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クレンズフードの健康効果は?「ドクターズ ナチュラル レシピ」を試してみた
クレンズフードって知ってますか?
クレンズ(Cleanse)= 浄化する
直訳すると浄化する食べ物という意味になります。
クレンズフードは食べて体をキレイにする食品で、便秘や、便秘に伴う肌荒れなどの不調を改善したい方に注目されています。
薬用シャンプーで有名なアンファーが販売しているクレンズフード「ドクターズナチュラルレシピ」の味や健康効果を検証するために、長野県にお住まいの専業主婦の夏目しおりさん(ペンネーム)に3週間続けて食べてもらいレビューしていただきました。
それでは早速レビューを見てみましょう!
健康のために食品の質を考える
結婚してから約一年半。結婚当初は料理も全くできず、添加物のことも考えずに過ごしていました。
そんな私ですが、現在は健康の為にバランスの良い食事作りを心掛けています。毎日作り続けるうちに食品の質が気になるようになり、“多少高くても良いモノを”と思うようになったのです。
こう思うきっかけとなったのは夫の健康診断。血圧やコレステロール値でひっかかり、このままではまずいと食事を見直すことにしました。
食べたいもの食べて、健康になりたい
ストレスなく健康的な食事をしたいと思い色んな工夫をしてきましたが、家庭でできることは限られていて、そう簡単にはいきません。
コッテリ系の食事は避け食べたいと思ったものも“体に悪い”という思い込みから満足に食べたいものが食べられない日々・・・。
いくら健康的な食事をしていてもそれではストレスが溜まってしまいます。
アンファーのクレンズフード「ドクターズナチュラルレシピ」の食品は美味しく食べれて健康的に過ごせるのかを試してみたいと思います。
今回私が試してみたのは、こちらのの4種類。
夫と二人でじっくり試してみましたので少しでも参考になれば幸いです。
私と夫の体調について
たくさんのクレンズフードを試す前に、現在の体調について少しお話ししたいと思います。
私は軽い便秘、肌荒れ、頭皮のかゆみ、だるさ。特に最近肌荒れがひどく、いつものスキンケアでもピリピリすることがあるほどです。少しでも改善されればうれしいです。
夫は重度の便秘、朝すっきり起きられない、いくら寝ても疲れが取れない、常に眠いこと。休日は夕方まで眠っていることもありますが、全く疲れが取れないようです。
普通だったら寝過ぎると夜眠れなくなりますが、夫は平気で夜も爆睡しています。
それだけ疲れているということなのでしょうか…。
体の内側から健康になることで、少しずつ体調が改善されていくのではないかと期待に胸が膨らみます。
実際に試してみました♪
ピュアクレンズヨーグルト編
どれも興味があったのですが、一番はこのヨーグルトの種。ヨーグルトを家で手作りしたいとは思っていたものの、なんとなく難しそうで手が出せずにいました。
こちらのピュアクレンズヨーグルトは、なんと牛乳パックに入れるだけ!後は放っておくだけでできるんです。
これがヨーグルトの種、ケフィアたね菌です。
買ってきたばかりの牛乳を使って……と思って冷蔵庫を開けたら、開封された形跡が・・・。
「まさか!?」と思い夫に聞いてみると、「少しだけ飲んだ」と。
中身を確認すると本当に少しだけだったようで、ほぼ残っていたのでそのまま使うことに。
パックを全開にし、ケフィアたね菌を入れます。たったこれだけ。
正直言いますと、本当にこれでヨーグルトって作れるの…?と不安もありました。
こちらは25℃前後で24時間発酵させるのが目安のようですが、4月下旬の長野県の室温は約20〜24℃。
少し気温が低い日もあったので、無事に作れるのかドキドキしますね。
そして24時間が経過する前に気になってチラチラ覗いておりました(笑)
もちろん混ぜたり振ったりはせず、チラッと見ただけですよ!
15時くらいに種を入れましたが、その日の23時にはほとんど固まっているようでした。
ホッとして翌日もう一度確認。それがこちらです。
しっかり固まって、ちゃんとヨーグルトになっています!
初めての経験だったのでなんだか感動しました。
思わず夫に見せ、二人で「すごいすごい」とはしゃいでしまいました。
さっそく食べてみます。
口当たりがなめらかで、程よい酸味がありとってもおいしい。このままでも十分おいしく、いくらでも食べられそうです。
しかも牛乳パック1本分がすべてヨーグルトになるので、結構コストパフォーマンスも良いですね。
通常価格は8包で3,450円ですが、定期購入だと2,933円。1包あたり約367円なんですよ。
我が家は毎日4個パックのヨーグルトを食べていたのですが、4個パックで200円くらいです。一日1個食べるとして6日分で600円。
つまり、4個パックを買うより断然お安いんですよね!
こういったヨーグルトってもっとお高いと思っていたので、これにはびっくりです。
しかもおいしいだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌など8種類の菌が入っているので腸内環境にとても良さそうです!
