しく…
日本では薬事法が改正された後、排卵検査薬の入手が難しくなってしまいました。購入の度に薬局へ足を運び、薬剤師にその旨を伝えないといけません。
最近では、妊活先進国であるアメリカ製の排卵検査薬を通販で入手する事が一般的となっています。値段が安価で使い方がお手軽な点が人気。排卵検査薬は『薬』と名前がついているので不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、内服するようなものではないので安心して使うことができます。
ワンステップ排卵検査薬の使い方
ワンステップ排卵検査薬の使い方はとても簡単です。試験紙に尿を3秒浸すことで、5分以内に結果として現れます。判定は5分以内で行ってください。それ以上時間が経過した後に現れた反応は陰性として捉えます。
二本の線がくっきり表示されたら陽性、排卵日です。
また、より正確な結果を求める場合においては、排卵検査薬使用前2時間は水分摂取を控えておくと効果的です。これは水分の摂取によって成分が薄まり、反応が出づらくなるためです。
コツは排卵検査薬を惜しまず使うこと!
排卵検査薬を使う目的は、排卵日を正確に知る事にあります。その目的のためには、(もったいないかな…)と思わず、どんどん使っていくことが大切です。検査をしなかった日に排卵日がきてしまったら、せっかくのチャンスを逃すことになってしまいます。
排卵日近辺に一日一回を続けて検査、心配であれば朝・晩の二回を検査をすると間違いがないです。細かく綿密に排卵を確認していきましょう。
これってつわり?妊娠検査薬の使い方とタイミング
つわりはいつ来るの?
つわりは、早い人であれば妊娠4~6週ごろから始まります。しかし、妊娠4週って具体的にいつのことでしょう?
WHOは『最終月経開始日を0週』と定義しています。4~6週という事は、生理が遅れてるかも?と思った頃に、早い人ならばつわりが来るというイメージです。
しかし、つわりの時期は人それぞれです。いち早く妊娠に気づくためには、生理周期を理解し、(今月遅れてる…?)と思ったらすぐ対応できるように心構えをしておきましょう。
妊娠検査薬を使うのはいつ?どうやって使う?
妊娠検査薬を使うタイミングは『生理予定日の一週間後以降』です。今月の生理少し遅れてるかな?と思って一週間ほど経てば使えるという感覚です。
使い方は取扱説明書に従ってください。基本的には、妊娠検査薬の先端に尿をつけ、数分待つと検査が終了します。市販の妊娠検査薬の多くが、『+』マークや『|』マークがでたときに陽性となります。
妊娠検査薬で陽性…でも手放しでは喜べない?
一方、妊娠検査薬で陽性が出ても、すぐに無条件で喜ぶことができない現実も。
受精卵が子宮に着床すると、hCGホルモンが出て妊娠検査薬に反応し、陽性となります。この陽性反応が手放しで喜べない原因がいくつか存在します。
まず、ママの体調の問題があります。尿に血液やタンパク、糖などが含まている場合は正確な検査結果が出ません。
次に、『子宮外妊娠』『胞状奇胎』『流産』などでも陽性反応が出ます。
これらは赤ちゃんの命の問題だけではなく、ママの命に関わることも。陽性反応が出たら自己診断に任せるのではなく、必ず産婦人科を受診してください。
サプリと飲み物で!妊娠前に重要な栄養素
妊活にオススメ♡ルイボスティー
妊活中のかたにオススメのお茶が『ルイボスティー』です。
ルイボスティーは“不老長寿のお茶”と呼ばれる南アフリカのお茶です。ノンカフェインで美容効果が高いと女性を中心に話題になっています。
ルイボスティーには、『SOD酵素』が含まれています。SOD酵素には体を老化させる活性酸素を除去する働きがあり、つまり体の老化を防ぐと同時に卵子の老化も防ぎ、その質を向上させてくれます。
体質改善を図るには、ルイボスティーを三か月以上定期的に飲み続けると良いでしょう。妊活と平行して続けていきましょう!
葉酸摂取で子宮内を強化、着床率UP!
葉酸って、妊娠した後に必要なものなのでは?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実は妊娠前にも良い効果があるのをご存知でしょうか。
葉酸は妊娠前に摂取することで子宮内膜を厚く強化し、それによって着床率を上げ受精卵を保護します。つまり葉酸を摂取することで妊娠しやすくなる効果があるのです。
妊娠できた場合にも、葉酸はお腹の赤ちゃんに重要な成分となります。
また、葉酸は健康や美容に重要な働きをする成分ですので、産後も摂取を続けたほうが良いです。
是非妊娠前に葉酸サプリを定期摂取して子宮内を強くし、ついでに美容と健康増進もはかっちゃいましょう!
葉酸は妊娠後の赤ちゃんに“超”必須な栄養素
せっかくですので、葉酸を適正に摂取すると赤ちゃんにどのような良い効果があるか具体的に紹介していきます。
妊娠前も重要な役割を果たす葉酸ですが、多くの方がご存知の通り赤ちゃんにも非常に重要な栄養素となります。妊娠前~妊娠4カ月までは、意識してサプリなどで補うとよいでしょう。
妊娠すると、通常の二倍の葉酸を必要としますので、突然の葉酸不足になりがちです。妊娠に気づいていない・葉酸の重要性に関する知識が乏しい場合、知らない内に葉酸不足のリスクを赤ちゃんに背負わせる事になってしまいます。
是非、知識として確認しておいてくださいね。
葉酸摂取で低下する赤ちゃんのリスク
- 脳の障害リスクの低下
赤ちゃんの脳が欠損し、形成されない『無脳症』、また『自閉症』リスクを低下させます。 - 脊髄神経の障害リスクの低下
赤ちゃんの脊髄を覆う骨が欠損、もしくは開いた状態となる『二分脊椎』のリスクを低下させます。 - 子宮内胎児発育遅延と流産リスクの低下
子宮内膜を強化する事で発育遅延・発育不全・流産リスクを低下させます。 - 奇形児リスクの低下
胎児の先天性異常リスクを低下させます。アメリカでは小麦食品に葉酸を入れることを義務化した結果、奇形児数が激減しました。
これらのリスクを低減させるためにも、妊娠してからも是非葉酸摂取を継続したいですね。
葉酸はサプリで摂ろう!
葉酸の適正摂取量は一日400㎍ですが、なかなかこの量を食事から摂取するのは難しいのが現実です。葉酸は調理過程の水や熱によってほとんど失われてしまいます。
適正量を簡単に摂取するためには、やはりお手軽なサプリメントがお勧めです。妊娠前から是非習慣付けましょう。
まとめ
病院に行かなくても始められる“妊活知識・基礎編”をお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんができやすい体質の人と、そうでない人がいるのは仕方のないことです。少しずつ体質を変えていく工夫をしたり、赤ちゃんを授かりやすい日を把握したり、小さな努力を積み重ねることで待望の赤ちゃんを授かれるとよいですね。
これらの努力を続けても赤ちゃんを授かれない場合は他の問題が潜んでいることも十分に考えられますので、一度クリニックに足を運んでみてください。
本記事が、皆さまの幸せの足掛かりになれば幸いです。