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癒されたいときに絵本はいかが?おすすめ「大人の絵本」13選
子どものころ、絵本が大好きだったという方も多いのではないでしょうか?
でも絵本は子どもだけのものではありません。
大人になってから絵本を読むのもおすすめです。
大人にこそ読んでほしい本もたくさんありますし、子どもの頃に読んだ本も、大人になってから読むとまた違った発見があるかもしれません。
子どものころには高価すぎて買えなかった絵本でも、大人の今なら購入できるかもしれないですね。
時間のある時は、じっくりと絵本を楽しんでみてはいかがですか?
繊細な仕掛けはまさに芸術品!おすすめ仕掛け絵本
最近の仕掛け絵本は、子どもに見せるのがもったいなく感じてしまうほど凝った仕掛けのものがたくさんあります。
まずはそんな仕掛け絵本の中から、おすすめのものをご紹介します。
不思議の国のアリス
作:ロバート・サブダ
仕掛け絵本といえばこれ!というくらい有名な作品です。
「紙の魔術師」とよばれる仕掛け絵本作家ロバート・サブダが手がけました。
子どものころに不思議の国のアリスの世界に魅了されたという方もいるのではないでしょうか?そんな不思議の国のアリスの魅力を、繊細で美しいしかけによって見事に表現されています。
見ているうちに、まるでアリスの世界に迷い込んだかのような気持ちになりますよ。その美しさは、大人にこそ見ていただきたい1冊です。
お話の内容も、おとなになってから改めて読むとまた違った感想になるかもしれないですね。
360°BOOK 富士山 Mount FUJI
作:大野 友資
インテリアにしたくなるような仕掛け絵本がこの本。
富士山を見るとなんだか癒されるという方も多いのではないでしょうか?この絵本があると、いつでも好きな時に富士山を拝むことができます。
この本は、開くと立体的な富士山があらわれる斬新な仕掛けになっています。
開いたままお部屋に飾ってもいいですし、大事にしまっておいて時折開いてうっとりしてもいいですね。
贈り物にも喜ばれそうな1冊です。
まほうつかいのノナばあさん
作:トミー・デ・パオラ
細工:ロバート・サブダ/マシュー・ラインハート
メルヘンな雰囲気の絵がかわいらしい仕掛け絵本。
この本の中では、ノナばあさんが人生を豊かにする6つの知恵を私たちに伝えてくれます。この6つの知恵は、大人にこそ知ってほしい内容です。
仕掛けももちろんですが、本の内容も素敵です。
読み終えた後に心が温かくなるような1冊です。
星の王子さま
作・絵:アントワーヌ・サンテグジュペリ
「肝心なことは目ではみえない」
など星の王子様の美しい言葉と世界が、仕掛け絵本としてさらに美しく表現されています。
星の王子さまといえば、印象的なのがそのつづられる言葉。子どものときに読んだのとはまた違った感情を覚えるかもしれません。大人になった今のほうが絵本の中の言葉が心にしみるのではないでしょうか?
人生について深く考えさせられる絵本
絵本の中には、大人が読むと思わずいろいろと考えさせられてしまうような深い内容の絵本があります。
そんな深い内容の絵本を次にご紹介します。
おこだでませんように
作:くすのき しげのり
絵:石井 聖岳
お子さんのいる方にとくにおすすめしたいのがこの本です。
主人公の男の子は、いつも怒られてばかり。そこで七夕の日、短冊にある願い事を書きます。
子育ては思い通りにいかないことの連続で、時にはつい子どもに対してイライラしてしまうこともありますよね。でもこの本を読むと、子どもの気持ちがわかり優しい気持ちになりますよ。
あおくんときいろちゃん
作:レオ・レオニ
絵もストーリーもとっても単純。でもその単純な中に、深い思いが込められています。
子どもにとっては単純なストーリーに過ぎないのですが、大人が読むとまったく感じ方が違うと思います。
人と人とのつながりや、愛情の大切さを感じさせてくれる絵本です。
わすれられないおくりもの
作:スーザン・バーレイ
この絵本のテーマは「身近な人を失った悲しみを、どう乗り越えていくのか」。
少し重いテーマですが、優しくて暖かいイラストとストーリーで柔らかく表現されています。