夫にも食べてもらうと、「食べやすくておいしい、毎朝食べたい」と言っていました。
続けてどのような効果があるのか楽しみです。
オーガニックマッシュグレーン編
こちらは完全オーガニックの雑穀です。
雑穀は大好きで、ネットショップを利用して色々な種類を試すこともありました。
栄養が採れることはもちろんですが、お弁当に入れるとおいしそうに見えるのもうれしいポイント。
毎日夫のお弁当を作っているのですが、彩り良くキレイに見せるのが大好きなんです。
さらにうれしいのが、栄養価の高い雑穀を厳選しているので美容効果も期待できるところ。肌荒れが気になっている私にはピッタリの商品ですね。
お米を炊くときに米一合につき大さじ1〜2を入れるだけでOK。
これまた簡単なので続けられそうです。
いつもの食卓写真で申し訳ないですが、炊きあがりはこんな感じになります。良い匂いで食欲をそそりますよ。
食べてみると雑穀がプチプチとしていて食感も楽しめました。白米よりこちらの方が断然好きです。
スーパークレンズパスタ編
健康に気を遣う食事を始めてから、パスタを食べる機会はほとんどありませんでした。
パスタはなんとなく体に悪そうだし、カロリーも高いし……。
でも私、パスタ大好きなんです。毎日パスタでも良いくらい好きなので、食べてスッキリするパスタなんて夢のような商品!早く食べたくてそわそわ。
通常のパスタ同様に茹で、ソースをかけていただきます。
想像していたよりもモッチモチで、食べ応えがありしっかりお腹に溜まる感じがします。
一見少ないかな?と思ったのですが、これで十分。平日の一人ランチにぴったりだと思いました。
罪悪感を感じることなくパスタを食べることができるなんて幸せですね。
オーガニックオリーブオイル編
なんにでも使えるオリーブオイル。我が家でも毎日大活躍しています。
とってもキレイな色ですね〜!輝いています。
どんな料理にも合うとのことで、とにかく何を作るにもこのオリーブオイルを贅沢に使ってみました。
もちろん毎日のお弁当にもふんだんに使い、夫も「おいしかった!」と言ってくれることが増えました。
一番合うと思ったのはお味噌汁。少しかけるだけでグッとコクが出ておいしかったです。
ほとんどの料理にオリーブオイルを使っています。お弁当メニューの参考になればうれしいです。
毎日続けた感想と効果
パスタは1食分しか購入していませんでしたが、それ以外は継続して続けてみました。
詳細をメモしていたので、少しまとめてみたいと思います。
私・夫ともに特に変化なし
私:朝からお通じがあり、とてもスッキリ。普段は日中動いてからでないとお通じはないのですが、この日は起きてすぐお通じがありました。
夫:なんとなく朝の目覚めが良いような気がするが、気のせいかもしれずなんとも言えない。
私:また朝からお通じあり。以前は三日に1回程度だったので驚きました。朝からスッキリするのは気持ちが良いですね。
さらにこの日から目覚ましより少し早く目が覚めるようになりました。無意識にスッと起きられるようなイメージです。寝付きが悪い日も多いので、朝スッと起きることができるのはうれしい変化でした。
夫:いつも3回アラームを鳴らしてからやっと起きているのですが、この日は1回目のアラームでスッと起きてきました。「どうしたの?」と聞くと、「なんだか二度寝したい気分にならず、体がシャキッとした」とのこと。
こんなこと本当に珍しいので、クレンズフード効果なのか?とうれしい気持ちになりました。
私:休日でしたが、いつもより早い時間にシャキッと目覚めました。
いつも夫が遅くまで爆睡しているので、ついつい私もゆっくりしてしまうのです。
この日は朝から活動的で、午前中に家事をすべて終わらせ気分も爽快。
そしてこの日あたりから生理前のPMSが始まり、少しイライラしてしまうことが増えてきました。これはいつものことなんですが、そのイライラが続かずいつもより心が穏やかでした。
相変わらずお通じは起きてすぐあります。
夫:珍しく午前中に起きてきて、しっかりご飯を食べてくれました。
いつもの休日なら15時くらいにノソノソ起きてきて、食欲がないと言いながらお菓子を食べ始める夫が、この日はきちんとご飯を食べ、その後のお菓子はあまり手を付けていませんでした。
聞いてみると、「いつもは朝だるくてご飯いらないってなってしまうけれど、今日はお腹が空いてしっかり食べたいと思った」と言っていました。
休日の朝ご飯を用意してもなかなか食べてくれなかったので、これには私もうれしかったです。体の内側からキレイになるって本当に大切なんだと思いました。
私:PMSがいつもより軽く、夫にも優しく接することができました。朝もスッキリ起きることができ、お通じも快調!
体が軽くなり、今まで何をするにも(掃除や洗濯だけでも)イヤイヤやっていたのですが、「よしやるぞ!」と前向きに取り組めるようになりました。
普段やらないような細かいところまで調子に乗って掃除するなど、自分でも驚きです。
夫:頑固な便秘体質の夫もようやくお通じがありました。
いつもは2週間出ないこともあるようですが、この日はまだ前回出てから五日目。これだけでも夫は感激していました。
続けることでその間隔が縮まれば良いなと思います。
私:お通じも目覚めもバッチリでしたが、「お?」と新しい発見があったのがこの日。
一番気になっていた肌荒れが、少しずつ良くなっていることに気付きました。肌がゴワゴワしてメイク乗り最悪だったのですが、起きて洗顔をする際の手触りがいつもと違う。
ツルンとした肌に戻っていました。
お通じが良くなったことと栄養価の高いものを取り入れたことで、しっかり肌への効果も出てきてくれました。
夫:なんと二日連続でお通じがあったようです。これは今まで生きてきて快挙なんだとか。
お陰で体が軽くなり、仕事中もいつもより集中できるようになったと喜んでいました。
仕事の効率が上がるということは昇進にも一歩近づきますし、これは夫婦共々うれしい効果。これからも毎日お弁当に使います。
その後も継続して続け、夫婦ともに便秘の悩みはほとんど解消されました。
毎日続けて3週間が経った頃、夫がいつもより家事を手伝ってくれるようになっていたことに気が付きました。些細なことで喧嘩をすることも多かったのですが、クレンズフードを始めてから一度も喧嘩になっていません。
疲れが取れ、体が軽くなったことで気持ちに余裕ができ、イライラすることが減ったのではないかと思います。
笑顔が増えることは何よりも健康への近道ですよね。
総合的に見て、続けた方がお得という結論に
こういったオーガニックの食品はどうしても敷居が高く、試してみたくてもあと一歩が出ないということも多いのではないでしょうか。
口に入れるモノは品質が良い方が体に良いということは当たり前ですが、続けるとなると価格も気になるところです。
今回アンファーのクレンズフードを試してみた感想は、このお値段で品質がよく健康効果も実感できてお得に感じました。
簡単で毎日続けるならこれがおすすめ!
