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私立と公立学校どっちがいいの?違いやメリット・デメリットを徹底調査!

最近私立中学校を受験する子どもが増えてきています。関東などでは小学校を受験する子どもも多いようですね。

でも、「ぶっちゃけ私立と公立、どっちがいいの?」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか? そこで、私立と公立、それぞれのメリット、デメリットを私の経験を交えて考えてみました。

これから幼稚園入園や小学校・中学校入学を控えている方の参考になるとうれしいです。

子どもに少しでもいい環境を与えたい!

黒板と手

子育てには不安がつきものですよね。
特に幼稚園に上がり、子どもが自分の目の届かないところに行くと、さらに不安は増します。

「けがをしないかしら」
「お友達と上手くやっていけるかしら」など、不安は尽きません。

しかも今は少子化の時代です。

昔であれば、きょうだいが多い家庭が多く、親が些細なことまで気にしている余裕はありませんでした。
しかし今は一人っ子や二人きょうだいということも多く、細かいところにまで目が行き届きやすいですし、1人にかけられる教育費の額も多くなります。

少しでも不安を解消できるように、また子どもが少しでも良い幼稚園・学校生活が送れるようにと、幼稚園選びや学校選びに熱が入る方が増えているのもうなずけます。

私立と公立の違いは「学費」だけではない

まずは、私立と公立の大きな違いをご紹介します。地域の差や幼稚園・学校ごとの差もありますので、ここでは一般的に言われている違いをまとめました。

学費は圧倒的に公立が安い

お金(ユーロ札)

学費に関しては、公立が圧倒的に安いです。公立の場合授業料は実質ほぼ無料。(高校の場合、収入等により変わります。)給食費や教材費などの諸経費のみとなっています。

しかし私立の場合、授業料等にもお金がかかります。以下は文科省の調査による、私立幼稚園や小・中・高等学校の年間の納付金の平均額です。

また私立の場合は交通機関などで通うことが多く、このほかに交通費がかかる場合もあります。

理念の有無

本の上のカーネーション

私立と公立では、「理念」の面でも違いがあります。

公立は平均的な教育、私立は学校により異なった個性がある

公立は、その名の通り「公の教育」なので、万人向けの平均的な教育が行われることが多いです。

一方私立は、それぞれの学校で独自の理念を持っています。

ただし最近は、公立でも中高一貫を取り入れ受験を実施する中学校も出てきています。この場合は一般の公立中学校とはまた異なります。

国立は実践校

同じ公立でも、国立の学校はまた少し違った特徴があります。

国立の学校といえば、国立大学の付属校がほとんどです。

国立の学校は、「教育研究校」としての役割が大きく、他の公立校に比べ、新しい取り組みをおこなっていることが多いようです。

私の住む北海道にも国立大学の付属の学校がありますが、質の高い先生や授業が期待できると大変人気で、受験はかなりの難関と言われています。

国立小学校は教育理論や教育手法を研究する「教育研究校」に位置づけられており、大学や教育学部の先生の研究成果としての充実した授業を受けられる。
引用元:inter-edu.com

教員の移動の有無

公立の学校の場合、教員はそれぞれの自治体の所属になっているので、数年ごとに転勤があります。

しかし私立の場合、関連校間での移動はあるかもしれませんが、基本的には移動はありません。

勉強の進度や内容

並んだキューブに掛かれた「STUDY」

私立と公立では、勉強の内容や進度にも違いがあります。

公立の学校の場合、「どこでも同じ教育が受けられる」という考え方が基本となっているため、地域間の差はありますが、学習指導要領にのっとり同じような難易度の学習を、同じような進度で行う場合がほとんどです。(ただし、一部の国立の学校や公立の中高一貫校など例外もあります。)

しかし私立は中高一貫教育を行っているところも多く、中学入学時から大学受験を見据え、早い進度でより難しい内容をこなすことが多いようです。

また私立学校は教育課程も公立の学校とは違い、土曜日にも授業をする場合があります。

違いから考える、それぞれのメリット・デメリット

グッドサインとバッドサイン

私立と公立それぞれの違いが、メリットやデメリットにつながります。

そこで、先ほどお伝えしたそれぞれの違いによるメリットやデメリットを、私の経験や周囲の友人たちから聞いた話などを交えながらご紹介します。

まずは私立のメリット・デメリットからお伝えします。
うちの子どもたちは幼稚園は私立でしたが、小・中・高は公立です。そのため私立については、周囲のママたちから聞いた話などを参考にしました。

