TAG妊娠線ケア
妊娠中のお腹のかゆみ。知っておきたい正しい妊娠線対策!
妊娠中は、体に様々な変化が見られます。
ホルモンのバランスが崩れたり、お腹が大きくなったり。
それによって不快な症状に悩まされることも。
そのうちの一つに、お腹のかゆみがあります。
妊娠中のお腹のかゆみには実はいくつかの原因があり、その原因によって対処法も変わってきます。
今回は、妊娠中のお腹のかゆみと、その対処法についてお伝えします。
妊娠中、お腹のかゆみの原因はさまざま
一口にお腹のかゆみと言っても、その原因はさまざまです。
多くの方は、妊娠中期以降にかゆみが強くなる傾向にあるようです。
そして湿疹などもないのに、強いかゆみだけが続くという方が多いようです。
この症状を、「妊娠性掻痒」と呼んでいます。
この妊娠性掻痒は、いくつかの原因によって引き起こされます。
肝機能の低下によるもの
妊娠後期になってくると、お腹がだいぶ大きくなりそれに伴ってお腹のあたりにある臓器が圧迫されることに。
圧迫される臓器の一つに肝臓があります。
肝臓は圧迫されることで、その機能も抑制されてしまいます。
肝臓の機能が抑制される原因は、それだけではありません。
ホルモンの影響によっても抑制されてしまうのです。
肝機能が低下することにより、胆汁の排泄がうまくできなくなってしまいます。
それによってビルビリンという物質がたまり、かゆみが引き起こされてしまうのです。
この場合、お腹だけではなく全身にかゆみが起こる可能性があります。
皮膚が引き延ばされることによるもの
妊娠後期はみるみるうちにお腹が大きくなりますよね。
お腹の皮膚もそれとともに急激に引き延ばされています。
そしてこのとき、皮膚の下にある筋組織は引きちぎられたような状態に。
この引きちぎられた時の刺激が、かゆみになるのです。
このときにできるのが「妊娠線」です。
かゆみを感じたら、妊娠線ができる合図かもしれません。
ホルモンの影響によるもの
妊娠中にはコルチコステロイドという物質が分泌されます。
この物質はお肌のはりやつやを保ってくれる、繊維芽細胞とよばれる物質の増殖を抑えてしまうのです。
繊維芽細胞の代表には、「コラーゲン」があります。
これによってお肌は乾燥してしまい、刺激にも敏感になってしまいます。
乾燥することでかゆみが強くなりますし、繊維芽細胞が増えないことにより、ますます妊娠線ができやすくなってしまいます。
妊娠性掻痒はお腹だけではなく、全身に起こる可能性があります。
しかし中でも、お腹のかゆみには様々な原因があるようです。
そして原因は一つとは限らず、それぞれの原因が絡み合ってかゆみを引き起こしている可能性も。
そしてお腹のかゆみの原因で一番注意しなければならないのが、妊娠線ができる前触れかもしれないという点です。
かゆいだけでもつらいのに、妊娠線ができてしまうかもしれないとは。
そのかゆみ、なんとかしたいですよね。
ではお腹のかゆみにおそわれたときは、どのように対処をすると良いのでしょうか?
お腹のかゆみへの対策はこれ!