3週間続けてみて、おすすめしたいと思ったのはヨーグルトとオーガニック雑穀です。
簡単に作ることができることと、毎日続けやすいという点が気に入りました。
オーガニック雑穀はお子さんのお弁当にもピッタリで、時間が経ってもおいしく食べることができますよ。
体の不調もバッチリ改善できました!
毎日続けていましたが、今まで感じていた体の不調がびっくりするほど改善されました。
普段からバランスの良い食事を心掛けていても、まだまだ足りなかったのだと痛感。
夫の便秘もかなり改善され、毎日シャキッと仕事へ向かう夫を見るのが私の楽しみになっています。今までは疲れたように出勤していたので、その変化だけでも続ける価値はあると思いました。
なんだかずっと調子が良くない…と悩んでいる方は、まずはヨーグルトからでも試してみてはいかがでしょうか。
驚くほどなめらかでおいしく、「もっと早く始めれば良かった!」と思うはず。
続けることでどんどん体調も良くなっていくので、この変化をぜひあなたも体験してみてくださいね。
※本記事で書いている効果はあくまで個人の感想によるものです。
肌荒れの原因はこれかも・・・。便秘の種類とタイプ別解消法
肌荒れ・ガサガサ肌など肌トラブルを引き起こす便秘は美容と美肌の大敵です。ただ、ひとくちに便秘と言っても、いくつかの種類に分かれることを知っていましたか?この記事では便秘の種類ごとに違う、原因と解消法について紹介していきます。
便秘が美容にもたらす影響とは
なぜ便秘が美容に悪影響を及ぼすのか、それは便秘により身体の中に毒素が溜まることが原因です。
排泄できずに便が大腸の中に溜まってしまうと、腸の中で便が腐っていきます。その結果、アンモニアなどの有害物質が腸の中に溜まり、血液を通して全身に周ってしまいます。
身体の中の毒素が多くなると内臓の本来の働きが弱くなり、肌荒れや代謝の低下などのトラブルを引き起こします。
また、便秘は腸内の悪玉菌も増やしてしまうので、さらに便秘がおきやすくなるという負のスパイラルを起こす可能性もあります。
便秘が引き起こす肌荒れ・カサカサ肌
便秘が美容にもたらす影響として一番最初に実感するのが肌荒れです。
腸の中の老廃物によって発生した有害物質は、血液を巡って皮膚に渡り、汗として肌表面から体外に放出されます。
これは肌に備わっている機能の一つで、このこと自体は正常な働きなのですが、あまりに血液中の毒素が多くなると、肌は毒素の排出に多くのエネルギーを費やすことになります。
つまり、お肌がもつ毒素の排出以外の機能がおろそかになってしまうのです。
皮膚細胞の再生、新陳代謝などの働きが弱まることで、ターンオーバーのリズムが乱れ、肌荒れやカサカサ肌などの肌トラブルを起こしてしまうわけです。
便秘はダイエットを妨げて肥満を促進する
便秘によって内蔵の機能が弱まると、エネルギーの代謝が低くなり、太りやすい体質になります。
体内に溜まった有害物質の一部は肝臓によっても処理されます。
肝臓では体内に巡る有益な栄養素やエネルギーを処理する働きもあるのですが、有害物質の処理にリソースを割かれると、その分、栄養素やエネルギーの処理がおろそかになります。
結果として、身体全体の代謝量は減ってしまい、代謝されずに余ったエネルギーは脂肪として蓄積されます。
便秘はダイエットにとっても大敵ということです。
便秘は体臭・口臭にも影響を及ぼす
便秘の症状の中でも、女性にとって本当に嫌なのは体臭の変化ですよね。
上で述べたとおり、便秘で溜まりすぎた毒素の排出は皮膚によって行われます。これがつまり、体臭となります。
毒素の濃度が濃くなるほど、便に似たようなイヤなニオイを放つことになります。
なぜ腸内のニオイが体臭に影響するのか、というのは、この毒素が身体を巡って皮膚から放出される仕組みが原因というわけです。
また、毒素は血液を巡って肺にも回ります。肺から出た毒素は呼気として、つまり口臭の原因ともなります。
腸閉塞、大腸がん、便秘は恐ろしい病気の原因にも
便秘が身体に及ぼす影響は美容に限ったことではありません。正常ではない身体の状態が続くと病気の原因になり
固くなった便が腸壁を傷つけ、大腸ポリープになることが考えられます。大腸ポリープは放置すると大腸がんにまで発展する危険性があります。
また、便が溜まりすぎることで腸閉塞となり、腹痛や吐き気・嘔吐などの症状が現れ、内臓圧迫や破裂などにより最悪の場合は死に至るケースもあります。
実際に、便秘が原因の腸閉塞による死亡例は国内・海外問わず何件も報告されています。
意外と知らない便秘の種類について
美容や健康に多大な影響を及ぼす便秘ですが、実は便秘にもいくつかの種類があります。
便秘の種類に合わせた解消法を知らないと、なかなか便秘が改善しなかったり、何度も繰り返したりという可能性もあります。