森の動物たちは、年老いたアナクマの死を悲しんでいました。しかし、アナクマさんとの思い出を語り合ううちにいつしか気持ちがいやされていきます。
動物たちの心が癒され立ち直っていくさまが、春の訪れとともに描かれています。
読み終えた後に、心が温かくなりますよ。
死を受け入れることは、大人でも大変なことです。
しかしこの絵本を読むと、自然な気持ちで死について考えることができます。
100万回生きたねこ
作:佐野 洋子
この絵本は「大人のための絵本」として有名ですね。もちろん子どもでも楽しめるお話ですが、子どもは「不思議なお話だなあ」という感想を持つにとどまりそう。
しかし大人が読むと、きっとこれが愛の物語なのだと気が付くことでしょう。
猫は、最後の最後に本当の愛を知ったのでしょうね。誰かを愛するという気持ちの尊さを考えさせられます。
うちは精肉店
作:本橋 成一
家族で代々精肉店を営んできた、北出さん一家のドキュメンタリーです。
北出さん一家は、自分たちで牛を育て、自分たちで解体し精肉店で売ることを仕事にしています。
牛を育てるところから売るところまですべて自分たちの手で行う業者は珍しいそうです。だからこそ余計に、命をいただくということはどういうことなのか考えさせられます。
お子さんと一緒に見て親子で感想を話し合ってみてもいいかもしれませんね。
この絵本は、実はドキュメンタリー映画にもなっています。映画の中では差別の問題にも踏み込んでいるそう。全国で上映会が開かれているそうなので、興味を持った方はぜひ足を運んでみてください。
元気になりたいときに読んでほしい、ユーモアあふれる絵本
絵本の中には、大人が読んでも思わず笑ってしまうようなユーモアあふれるものがあります。中には「子どもには伝わらないのでは?」というようなセンスのものも。
次にご紹介するのは、そんな大人が読んでも笑えるユーモアたっぷりな絵本です。
さるのせんせいとへびのかんごふさん
作:穂高 順也
絵:荒井 良二
どうぶつ村の診療所にはさるのせんせいとへびのかんごふさんがいます。診療所には様々な患者さんがやってきます。そしてその治療法がとってもユニーク。
その治療の様子に大人も笑ってしまうこと間違いなし!
大人が読むとちょっぴりシュールにも感じるかもしれないですね。続編の「へびのせんせいとさるのかんごふさん」もあわせてどうぞ。さらにシュールさが増して爆笑必至です。
りゆうがあります
作:ヨシタケシンスケ
今人気のヨシタケシンスケさんの絵本です。
子どもがお母さんに対してやってしまったできごとにたいして言い訳をするというお話。その言い訳があまりにもこじつけすぎて、笑ってしまいます。
これを読めば、子どもが悪さをしても笑って許せそうです。
ヨシタケシンスケさんの絵本は、どれもユーモアセンス抜群なものばかりです。この絵本が気に入ったらぜひ他の作品も見てみてくださいね。
こんにちはいぬ
作:きたやまようこ
この絵本は、「ゆうたくんといばりいぬ」シリーズの第一弾。ゆうたくんと飼い犬のじんぺいとの出会いのお話です。じんぺいの心の声がなんとも楽しい絵本です。
ですが楽しいだけではなく、時折勇気づけられるような言葉も。犬好きな方にはとくにおすすめの絵本です。
シリーズのほかの作品もユーモアたっぷり。
じんぺいとゆうたくんのかわいいやりとりにきっとハマってしまいますよ。
ダースヴェイダーとルーク(4才)
作:ジェフリー・ブラウン
ダースヴェイダーがもしも子育てに積極的だったら?
というお話。
一生懸命なのにうまくいかない様子がユーモアたっぷりに描かれています。スターウォーズの映画を知っている方は、少しホロリともさせられるかもしれません。
スターウォーズファンのパパやママにぜひ見ていただきたい作品です。
絵本を読んでほっこり気分に
絵本は大人が読んでも奥深い内容のものがたくさんありますね。
疲れがたまっているときやストレスでイライラしがちなときは、絵本をゆっくりと読んでみませんか?
心が温かくなりリラックスできるかもしれませんよ。
今回ご紹介した以外にも、大人が読んでも楽しめる絵本はたくさんあります。
本屋さんでお気に入りの1冊を探してみてくださいね。