お腹のかゆみを引き起こす原因はさまざま。
そのため、対処法にもいくつかあります。
肌への刺激を減らす
お肌が乾燥して敏感になっていると、少しの刺激でもかゆみを引き起こしてしまう原因になります。
少しでも刺激を減らすようにしましょう。
お肌への刺激を減らすためには、以下のようなことに気をつけると良いでしょう。
ボディーソープを刺激の弱いものにする。
妊娠する以前は問題の無かったものでも、妊娠中は肌が敏感になり刺激になってしまうことも。
肌に優しいタイプのボディーソープを使うことで、乾燥も防ぐことが出来、かゆみもおさまることがあります。
下着は綿100%など自然素材のものにし、ゴムの締め付けもなるべく緩いものにする。
お肌が敏感になっているときは、下着の刺激がかゆさを増してしまうことも。
身につけるものは、自然素材のほうが刺激が抑えられます。
また下着の締め付けの跡で、余計にかゆさが増してしまうことがあります。
なるべく締め付けのないものを選びましょう。
洗濯をするときの洗剤選びにも注意が必要
衣類に洗剤が残っていると、その刺激でかゆさが増すことがあります。
洗剤を十分にすすいだと思っていても残っていることもありますし、柔軟剤が刺激になることもあります。
下着は特に肌に直接触れるものです。
下着の洗濯には洗濯石けんなど肌に優しい洗剤を使いましょう。
保湿を十分に行う
お肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が失われ、刺激に敏感に反応してしまいかゆみの原因になってしまいます。
また乾燥した状態のままにしておくことで、妊娠線もよりできやすくなってしまいます。
しかし保湿を十分に行うことで、かゆみが和らぎ妊娠線を防ぐことにもつながります。
体用の普通の保湿クリームでも良いのですが、最も効果的なのが、妊娠線予防用のクリームやオイルです。
保湿効果とともに、妊娠線を予防する効果もあるためおすすめです。
またお腹の保湿は、妊娠初期の頃から行うことでさらに効果が上がります。
ではここで、妊娠線予防に効果的な商品をいくつかご紹介します。
妊娠線予防に効果的な商品はたくさん出回っていますが、その中でも口コミの評価が高く、
コストパフォーマンスが高いものをピックアップしました。
ベルタマザークリーム(BELTA)
オーガニック素材で作られているので、肌が弱い方でも安心して使うことができます。スーパーヒアルロン酸、プラセンタ、コラーゲンといった高品質の美容成分が高濃度で配合されており、 妊娠中の、気になる肌トラブルに効果を発揮してくれます。
詳しくみる妊娠線予防クリームと言えばこれ!というくらい、人気の商品です。
また、産後は赤ちゃんのお肌のケアにも使うことができますよ。
ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム(ナチュラルサイエンス)
こちらのクリームが人気の理由は、産婦人科や皮膚科の先生の協力を得て作られているから。効果が高いと、口コミでも評判です。もちろん刺激が少なく肌に優しい成分で作られています。 また無香料なので、つわりでにおいに敏感になっている方でも安心してつけることができます。
詳しくみるこちらの商品も、赤ちゃんの肌に使うことができます。
AMOMAマタニティオイル(アモーマ)
妊娠線を予防しキレイなお腹を保つため、ライスオイルと、保湿効果の高いマカダミアナッツオイルをベースに使っています。 さらに、アロマセラピストが選んだ、妊娠線予防に効く3つの精油も配合。 お肌の乾燥を防ぎ、お腹の皮膚の弾力をキープ。 妊娠線ができるのを防いでくれます。
詳しくみるなおこちらの商品は精油を使用しているため、お肌に合わない場合があります。
お肌に異常を感じたときは、使用を中止してください。
また、赤ちゃんにはご使用できません。
マザーズボディオイル(ヴェレダ)
助産師さんとの共同開発によって作られたオイルです。 産前は妊娠線の予防として、産後はお肌の引き締めとして使うことができます。 アーモンドオイル、小麦胚芽オイル、アルニカエキスが含まれており、お肌に張りを与えます。 香料はエッセンシャルオイルの優しい香りです。
詳しくみる発疹が出ているときは病院へ
かゆみが治まらず発疹が出ているときは、日常のケアだけでは収まらないことも。
妊娠中の発疹は、「妊娠性痒疹」や、「PUPPP」という病気の可能性があります。
どちらも詳しい原因はわかっていませんが、産後は症状が治まります。
しかしかゆみが強いので、夜かゆみでよく眠れなかったり、かき壊してしまったりすることも。
そういったときは病院へ行って見てもらうことをおすすめします。
妊娠中は、安易に薬を使うことができません。
病院で、妊娠中でも使える薬を処方してもらいましょう。
かゆみ対策で、産後もお腹はキレイなまま
お腹のかゆみにはいくつかの原因があるので、自分に合った対処法を見つけてくださいね。
「ただのかゆみ」と放置しておくことで、掻きすぎて肌を傷つけてしまったり、妊娠線ができてしまったりと、
産後の肌にトラブルを残しかねません。
また、もし今かゆくなかったとしても今から対策をしておくことでかゆみや妊娠線の予防になりますので、参考にしてみてくださいね。
産後のキレイなお腹のために、しっかりとかゆみ対策を行ってくださいね。