便秘の種類はまず器質性便秘(きしつせいべんぴ)と機能性便秘に分けられ、機能性便秘はさらに弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)、直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)、痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)に分けられます。
器質性便秘 – 腸の構造上の問題による便秘
器質性便秘は、小腸や大腸など排泄に関係する臓器に構造上の問題があることで起こる便秘です。
例えば腸が異常に細くなっていたり、異常に短かったり、炎症や腫瘍で塞がっていたりすることで、物理的に排泄できなくなってしまっている状態です。便秘の中でも非常に危険で緊急性が高く、放っておくと命に関わる危険性があります。
器質性便秘の症状
器質性便秘は腸閉塞の状態となっていますので、便秘状態が長期間続くことが多いです。
便が出ないことの他に、激しい腹痛や吐き気・発熱がある場合は器質性便秘の疑いがあります。
早急に医師の診断を仰いだ方が良いでしょう。
器質性便秘の解消法
器質性便秘は構造上の問題(難しい言葉で言うと解剖学上の問題)で起こる便秘なので、市販の内服薬や浣腸などでは改善できません。
場合によっては外科手術が必要となることもあります。
器質性便秘は自己対処は不可能と言ってしまって良いです。すぐに病院に行って適切な処置を受けることが必要です。
たとえ器質性便秘でなくとも、吐き気・嘔吐を伴う便秘は腸が詰まっている非常に危険な状態なので、早急に病院へ行ってください。
弛緩性便秘 – 筋力不足・腸の運動低下による便秘
弛緩性便秘は、腸を動かす筋力の低下によって起こる便秘です。
腸は排泄のために便を押し出す蠕動運動(ぜんどう運動)によって便を運んでいるのですが、その動きが弱まることで排泄がスムーズに行われず、便が溜まってしまう状態です。
加齢による筋力低下や腸のゆるみ、運動不足・ダイエットによる筋力不足・栄養不足・水分不足が主な要因です。
便秘の種類としては一番一般的で、ほとんどの便秘はこの弛緩性便秘であると言われています。
弛緩性便秘の症状
症状としては、便が出ない、肌荒れ、体臭の変化など一般的な便秘の症状が見られます。
腸内にガスが溜まることでお腹のハリが見られることが多いです。
また、便意はあるのに便が出ないというのも、弛緩性便秘である可能性が高いです。
弛緩性便秘の解消法
弛緩性便秘の場合、薬での対処療法も良いのですが、腸の動きが弱まっているという根本を解決しなければ再発の可能性が高いです。
生活習慣を改善して健康な身体づくりをすること、また筋力低下を解消するために運動を行うことで、便秘を予防することができます。
水分補給を十分に行うのも忘れてはいけません。
お茶やデトックス効果のあるハーブティでの解消法もおすすめです。
→ 脂肪を減らす?デトックス?お茶に秘められたダイエット効果まとめ
→ 美容やダイエットの強い味方!デトックス効果のあるハーブティーを楽しもう
乳酸菌を含むヨーグルトや食物繊維を食事に盛り込むことも改善につながります。
直腸性便秘 – 直腸・肛門の異常による便秘
直腸とは肛門の一歩手前の腸のことで、この直腸の部分で便が止まってしまうのが直腸性便秘です。
直腸性便秘の場合、小腸や大腸は正常に働いているのに、肛門付近で異常が起こっていることになります。
小腸・大腸が正常であることから、便秘薬を用いたときにひどく下痢をするというのも特徴のひとつです。
直腸性便秘の特徴
直腸性便秘の特徴としては、便意をあまり感じないことです。
通常、便が直腸まで届くと、直腸にあるセンサーのようなものから脳に信号が送られ、それが便意となって表れるのですが、その働きのどこかで異常が起きている状態です。
痔などの原因から排泄が上手くできず、直腸に便が溜まってしまうこともあります。
直腸性便秘の解消法
直腸性便秘は、直腸に原因があるので、腸のぜんどう運動をサポートする食物繊維を取っても改善しません。
便意を感じたときに、何らかの事情でトイレに行けず我慢してしまうと、センサーの働きが鈍って直腸性便秘となる可能性があります。
便意を我慢することが習慣化している場合には改善しなければいけません。
痔など肛門に疾患がある場合には、痛みから排便を我慢しがちになります。
直腸性便秘の場合は、肛門科に行って治療を行うことで改善することもあります。
痙攣性便秘 – ストレスが原因の便秘
痙攣性便秘は、腸の一部が痙攣(けいれん)を起こすことで便がスムーズに運ばれずに溜まることで起こる便秘です。
過敏性腸症候群とも呼ばれます。
痙攣を起こす原因は、睡眠不足やストレスによる自律神経の乱れが関係しています。
そのため、ストレス性便秘、心因性便秘などと表現することもあります。
痙攣性便秘の症状
痙攣性便秘の特徴として、下痢と便秘を繰り返す状態が続くことになります。
痙攣性便秘は弛緩性便秘とは全く逆で、腸のぜんどう運動が活発すぎる状態となっています。