私立学校のメリット

選ぶ学校や、考え方によってはリーズナブルなことも

音楽の教材

私立は費用が高いと思われがちですが、学校によっては、面倒見がよく塾が一切必要ないという学校もあるようなので、公立の学校に行って塾通いをすることを考えたら、意外とリーズナブルかもしれませんね。

私立の幼稚園の場合、幼稚園カリキュラムの中で習い事に近いことを行っているところもあります。英会話などを取り入れている幼稚園もあるようです。

高校の場合は、学校で予備校の講師の授業が受けられる場合もあるそうです。

しかも高校は、特待生制度があったり、収入に応じて補助金が出たりもするので、公立に行くよりもお得な場合もあります。

北海道の私立の高校の中には、特進クラスの子は全員、授業料免除プラス毎年補助金がもらえるという学校もあります。

子どもに合う場所を選択することができる

男の子

私立の最大のメリットの一つに、さまざまな教育方針の中から、子どもに合う場所(環境)を選択できるという点があげられるのではないでしょうか?

学校によって、校風も取り組みもさまざまです。その中から、両親の考えや子どもの性格に合わせて選択できるということはとても魅力的ですよね。

子どもの性格や個性に合う考え方の場所を選択できた場合は、子どもの個性を伸ばすことができそうですね。

うちの子どもたちは幼稚園は私立だったのですが、たくさんある中から私の考え方に合い、子どもの性格にも合いそうなところを選択することできたので、親子ともども充実した幼稚園生活を送ることができました。

子どもを私立中学校に行かせた周囲のママたちの話を聞いてみても、親子ともども楽しい学校生活を送っているという方がほとんどです。

一貫性のある指導が期待できる

森の中で授業をする先生と生徒

私立は、基本的に教員の移動がありません。そのため、指導に一貫性があり先生の責任感も強いと感じるママが多いようです。

そしていい先生と出会ったときに、公立のように途中で先生が転勤するということが少ないため、卒業まで付き合いを続けることができますし、卒業後も母校に戻るといつでもその先生に会うことができます。

息子は小学校の時の担任の先生が、今までで出会った先生の中で一番大好きなのだそうですが、公立の小学校なのでもう別の小学校に転勤しています。そのためなかなか会えないことが残念だとたびたび言っています。

「会いたい」と思ったときにいつでも大好きな先生に会いに行ける環境は、うらやましいですね。

私立のデメリット

学費が高い

私立のデメリットといえばまず挙げられるのが「教育を受ける費用が高い」ことです。我が家が私立中の受験をしなかった大きな理由の一つがこれです。

もまれることが少ない

頬をおさえ不安そうな表情の少年

私立の学校は、それぞれに個性がはっきりとしています。その個性を選択した生徒が集まるということは、同じようなタイプの生徒が集まる可能性が高いということです。そのためストレスが少なくすむ一方で、もまれることが少なくなります。

社会に出たら、さまざまなタイプの人間と付き合わなければならなくなります。人間関係でもまれる経験が少ないと、社会に出たときに戸惑うことがあるかもしれませんね。

また私立の良さに、面倒見がよいという点も挙げられますが、あまりに面倒見が良すぎると、自立心が育たないこともあるようです。

子どもに合わなかった場合居心地の悪さを感じる

いざ学校に入学してみたら、「思っていたのと違った」という方もいます。
その場合、私立のメリットである「学校ごとの理念」が、逆に苦痛になってしまうことがあります。

その学校の理念に賛同して入学した子がほとんどなので、親も子も「似たものどうし」が集まっていることが多いです。「合う」場合はそれが心地よく感じますが、合わない場合は自分が「異質」に感じられ、居心地の悪さを感じてしまうようです。

私の周りでも、私立中に入学したものの合わずに結局地元の中学校に戻ったり、友達とうまくいかず、不登校になってしまったりした子もいました。

公立の場合も合わない場合は苦痛を感じますが、多様なタイプの生徒や先生、保護者がいるため、クラス替えを機に環境が変化する可能性もあります。

学校に合わなかった場合のリスクは、私立の方が高いかもしれませんね。

いい意味でも悪い意味でも新しい風が入らない

ロックされたドア

伝統や理念を守ることが私立の良さではありますが、教員の移動がなく、新しい先生が入ってくることも少ないことから、学校の空気が停滞することが考えられます。

良い伝統や考え方は守るべきですが、時代にそぐわない考えや、悪い習慣は時には変えていく必要もあります。

しかし教員の移動がない環境では、なかなか新しい考えが入ってくる機会がありません。そのため学校によっては、時代にそぐわない教育を行っている場合もあるようです。

校則が厳しいことが多い

一般的に、公立よりも私立の方が校則が厳しいといわれています。

たしかに周囲の私立高校に通う子の話を聞いても、持ち物はほとんど指定ですし、制服の着方や髪型などに細かい決まりがあることも多いようです。

次に、公立のメリット・デメリットです。公立は市区町村の自治会が違う事から地域差も大きいため、筆者が住む北海道を基本にご紹介します。

公立のメリット

費用が安い

費用が安いことは、公立を選ぶ最大のメリットではないでしょうか?