慢性的にぜんどう運動が活発な状態だと、便が運ばれるスピードが速すぎて水分吸収がうまくできず下痢をします。
ぜんどう運動が過度に活発になると痙攣を起こして便秘になります。これが繰り返されるわけです。
腸に痙攣を起こすと腹痛を感じることもあります。
食後に下腹部に痛みが起こるということであれば、痙攣性便秘の可能性が高いかもしれません。
痙攣性便秘の解消法
痙攣性便秘を解消するためには、自律神経が乱れを改善することが有効です。
ストレスを溜めすぎないように心掛けて、リラックスできる時間を設けるようにしましょう。
生活リズムの乱れも自律神経に影響します。
睡眠・起床の時間を整えるたり、よく眠れる環境づくりも大切です。
また、肥満体型の方は睡眠時無呼吸症候群によって、十分な睡眠がとれてない場合も考えられます。
肥満解消も痙攣性便秘対策のひとつです。
便秘の種類と解消法のまとめ
便秘には器質性便秘、弛緩性便秘、直腸性便秘、痙攣性便秘という種類があります。
便秘に効果的といわれる食物繊維や乳酸菌も場合によっては全く効果が無い場合もあります。
自分の便秘のタイプを知って、正しい対処を行うことが大切。
最後に、便秘は時として命にも関わることがある病気です。
慢性化した状態が続くと感覚も麻痺してきてしまいますが、排泄が出来ないことは身体にとって異常な状態です。
長期間長引く便秘や症状が重い場合には、迷わず病院で診察を受けることをおすすめします。
脂肪を減らす?デトックス?お茶に秘められたダイエット効果まとめ
ダイエットは、いろいろと我慢しなければならないことが多くつらいですよね。そのためストレスが溜まってしまうことも。そんなつらいダイエットをサポートしてくれる強い味方がいるのをみなさんご存知でしたか?
それは、「お茶」。
「お茶なんていつも飲んでるよ〜!」と思った方もいますよね?
でもお茶なら何でもいいというわけではありません。
そこで今回は、ダイエットの成功を促してくれるお茶をご紹介します。
この成分がダイエットに効果あり!
お茶にはさまざまな種類があります。
でも残念ながらそのすべてのお茶にダイエット効果があるわけではありません。
ダイエット効果を発揮するお茶かどうかは、含まれている成分によって決まります。
では、ダイエットに有効だと言われているお茶の成分をご紹介しましょう。
ポリフェノール
ポリフェノールといえば赤ワインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実はお茶にも多くのポリフェノールが含まれているものがあります。
お茶のポリフェノールには8種類ほどあり、その中には良く知られている「カテキン」も含まれます。
お茶のポリフェノールはコレステロールの吸収を防ぐ効果があり、ダイエットに効果的だと言われています。
食物繊維
食物繊維は野菜に多く含まれているイメージですよね?でも、お茶にも食物繊維を含んでいるものがあるんです。
食物繊維には、糖が吸収されるのを阻害する働きがあります。そのため血糖値の上昇を防ぐことができるのです。血糖値の上昇を防ぐことができれば脂肪の吸収も抑えることができます。
それでダイエットに有効だと言われているのです。
カフェイン
カフェインがダイエットに効果的だとは知らなかったという方も多いのではないでしょうか?
カフェインは、リパーゼという酵素の働きを活発にします。このリパーゼには、脂肪を分解する働きがあるのです。
体を動かす前に摂ると一層効果的!
ダイエットのために体を動かしている方には朗報ですね。
サポニン
サポニンの「サポ」とは、石鹸を意味しています。なぜこのような名前がついたのかというと、泡立つ性質があるためです。
抹茶を点てると泡が立つますよね?あの泡がサポニンです。
そしてこのサポニン、まさに石鹸のように脂肪を洗い流す効果もあります。
サポニンが消化管を通過するときに脂肪を洗い流してくれるのです。
これにより悪玉コレステロールを減らすことができます。ダイエットだけではなく、健康にも良さそうですね。
サポニンはほぼすべてのお茶に含まれています。
主にお茶に含まれている成分の中で、ダイエットに効果的なものはこの4つです。
それぞれのお茶によって含まれている成分が異なるため、ダイエットへの効果も変わってくるのです。
では、ダイエットに有効なお茶にはどのようなものがあるのでしょうか?
その効果ごとに、代表的なものをご紹介していきます。
ダイエット茶は、3つの効果に分けられる
ひと口にダイエット茶と言っても、その効果ごとに3つの種類に分けられます。
- 脂肪を燃焼する効果
- 脂肪や糖分の吸収を抑える効果
- 余分なものを排出する効果
太りやすい原因は人それぞれ。
ですから原因ごとに効果が出やすいお茶も違ってきます。
自分に合ったお茶を選ぶことでより効果を得ることができますよ。
脂肪を燃焼するお茶は、運動前におすすめ!
体を動かしてダイエットをしている人におすすめなのが、脂肪燃焼効果のあるお茶です。
脂肪燃焼効果のあるお茶は、飲むだけではそれほどダイエット効果は期待できないのですが、運動の前に飲むことで、運動による脂肪燃焼の効果をさらにアップさせてくれるのです。
ダイエットに運動を取り入れている方は、ぜひ試してみて下さいね。
- 脂肪燃焼効果のあるお茶
-
- プーアル茶
- 緑茶
- ほうじ茶
プーアル茶
プーアル茶は中国から伝わってきたお茶です。日本でも400年以上も前から愛飲されていました。
プーアル茶にはリパーゼという酵素を増やす作用があります。リパーゼは中性脂肪を燃焼されやすい形に変えてくれる酵素です。そのためプーアル茶を飲むと脂肪燃焼効果が得られるのです。
また、脂肪を燃焼させるだけではなく吸収も抑えてくれます。
緑茶
日本人には馴染み深い「緑茶」。
緑茶には、カフェインやカテキンが多く含まれており、これらの成分には脂肪燃焼効果があります。
緑茶のカテキンにはコレステロールを抑える効果や抗菌効果もあり、ダイエットだけではなく健康にも良い効果があります。
ほうじ茶
ほうじ茶は、実は緑茶と同じ茶葉でできており、成分もほぼ変わりません。緑茶の茶葉を焙煎するとほうじ茶になります。
ほうじ茶は緑茶とは違い、高温で煮出すことができます。そのため緑茶よりもカテキンが多く含まれています。
それに反してカフェインは緑茶より少ないので、お子さんや妊婦さんにおすすめです。
脂肪や糖分の吸収を抑えるお茶は、食事制限の強い味方
ダイエット中の食事制限はストレスもたまりつらいですよね。でもこの食事制限をサポートしてくれるお茶があるんです。
お茶の中には脂肪や糖分の吸収を抑える成分が含まれているものがあり、それらのお茶を飲むことで脂肪が体に蓄積されることを防ぐことができるのです。
- 脂肪の吸収を抑えるお茶
-
- 黒ウーロン茶
- ゴボウ茶
- 杜仲茶
- 黒豆茶
- プーアル茶
- 糖分の吸収を抑えるお茶
-
- 緑茶
- ゴーヤ
- 桑の葉茶
ウーロン茶
ウーロン茶は皆さんご存知の通り、中国発祥のお茶です。
ウーロン茶に含まれている成分に、「ウーロン茶ポリフェノール」というものがあります。ウーロン茶ポリフェノールは脂肪を分解する酵素の働きを阻害します。
分解されなかった脂肪は体内に吸収されることができず、そのまま外に排出されるのです。
中華料理には脂っこいものが多いため、このようなお茶が好んで飲まれているのかもしれませんね。
脂っこい食べ物が好きな方には特にうれしいお茶ですね。
普通のウーロン茶よりも黒ウーロン茶のほうが、ウーロン茶ポリフェノールが豊富に含まれているためより効果的です。
ゴボウ茶
食物繊維が豊富に含まれている野菜として有名なゴボウですが、ゴボウ茶にも食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えるのに効果的です。便通を促してくれるため、デトックス効果が期待できます。
それだけではなくポリフェノールも豊富に含まれているため脂肪吸収を抑えてくれる効果も期待できます。
さらにポリフェノールには抗酸化作用もあるため美容や健康にも効果的ですよ。
杜仲茶
杜仲茶は中国で古くから不老不死の薬と言われ、重宝されていました。
杜仲茶の原料は、杜仲という落葉樹の葉です。
脂肪を吸収する効果以外に脂肪を燃焼する効果もあり、まさにダイエットの強い味方といえるでしょう。
さらに栄養分も豊富に含まれているため健康にも効果的です。
カフェインが含まれていないため、妊婦さんやお子さんも安心して飲むことができます。
黒豆茶
黒豆の黒い色は、「アントシアニン」という成分です。
このアントシアニンには抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果があります。
そしてこのアントシアニンには脂肪の吸収を抑える効果やコレステロールや血圧を低下させる効果もあります。
黒豆は大豆の一種なのですが、黒豆茶にも大豆と同じくイソフラボンが豊富に含まれています。
イソフラボンには女性ホルモンを整えてくれる効果もあるため女性には特におすすめのお茶です。
ゴーヤ茶
ゴーヤを乾燥させて作られたお茶です。
ゴーヤは苦い野菜として知られていますが、この苦み成分である「モモルデシン」には血糖値を降下させる働きがあります。
ゴーヤにはそれ以外にも「チャランチン」という成分が含まれており、この成分も血糖値を下げるのに一役買ってくれます。
また「共役リノレン酸」という栄養素も含まれており、その効果により中性脂肪も減らしてくれます。
ゴーヤはお茶にすると苦みが少なくなり、口にしやすくなりますよ。
桑の葉茶
桑の葉を焙煎して作られる桑の葉茶。西洋では「マルベリー」と呼ばれハーブティーとしても有名です。
血糖値の上昇を抑えるといわれていますが、癖のある味なので好みが分かれるお茶です。
デトックス効果できれいにダイエット
食事に気を付けて運動もしているのになかなか痩せないという方の中には、便秘などで体の中に余分なものをため込みがちになっている場合があります。
その場合は、デトックス効果のあるお茶を飲むことでダイエット効果も得られることがあります。
ダイエット中で便秘に悩んでいる方は試してみてくださいね。
- デトックス効果のあるお茶
-
- ゴボウ茶
- コーン茶
- ルイボスティー
- 麦茶
コーン茶
カリウム、食物繊維、鉄分が含まれています。
利尿作用や便秘解消効果があり、体の中の毒素を外に排出してくれます。
また冷えにも効果的なので、冷え性の方もお試しください。
ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカ原産のお茶です。
ルイボスティーにはミネラルが豊富に含まれており、余分な水分や老廃物を外に排出する効果があります。
またSODという酵素も含まれており、この酵素には強い抗酸化作用があります。
そのため美容や健康のために飲む方も多いお茶です。
麦茶
麦茶は、最もポピュラーなお茶の一つといっても良いくらい身近なお茶ですね。
実はいつも何気なく飲んでいる麦茶にもデトックス効果があります。
ミネラルや食物繊維が豊富に含まれているため、むくみを解消したり便秘を解消てくれるのです。
水出しではなく煮出して飲むことでさらに効果がアップしますよ。
お茶を上手に活用してダイエットを成功させよう
お茶を飲むだけではなかなか痩せないかもしれませんが、それぞれのお茶の効果を知り上手に活用することで脂肪を減らしダイエットの効果を引き出してくれます。
普段からお茶を飲んでいるという方は多いですよね?