私の住む地域には、受験が必要な公立中が2カ所あり、どちらも私立以上のかなりの高倍率になります。これはやはり費用面のことも大きいのではないでしょうか。

さまざまな人と触れ合える

楽しそうに学習する子供たち

私立とは違い、公立にはさまざまな子どもや保護者が集まっていますし、教師の考え方も十人十色です。

さまざまなタイプや考え方の人と触れ合うことで、子どもの視野を広げることができます。

うちの子どもたちは公立の小学校・中学校でした。
うちの子どもたちが通う学校は、クラスの中に障がいのある子もいて、そういう子たちをサポートするのは当たり前という雰囲気がありました。

さまざまなタイプの友人との付き合いやいろんな考えを持つ先生との関わりの中から、コミュニケーションのとり方や、助け合いの気持ちを学んだ気がします。

放課後、気軽に友人と遊ぶことができる

公立の小学校や中学校を選んだ場合、家の近所の学校に通う場合がほとんどです。そのため放課後は気軽に友人と遊ぶことができます。

うちの子どもたちも、よく公園に集合して友人と遊んでいました。

校則がゆるいことが多い

公立の学校は、私立に比べると校則がゆるいことが多いです。

北海道の場合は、公立の小学校は国立をのぞきすべて私服です。高校も、公立の高校には私服の学校があります。中学校はほとんどが制服ですが、校則はゆるい場合が多いです。

私の子どもたちが通った公立中学校は制服がありますが、持ち物などはすべて自由です。また娘の通う公立高校は私服のうえ、ほぼ校則はなく自由な校風が特徴です。

公立のデメリット

塾などにお金がかかることも

お金(ドル札)

公立の場合、小学校・中学校は特にさまざまな学力層に合わせた授業を行うため、「もっと勉強をしたい」という子や、「難しくて理解できない」という子は塾に通わなければならないことがあります。

実際に、公立の学校に通っている子の多くは塾を利用しています。

うちの子が通う中学校の校区は割とのんびりしていますが、それでも中3になるころにはほとんどの子が塾を利用しています。

塾の料金を考えると、私立に行かせるのと大差なかったということもあります。

個性を生かすことができないことがある

叫ぶ男の子

公立の学校は、すべてにおいて「平均的」な教育を行っています。そのため個性を伸ばすことが難しいことがあります。

勉強においてもスポーツにおいても、「普通」のレベルが基準になっているため、そこから逸脱した子たちは、得意なことを学校だけでは伸ばしきれないことが考えられます。

一貫した指導が難しい

教員の入れ替わりが激しいため、一貫した指導が難しい場合があります。

例えば中学校や高校の部活では、せっかくいい先生が入りチームが強くなったとしても、転勤でその先生がいなくなった途端弱くなってしまうこともあります。

先生やクラスの当たり外れが大きい

いろいろな先生や生徒がいるため、当たり外れは大きいです。どんな環境でも対応できる子の場合は問題はないかもしれませんが、環境の変化に対応することが難しい子の場合は、つらいこともあるかもしれませんね。

娘は中2の時、クラスの雰囲気があまり良くなく「学校が楽しくない」と言っていたことがあります。いろいろなタイプの子どもたちが集まっているからこそ、当たり外れは大きくなります。

総合的に判断して選択しましょう

のびのびと学習する女の子

私立と公立には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回は、一般的によく言われていることのみを紹介しましたが、これ以外にも小さなメリット・デメリットがたくさんあります。

しかし、メリットとデメリットは表裏一体で、人によっては「メリット」と感じることも、違う人にとっては「デメリット」になることもあります。

我が家は公立の学校を選びましたが、子どもたちは「公立でよかった」と言っていますし、私もそう思っています。しかし、もし私立を選んでいたとしても、「私立でよかった」と言っていた気もします。

私立を選んだ友人は、「私立でよかった」と言います。結局は「子どもが楽しく通えること」が一番大切なのです。

子どもの幼稚園や学校を選ぶときは、子どもの性格や、それぞれの学校の特徴、私立と公立のメリットやデメリットなどを総合的に判断して選ぶことが大切です。

親の思いもあるとは思いますが、お子さんの性格に合い、楽しく通えそうな場所を選んでくださいね。

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