お茶をダイエットに取り入れることは、いつも飲んでいるお茶を変えるだけ!なので忙しい方でも手軽にできますね。
またお茶には美容や健康にもよい成分が含まれていますので、ダイエットだけでなく体のためにも積極的に取り入れたいですね。
今回ご紹介した以外にも様々な種類のお茶がありますので、ご自分に合ったものを取り入れてみてくださいね。
便秘・肌荒れの原因はコレ!?腸の健康を保つ食べ物と生活習慣
「最近便秘気味でスッキリしない…」という方、いませんか?
それ、腸内環境が悪化しているサインかもしれません。
実は、腸内環境と美容や健康とは、密接な関係があるのです。
腸内エイジングケアを意識することが、あなた自身のエイジングケアにもつながりますよ。
美容と健康の鍵は腸の働きが握っている!?
腸は、単に食べ物を消化、吸収するという働きだけではなく、そのほかにも重要な役割を担っています。
腸の中には食べ物とともにたくさんのウィルスや細菌が侵入してきます。
それを撃退するため、腸内には免疫細胞の7割ほどが集中しています。
私たちを病気から守ってくれているのは実は腸だったのです。
また、腸は消化の際、様々なホルモンを分泌しますが、そのうちの一つにセロトニンがあります。
セロトニンは精神の安定に関係するホルモンです。
腸の働きが、精神の安定にも関わってくるとは驚きですね。
老廃物がたまる肌荒れの原因にも・・・
腸の働きが悪くなってしまうと、もちろん消化吸収も滞ってしまいます。
そうすると、便とともに排出されるはずの老廃物が体の中にたまってしまいます。
老廃物がたまってしまうと、健康だけではなく、美容にも悪影響。
肌荒れを引き起こしてしまったり、太ってしまったり…
美容や健康の鍵を握っているのは、腸の働きだったのですね。
では、腸の働きを良くするためにはどうすれば良いのでしょう?
腸の働きを良くするために重要なのは、腸内細菌のバランス
腸の働きを良くするために重要なのは、腸内環境。
そしてこの腸内環境を操っているのが腸内細菌です。
腸内細菌には、3つあります。
- 悪玉菌
- 悪玉菌は、その名の通り腸内で悪さをする菌です。
健康障害を起こしたり、美容に悪影響を及ぼしたりする毒素を発生させます。
- 善玉菌
- 腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる菌です。
- 日和見菌
- 状況によって、悪玉菌に加勢したり、善玉菌に加勢したりする菌です。
これら3つの菌のバランスを、良いバランスに保つことが、腸内環境を良くすることにつながります。
3つの菌の良いバランスとは、悪玉菌よりも善玉菌が優勢である状態です。
ですから、善玉菌を増やすことを心がけると、腸内細菌は自然と良いバランスを保つことができるようになります。
では、善玉菌を増やすためにはどのようなことをすると良いのでしょうか?
食生活を変えると善玉菌がアップ!
善玉菌を増やすのに最も重要なのが「食生活」です。
食生活を改善するだけで、早い方なら3日ほどで、腸内細菌のバランスが整えられます。
ではどのような食べ物をとると良いのか、具体的にお伝えしていきましょう。
乳酸菌を豊富に含む発酵食品
発酵食品には、乳酸菌が豊富に含まれています。
乳酸菌には、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。
またそれだけではなく、直接免疫システムを刺激し、免疫を活性化させてくれる働きもあります。
腸内環境を良くすることはもちろん、健康を維持するためにも欠かせない役割を担っているのが乳酸菌なのです。
乳酸菌を豊富に含む発酵食品には、以下のようなものがあります。
- ヨーグルト
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ヨーグルトには動物性の乳酸菌が含まれています。ですが、ヨーグルトが腸内環境改善にすぐれている点は、これだけではありません。
ヨーグルトには善玉菌のひとつである、「ビフィズス菌」のえさとなる「乳糖」が含まれています。悪玉菌を抑えつつ、善玉菌を増やすお手伝いもしてくれるのです。しかし、乳酸菌は腸内に定着することは無いため、毎日とり続けることが大切です。毎朝ヨーグルトを必ず食べるなど、習慣化すると良いですね。
- チーズ
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チーズにも、乳酸菌とともに乳糖が含まれています。
あまり知られていないのですが、チーズにはプロセスチーズとナチュラルチーズの2種類があります。プロセスチーズとは1種類または複数種類のナチュラルチーズを原料にして作られたチーズで、いつ食べても風味が一定で保存性が高い特徴があります。
一方、ナチュラルチーズは牛乳を固めて発酵させてつくるチーズで、乳酸菌が生きたまま含まれているのが特徴です。モッツァレラ・カッテージ・カマンベールなどが有名です。プロセスチーズよりも、乳酸菌が生きたまま含まれるナチュラルチーズのほうが、より効果が期待できます。
- 漬け物
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ぬか漬けやキムチといった漬け物も、実は発酵食品です。
豊富に乳酸菌が含まれているうえ、植物性の乳酸菌のため酸に強い性質があり、生きたまま腸に運ばれます。乳酸菌といえばヨーグルトのイメージが強いのですが、実は漬け物にも豊富な乳酸菌が含まれているのです。
- 納豆
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納豆は大豆を発酵させて作った食品なので、植物性の乳酸菌が含まれています。
納豆には栄養素も豊富に含まれているため、積極的にとると良いでしょう。
オリゴ糖が善玉菌を増やす
オリゴ糖は善玉菌のえさとなり、善玉菌を増やしてくれます。
そのほかにもオリゴ糖には、カロリーは一般的な糖と比べて約半分、さらに虫歯にもなりにくいといった、うれしい特徴もあります。
オリゴ糖には様々な種類があり、先ほど紹介した乳酸菌を多く含む食品にも含まれていますし、野菜などにも含まれています。
ただしそれぞれに含まれる量は微量なため、食品からとろうとすると、かなり意識して様々な食品をとらなければなりません。
ですから、健康食品なども上手に利用して補うと良いでしょう。
オリゴ糖が比較的多く含まれる食品には、以下のようなものがあります。
- 野菜・果物類
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野菜や果物には、主にフラクトオリゴ糖という種類のオリゴ糖が含まれています。
野菜だと、アスパラガス、ゴボウ、にんにく、玉ねぎなどに多く含まれています。果物だと、バナナ、リンゴ、ブドウなどに含まれています。
- 乳製品
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乳製品には、乳果オリゴ糖や、ガラクトオリゴ糖が含まれています。
- 大豆
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大豆には、大豆オリゴ糖が含まれています。
大豆オリゴ糖は、少量でもビフィズス菌増殖の手助けをしてくれます。
- オリゴ糖を含む調味料
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砂糖大根という作物からとれるてんさい糖や、はちみつにもオリゴ糖が含まれています。
また、味噌や醤油も大豆製品なので、オリゴ糖が含まれています。料理をするときなどに上手に取り入れると、毎日無理なくオリゴ糖を摂取することができますね。
- オリゴ糖シロップ
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最近では、オリゴ糖を豊富に含んだシロップが店頭で販売されています。
食品だけではとりきれなかったオリゴ糖は、このようなシロップを上手に利用して補うと良いでしょう。オリゴ糖のシロップは、コチラのホームページを参考にしてみてください。
腸内環境を整えるには食物繊維を摂ることを忘れずに
食物繊維には、不溶性の食物繊維と、水溶性の食物繊維の2種類があります。
そしてこの2種類の食物繊維が、それぞれに別の働きを担っているのです。
ですからただ闇雲に食物繊維をとれば良いというものではなく、2種類をバランス良くとることが大切なのです。
そしてそのバランスは、不溶性:水溶性 = 2:1 が良いとされています。
- 不溶性食物繊維
- 不溶性食物繊維は、腸を刺激して排便を促す役割を担っています。
不溶性の食物繊維が水分を吸収することで、腸が刺激されるのです。
またその際、有害物質も吸着します。不溶性食物繊維が多く含まれる食品は、
ゴボウ、たけのこ、インゲン豆、しらたき、さつまいも、干しきくらげなどです。
- 水溶性食物繊維
- 水溶性食物繊維は、便の固さをほどよい固さにしてくれます。
また、善玉菌のえさになり、増やす手助けもしてくれます。水溶性食物繊維は、
海藻類、にんじん、ゴボウ、アボカド、おくらなどに多く含まれています。
不溶性食物繊維が便のかさを増やし、水溶性食物繊維が便をスムーズに出す手助けをしてくれているのですね。
ですからどちらか一方だけを取り過ぎてしまうと、余計に便が出にくい状況になってしまうため注意が必要です。
生活習慣を変えて、腸の働きをアップ
腸の働きを良くするために、腸内細菌のバランスを整えて腸内環境を改善すると良いと、先ほどお伝えしましたが、それにプラスして生活習慣を見直すことで、より効果が得られるようになります。
適度な運動で、腸の動きを促す
適度な運動を行うことで腸の蠕動運動が促され、より排便をスムーズにしてくれます。
軽いウォーキングや、ストレッチなどがおすすめです。
体を動かすことで、ストレス解消にもつながりますよ。
排便のリズムを作る
一番理想なのが、朝に排便することです。
しかし、朝は忙しいことが多く、排便のタイミングを逃してしまうことも少なくありません。
排便のタイミングを逃してしまうことが続くと、便秘につながってしまいます。
排便の時間がとれるよう、早起きを心がけましょう。
そして、出なかったとしても、毎朝決まった時間にトイレに行くことが大切です。
また、朝起きがけにお水を飲むと、腸が刺激されて便意を感じやすくなりますよ。
趣味の時間でストレス発散
ストレスは、腸の動きを悪くさせる原因となります。
しかし、ストレスを感じずに生活することは難しいでしょうから、上手にストレスを発散することが大切です。
自分の趣味を見つけてそれに没頭する時間を作ることは、ストレスを発散させるだけではなく、脳の若々しさを保つためにも大切です。
毎日の積み重ねで腸内のエイジングケアを!
腸内環境の改善には、食生活の改善と、生活習慣の改善が重要なのですね。
どちらも直ぐに効果が得られるものではなく、毎日の積み重ねが大切です。
少しずつ意識して改善していくことで、腸内のエイジングケアにつながります。
腸内のエイジングケアを行うことで、美容や健康にも良い効果をもたらしてくれることでしょう。
いろいろなサプリを試しているけど効果が無いという方や、いろいろな美容グッズを試しているけどイマイチという方は、腸内環境を改善すると、効果が得られるかもしれませんよ。
毎日の生活を見直して、腸内のエイジングケア、はじめてみませんか?